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レインツリーの国



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【この小説が収録されている参考書籍】
レインツリーの国
レインツリーの国 (新潮文庫)

レインツリーの国の評価: 3.70/5点 レビュー 202件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.70pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全202件 101~120 6/11ページ
No.102:
(1pt)

どうかな?

皆さん高い評価をされてるので期待しましたがあまり良いとは思いませんでした。

ありふれた感のストーリーでラストの終わり方も予想通り。

辻仁成さん&江國香織さんの「冷静と情熱のあいだ」を読んだ事のある自分としては、「レインツリーの国」は子供騙しな作品に思えてしまいます。
レインツリーの国 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:レインツリーの国 (新潮文庫)より
4101276315
No.101:
(1pt)

いまいちですね。

世界観はどことなく爽やかで好きなのですが、ストーリーははっきり言っていまいちです。
まず主人公に共感できません。

何が気に入らないかと言うと、たくさんありますが例えばエレベーターでのシーン。
ひとみがエレベーターに乗るとブザーが鳴り、しかし降りないひとみにキレる主人公が気に入りません。気に入らないを通り越してムカつきます。
耳に障害のある人にキレんなという意味ではないです。
たとえひとみが健常者でも、あそこでキレる男性は好きになれません。

確かに多少(?)図々しいですど、別にいいじゃないですか。
ブザーなっても降りなくても。
エレベーターなんて乗ってしまえば箱の中にいる人は全員対等でしょう。たぶん。
誰か他の人に降りてもらってもいいじゃないですか。
そういう図々しい人、僕は嫌いじゃないですけどね。
女の子でその図々しさならある種の可愛さすら感じます。
男性でその図々しさを発揮する人というのもまた面白い。
このシーンで主人公は「うわ、気の利かない女・・」と引いたりキレたりするのではなく、「別の意味でも面白い女の子だったんだな!でもそこがいい!」とか「俺貴重な場面に遭遇してるよな!」と新鮮な気持ちやポジティブな気持ちでで心を満たしてもいいところでしょう。

少なくともその程度のことで「そんな女性だと思わなかった。」とか「気遣いできねーのかよ」みたいにキレ出す主人公こそ僕はムカつきました。
伸行でしたっけ?器小さいですよね。この人。

他にもひとみが映画は絶対字幕がいいと言っていて伸行がそこは譲ってくれよ、と内心かなり不機嫌になってましたけど、それもムカつきます。
もちろんこれもひとみが耳が悪いんだから仕方ないだろ、という意味ではないです。
ひとみが健常者でも字幕にこだわるひとみにキレる伸行は心が狭いと思います。

字幕か吹き替えかなんて、映画にこだわりのある人にとっては次元が違うほど決定的に重要な問題なのは明らかでしょう。
ちなみに僕も洋画は字幕派です。
聞いてませんよねすみません。

別にひとみの肩を持つ気はありませんがこの小説の主人公がムカつきます。
ひとみはひとみで気に入りません。
主人公が自分に気を遣って当然とも解釈できるような言動がなんかイヤだな、と思いました。
ついでに言うと、どうもこの小説、関西のイメージ悪化に一役買ってるような・・。
関西ってこの小説の主人公のように心が狭くてすぐにキレるような人はあまりいない地域だと思いますけどね・・。
特に若い人の場合は。
僕は西日本出身とはいえ関西に住んだことはないのでなんとも言えない部分もありますが。

ちなみに他の著書「県庁おもてなし課」「阪急電車」は天才的なほど面白いと思います。
でも「レインツリーの国」と「フリーター家を買う」はないな、と思いました。
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No.100:
(3pt)

ライトノベル、ライトビール、スーパーライト

ライトという言葉は、健康への害が軽いという意味ではありません。 確かに、軽い。 ネット経由の出会いと、恋愛のはじまり。 女性は聴覚障害があって、それでも恋はハッピーエンド。 とはいえ、ネット上のコミュニケーションvsフェイスtoフェイス。 言葉と言葉がすれ違ってしまう回数。 自分の持つ不幸を相手にぶつけることでバランスを保とうとする方法。 など。 軽いなりにも、微妙な苦みがあって、それなりには読めます。 ちなみに、この本のあとがきを読むまで、著者はヒロシという名の男性だと思ってました。。
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No.99:
(1pt)

