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島はぼくらと
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島はぼくらとの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全69件 41~60 3/4ページ
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| 高校生を主人公にすると、辻村深月はほんとうに面白い。いつもながら、ほかの作品にでてくるキャストが出てくるのも通好みです | ||||
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| たしかに「スロウハイツの神様」からあの人が登場していました。 各小説にそれぞれつながりがあるのは、読者として1つの楽しみです。 今後も、この小説の主人公たちが、別の小説のカギとなる人物になるのではないかと考えると、 これからの作者の描いた小説を読む下準備ができたということになります。 そんな楽しみまで作者の小説には含まれています。 そうそう、楽しみと言えば、この本の最後に書かれている後日談も中々感動するシーンです。 これから読まれる方どうぞ楽しみに。 | ||||
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| この著者の本は初めて読みました. 島での生活というのは深く考えたことはありませんでした. この本はそれだけで読む価値を感じました. 深くは書きません,好き嫌いはあると思いますが読んで損はない本だと思います. この本に限った話ではありませんが,解説まできちんと読むべき本です. | ||||
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| 青春ものだけど、島の人間関係や伝統などが含まれていて、今までにない青春小説だと思います。 | ||||
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| 僕は島ではないけど、瀬戸内海沿岸の市出身なので、非常に親近感をもってこの本を読めた。 僕の高校でも、島から毎日船で通学してる子や、中学卒業と同時に島を出て下宿して通学してる子達が多くいた。 この本の登場人物と同じで、彼等は幼少の頃から兄弟のように育ってきてるので、とても仲間意識が強く、島での人間関係を大事にしてた印象がある。 その一方、外部の人間を容易には受け入れない排他性も持っていたように思う。 この本では、そうした島特有の美点である仲間意識や助け合い精神だけでなく、狭い地域ゆえの排他性だとか、Iターン、医療の問題とかも描いている。 娯楽小説として優れてるだけでなく、地方の抱える過疎化、医療崩壊といった社会的な問題にもスポットをあて多面的な問題提起もしているのが素晴らしい。 個人的には、僕も瀬戸内海を観ながら育ったので、凄く懐かしい気持ちになり、過ぎ去った高校時代の事を思い出し、とても楽しく読めた。 読んでる途中で、美しい瀬戸内の海や高校時代の友人の顔を何度も思い出した。 「30歳を過ぎると本当の友達はできない」 とよく言われますが、幼少時代からずっと同じ時間を過ごしてきた友達というのは特別な存在で何物にも代えがたいものです。 高校を卒業してただ一人だけ島に残る衣花が 「朱里みたいな友達はもう二度とできないんだと思うと、それはすごく寂しい」 と言って涙を流すシーンがありますが、これはまさにそういう事なのでしょう。 大人になってからの友人というのは、社会的立場があって建前上のものになったり、利害関係があったり、仲が良くてもそれは本当の友達ではありません。 まだ18歳の衣花だけど、朱里のようにお互いに全て本音でぶつかれる友達はこの先できる事はないのでしょう。 島育ちの人達ほどではないけど、僕にとっても少年時代を過ごした友達というのは特別で、大人になってからの友人とは全くの別です。 幼少時代からずっと一緒だった同級生がみんな島からでていき、一人だけ島に残る衣花の気持ちが切ないです。 「私はここで、生きていく」と決意した衣花のセリフが凛々しくてカッコいいです。18歳の少女には重い決意だったでしょう。 故郷を持つすべての人々に読んでほしい秀逸な青春小説です。 また、五十嵐大介氏の表紙の絵も味があってとてもいいです。 | ||||
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| 非常におもしろい。2章中盤から止まらなくなる。2章ラストで半泣き。 特に今時珍しく、田舎を美化してないことがいい。むしろ陰湿な田舎の実状の描写が素晴らしい こういう創作じゃ田舎って、とにかく綺麗なところで、人々も心が綺麗だと描かれるが、 実際にはそれは創作向けの大嘘で、 都会の人間に排他的で、田舎ものである事にコンプレックスを持ってる人間が多い。 (悪く言いたくないが、3.11の時でさえ東北の老人が散々周りに迷惑掛けていたニュースもあった。それだけ田舎とは闇が深い) だがこの小説は嘘がない。田舎の医療、政治の描写もお見事 …だったが…いくらなんでもこのまるで打ち切り漫画のようなラストは駄目でしょ。 いきなり年月が流れヒロインが島のボスに…って唐突だし そこまでのストーリー描写がまったくないし、意味不明。「小物」の村長はどうなった。 作者、投げ出しちゃったのかな? タイトルが「ぼくらの」なのに女性視点の話なのもよくわからなかった。 少年たちはむしろ空気だし… 雰囲気もジュヴナイルっぽいが、実際には犯罪者などが普通に出てくる世界観だしね。 タイトルや表紙に詐欺られたと募った読者は多そう。 | ||||
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| 中学生や高校生の鋭い感性を描くことを得意とする筆者の作品にしては、 この本に出てくる少年少女たちはみな「いい子」にすぎる。 ただ島の生活の描写は感受性の高い子どもたちの目から眺めたようなリアリティがあり、 柔らかなタイトルがしみじみ伝わってくる。 瀬戸内の島の空気が感じられるいい物語でした。 | ||||
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| なかなか本土から離れている島の生活や人たちの感覚を、具体的にイメージしづらかったのですが、この本を読んで多少なりとも、そういったことがイメージでき、また考えさせられるきっかけになりました。 先入観なく、島で暮らす人たちの気持ちを知るには良い本かと思います。 マイナス点は、主人公の4人がそれぞれ優秀すぎて、、、ちょっと私にはリアリティがなく感じられたので、★3つにしました。 | ||||
