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わたしのリミット



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【この小説が収録されている参考書籍】
わたしのリミット
わたしのリミット (創元推理文庫)

わたしのリミットの評価: 3.75/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

謎は謎のまま終わる

「早くに母と死別し、父親とふたり暮らしの高校二年生、坂崎莉実。ある朝、目を覚ますと家の中に父の姿が見えず、代わりに置き手紙と、中学生くらいの見知らぬ少女がいた。父の手紙には一ヶ月ほど留守にすることと、莉実の保険証を使ってこの少女を病院に入院させるようにという指示が書かれてあったのみ。少女は本名を名乗らず、莉実の名前をもじってリミットと呼ぶことになる。ところがこのリミットに莉実が出会った不思議な出来事の数々を話して聞かせると、見事にその謎を解いてしまうのだ。彼女はいったい何者なのか?」というのが本書のアウトラインになっていて、謎が二重になっているのが特徴です。「不思議な出来事の真相は?」「リミットの正体?」なかなか興味がそそられる本です。
しかし、真相の確定はあえて避けています。あえて言わないことで、読者自身が手がかりをもとに考え、なんとなく見当をつけて、その真相に行き着くところがこの本の鍵であり特徴でもあります。肝心なところを読者に丸投げされたような気がします。
よって、全てが闇の中にある感じで、読後は真相が明らかになっていない分、すっきりしないもやもやした不快感が残ります。最も肝心な真相の解明を読者に委ねるのではなく、作者自ら担うべきではないのでしょうか。そして、作者が描いたその真相の良し悪しを読者が評価するのが、大道のように思います。
わたしのリミットAmazon書評・レビュー:わたしのリミットより
4488027245

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