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彩霧
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【この小説が収録されている参考書籍】
彩霧の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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最初はいいが、途中で書く気を無くしたとしか思えない。後半部分は巨匠にしては陳腐。 | ||||
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この一見ロマンチックなタイトルの意味がまずわからない。債権取り立て屋みたいな闇金の大物が出てくるので「債務」(さいむ)とかけているのかと思ってみたが、読み終わるまで判らなかった。 行金横領(「行金」とは銀行の金という意味でこういう呼び方を初めて知った)をして女と逃亡した男の話で始まるが、それは導入部でしかない。急速に闇の金貸し業者と銀行との闇融資や恐喝に発展してゆく。一応友人だが、横領男に対してそれほど義理があるとは思えない男が、そのからくり解明に奔走する。 横領男も偽装自殺(首を傾げるような偽装工作)で死に、事件にかかわったもうひとりの友達の1人も殺されてしまう。解決に近くなると主人公は仕事そっちのけで飛び回るのだが、彼の心情が描き込まれていないため、彼の行動に何の共感も抱くことはできない。登場人物がキャラクターとして立っていないため、物語の経過しか語られないためである。 彼は勘が鋭いのか思い込みが激しいのか、自分の頭の中で勝手に事件のからくりをどんどん考え出してしまい、(ほとんどあたっている。スゴイ!)全て彼の解説によって事件の全容は読者に語りつくされてしまう。(ようにしか思えない)まったく実に強引な終わり方である。 あたかも作者の都合によって連載を早仕舞いしたかのようである。読みだしたので仕方なく読み終えたが、かなり忍耐のいる読書であった。 | ||||
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