死の器



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    初公開日(参考)1981年10月
    分類

    長編小説

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    死の器〈下〉 (徳間文庫)

    2008年12月05日 死の器〈下〉 (徳間文庫)

    わが国最大の兵器メーカー国武重工業の本工場にある豪華接待館。接待嬢の麻利は、その“幸せの間”で消されたのか。さらには、核燃料再処理工場予定地の町長の謎めいた突然死。渦巻く謀略のかなたに新聞記者・平野と家出人捜索人・片山が見据えた、旧日本軍細菌部隊の亡霊と大物政治家の名とは?問題巨篇、堂々の完結。 (「BOOK」データベースより)




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    No.8:
    (4pt)

    古いけど十分楽しめる

    今(2017年)読むと、表現や描写にいささか古さを感じる部分が多々あるものの、それでも十分に面白い。事態が一気に動き出しそうな下巻が楽しみ。
    死の器 (上) (角川文庫 (5804))Amazon書評・レビュー:死の器 (上) (角川文庫 (5804))より
    4041365686
    No.7:
    (5pt)

    告発を前面に押し出した、ドキュメントという新たなジャンルを切り開いた作品!

    上~通したレビューです。本作中には、ふたつの重要なテーマがある。テーマと言うか告発である。ひとつは、原子力発電開発に関する事である。使用済み核燃料の再処理技術が、確立出来ていない事は、重大な問題である。だが、本作で告発している事は、核燃料再処理工場建設に政治家が関与してリベートを得ている実態である。もう一つは、次期防衛戦闘機の納入に関して、政治家と商社が介入し、高額な賄賂を得ている実態である。政治家は、メーカーの選定にあたり口利きによって高額な賄賂を搾取している。商社は、不当に高い価格である事を承知しながら納入し、更に、利益を上乗せして販売する。政治家と商社が利益を貪っている構図である。原発の存在に関しては、様々な考えがあると思う。だが、根本的な問題は、使用された核燃料の廃棄手段が、まったく確立されていない事である。さらに、その核のゴミが、原子力爆弾の原料となりえる危険な要素を孕んでいる事は周知の事実だ。人体に危険が及ばない程度まで、放射線レベルが低下するのに、数百年かかると言われている。果たして、人類が、そのシステムを構築できるかは、甚だ疑わしい。自衛隊のジェット戦闘機は、まだ、国産化できていない。他国からの導入に委ねられているが、米国と同盟を結んでいる以上、米国以外からの納入は考えられない。それを、日本の大手商社が仲介する。また、それを橋渡しするのが、時の政権与党党首なのだ。党首は、納入の口利きの代償として、米国兵器メーカーから多額のリベートを得る。納入を受注した商社も、与党党首にリベートを与える。党首は、リベートの二重取りが出来る仕組みになっている。米国兵器メーカーと商社も、そのリベート分を加えた金額で納入するので損は無い仕組みになっている。ここで支払われる代金は、国民の税金である。だから、国民は、不当に高い買い物をさせられているのだ。政治家と商社の背任の構図を暴露している。この二つのテーマを根幹に、人物たちの悪巧みが書かれている。この、腐食の構造を解明していくのが、地方新聞の記者、平野である。幼なじみであった少女と偶然に再会する。少女は成人し、六本木のある秘密クラブでホステスをしていたが、突如、消息不明になってしまう。そのクラブは、政財界の悪人が、頻繁に利用する秘密クラブで、彼女が、秘密を知り過ぎたために葬られたのではないかと考えられた。そして、平野が、その行先を探索し追って行くストーリーである。そもそも、秘密を知り過ぎた疑いがあり消えた彼女の足跡には、胡散臭いものがある。それが、前述の原発利権と防衛兵器納入利権の実態なのだ。それを告発しているのだ。森村氏は、これまで国家悪、企業悪、役人悪を物語に絡めてきた。だが、それは小説の中では、味付けに過ぎないと言っていた。だが、本作の、あとがきで、それから一歩踏み出して、告発の姿勢を前面に押し出したと書いている。なんとも醜く恐ろしく国民を侮辱した話である。
    (付)本書は1981年11月に角川書店から初出版されたものです。1984年には同社で文庫化されました。その後、1999年講談社文庫、2008年徳間文庫から再出版されています。2015年には角川書店がkindle化しました。また、2016年には角川書店が上下合本してkindleしたものを出版しています。長い間、読まれ続けてきた作品です。
    死の器 (上) (角川文庫 (5804))Amazon書評・レビュー:死の器 (上) (角川文庫 (5804))より
    4041365686
    No.6:
    (5pt)

    告発を前面に押し出した、ドキュメントという新たなジャンルを切り開いた作品!

