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島はぼくらと



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【この小説が収録されている参考書籍】
島はぼくらと
島はぼくらと (講談社文庫)

島はぼくらとの評価: 4.10/5点 レビュー 63件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.10pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全49件 1~20 1/3ページ
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No.49:
(5pt)

最初は読むか悩んだけれど、読んで本当によかった

素敵なお話でした。島の中のコミュニティでどう生きていくか、その人間模様が主に4人の少年少女の目線で描かれています。
島はぼくらとAmazon書評・レビュー:島はぼくらとより
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No.48:
(5pt)

人と人のつながりの面白さ

人間関係や感情の動きを感じる物語が好きな人にオススメしたいです。日常的な出来事が中心のストーリーですが、その中で生まれるみんなの思いや複雑な人間関係、人と人のつながりを感じられるお話です。登場人物達と同じく地域の結束が強い田舎出身の私ですが、共感する部分もあれば、ハラハラどきどきするような場面もたくさんありました。とても面白くて、読みやすかったです。
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No.47:
(4pt)

面白い

うまーく話がまとまってる。本当に辻村さんはすごいです。最初つまんねーって思ったけど、終盤に向かうにつれどんどん面白くなった!
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No.46:
(5pt)

素晴らしい作品です

今までの作品の作風とは全く異なる作品です。瀬戸内海の冴島という高校生4人の青春物語です。こういう作人も書くんだという作品です。私は読み始めていっきに読みました。従来の作品と作風は違いますがぜひ読んでください。
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No.45:
(5pt)

新たな発見

10年ぶりに読んでみて、他の辻村作品も読んでみてさまざまに新たに気付かされる部分もあり、
もともと好きな作品だったけども、更に好きになりました。
離島の人間関係の濃さ、その良さ、ドロドロ うまくあらわされている。
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No.44:
(5pt)

谷川ヨシノが出てくるというだけで読んだ本だけど

「傲慢と善良」、「青空と逃げる」に出てくる谷川ヨシノが出てくるというだけで読んだ本だけど、すごくよかった。むしろ、3冊の中ではこの本が一番くわしくコミュニティーデザイナー谷川ヨシノの仕事を描写している。後半に出てくる赤羽環という脚本家は「スロウハイツの神様」に出てくるらしい。こうして次から次へと読ませるのはひどい(ほめてる)
エピローグにはびっくりしながらも感動したけど、4人のメインキャラクターのうち2人しか出てこなかったので、そこはちょっと残念。特に新はあんな伏線を張ったまま回収されないのは読者の想像に任せるということなんだろうか。
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No.43:
(5pt)

島時間、青春の瞬間、透明感

辻村深月を勧められて選んでいる時に、五十嵐大介の表紙に惹かれ読んだ作品です。
結論から言うと、五十嵐氏のイラストと登場人物のキャラクターがピッタリと合っていて、また辻村氏の筆による瀬戸内の島や海、そこに暮らす人々の瑞々しい描写が相まって、映像作品を観ているような感覚になり、スルスルと読めます。
主人公である4人の高校生、そして島の人たち、特に女性たちの底力を見せつけられた時、なんとも晴れがましい気分になりました!
青春の独特の爽やかさともどかしさ。40代の自分には懐かしく、渦中にある娘は自らと重ねて読み、幅広い世代に愛される作品だと確信しています。
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No.42:
(4pt)

島での生活

島での生活へのイメージがわきました.
もちろん,数ある島での生活の1つですが.

心情や人間関係がしっかり描かれていました.
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No.41:
(5pt)

笑いあり涙ありとはこのこと

最初の方は話が掴めなかったけど段々と内容も濃くなってきて所々泣けそうなポイントがあり堪えるのに大変でした。友情や恋愛、島だからこその人間関係に翻弄される4人ですがとても面白かったです!
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No.40:
(5pt)

スターシステムに不意打ち

「水底フェスタ」で取り上げたような過疎地域である、瀬戸内の冴島が舞台だ。しかし閉塞感のあった「水底フェスタ」とは全く異なった開放感がある。やはり、周囲を山に囲まれているのと、海とでは現実でも大きな違いかでるのであろう。辻村深月お得意の高校生作品、相変わらず、繊細な若者心理を見事に表現していく。本土と島を結ぶフェリーは、彼らの現在と、不確定な、でも無意識に何かを期待させる未来を繋げる象徴のようにも描かれている。村長、網元、Iターンの新参者などを含めた島民間の人間関係がかなりリアルだ。また、とくに伏線とサプライズは相変わらず見事。予想をしてなかった人物の登場には、嬉しくて思わず声をあげてしまった。福島が出て来た時に、感の良い読者は気が付いていたのかも。全く、にくい展開だ。ラストも多くの辻村ファンが好む爽やかなものであった。しかもかなりの含みを持たせて。彼らが後の作品に登場してくることは間違いないであろう。今からすごく楽しみだ。
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No.39:
(4pt)