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| 12月15日~19日までに届くはずだったが届かなかった。その後、メールも何もなかった。 | ||||
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| 離島を舞台に、4人の高校生を軸にIターン現象や母子家庭などリアルに描いている。それなりに展開にスピード感もあり飽きずに読めたが、詰め込み過ぎ感もあった。 | ||||
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| この作品の前に「鍵のない夢を見る」で、直木賞を受賞している深月さんの作品です。 本屋大賞作品にもノミネートされましたが、「鍵のない夢を見る」で直木賞を受賞していなければ、本作で間違いなく受賞していただろうという素晴らしい内容の作品です。沖縄では中学卒業時の15歳に本土に向けて旅立ちます。その人生の岐路に立つすべての中高生や大学生の方々に、読んでもらいたい一冊です。似たような内容の映画やDVDもよく見かけますが・・・・・ 辻村深月さんと言えば、本格ミステリ推理作家綾辻行人さんからその辻をもらったとか、女子高生時代に綾辻さんからいろいろアドバイスをもらっていたというエピソードがあるくらい、ミステリや殺人事件を思い浮かべますが、この作品では一切殺人は起こりません。謎もありません。 深月さんの新天地、新しい作風のセカンドステージスタートって感じです。 すべての若者たちに夢を持ち続け、その夢に向かって努力し続けることの大切さや、願いを込めて書かれた作品だと思います。 中高生の読書感想文にもよいと思いますし、学生のみなさんに(朝読書などで)読んでもらいたい推薦本の超お勧めの一冊です。青春時代に戻りたい中高年の方々にもいいかもしれません。 表紙のイラストも素敵ですNE。 家族の絆の大切さを描いた最新作の家族シアターなど、辻村さんは、ミステリよりも純文学やガールズトーク満載の青春恋愛小説のほうが、向いている感じがします。作風としては綿矢りささんに近いかもですNE☆ 是非、映画化を期待します☆ | ||||
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| 流行りの瀬戸内海から 一人一人の個性とバランスが上手く調和された青春時代を思い出す作品。実際にはこんな青春があったら羨ましいな、と思いつつ、特殊な環境における羨望と、過酷さが身に沁みる。 | ||||
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| 瀬戸内の島にずむ高校生4人の物語。 4人はともにフェリーで本土の高校に通っている。 島は現・村長を中心に、Iターンの人々を受け入れる施策を 次々に打ち出しているが。。。 一地方の物語ながら これはすべての若者の物語でもあると思いました。 「故郷ほど、その土地の人間を大切にしない場所はないのだ」 これは、Iターンで島に住み着いたあるシングルマザーの 境遇についての文章です。 心につきささりました。 しかしながら、この小説は そんな故郷を変えることができる・・・ ラストシーンに、そんな希望がある、良い小説でした。 | ||||
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| 本屋大賞入った物は順次読んでみてるんですが、正直「ハズレ」。 フツーの青春小説って感じです。 含みばかりは沢山あって、途中読み進むのがしんどかった。 もう本屋大賞はあてにならないと再認識…。 | ||||
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| 辻村作品はほとんど読みましたが、今回は中高生向けのライトなストーリーという感じで深みにおいては足りないと感じた。 話自体は普通に面白かったんだけど、キャラクターが躍動しきっていない感じ。 | ||||
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| 本を読むということは、 「想像力を働かせて、 世の中の本当のことを知ること(もしくは考えること)」 だと思っています。 綺麗事ではない、ヒトの根幹にある悪意や醜さについて知ることは 大切なことだと思っています。 だけど、それだけじゃあまりに救いがない。 だから、それを知った上で、 ヒトの良いところや夢のある一面にも ちゃんと気づいていきたいと思っています。 この小説はその両極が描かれています。 「約束」は現実社会では多く交わされますが、 そのほとんどが時が経つに連れて、 色の薄いものになっていき、 破る側のヒトはそれを気にも留めないことは多い。 だけど、 いやだからこそ、 交わされた約束が時が経っても色褪せることなく、 守られるということは尊くて、素敵なこと。 この小説で交わされた約束が 汚されることなく、守られていけばいいな。 そして自分もそうありたい、と強く思いました。 なんだか硬くなってしまいましたが、 非常に読みやすく、 趣味として本を読み始めた人、 これから読もうとしている方々にぴったりの小説です。 | ||||
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| 毎年250冊以上は読むが、辻村もお気に入りのひとりで殆どの作品を読んだ。流石に直木賞直後の本屋大賞は無理だったが大賞に匹敵する作品だと思う。年を重ねても彼女の作風は変わらないかな?いずれ行き詰まるとは思うが某女史のような急変はして欲しくないと願う65歳老人である。 | ||||
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| タイトル通りの感想でした。 梱包は丁寧で汚れもなく満足しています。 | ||||
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| 希望の商品が、いい状態で届きました。ありがとうございました。 | ||||
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| 全般的には爽やかな青春物なのだけれど、途中で村長たちが見せる本音の部分とかは、『水底フェスタ』でも出てきた村社会の隠れた怖さに通じるものがあり、辻村深月らしいグサッと突きつける要素も健在。ありきたりにならないあたりは流石。 | ||||
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