幼稚な小説

評価が高かったので試しに読んでみたのですが,他の方々も書いているように時間の無駄であったと思います.
人それぞれの感性という以前の問題です.わざわざこんなところに批判レビューを書き込む必要性などないと思う方もいるとは思いますが,これから購入を考えている方の参考になればと思い書かせていただきます.
まず,小説のテーマが幼稚すぎます.文章もさることながら,テーマがこれじゃ話になりません.携帯小説といい勝負です(決して携帯小説が悪いと言っているわけではありません).
加えて文章が稚拙です.メールのやり取りというアクションが新鮮ではなくなってきた昨今においても類を見ない悲惨な文章です.
読んでいてうんざりします.
この小説を面白いと感じる方が何をもってそう感じているかは理解できませんが,まず小説としては最低な作品だと思います.
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No.98:
(5pt)

健聴者の「伸」と聴覚障がいを持つ「ひとみ」の普通の恋愛物語

最近有川浩の小説にはまっている。この話は「図書館戦争」シリーズ2の「図書館内乱」とリンクしている。
健聴者の主人公「伸」と聴覚障がい者「ひとみ」の恋愛物語。「レインツリーの国」とはひとみが開設しているブログのタイトルだ。そこに書かれたある本へのコメントに共感し、伸はメールを送る。その後順調なメールのやりとりが続き、当然会いたくなってしまう。渋るひとみを説き伏せて楽しいが、何かぎこちない時間を過ごす。別れ際にひとみが聴覚障がい者だということを知るが、伸はひとみを罵倒する言葉を投げかけた後だった。ぎこちなさは耳が聞こえなかったからだということに気づく。その後、お互いに努力し、相手を思いやる過程を経て、本当に信頼できる関係になっていく。
聴覚障がいのタイプには、伝音性(内耳までの間の音を伝える経路に原因があるもの)と感音性(内耳から奥の聴覚神経や脳へ至る神経回路に問題があるもの)と混合性(伝音性と感音性が合わさったもの)があること、先天性と後天性があることなども記されている。さらに、生まれたときから聴覚障がいを持つ人と、途中から聴覚障がいになる人とでは、言語に関して全く異なるということは知らなかった。つまり、音声言語を習得する前に失聴した人は、手話が第一言語になるが、音声言語を獲得した後に聞こえなくなった中途失聴者などは、音声言語が第一言語になるということだ。執筆に際して著者が相当に詳しい調査をしたことが伺える作品だ。
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No.97:
(4pt)

あっという間に読み終えました

こうなったらいいなと思いながら
読み進めていくことができました
ポジティブな思考の元
人生を切り開いていくことの
楽しさを味わえました
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No.96:
(4pt)

繊細で考えさせられる恋愛小説

「忘れられない本」がきっかけで始まるメールのやりとり。
メールではすらすら気持ちが言えるのに、会ったらぶつかりあってしまう…。
そんな二人の葛藤がとても繊細に描かれているなと思いました。

聴覚障害についても雑に扱われることなく、すごく丁寧に詳しく書かれていたのが良かったです。
読む前はすごく重い話なのかなと思っていましたが、彼の性格やライバル(になるのかな?)の恋愛至上主義の女の子が、良い意味での軽さを出してくれていました。

著者の「図書館戦争」シリーズの「図書館内乱」でこの本がキーアイテムとして出てくる話があります。
時代背景や登場人物は全く違うものですが、どちらも読むとさらに楽しめました♪
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No.95:
(5pt)

いい小説だなあ

軽い恋愛小説の呈をなしているけれど中身はどうしてどうして。

人は自分のことがまったく見えていない。それなのに自分は正しい
と思って生きている。

障害によって傷つけられ少しめんどくさい性格も個性ならば、大人
の視線で暖かく見守りつつも切れてしまうのも個性、そんな異なる
個性がちらばっているのが人の世で、お互いが自らの立場を正当化
し、利己の気持ちをついぶつけてしまう。人とはそうしたもの。

そんな中で人は誰かと出会い、それぞれが自らの価値観から、自ら
の視点から相手を理解しようともがいていく。
異なった人同士がぶつかりながら、もがきながらも共に歩もうとす
る強力な接着剤が愛なんだろう。

目に見える障害があっても、目に見えない愛という感情によって相
手を理解しようと努力し、時には利己を捨て、利他の気持ちに近づ
こうとすることができる。
障害のある人の気持ち、置かれた状況を的確に描きつつも実は人は
皆大なり小なり心に障害を持っているけれど、それを超えていく力
も持っている、そんな声を聞いたような気がします。
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No.94:
(5pt)

恋愛系ライトノベルなのに人生観あがる。

全ての立場の人に読んで欲しい一冊。
何十年か生きてれば、みんな大なり小なり傷を抱えてる。でも、自分の傷にばっかり目を向けててもなにも始まんない。そう教えてもらった気がします。障害だけクローズアップしない書き方がとても良かったです。
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No.93:
(1pt)

