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腐蝕の構造
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【この小説が収録されている参考書籍】
腐蝕の構造の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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森村誠一は 企業と人間というテーマを追求している。 汚職は 現在の資本主義社会では、避けられない問題だろう。 中国では おおっぴらに 賄賂が贈られているが。 汚職の中でも 人間らしく 生きている姿が みることができるのか?ということに 興味を持つ。 原子力というビッグサイエンスで、その力の発揮目覚しい雨村が主人公のように見えて、 両刃の剣に悩むだけで、実践的解決がない。そこに 作品のオクターブが下がるような気もする。 政治家 名取の描き方はよくできている。 人間のひとつの歯車としかみない 森村誠一の視点はずば抜けている。 女性の生き方 愛のとらえ方 ダミープライドという 発想は、とても面白いものがあるが、なにか物足りない。 よく考えてみると雨村という人間が、とてもパワーの弱い人間ではないだろうか。 冬子という一人の女性を愛するがゆえに、世俗的で自らが身を引くという姿勢。 濃縮ウランの技術開発したときに個人的な悩み方。つまり 技術者として信頼のできる友人がいない。 また 妻に対する姿勢。わからないだろうという考え。 偶発的事故からの発見。自殺しようとする姿勢。 科学技術にたいする成果・失敗は、あくまでも個人の努力の範囲内で描かれている。 他人の成果、知識の継承と総和としての発展という認識が、どうも弱いような気がする。 努力の代償として 地位・名誉・経済的裕福になるということ。 | ||||
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冬子の睡眠薬自殺が4度も失敗する奇怪の物語である。 主人公と思われる幼馴染の雨村と土器屋の白馬登山での悪戯で指標の向きを変えたことから、遭難者を出してしまう。 その後の二人の人生は大きく変わるがやがて二人とも死亡してしまう。 土器屋と結婚した冬子の復讐と思いきや展開は複雑になっていく。 一般文学通算643作品目の感想。2013/07/28 15:55 | ||||
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