    上~通したレビューです。本作中には、ふたつの重要なテーマがある。テーマと言うか告発である。ひとつは、原子力発電開発に関する事である。使用済み核燃料の再処理技術が、確立出来ていない事は、重大な問題である。だが、本作で告発している事は、核燃料再処理工場建設に政治家が関与してリベートを得ている実態である。もう一つは、次期防衛戦闘機の納入に関して、政治家と商社が介入し、高額な賄賂を得ている実態である。政治家は、メーカーの選定にあたり口利きによって高額な賄賂を搾取している。商社は、不当に高い価格である事を承知しながら納入し、更に、利益を上乗せして販売する。政治家と商社が利益を貪っている構図である。原発の存在に関しては、様々な考えがあると思う。だが、根本的な問題は、使用された核燃料の廃棄手段が、まったく確立されていない事である。さらに、その核のゴミが、原子力爆弾の原料となりえる危険な要素を孕んでいる事は周知の事実だ。人体に危険が及ばない程度まで、放射線レベルが低下するのに、数百年かかると言われている。果たして、人類が、そのシステムを構築できるかは、甚だ疑わしい。自衛隊のジェット戦闘機は、まだ、国産化できていない。他国からの導入に委ねられているが、米国と同盟を結んでいる以上、米国以外からの納入は考えられない。それを、日本の大手商社が仲介する。また、それを橋渡しするのが、時の政権与党党首なのだ。党首は、納入の口利きの代償として、米国兵器メーカーから多額のリベートを得る。納入を受注した商社も、与党党首にリベートを与える。党首は、リベートの二重取りが出来る仕組みになっている。米国兵器メーカーと商社も、そのリベート分を加えた金額で納入するので損は無い仕組みになっている。ここで支払われる代金は、国民の税金である。だから、国民は、不当に高い買い物をさせられているのだ。政治家と商社の背任の構図を暴露している。この二つのテーマを根幹に、人物たちの悪巧みが書かれている。この、腐食の構造を解明していくのが、地方新聞の記者、平野である。幼なじみであった少女と偶然に再会する。少女は成人し、六本木のある秘密クラブでホステスをしていたが、突如、消息不明になってしまう。そのクラブは、政財界の悪人が、頻繁に利用する秘密クラブで、彼女が、秘密を知り過ぎたために葬られたのではないかと考えられた。そして、平野が、その行先を探索し追って行くストーリーである。そもそも、秘密を知り過ぎた疑いがあり消えた彼女の足跡には、胡散臭いものがある。それが、前述の原発利権と防衛兵器納入利権の実態なのだ。それを告発しているのだ。森村氏は、これまで国家悪、企業悪、役人悪を物語に絡めてきた。だが、それは小説の中では、味付けに過ぎないと言っていた。だが、本作の、あとがきで、それから一歩踏み出して、告発の姿勢を前面に押し出したと書いている。なんとも醜く恐ろしく国民を侮辱した話である。
    (付)本書は1981年11月に角川書店から初出版されたものです。1984年には同社で文庫化されました。その後、1999年講談社文庫、2008年徳間文庫から再出版されています。2015年には角川書店がkindle化しました。また、2016年には角川書店が上下合本してkindleしたものを出版しています。長い間、読まれ続けてきた作品です。
    死の器 (下) (角川文庫 (5805))Amazon書評・レビュー:死の器 (下) (角川文庫 (5805))より
    4041365694
    No.5:
    (5pt)

    告発を前面に押し出した、ドキュメントという新たなジャンルを切り開いた作品!