読みづらく、ダルい小説

まず、読みづらい。

数ページ読んだだけで、読むの止めようと思ったくらい。ただ、小説自体の評価は良いみたいだし、最後まで読めば何か感じるものかあるかな、と思ったけど、残念ながらそれは無かった。

メールの文章をそのまま貼り付けているだけだし、途中途中で字体が変わるので読み続ける事が辛くなる。お互いの言いたいことをメールでやり取りし、時には優しく、時には皮肉たっぷりの文章で、あたかもリアルに描いたつもりなんだろうけど、残念ながらいい大人がじっくりとそのやり取りを見ている(読んでいる)のはいいかげん、我慢ならない。

他の人も書いているけど、自分も辛い過去があって、お前だけが辛いわけじゃない、とかって、、、今時ねぇ。。
内容は女子高生が書いた携帯小説並みという感じ。
自分の気持ちをただ互いに押し付けあっているだけのダルい小説でした。
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No.92:
(3pt)

主人公が・・・・

男性はいいんですが、ヒロインが卑屈過ぎる。ちゃんと本屋さんで買ったのですが、阪急電車のような夢中で読んだあとの感動はなかった。理解がないと言われればそれまでかもしれないが、自分はあまりピンとこなかった。有川さんの小説は好きだし図書館戦争も好きなのになんでだろ・・・だけど最後の青春菌はいいフレーズ。
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No.91:
(5pt)

一つだけ…

凄く面白かった!そう断言出来る作品です。

この作品を読んで聴覚障害者のことについて色々知れたし、何より聴覚障害者の方々がどんな風に日常を過ごしているのかが分かりました。

必死に、私達健常者が何気なく過ごしている日常に紛れて生活を送り、なおかつ聴覚障害を隠しながらの生活がどんなに大変か痛いほど伝わってきました。

それに主人公達はとても素敵な恋をしていると思います。私もあんな素敵な恋をしてみたいなぁ〜…。
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No.90:
(2pt)

主人公が好きになれない

自分の身近にいた聾唖者がとても明るく朗らかな人だったので、
「難聴者は後ろ向きだ」ということが前提にあるようなこの小説が
しっくりこなかったというのはあるような気がします。

 それにしたって主人公が好きになれない。

 随所随所でいらだち紛れにまくし立てているだけなのにそれを彼女は
真摯に受け取ってしまい、挙句は切り札のように自分の父親の
ことまで持ち出して「正論」で彼女の心を封殺する。
 正論なんだから、感情的になってもアリ、なんてのは
タナボタなやり方です。卑怯ですよこの主人公。

 健聴者と難聴者、どっちにだって心に傷はある、ということを
強調しておきながら、難聴者の彼女ばっかり黙らされていたという
印象があります。

 両者を対等にしたいのか、貶めたいのか?

 後者は意思としてはないにしても、余りにも一方的な主人公だった、
というのが正直な感想でした。
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No.89:
(4pt)

感想

それぞれの立場や持たされたものが違うなかで、葛藤や行き違いを経験しながらお互いを知っていく主人公達がとても魅力的でした。

ネットから始まる恋なんかって考えを少し変えてくれる作品でした。

面白かったです。
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No.88:
(5pt)

思いやりにあふれた、優しい本

出勤前、フラッと立ち寄った本屋で目に付いた帯に書かれた「第2位」の文字。何の第2位なのかよく見ていないが、近くに第1位が見当たらなかったので「第2位なら面白いんだろう」と思って買ってみた。そしたら見事にハマった(苦笑)...思いやりにあふれた、優しい本だった。

ヒロインは聴覚障害者のひとみ。障害者が登場すると、お涙頂戴のヤラセ感が漂うが、この小説は普通の男女の恋愛だった。そこが何だか嬉しかった。このヒロインの性格のひん曲がり方というか、後ろ向き過ぎる悲しい思考、でも主人公の伸に出会ってから心がほぐされていく幸せや自分らしさを取り戻していく様子が自分と重なった。痛みや苦しみは当事者にしか分からない。だけどそれを分かりたいと思ってもらえること、それがどんなに幸せなことか。

自分のことを考えてみる。聴覚障害者が補聴器を隠すように、私が隠すのは開胸手術の傷跡。特に夏はつらい。気にせず見せてしまえばいいと適当なことを言う人がいるが、それは当事者ではないから言えること。少しでも首周りの開いた服を着ようものなら、人の視線が気になって仕方が無いし、事情を知らない人に訊かれると説明が面倒くさい。傷のせいでファッション性が損なわれるような服は私自身が着たくない。しかし洋服を買い換える余裕はない。服装に無頓着にはなりたくないのに、自分は服装に無頓着なんだと言い聞かせて生きている。

