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続・悪魔の飽食
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【この小説が収録されている参考書籍】
続・悪魔の飽食の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.52pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 21~21 2/2ページ
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| 光文社カッパ・ノベルズで初版が出たとき(1981年)の衝撃はものすごかった。それまでごく部分的にしか知られていなかった旧日本軍の細菌戦部隊(七三一部隊)の概要が、これ(『悪魔の飽食シリーズ全三部作』)によってほぼ明らかにされ、一般読者にも知れわたることになったからだ。 『第一部』は七三一部隊元隊員からの聞き取り調査、『ハバロフスク公判記録』、医学雑誌等に発表された七三一部隊の元上級隊員による論文、などをもとに書かれた。つづく第二部の『続・悪魔の飽食』では主としてアメリカの資料(「トンプソン・レポート」など)に基づいて著述され(この『第二部』の巻末にはアメリカ側の資料につての松村高夫氏による解説がついており、理解の助けになる)、最後の『第三部』では中国の現地調査に基づいて書かれている。すべて各文献資料やインタビュー等の信憑性を相互にチェックし、執筆された。これを「左翼のプロパガンダ」などと呼ぶことはできない。 その後の研究の進展により、細菌戦部隊の人体実験、実戦の実態がよりいっそう明らかにされている。『続・悪魔の飽食』で「写真誤用問題」が発生したが、これについては『第三部』の最後の章で事実経過が報告されている。「写真誤用問題」のほか、部分的な訂正はいくつかあったが、内容の大枠について訂正をせまられることはなかった。歴史事実の解明に大きな進展をもたらした本書の価値は貴重である。 本来なら歴史の空白を埋めるのは歴史学者の仕事と思うが、歴史学者だけがこれをなしうるというわけではない。本書は本多勝一『中国の旅』などとともに、作家やジャーナリストによって(聞き取り調査などの「オーラル・ヒストリー」の手法で)歴史の穴埋めが行われることのひとつの典型作品とも言える。 | ||||
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