スロウハイツの神様の読後におすすめします

青春やミステリーよりも、島とその外との交わりに重点を置いた、コミュニティならではの物語を描いた作品でした。
後半、スロウハイツのあの人が登場します!
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No.38:
(5pt)

「青春小説」というよりは「成長小説」。

瀬戸内海の島に暮らす4人の高校生の「成長小説」。
 主人公は高校2年生の4人組だけれど、彼らは青春小説の定番である「何かに打ち込む」ことをしていない(フェリーで本土の高校に通う彼らは部活にほぼ参加できない)し、そもそも高校での彼らの様子は全然描写されない。舞台はもっぱら島。ほのかな恋愛模様はあるけれど、それはほんの脇筋。だから、「青春小説」と呼ぶのは躊躇する。
 彼らは、島の様々なオトナ―家族・親戚であったり、地域のおじさん・おばさんだったり、Iターンをしてきた新住民や村の振興のために呼ばれたコミュニティデザイナーであったり―との交流を通じて、オトナの世界を知っていく/オトナになっていく。特に、オトナの世界は、必ずしも善悪・正邪でスッキリとは割り切れないものなのだということを分かっていくあたりがいい。しかもそれが、いくつもの「謎」が解決されたり、登場人物の過去が解き明かされていくという形で描かれるのがミステリ作家らしい。もちろんご都合主義的な部分もあるけれど。ぼんくらな青年が思わず正体を明かすシーンなど感動的だった。
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No.37:
(5pt)

さすが辻村深月さん!

島の過疎化問題、医療過疎化問題、本土からの受け入れ問題と色々問題はあるけど、

暗くなりすぎず、でもちゃんと現実に向き合って書かれています。

次の春には離ればなれになる島で唯一の同級生の男女4人を通しながら、

大人たちも巻き込んで、

一人一人の想いも背景も丁寧に描かれています。

何度もジーンと泣いて、読んだ後温かなものが心の中に広がりました。

後半にはあの人が登場し、鳥肌モノ。

是非、「スロウハイツの神様」を読んでから読んでみてください。
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No.36:
(4pt)

島暮らし高校生4人の青春ドラマ

辻村深月さんの作品はミステリーが多い中、青春ドラマのジャンルの物語。

瀬戸内海の冴島、そこに住む4人の高校生。
今年17歳で、受験が待ち受けている年齢です。
毎日、島からフェリーで本土の高校に通っている4人を中心に起こる日常がこの本の物語です。

高校生4人もそうですが、おばちゃん達が経営する島の特産品を売ってるような会社であったり、他の土地から移住してきたIターンの人々だったり、この島はとても活気があります。

ストーリーは軽い話なので読みやすかったです。
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No.35:
(5pt)

高校生は戦わない。もっと大切なことをちゃんとやる。

とても面白い小説でした。
むろん「面白い」と言うのは
「声を立てて笑える。」
と言う意味ではなく
「興味深く、小説世界に引き込まれた。」
と言う意味です。

印象に残ったのは、必ずしも大人が模範的ではないことです。
霧崎は捨てキャラとしても、村長や衣花の父親など、重要人物のけつの穴の小ささに唖然とします。
その模範的ではない大人に接して、主人公の高校生四人が、戦うわけでもなく、逃げるわけでもなく、自分たちを取り巻く環境の一部として、対処しているところが印象的でした。

卑怯な人に拘泥していても、自分のやりたいことは実現できない。
本当に自分がどうしたいか、考えたときに何をすれば良いかが見えてくる。
具体的な進路を考える高校生が大きく大人への一歩を踏み出す、四人それぞれの真剣な態度が感動的でした。

なお、瀧井朝世による文庫解説が秀逸です。
著者へのインタビューもしたうえでの、完璧で模範的な解説です。
なので、あまり僕が書き足すことはありません。
が、レビューを書くのにそれでは申し訳ないので、一つネタを提供します。

作中で出てくる「文才」に着目して、読むと、一つ楽しみが増えます。
二回、別々の意味で語られた後、文章の才能という意味で、プロが語る「君、才能あるよ。」
合計3回語られる文才。
文章は、日常的会話も文章だし、
プロとして文章を書く人もいます。
それぞれ用語法が異なる「文才」に、著者の意図が多少含まれているような気がします。(むろん著者は直木賞作家のトッププロなのですが)
そんなところも深読みして、面白かったです。
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No.34:
(4pt)

まんまと(?)清々しさを感じてしまった

瀬戸内海の離島に暮らす、男女四人の高校生が主役の青春物語。

風光明媚な島で展開される美しいだけのお話しを想像したがさにあらず。島へのIターン組みとの微妙な関係や、大人たちの根深い軋轢、主人公たちの悩み等、きっちりと現実が描かれていて綺麗事だけに終わっていない。