    上~通したレビューです。本作中には、ふたつの重要なテーマがある。テーマと言うか告発である。ひとつは、原子力発電開発に関する事である。使用済み核燃料の再処理技術が、確立出来ていない事は、重大な問題である。だが、本作で告発している事は、核燃料再処理工場建設に政治家が関与してリベートを得ている実態である。もう一つは、次期防衛戦闘機の納入に関して、政治家と商社が介入し、高額な賄賂を得ている実態である。政治家は、メーカーの選定にあたり口利きによって高額な賄賂を搾取している。商社は、不当に高い価格である事を承知しながら納入し、更に、利益を上乗せして販売する。政治家と商社が利益を貪っている構図である。原発の存在に関しては、様々な考えがあると思う。だが、根本的な問題は、使用された核燃料の廃棄手段が、まったく確立されていない事である。さらに、その核のゴミが、原子力爆弾の原料となりえる危険な要素を孕んでいる事は周知の事実だ。人体に危険が及ばない程度まで、放射線レベルが低下するのに、数百年かかると言われている。果たして、人類が、そのシステムを構築できるかは、甚だ疑わしい。自衛隊のジェット戦闘機は、まだ、国産化できていない。他国からの導入に委ねられているが、米国と同盟を結んでいる以上、米国以外からの納入は考えられない。それを、日本の大手商社が仲介する。また、それを橋渡しするのが、時の政権与党党首なのだ。党首は、納入の口利きの代償として、米国兵器メーカーから多額のリベートを得る。納入を受注した商社も、与党党首にリベートを与える。党首は、リベートの二重取りが出来る仕組みになっている。米国兵器メーカーと商社も、そのリベート分を加えた金額で納入するので損は無い仕組みになっている。ここで支払われる代金は、国民の税金である。だから、国民は、不当に高い買い物をさせられているのだ。政治家と商社の背任の構図を暴露している。この二つのテーマを根幹に、人物たちの悪巧みが書かれている。この、腐食の構造を解明していくのが、地方新聞の記者、平野である。幼なじみであった少女と偶然に再会する。少女は成人し、六本木のある秘密クラブでホステスをしていたが、突如、消息不明になってしまう。そのクラブは、政財界の悪人が、頻繁に利用する秘密クラブで、彼女が、秘密を知り過ぎたために葬られたのではないかと考えられた。そして、平野が、その行先を探索し追って行くストーリーである。そもそも、秘密を知り過ぎた疑いがあり消えた彼女の足跡には、胡散臭いものがある。それが、前述の原発利権と防衛兵器納入利権の実態なのだ。それを告発しているのだ。森村氏は、これまで国家悪、企業悪、役人悪を物語に絡めてきた。だが、それは小説の中では、味付けに過ぎないと言っていた。だが、本作の、あとがきで、それから一歩踏み出して、告発の姿勢を前面に押し出したと書いている。なんとも醜く恐ろしく国民を侮辱した話である。
    (付)本書は1981年11月に角川書店から初出版されたものです。1984年には同社で文庫化されました。その後、1999年講談社文庫、2008年徳間文庫から再出版されています。2015年には角川書店がkindle化しました。また、2016年には角川書店が上下合本してkindleしたものを出版しています。長い間、読まれ続けてきた作品です。
    死の器 (上・下) (1981年) (カドカワノベルズ)Amazon書評・レビュー:死の器 (上・下) (1981年) (カドカワノベルズ)より
    B000J7TZKA
    No.4:
    (5pt)

    タイムリーな作品。

    まさにタイムリーな作品、というのが
    この作品の特色でしょう。
    何かと今現在も世間を騒がせ続ける
    原子力に関する問題が出てくるのですから。

    この作品ではあまりにも汚辱にまみれきった
    日本の防衛の世界、そして
    原子力の世界を見られます。
    華やかな世界の裏では多くのカネが動く…

    この作品はあくまでもフィクションですが
    このようなことはおそらく行われていたに違いありません。
    今回は幼馴染の失踪が
    闇事実の判明につながったみたいです。

    これから彼女の失踪と
    このとてつもない計画がどう結びつくのか…
    楽しみであります。
    死の器 (上) (角川文庫 (5804))Amazon書評・レビュー:死の器 (上) (角川文庫 (5804))より
    4041365686



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