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【この小説が収録されている参考書籍】
人間の条件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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森村誠一の「棟居弘一良(むねすえ・こういちろう)」シリーズの一作品です。この作品では、棟居の同僚の牛尾正直刑事、上司の那須英三警部、そして恋人であり相談相手でもある本宮桐子が登場します。 物語の筋は、他のレビューにもあります通り、某カルト宗教団体の犯罪をほぼなぞったものになっており、それにもう一つの某宗教団体の要素も加味されています。その点で独創性に欠ける面があることは否めません。しかし、そのカルト宗教団体の恐ろしさを表現する手法はやはり流石であり、読む者に緊迫感を与えます。 ただこの作品の場合、敵の強大さを強調しようとする余り、『ウルトラマン』や『仮面ライダー』に代表される子供向け特撮ヒーローものに共通する疑問が感じられます。それは、「なぜ日本ばかり狙うのか」という疑問です。この作品でのカルト宗教団体は全世界に多数の拠点と信者を擁しているとされているのに、なぜ教祖が日本にとどまり日本国内だけで犯罪や破壊活動を繰り返すのでしょうか? 世界にはもっと広くて資源も豊富な国が幾つもあるのに、なぜそれも警察が優秀とされる日本のような島国にこだわるのでしょうか? 日本にこだわらなければ、ISISのような世界的にもとてつもなく厄介な勢力を築き上げることもできるでしょうに。 そうでなければ、話がまとまらなくなるのかも知れませんが、私にはこのカルト宗教団体の設定を広げ過ぎているように思われてなりません。 この点が残念でしたので星1つ減としました。 | ||||
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この小説の中で新宿の歌舞伎町のことを、管轄の刑事は「人間臭く、人間の体臭のしみついた」と表現しているが、私はこの小説を開いたときから感じた感想と一致した。生身の人間の体温を感じさせる文章だと思った。環境問題、戦前からの軍隊の残滓、カルト教団など社会問題が満載されている。基本的にはサスペンスであり、謎解きであるが、下巻でどのような新事実が現れるのか、又はどんでん返しがあるのか、楽しみである。 | ||||
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単品で読むよりシリーズの続きとして、前の作品を読んだ後にこの本を手に取った方が、面白く読めるかも知れないです 主人公の過去・現在に転機が訪れるので、個人的には興味深く、面白く読みました | ||||
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好みはあるだろうが、エンターテイメントとして十分楽しめると思う。 棟居刑事の家族・実際の新興宗教事件が複雑に絡み合い、風化されつつある社会問題を考え直す機会にもなるのではないだろうか。 | ||||
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