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姑獲鳥の夏
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【この小説が収録されている参考書籍】
姑獲鳥の夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全198件 61~80 4/10ページ
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映画でも観ましたが」、やはり原作も読んでおかないと。京極さんの作品はとても時代を感じさせつつ、異様な心理も表現され興味深かったです。 | ||||
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面白いし、何度も読み返せる本です。しかし、他の方も書いているように、電子書籍版の値段がね、、、高いです。それでも買ったのは、省スペースというのが唯一理由。 | ||||
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小さい字を読むのは、仕事だけで充分。電子書籍バンザイ!です。 | ||||
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読み返すのは二度目オチを知ってるのに夢中で読んじゃいました☆ | ||||
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京極さんの本は嵩張るので電子化して持ち歩けるのはありがたい! | ||||
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これを初めて読んだ時は、僕は鬱病のどん底にいてどうしようもない状態でした。なので初めて読んだ時はほとんど内容は理解出来なかったのですが、ただ、京極堂が語る「猿の話し」の一説を読んだことで、僕の鬱病は一気に快癒しました。思いもよらないことでした。精神科で処方されていた抗うつ剤もみるみる減り、今は社会復帰しています。その後、京極堂のキャラやウンチクなどに惹かれ、また、僕も妖怪好きなので何度も何度も読み返し、今ではすっかりこの作品(及びシリーズ)のファンです。 | ||||
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これ読んで、京極作品にドップリはまった思い出の一冊。時代背景が自分の一番好きな時期ってゆーのも射抜かれた要因 文体に退廃的な色気を感じゾクゾクして一気に読んでしまいました。 関口というフィルターを通して見る事件と、中禅寺が提示する現実の差に気持ちのいい驚きがあり 脳生理学の話を多少誇張しているものの「そういうことだって有り得る」と思ってしまうのが秀逸。 それだけに、好みが別れる作品でもあると思う 犯人・動機・捜査・手口の緻密さがミステリーを読む楽しみ!ってゆー人には向いてないかもしれない | ||||
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本書は若い時間の余っていた頃に偶然探し当てた最高の小説でした。 当時の有名ミステリー作家さんの本は大抵読み漁っていたのですが、 だんだんパターンが読めるようになってしまってしょんぼりしてた頃だったのですが これには本気で感動させられました。 今となっては、読み返しても何故これをあんなに感動できたのか・・と思うのですが、 こういうちょっと薀蓄押しの強い小説は、まだ頭の柔らかい若いうちに読むべきなのかもしれませんね。 | ||||
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何じゃこの分厚い本は?表紙もおどろおどろしい。書店ではアウトオブガンチュウ。 そしつ転機は訪れるamazonできまぐれで中古1円!で入手。分厚いわりには2日で読了。読み出したら止まらないジェットコースター。次々に入手し楽しませて頂いてます。 私のような「分厚い!難解!気持ち悪い?」の先入観さえなければ、もっと多くの読者を獲得できるのでは。? DVDも見ましたが、小宮山の古場刑事がね〜 | ||||
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最初の数十ページで語られる京極堂の世界観が素晴らしい。 なるほど魂と魄は不可分である。 仕掛けの種は少々強引な気もするが、作品の雰囲気に呑まれているとそれすらも疑問に思わなくなる。 京極堂の登場シーンが最も格好良い。 | ||||
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前に1度購入していたのですがもう一度欲しくなり、どうせ買うなら最初に出た本でしょうと思い購入しました。 内容は一度見ていますのである程度は覚えていますが、かなり忘れているところもあると思うのでまた楽しみです。 | ||||
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久しぶりに本格ミステリを読みました。 本の分厚さ、ページ数の多さから読むのを躊躇していました。 が、いざ読んでみて、 推理小説と呼ぶにはいささか荒唐無稽すぎる印象を受けるものの、 妖怪譚や心理学等の知識を存分に取り込んで、 それでいてファンタジックに成り過ぎない現代的なストーリー。 個性的で魅力ある登場人物。 京極堂の理知的で整然とした話術など、さまざまなプラス要素の中に取り込まれている自分がいました。 非常に満足できました。 しばらくはこの余韻に浸りつつ、次作以降も読んでいきたいと思います。 | ||||
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最初に言っておきましょう。 この作品は非常に面白い作品ではあるものの 読後になんともいえない「やるせなさ」を 覚える作品となっていますのでくれぐれもご注意を。 それゆえにこの作品は「評価が下がる」のかもしれません。 ひたすら狂気に満ち溢れた作品です。 まさに「血塗られた」と言う言葉が しっくり来るような背景、 そして知れば知るほど陰鬱にさせられる 呪われた病院の事実。 本当にため息しか出てきません。 最後のほうに出てくる ある人物の「重篤な事実」には きっと驚かされるとともに ああ…となってしまうことでしょう。 「あること」さえなければすべてははじまらなかったのに… この作品では 関口は特にかわいそうな役割をさせられます。 ナイーブな彼にはあまりにも重過ぎるぐらいの… 読後の不快感が嫌な人は 読まないほうが無難です。 | ||||