ヒロインは補聴器を隠していた長い髪を切って、補聴器を見せて、前向きに人生を歩きだした。自分を見つめて支えてくれるパートナーも出来た。私は傷跡を見せて生きるほど潔く無いけれど、夫というパートナーはいる。自分を大切に思ってくれる人がいることを、きちんと感謝して生きたいと思う。
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No.87:
(5pt)

ただのラブストーリーじゃない。

一冊の本をきっかけに始まる。
本好きの私としては、そんな物語の始まりも気に入りました。

そして、知識のなかった私は、そっか。そうなのか。と主人公に思わされることが多々ありました。
そこがただの恋愛小説ではない。

人のプライドがむき出しにされている、言葉の数々。
ドキッとする言葉。

仲直りするために喧嘩しようや。
新しいかもしれない。この感覚。

よんだあと、ほっこりする一冊でした。
レインツリーの意味が分かって、嬉しくなったので。
私だったらと考えたら、アイリスの国。かなって思いました。
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No.86:
(4pt)

コミュニケーションの不思議

有川浩さんは、自分と他者が同じ一冊の本を手に取り、感想を共有できることがどれほど稀であるか知っている。本書は、どうにも感情が伝わりすぎるきらいのある関西弁ネイティブの青年と、常に”聴く”事に集中してもコミュニケーションに困難のある女の子のお話である。彼等二人の関係は一冊の本を媒介にスタートするが、二人の恋愛を描いているようでいて、徐々に聴覚に障害のある人たちが、どんな世間を生きているのかを描くことにすすむ。本作中、コミュニケーション能力が高い女性として登場した「ナオコ」というキャラが、けっこう良い味を出しているのが好ましかったです。
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No.85:
(5pt)

有川浩にやられたという感じ。

ブログの内容にひきつけられてネットでの会話が始まる。
you've got mailのような感じの始まり。

会って,難聴であることが発覚。
賢い女性と直球な男性。

言葉のやり取りが引き立つ。
参考文献が豊富で,事情の説明が丁寧。

有川浩にやられたという感じ。

恋愛小説として読んでもいいし
恋愛部分は無視して読んでも良い。

男性は有川浩の理想像だろうからあまり深追いしない方がいいかも。

ps.
参考文献の一覧をwebで作ろうとしてみたらamazonに登録のないものもある。すごい調査の熱意に脱帽。
http://www.amazon.co.jp/lm/RXN5OBSIY7A7L/
に掲載できないものは
http://researchmap.jp/joc0l1uwv-45644/#_45644
に参考文献のURLを記載しました。

いろいろな感想を拝見していて、残念な感想がいくつか気がつきました。
恋愛小説として読まなくてはいけないと思い込んでいたり,
登場人物に共感しなくてはいけないと思い込んでいたり,
作者に共感しなくてはいけないと思い込んでいたり,
自分の思い込みを作品に押し付けようとする読み方をしていたり,感想を書かれている方々。

もったいないな,作品から自分の為になるところを貰えばいいのに。
自分の価値観を作品に押し付けても,作品は何も返してはくれない。
自分の価値観にないものを作品から貰おうとすれば,作品は一杯返してくれる。

この本の登場人物のやり取りを見て学ぶところがそこかも。
相手に自分の価値観を押し付けても何も帰って来ない。
自分の価値観にないものを相手から貰おうとすれば一杯返って来る。
レインツリーの国 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:レインツリーの国 (新潮文庫)より
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No.84:
(3pt)

年代の違いを感じました。

私は77歳、少々の文章は読むのですが今回ばかりは読んでいても頭のどこかで拒否反応が起きてどうにも成りませんでした。
レインツリーの国 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:レインツリーの国 (新潮文庫)より
4101276315
No.83:
(5pt)

登場人物の心境がていねいに描かれてると感じます(ネタばれ注意です)

私にとってはですが、
今まで接した中で有川さんの作品が一番、
聴覚障害を持つ人の気持ちなどを
健聴者にもわかりやすく伝えてくれたと思います。

この作品と図書館シリーズ、どちらも「耳が聞こえない」ことによる辛さが、
非常にわかりやすかったです。

私自身、身内に中途難聴者である親戚がいたのですが、
「会話に入れない」、
「紙に書いて説明した頃には、周囲の会話が進んでしまっている」
など、コミュニケーション面で苦労していました。
また、車の来る音やクラクションが聞こえないので、
周囲のドライバーからは無茶をする歩行者に見えていました。
でも、本人は「耳が聞こえないことを周囲に悟られたくない」と
感じていたようです。
そんな心情が、少しわかったような気がします。
レインツリーの国 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:レインツリーの国 (新潮文庫)より
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