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魍魎の匣
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【この小説が収録されている参考書籍】
魍魎の匣の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全154件 41~60 3/8ページ
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このシリーズ全般にわたって言えることですが,ミステリは実現可能(と思わせる)ものであるならば,この小説ではミステリでありません。 正しいか否かはともかくとして,きちんと説明してはいますが・・・ ただ,ジャンルを度外視した場合,私はこれがシリーズベストであり,過去読んだ小説の中でもかなり上の方です(ちなみに次は「狂骨の夢」)。 特に,シリーズの他の小説と比較して猟奇的であり,また解決時にすべての事件がきれいに収まります。 小説の長さも,1日暇しているときにちょうどいい程度だと思います。 | ||||
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このシリーズ全般にわたって言えることですが,ミステリは実現可能(と思わせる)ものであるならば,この小説ではミステリでありません。 正しいか否かはともかくとして,きちんと説明してはいますが・・・ ただ,ジャンルを度外視した場合,私はこれがシリーズベストであり,過去読んだ小説の中でもかなり上の方です(ちなみに次は「狂骨の夢」)。 特に,シリーズの他の小説と比較して猟奇的であり,また解決時にすべての事件がきれいに収まります。 小説の長さも,1日暇しているときにちょうどいい程度だと思います。 | ||||
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面白いが、建物の設定に無理がありすぎるような・・・・ 京極先生の小説に、無意味なコメントかもしれませんがw 「姑獲鳥の夏」の方が好き。 | ||||
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奇想天外で面白かった。貫井徳郎さんがお薦めしていたので読んでみた。 | ||||
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後の方になると、ミステリーだから結構ショッキングなことも記されている。でもそれよりも、登場人物のたいしたことなさそうな会話や行動も、物語の筋に収まり、しかもおもしろく興味を惹かれるようになっているのがすごいと思う。 京極堂の周りの、話し手の関口や人の記憶を覗ける榎木津、カストリ雑誌の鳥口などが集まって事件について考える有様がユーモラスで、ミステリーとしての話の収束もいいがこういう日常的な味のある会話やりとりが光っていると思った。もっとも、それは推理力の鋭い京極堂のキャラクターから来ているのだろうが。 | ||||
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うーん、いい本だ。うん、良い本。姑獲鳥の夏に引き続き素晴らしい。奇想天外だけどちゃんと話しに筋が通っていて、論理的で。一体普段どういう生活をしていたらこんな文章が書けるのやら。ぜひとも京極さんとお話をしてみたい。 しかし厚い本ですなぁ。姑獲鳥の時から覚悟(なんの覚悟だ)はしてましたが、手に取ってみて改めて実感いたしました。この本を持ってふらふらしていたら、友人に「何で辞書持ち歩いてんの」と突っ込まれました。 この本を読んでいると、新しい思想に出会います。京極堂の宗教に対する考えや知識には何度も、ああなるほど、と思わされました。厚い本ですが、この本に費やす時間は一秒たりとも無駄なものではありません。嫌いな人は嫌いかもしれませんが、まずはぜひとも手に取ってみることをお勧めいたします。 | ||||
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ふと、京極堂シリーズを読み返してみたくなりDLしてみました。 やはり、話の構成が良くできていて、謎解き(憑き物落とし)に至るまでのプロセスは実際の書籍ではものすごい厚さなのですがスラスラと興味深く読めてしまいます。やはりこの作者はすごいですね。またこのシリーズは登場人物のキャラクターが非常にたっていて楽しく読める要因なのでしょうね。 初めてこのシリーズに挑戦する方は、最初だけ「えいっ。」とページをめくってみてください。後はひとりでにページが進んでいく快感が味わえます。 | ||||
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売り方について... 旧字体や難しい漢字の読み、知らない言葉が出てきてもすぐに調べることができるので 辞書を別に用意したり、知らない言葉に悶々とせずに済むので電子書籍化されてよかったと思います。 私のように普段はそんなに難しい読みや言葉が出てくる本を読まない者にとっては嬉しいです。 電子書籍の「かさばらない」「気になった言葉をすぐに調べられる」という利点が顕著に出てきていると思います。 ただ、分冊で一巻500円というのはいただけませんね。400円くらいが妥当だと思います。 内容ですが... 「バラバラ事件」「電車事故」「あやしげな霊能者」の3つが複雑に関係し合っているというところが (読者には)わかってきたところで次の巻へ続きます。 これからどうなっていくのか...読者をうまく引き込んでいると思います。 戦後まもない頃を舞台としたミステリーがお好きな方、怪奇小説に興味のある方にオススメします。 | ||||
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字の大きさの調節ができるので助かります。また読むことができて嬉しい。好きで、内容を知っていて買ったわけですし、評価は当然最高です。 | ||||