びっくり仰天な展開はないが、ちょっとした謎がばらまく等、著者の読ませ方が上手いのだろう、退屈することなく読み進められる。

大人になりつつある高校生のビルドゥングルロマンでもあり、ピュアな友情に心洗われる。数年後のラストはお約束事だが、まんまと(?)清々しさを感じてしまった。
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No.33:
(4pt)

良かった

この作家さんの作品は初めてでしたが、とても良かったです。
4人しかいない島の同級生を中心に島での生活が描かれていますが、
良い所も悪い所も、島での描写が絵として伝わってきました。
最後はまさかの結末。とても良かったです。
別の作品も読んでみようと思います。
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No.32:
(5pt)

人の温かさと冷たさも

辻村美月の描く人物達は、決してきれいな上辺だけで出来ていない。
人間くさい嫉妬やねたみやなど、負の感情を描ききるからこそ、描かれる人間の温かな側面がいっそう美しく見えてくる。

ラストのまとめ方も含めて好きな作品。
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No.31:
(5pt)

西上ありさ さんというタネ

コミュニティーデザイナーの西上さんと出会えたからこの小説が出来たとの事。もしかしたら西上さんはヨシノさんのような人なんだろうか。出会いがタネになって芽が出てニョキニョキ伸びた。これはそんなお話。

島に住み4人の高校生が主人公。そう4人。4つの章がそれぞれの目線で描かれる。島に住んだ事のない私はガイドブックか取扱説明書を読んでいるような気分にもなった。笑ったりため息ついたりふーん、と眉間にシワを寄せてみたり。島って素敵な事ばかりじゃ、ないんだなあ。
話の中でさりげなくシングルマザーの話とか島の伝統の話とか火山の事とかも出て来て、そういうリアルも学べたのは良かった。
4人の中で私が一番好きだったのは源樹くんかな。いい意味で男の子らしくて好き。でも一番男らしいシーンはモトちゃんとか新くんだったかも。ちっ。
ずーっと潮の香りのする物語。おススメの本です。
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No.30:
(5pt)

青春・絆・家族・地域活性・人生譚感動作品!

朱里、衣花、新、源樹の4人の少年少女は、瀬戸内海の冴島からフェリーで本土の高校に通っている。
冴島は革命的な村長と、村長が連れてきた地域活性デザイナーの奮闘によって、『シングルマザーに優しい島』と呼ばれる事もあり、Iターンと呼ばれる移住者が多く訪れる。

だが『島のために』という想いは、様々な立場によって少しずつ異なる場合があり、それが表面化した時、大きな衝突や弊害が起こりそうになったり、
4人の少年少女の夢や絆や、家族との関わり方等、様々な生き方を通した人生譚を綴りつつも、全ての伏線が見事なるエンディングへ集結していく青春・絆・家族・地域活性・人生譚感動作品!

以上、そんな作品です(^^)
まずは過疎化や高齢化が進む島のために、様々な立場の人々が手を尽くして活性する姿が見事であり、
しっかりと現実の厳しさや辛さを描き問題提起をしつつ、
そこに少年少女たちの絆や夢や、家族との関わり方等、複雑な人間ドラマが絡みつつも、
少年少女たちの成長と共に、島の未来がより輝いていく『様々な要素を完璧にバランス良く描いた稀有な神作品』です!

また、様々な事情でIターンして来るシングルマザーの中には、『故郷を捨てて逃げてきた場所』にもなりますが、
僕自身も、祖父母や親戚との交流が0に等しく、何度か引っ越して借家住まいだった環境からの『親元を捨てて逃げてきた』人間でもあり、故郷という感覚が正直分かりません。
故に、故郷がある方・ずっと地元に住んでる方・親が建てた家がある方を、羨ましく思う事もあります。
でも逆に、人生で8回引っ越した上で、現在住んでる奥さんの地元が、1番素敵な所と思える事は幸せだなと思っています。

そんなふうに様々な事情で逃げてきた移住者の安息地でもある冴島を書く事で、
現在様々苦しんでる方々に逃げるという道を教えてあげる効果もあると思いますし、
様々な人生の在り方を魅せてくれた上で何度も感動させてくれた点も本当に素晴らしいですし、
個人的に辻村さんは当初、SF要素を伴う初期作品群が素晴らしいと思ったものの、中期作品の幾つかが初期に比べるとクオリティー落ちてるように感じ、一旦読まなくなった作家さんでしたが、
今作品で『現実要素のみでもこんなに素晴らしい作品が書けるなんて素晴らし過ぎる!』と感銘を受け、再び辻村さんを読むようになったきっかけの本でもあり、
誰にでもオススメしたい神作品です!
島はぼくらとAmazon書評・レビュー:島はぼくらとより
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