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アリス殺し



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【この小説が収録されている参考書籍】
アリス殺し (創元クライム・クラブ)
アリス殺し (創元推理文庫)

アリス殺しの評価: 3.34/5点 レビュー 92件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.34pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全92件 81~92 5/5ページ
No.12:
(1pt)

私には無理でした。

新聞の書評を見て、面白そうなので読み始めたものの、
私にはこの世界観は無理、でした。のっけからの延々と続く意味のない会話のやり取りで
嫌な予感がし始め、それでもがんばって読み進めましたが、
半ばまで行かずにもう無理でした。ストーリーも会話も訳が分からないし、面白味もわからない。
最後まで読めなかった小説は、これが初めてでした。
アリス殺し (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:アリス殺し (創元クライム・クラブ)より
4488025463
No.11:
(1pt)

原作が大好きなだけに。。。

書店で見つけてからずっと気になっていたのでこちらで購入。

登場人物も原作に忠実なところはよいと思った。
謎解きも犯人が誰なのかなかなかわからないし推理小説としては良いのかもしれない。

・・・・・が、グロい。
ここまで殺し方とか、その殺す過程とか遺体の様とか生々しく表現する必要があったのか?汚物の話も出てきすぎ。
最後、犯人が裁かれるところも自業自得だがそこまでしなくても・・・・っていうくらい残虐。

正直、気分悪くなりました。。

キャロルの原作や、ディズニーのアリスが好きという人は読まないほうがよいかも。
持っていたイメージが壊されてしまう危険性が。

2回目を読むことはないと思う。
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4488025463
No.10:
(4pt)

二度読みしました

二度読みしました。
「おもしろいから二度目を読みたい」という欲求からではなく、単純に確認のため。

最後に明かされる事実に関して、登場人物の会話の中で齟齬がないかを、確認。
結果、完璧でした。
そしてなぜこの小説が、ほとんど会話ですすめられているかも、なんとなく納得。

二度読みでは分からない齟齬はあるのかも知れませんが、わたしは気がつきませんでした。

たいへん、おもしろい小説です。
だけど、とってもグロテスク(笑)
グロテスクなので、他人には勧めにくい。
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4488025463
No.9:
(4pt)

とてもグロいが一読の価値あり

原作のルイス・キャロルの不思議の国のアリスファンだったので読んでみました。
まず感想としては予想以上にグロい!
ちょっとホラーチックなミステリだと思っていると痛い目に遭います。
またいちいち同じネタをひねくりまわす会話シーンも人によってはイライラするでしょう。
しかし、独特のやりとりが絶妙でまるで原作のキャラがそのまま喋っているような文章は秀逸だと思いました。
また不思議の国の人物が現実世界の人とリンクしているという設定も原作を読んでいるほどミスリードされる
構造になっていて、ファンとしては引き込まれました。
全体的には叙述トリック系の、読後に背中がゾクゾクするようなダークファンタジーです。
最後に予想外の展開が待っているのでどんでん返しが好きな人にもオススメです。
ただオチが超展開なのでそういうのが許せない人にはおすすめできないかも・・・。
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No.8:
(3pt)

 タイトルに惹かれて購入したら、ちょっ、なんぞコレェ!

なんというか、こう……せりふばっかり続いていくのに若干辟易しながら読み進めて、そうしたらラストは、えっ、ちょっ、はっ!?
 ヤバい、『スペック 結』を観たときと同じような消化不良と納得のいかなさに、ものすごくむずむずする。
 だってあれだってね、……みんなは大団円だけれども当の主人公ふたりはズタボロっていう、……
 犯人への制裁に関しては痰飲がさがったけれども。
 ざまあwwって思った。ありゃあ痛いだろうなあww
 殺し方がエグイとあるけれども、こんなもん序の口だと思うのだが、どうだかね。
 ある人の事件にて、顔ひっぺがしっていうか貪り食われたというのはまあかわいそうにとは思ったけれども、酔ってたし痛くはないだろうよ。これが痛みにのたうち回るとかだったら「うぎゃっ」てなところだが、酩酊状態という話だったし。
 とりあえずラストは、あのラストはないようぅ。

 Wikipediaを読んで、ああだからあの子はアレだったのねと思う。
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No.7:
(2pt)

力不足

2つの世界の書き分けと意識が融合していくところの流れが
残念ながらこの作者の力量では無理なのかなと感じました。
特に両サイドでの会話の書き分けが未熟(...ってそんな歳じゃないか(笑))。
着想は良いものがあるのに残念。
たまに読むことのできる、なんかの賞の最終選考まで残りました、ってレベルの作品だと思います。
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No.6:
(5pt)

お腹いっぱいのミステリー

「不思議の国のアリス」の世界観を利用しつつ、不思議の国で殺された人物が現実世界でも死亡する、という設定です。ミステリーとしては現実世界の人物が不思議の国の誰に該当するのか?という点がストーリーの核になっており、技巧派的側面が強いです。また「不思議の国のアリス」の二次創作としても中毒性の強い偏執的な会話を見事に再現しています。さらに上記設定によって唯我論的SFとしても読めます。色々詰め込まれている割にはうまく設定が生かされており、レベルの高い小説になっています。
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No.5:
(5pt)

