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ミステリガール
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ミステリガールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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古書店を解雇された主人公が探偵になり・・・というお話。 という上記だけだと何だか普通のミステリみたいですし、まぁそうなんですが、そこにこの著者の小説観、映画観、あるいはそういう物を含めて独自の文学観を提示したり、と脱線の多いサスペンスみたいになっております。 読んでいて、トマス・ピンチョン先生やウィリアム・ギャテス氏やマルコム・ラウリーの名前やその他偉大とされる小説や映画の名前が頻発するので、著者のゴードン氏にそういう文学コンプレックスがある様にも読めました。故ルース・レンデルさんもデビュー当初はドストエフスキーみたいな物を書きたい、サイコ・スリラーは金の為に書いていると言っていたり、S・J・ローザンさんも殺人の起らない「偉大な小説」を書きたいとインタビューで語ってらっしゃったそうで、そういう考えが志しが高いか否かは措くとして、ゴードン氏にもそういう物があるらしい感じに思えました。短絡的で笑われるかもしれませんが、本書も「V.」や「重力の虹」を読み安くした様にも思えました。あと、登場人物の独白の部分が長すぎて集中力が続かなかったです。 前作が世評と逆比例してあまり高評価ではなかったですが、本書は前作と比較すると良くなっているとも思えたので☆の数は少し上げました。前作同様、世間の評価も大部分かれている様で、本書も問題作っぽいですね。 世評の高かった前作よりは面白く読めた推理小説。機会があったら是非。 | ||||
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前作の「二流小説家」同じ作者と思わせる作品である。ストーリーを追う本ではない。本書の中で繰り返される主人公の愚痴とか、サブカルチャーに関する薀蓄とか、妙な脇役との会話を楽しむ本である。 前作と同じく、結末あたりの部分は少し無理がある感じがする。まあ、ストーリーを楽しむ小説ではないので、そのあたりの無理は許せる範囲ではある。 | ||||
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タイトル名に何か期待させるものを感じましたが、だらだらとしたお話が続きひどいです。『二流小説家』がおもしろかったので期待していたのですが、時間の無駄遣いに終わりました。 | ||||
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サスペンスって感じがします。 出だしが本当によかっただけに……中だるみがもったいない……。 何かにつけて自分のダメさ加減を掘り下げまくる主人公は好きです。 時折挟み込まれる独白が長く、展開もそんなにはやくないのでハラハラドキドキはあんまりしませんでした。 最後まで読んで「そ、そうだったのか!」とはなりませんが、へたれ男子が好きな方は楽しめるかもしれません。 | ||||
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第1作と同じく無理筋だが面白い。動機が同じく弱い、しかし面白い。事件の展開も破天荒すぎるが面白い。本筋よりも脇が面白い。アンジー・ディキンソンのくだりはエルケ・ソマー,フランソワーズ・アルヌールと並んで好きな女優で笑ってしまった。もちろん彼女はバート・バカラックの奥さんだった人で、チョットニュンフォマでしたということでうらやましい。ニュンフォマといえば風と共にサリヌの女優さんもそうだったそうですが、うらやましい。 | ||||
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まず大まかな感想から言うとそこそこ楽しめました。 「二流小説家」もそうだけどこの作者はメインストーリーよりも寄り道している部分が面白いですね。 今作も事件の真相ははっきり言って陳腐と紙一重な印象ですが、間にバンバン挿入される主人公の自分語りとか架空のB級ホラー映画とかこれまたB級テイストなエロシーンとかが面白い。 ただ今作は寄り道がかなり多くそこが冗長と評されてしまったりしているようですが、自分は章立てが短く区切ってあるせいかさほど気にならずにページを繰れました。 それから妻との関係について書かれている方がいらっしゃいますが、私はラストの段階では何も示唆されていないと感じました。 むしろそこよりも少し前の妻の独白部分の方が首尾一貫しておらず、本作前半の記述と照らし合わせても上手く重ならないようなのが気になりました。 まああまり辻褄を合わせようと考えない方が良いのかも知れません。 最後にこの人、ダグラス・ケネディの臭いがしませんか? 読みながら頭に浮かんできて終盤の展開とラストを読んでやっぱり似ているなと思いました。 思い返せば「二流小説家」にもそんな臭いがした気がします。 | ||||
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著者の来日や映画化などの話題性はともかく、前作のできに期待して読んだが・・・・・残念の一語。翻訳は良いのだが、頻出する独白というか説明のような部分が冗長で退屈。それらをスルーしてやっとの思いで500ページを読み終えた。ハヤカワさん、お金はいい。時間を返してくれぃ。 | ||||
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主人公の一人称でテンポよく物語りは進みます。探偵事務所に雇われた主人公が、事件に巻き込まれていくあたりは、推理小説としての展開を期待させますが、その後のストーリーは、どちらかといえば、ハチャメチャな感じがします。 登場人物のキャラクターが凄まじく強烈な印象を与えます。 言動はメチャクチャ、はっきりいって好き放題です。 この登場人物の掛け合いは、ヤミツキになりそうな怪しい魅力もはらむように思います。 ストーリーのハチャメチャぶりは、辟易するところもあるのですが、異様ともいえる登場人物のキャラクタの怪しい魅力は楽しめたかなあ、というところで、評価はギリギリの☆3つです。 | ||||
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出だしは非常にいいです。 しかし、過剰かつ冗長な気がしました。 前作が成功したので、『これからは書きたいことを全部書くぞ』となって、歯止めが利かなかったのかもしれません。 翻訳も大変だったのでは・・・などと、いらないことを途中で考えさせる作品です。 作者が映画好きなのはわかりました。でも、カルトではないようです。 とくにラスト近くでは、もしかしてコメディだったのかも?と思わせる主人公のハチャメチャかげんが納得がいきません。 もう少し、ミステリーにしてくれていたら・・・。犯人も全く謎じゃないですよ。 映画化されたら、登場人物たちの変人さが生かされそうですが、後半部分はもっと整理してほしかった・・・。 これが第1作なら、次作は手に取らないと思います。残念。 | ||||
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