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仏果を得ず
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仏果を得ずの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全91件 1~20 1/5ページ
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物語が二重螺旋のように絡み合いながら進んでゆく。ハッピーエンドだが、それもまた良しと思える秀作だ。作者もまた文楽に魅入られ、霊感を持つような存在だと思う。実に面白い。ありがとうございます! | ||||
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人形浄瑠璃に興味が沸いてきました。一度鑑賞したのですが、これ程演者の思いがあったのか思いが及びませんでした。そんな気持ちを汲んでこれから鑑賞したいと思いました。 | ||||
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文楽を見始めましたが、この本を読んで、見方が少し分かったような気がします。 | ||||
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大好きな小説です。文楽の太夫を目指す若者の青春と成長の物語であると同時に大阪の街の佇まいと文楽の世界を知ることが出来ます。この小説のおかげで文楽への興味を持つきっかけになったと人々は多く、私自身もその一人です。しかし、最近はコロナウイルスの影響で観客数が減少し、研修生制度が2年にわたって採用ゼロと若手の育成も難しい危機的な状況になっています。 だから私はこの小説が映画化されることを切に望んでいます。アイドル俳優を主役に据え、若者たちの関心を引きつけ、文楽の人気を再燃させることが可能だと思っています。俳優の皆さんが本物の太夫から語り口の指導を受け、三味線や人形の操り方を学ぶ様子を想像するだけでも、わくわくする感情が湧いてきます。 三浦しをんさんの作品はこれまで何度も映画化されており、この「仏果を得ず」も映画化されることを心から願っています。 | ||||
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人間国宝も芸の求道者も神仏ではない。自分の思いのまま、または悩みながら生きていく。だけど本筋ははずさない。良い生き様ですね。 | ||||
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よくこれだけ調べたなと。しかもしっかりと文章化したものだといつもながら感銘を受けました。素晴らしい! | ||||
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芸道を志す若者たち。熱いぜ! 芸を極めたいという衝動(やむにやまれぬ気持ち)が人の共感を呼ぶのですね。 | ||||
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この本、すごく良かった。何という貧弱な語彙…でも、この本を読んで最初に浮かんできたのは、この、すごい!ということばだった。緊張感が漂う空気も、愛に溢れる甘酸っぱさも、邁進していく様も、心の中から湧いてきて、わたしを包んだ。 それら全てが主人公の生きていくにつながっていて、その生き方は私たちの生の延長線上にあるように感じたのだ。 人形浄瑠璃の凄さがわかるシーンも沢山あって、言葉を理解していくことで深い深い浄瑠璃の真髄につなげていく。 色気、について説いている場面がある。実際読んでもらうと一番いいのだけど、作者の理解はすーっと頭に入ってきた。(入ってきた証拠に、私はこの理解、解釈をその日のうちに二人に話した) 仏果はえずとも、読書の醍醐味は味わえる。ぜひとも、ぜひとも、手にとってほしい一冊です。あなたの延長線が見つかる! | ||||
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文楽の若手の太夫の健が、師匠や同僚、恋人などに支えられながら、成長していく物語。 文楽に関する前提知識を全く持ってませんでしたが、十分に楽しめたし、文楽に興味が湧いた。 | ||||
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漫画風ラブ・ロマンスで全編、甘ったるい展開。各章で取り上げられる文楽の色んな演目も強引で無理やりな絡み方で…。文楽がハイテンション演技=名演と、いかにも青春小説パターンの単純図式で描かれているのも引っかかる。 | ||||
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文楽の世界は全く未知の世界であるが、とてもユーモラスにわかりやすく時にドキドキして読める作品となっている。「三浦しおん流」といえるのではないでしょうか? | ||||
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ありがとうございました。 | ||||
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ありがとうございました | ||||
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大好きな作家のひとりです。読者を物語の世界に引き込む作者の力には毎回感動します。 | ||||
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出来れば、もう少し文楽の基礎蘊蓄が欲しかった もともと、文楽に関する素養がないからか、今ひとつピンと来なかった 「文楽をほんの少し齧った」って感が、ない おそらく多分、まったくの素養なしの為の解説や蘊蓄差し挟むと、このい~い感じのリズムが崩れるとは思うんだが… 自分のアピールポイントをきっちり把握してる小学生って良いキャラだなー 「夫婦が仲ええ必要あるか?」に笑った 概ね楽しく読みました | ||||
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女優の杏さんのエッセイでご紹介をされていて読みました。 文楽は興味あるけどなかなか踏み込めず・・・ でも本書を読んで気楽な気持ちで文楽を見ていいんだと思えました。 リズム良く軽快な文章でテレビドラマを見ているような感覚で ポンポン読み進んでいきましたが、 ラスト、健が太夫として悟りをひらいたかのように語るシーンに目頭が熱くなる。 若いころ、自分もこんな熱い思いをもっていた事を思い出しました。 | ||||
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"大阪に住んでいるなら、当然文楽を語れて当然"と言いたい所ではあるが、恥ずかしながら。。美術史の講座に必要だと思って、上辺をささーとなでて知っている位なのだけど。それでも本書はとても面白かった。 何より、登場人物全てが魅力的に描かれていて、構成としては文楽の演目をものにする為に悩む主人公の健太夫が各章ごとに、師匠に扇子で頭を叩かれ、三味線の相方にも怒られ、そして惚れた気の強い女性にも振り回される。といった情けないパターンが繰り返されるのだが、それ自体が何とも【文楽世界と現実が重ね合わされている】ようで飽きさせない。 また、仮にフィクションとしても。観客として演目を眺めるのではなく【演じる側目線】で紹介される文楽世界は、それだけでとても新鮮で。舞台の裏側の人間ドラマや息遣いを感じさせてくれる気がして、こちらも興味深いものだった。 文楽ファンだけでなく"文楽はなんとも興味がもてない"そんな人にもオススメ | ||||
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文楽を鑑賞したことが少しだけあったため、読んでみた。ニッチな世界にぐっと踏み込んでくれるこういうお話大好きです。 恋愛などともうまいこと絡みながら話が進んで退屈しないので、文楽を知らない人にもぜひ読んでもらいたい一冊。 そしてこの本をきっかけにもっと多くの人が文楽を見て、ハマってほしい。 | ||||
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落語の分野では「しゃべれども しゃべれども」があったと思いますが、今の社会で徒弟制の分野を描き、小学生を入れライバル及び恋愛を混ぜると、物語の舞台設定としては申し分がありません。順序としては、高校生ヤンキーが舞台を見て衝撃を受けたところから時系列で成長譚にする方が楽そうですが、そんな平凡な構成は取っていません。あえて嫌悪感をもよおすような敵役を配さず、またコンクールでの勝ち抜きというありがちな手法を用いず、最後まで読者を引っ張っていくのは、一見ライトノベルのようでいて安易さを避けたもので、さすがに直木賞作家です。文楽愛に溢れた佳作といえましょう。 | ||||
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これまで、何か宗教っぽい表題と、文楽という馴染みのない世界の小説と言うことで避けていたけど、全くの食わず嫌い、見当違いでした。文楽知らなくても、十二分に楽しめる。この作者の小説は、どれも1級のエンターテイメントだが、この作品は、琴線に触れ、読後の爽やかさが素晴らしい。今年のマイベストです。 | ||||
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