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字の大きさが調節できるのでいいですよ。以前読んだことがあって、百鬼夜行シリーズが好きな人にはおすすめです。 | ||||
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字の大きさが調節できるので、小さな文字を読むのがつらい人にはおすすめですよ。レンガ本を手放してから文庫が出たのは知ってましたが、字のサイズから再読する気が起こらず、もう二度と読むことはないと思ってましたが、このシリーズのファンなので読めて嬉しかった。(1)、(2)と評価をした手前、(3)もさせていただきました。百鬼夜行シリーズは面白いと思いますよ。「呪」のかけ方とか、なるほどなーと思う人が結構いるのでは? | ||||
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伝記・歴史小説専門でしたが、初の試みで京極夏彦シリーズへ挑戦しましたが本当に臨んでみて正解でした。本当に良い一書に出逢えた。そんな気持ちです。ありがとうございました。 | ||||
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読もう読もうと思ってこの時期になってしまいましたが、文庫の厚さも丁度良く外出先で読むのに支障ありません。 | ||||
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読もう読もうと思ってこの時期になってしまいましたが、文庫の厚さも丁度良く外出先で読むのに支障ありません。 | ||||
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謎の箱を抱えて旅する男との邂逅を描く冒頭は江戸川乱歩の『押絵と旅する男』を髣髴とさせるが、これは怪奇幻想大迷宮の幕開けを彩る為の単なる演出ではない。小説世界の結構に対する文学的実験、京極夏彦の挑戦なのだ。モダニズムに溢れた本格的前衛小説、しかも圧倒的に面白い。日本文学に於いてこれ程までに質量とも充実した小説が嘗てあったろうか。20世紀現代日本文学の代表作に挙げられよう。 | ||||
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加菜子が駅のホームから線路に落ちた事件を巡るスリルに満ちた推理はクイーンの『災厄の町』を想起させる。遡って考えれば真相は極めてシンプルなのに誰もそこへ辿り着けなかった。本件だけでも一級品のミステリと言えようが、この怪奇幻想大迷宮の全体像は依然として皆目見当も付かない。『押絵と旅する男』『蟲』『妖魔の森の家』『ジェゼベルの死』『チャイナタウン』等の名作群に係る知識を総動員しても未だ解らない。気が付くと下巻に突入していた。 | ||||
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クライマックスの、あの切迫した大局面で、一人だけ何とか「匣」の中身をコッソリ覗いて見ようと苦心惨憺する関口。何という場違いさ。何という浮き具合。これぞ「KY」、関口の面目躍如だろう。 しかし違う。読み取らねばならぬ「空気」なんて本当は実在しない。あるのは唯己の心だけ。それに忠実に生きる関口は我々読者の代表なのだ。頑張れ関口、これからも頼むぞ。 このシリーズが怪奇幻想大迷宮として成立するのも、本格的前衛小説として作者が挑戦し続けられるのも、皆みんな関口の御陰なのだ。有難う関口、関口万歳! | ||||
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この下巻に関しては、 本当に感想を書くのが難しい作品と言えましょう。 とにかく結末部分のそれは「狂気」そのものなのです。 おそらく文中の誰かのように 絶叫したくなる方もおられるでしょう。 真相に関しては… 多少複雑ではありますが、 結局関わっているものは 「欲望そのもの」ということです。 これが事件の引き金になる例は数多いですが ここまでひどいものはあまり見かけません… ただし、こんな最後に全然救いようのない 作品にも実は「光」は見出せるのです。 しかしながらそれが「幸せ」かといいますと 人それぞれではありますが… 人によってはやはり「狂気」と映るかもしれませんね。 下巻はグロが付きまといます。 苦手な方はご注意を。 | ||||
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中巻も上巻に劣らず 一度読んでしまったら最後で 読む手を止めることができなくなります。 本当に稀有な作家です。 物語この巻で結構進展を見せてくれます。 なぜならばだんだんと2つの異なる接点が つながりつつありますので。 だけれどもこの本は全3巻です。 そう簡単に全真相までは 理解させてはくれないんですよね。 そして面白いところとしては いじられ系代表格の関口は また新たな人物にいじられることとなります。 本当に彼はかわいそうな役割ですね。 最後の巻も楽しみな作品です。 | ||||
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この作品は本当に素晴らしいです。 なぜならば読者をつかんで離さないものがあるから。 一度読んでしまったら最後、あなたはもう「京極ワールド」から 離れられなくなってしまいますよ… とにかく読者を取り込む技術に長けています。 上巻なのでまだまだ真相は見えてはきませんが なにやらいわくありげな事実が提示されてきていますし… まだまだいろいろ出てきそうな予感です。 それと面白いのは 京極堂です。 そして彼にいじられて散々な目に遭わされる関口氏。 ちょっとかわいそうに思えてきてしまいますが それがいい味を出しているのもまた事実なのです。 これからが楽しみな本です。 オカルト、と言う言葉にピンと来る方には 面白い本ではないでしょうか。 | ||||
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