SFと推理の二重風呂敷が光る傑作

正直に言ってしまうと小林泰三の書く本で本当の意味で感動したことがあるのは『海を見る人』ぐらいで、
その他の長編にしろ短編にしろ出来がいいと感じられるものは多くないですし、
また彼の綴る文章も流麗・美文とは言い難い所であります。

じゃあ小林泰三の作品は何が優れているのか? というと、SFを源泉とする発想(ロジック)であり、
血の気のない死体を更にぐしゃぐしゃに蹂躙するようなグロテスクなイメージにあるわけでして。

今作『アリス殺し』は「不思議の国のアリス」のもつメルヘンさと不条理さをモチーフに、
作者オトクイのSF・ロジックを見えざる主柱として組み込み、
かつそうした特異な環境で冴える論理(推理)もねじ込んだという野心作となっています。

読み進めていくうちに重要そうな人物があまりにも無残な死を遂げていく頃にはハラハラドキドキどころか
「おいおい、本当に収拾つくのか?!」と物語自体の行く末が心配になりますが、
読み終わりにはある種の納得の上でこのお話にさよならが出来るかと思います。

感動したい人には勧められませんが、凄惨な、奇想ともいえるロジックに触れたい方には是非読んでほしいところです。
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4488025463
No.4:
(1pt)

本のタイトル・表紙絵から想像できる通りの内容

「このミステリーがすごい2014」に本書が選ばれたので、好奇心から手に取りました。
はっきり言って他のベスト10作品とは違い、レビュータイトルにも書いたような想像通りのものでファンタジー推理小説です。

文章のテイストも【中身閲覧】で確認できるようなもので、会話主体となっており、その大半がストーリーとは関係ないやりとりでほとんど脱線している感じです。

ファンタジーの世界に抵抗がなく、【中身閲覧】のキャラクター同士の会話を楽しめる人であれば、おすすめかと思います。

ただ私自身は世界観に「なんだこれ?」と思ってしまい、また大半が無駄な会話で占められて全く話が進まないように感じ、読み終わるまでストレスを感じていました。

キャラクターの異常性やグロテスクが目立つ作品として、新堂冬樹が頭に浮かびましたが、あちらは内容が濃いため個人的には楽しめますが、本作品は「キャラクターが異常だな」としか感じません。
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No.3:
(5pt)

小林泰三のすべてが詰まった一冊

「密室・殺人」以来の長編ミステリ。そしてそれを超える傑作
登場人物同士のちょっとイラつく会話あり・グロあり・SF要素あり・クトルゥー小ネタありと小林泰三ファンにはたまらない作品
ミステリ的には特殊状況設定というのか?
山口雅也「生ける屍の死」や米澤穂信「折れた竜骨」に代表される、現実ではありえない状況下で展開される推理劇
特殊な状況を巧みに活かし、随所にちりばめられた伏線が見事に絡み合い、結末へ導く流れは流石の一言
正直著者は長編があまり得意では無いらしく、高い確率で駄作と化す(現在刊行中長編8作品のうち半分はお勧めできない)
今作も長編とあり、戦々恐々とした物だが、杞憂に終わった
あらゆるジャンルにおいて有り余る才能を持つ稀代の作家の掛け値なしの全力を堪能できる一作
小林泰三ファンにはもちろん、ミステリ好きにもお勧めしたい快作
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No.2:
(3pt)

微妙・・・

推理小説好きにはワンワードで説明できてしまうお粗末なトリック、幻想小説としてはポーを読んだ後みたいな感動/戦慄を覚えないような内容でも満足できる人におすすめします。
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No.1:
(5pt)

アリスの世界観を利用した巧みな世界と殺人事件

タイトルや表紙から不思議の国のアリス (角川文庫)がベースっぽいのと、
そのキャッチーなタイトルとあらすじに惹かれて購入しました。

タイトルの通り、世界観やキャラクターのベースはもちろんのこと、
最初の事件や犯人へのヒントなどといった大事な部分にいたるまで
モチーフをきちんと汲み取って料理したミステリーでした。
文章内で汲み取れない程ではないですが
原作を知っていないと読むのはちょっとキツいかなと思わせるほど。
EA Best Selections アリス・イン・ナイトメアのようなダークなアリスが好きな人なら
喜んで飛びつく価値のある面白さだと思います。

原作の魅力といえば、その個性的なキャラクターと単語使いでしょう。
ミステリー作品であることを踏まえつつ、まさかあれほど再現できようとは…。
原作をモチーフにした作品でありがちな
「ただの(意:変哲もない)」=「ただ(意:無料)」は当然ながら、
日本語の揚げ足を取るわ取るわ…最後までそれは続きました。
よくもまあ会話がそんなに会話が続くものです。

失礼ながら私は著者さんを知らないし、ミステリーも普段読みません。
文章も会話主体なのと擬音が独特なので最初は取っつきにくかったです。
でも読んでいて気になるほどではないですし、
むしろ話に合った会話劇とグロさがいい味を出しているので、
私のような「表紙とテーマが気になる」くらいの人にもお勧めできそう。
個人的には、最初の事件でとある汁を飲む掛け合いに
この作品の導入として、非常に巧みで、グロテスクで、惹かれました。
そして犯人判明から世界の秘密の流れの爽快感が素晴らしかったです。
アリス殺し (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:アリス殺し (創元クライム・クラブ)より
4488025463

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