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元々文系人間の上、これを読んだ頃は相対性理論や量子論、不確定性原理など全く知らなかったので、 後のシリーズでもお馴染みとなった京極堂の長口上にいちいち感心し、目からウロコ状態でしたw ただ、その世界観を踏まえてのミステリ、と言うか不思議な現象を解き明かす物語なので、 綾辻行人だとか有栖川有栖だとか、あの辺の新本格派のような構造を期待すると全然違います。 クイーン好きのようなガチガチの本格ミステリファンには、もしかしたら受け付けないかも。 登場人物に探偵も出てきますが、このシリーズで探偵的な位置にいるのが陰陽師の京極堂。 真相を明かすクライマックスは探偵のロジックと言うより、心に訴える憑き物落とし。 この憑き物落としが、この作品に限らず後のシリーズでもカタルシスがあって堪らないのです。 語弊を恐れずに言えば、読者に対する癒しの要素もあります。 私の「新本格派」作家の印象としては、 密室等不可能犯罪、名探偵、トリック、と言った要素がある物と捉えているので、 何故かミステリ界で京極夏彦が「新本格派」に括られているのが不思議です。 この世に不思議なことなど何一つ無いはずなんですけどね…w | ||||
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京極夏彦の作品で私が初めて手に取った作品であり、 かつ最もお気に入りの、摩訶不思議な一品。 推理小説に分類されているが、事件のトリック云々よりも人間の「闇」や矛盾、世界の理不尽さなどに 重きが置かれており、 仏頂面の陰陽師・中禅寺秋彦(通称京極堂)の語る妖怪談義、民俗学、文化論など 事件に至るまでの膨大なまでの薀蓄は、その手の話が好きな人にはたまらないものがある。 本作のテーマは「母性」と「追憶」。 清々しいはずの「夏」の季節とは対称的に、物語は妖しくもうら寂しい空気に満ちている。 以後のシリーズは語り手が二転三転(『塗仏』の巻が顕著)する上に 薀蓄の量が尋常ではないので、 情報を整理するのに苦労するが、 この巻は視点を鬱病の文士・関口巽に固定している為、 彼の性質にもどかしさを感じながらも、蠱惑的な世界観にどっぷり浸ることができる。 題材にされている妖怪が本編の筋と最もうまく絡んでいるのも、この巻の特徴だろう。 他者の子供を奪い去る「簒奪」の鬼女――姑獲鳥。 他者に子供を預ける「信頼」の体現者――ウブメ。 限りなく遠く、そして近しい「母」達の存在が、 おぞましいこの世界に哀愁という名の彩りを添えている。 | ||||
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長編だが読み易い。 読み疲れも殆ど感じず、すらすらと読めてしまった。 幾分時代背景が古いので、使われている言葉も古めかしい。 だがそれ以上に物語が面白い。 | ||||
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今まで海外の作品、古典がすごすぎて日本の作家の書く物語を少々下に見ていたのは事実だった。さらにその中でも京極氏の著書は分厚さからか何からか判然としないが避けて通っていたころあいがあった。それでも今更ながら初めて京極作品に触れた。前半は長い薀蓄と講義に多少辟易して本を置いてしまった。それでもなぜか妙に続きが気になり5分後にはもう一度、頁を開いていた。そして後半は本当にジェットコースターのように瞬く間に読んでしまった。面白いという感想より凄いと思ったのは日本の作品ではあまりなかったので吃驚。どころではない。確かに好き嫌いは分かれそうである。でも、文句なしで★五つ。誇張ではなく本当にこの本に触れられてよかったと思った。 | ||||
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最初100頁の、二人の小難しいロジカルなやり取りには、投げ出したくなったが、その後は一気に読める トリックはあっさりしているが、その周辺にはオカルトじみた緻密な設定があり、最初100頁のやり取りが活きてくる 登場人物には、誰一人として人間味が無く感情移入出来なかったが、蘊蓄と雑学は興味深く、読書後は不思議な達成感を得た | ||||
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基本、ミステリーなのだが、 小難しい哲学的な解説があり、 科学的でもあり、妖怪モノ的でもあり、 なにせ面白い。 いままで作者の外観で敬遠していたが、 すっかり はまってしまった。 儚げな美しさ、哲学的な難しさ、謎解きの面白さ、妖艶さ。 全てを兼ね備えている。 特に科学と妖怪についてのくだりは秀逸だと思う。 長編だが、次も早く読みたくなった。 | ||||
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京極堂シリーズ第一作「姑獲鳥の夏」を再読することにした。さて枝葉末節ながら気になる箇所が2点有った。 1点は関口が京極堂宅に泊まるにあたり、京極堂宅から自宅に電話をしたくだりである。時代背景が昭和27年で、京極堂宅は古書店だから電話が有るのは消極的に認めるとして、売れない作家の関口宅に電話が有ったとは首肯できない。 2点目は「あの華岡清洲が……」と言ったくだりである。「あの」というのは或る程度世間的に知られた存在のニュアンスを持つが、華岡清洲の偉業(実験科学)は1954年(昭和29年)の世界科学医学会において世界的に認められ、とあり(インターネット情報)、有吉佐和子の「華岡清洲の妻」の発刊は、はるか後年の昭和41年、その映画化は昭和42年である。従って、昭和27年時点では有名でも何でもなかったはずである。 枝葉末節はこのへんにして、再読して感じたのは、大きな齟齬(私が感じているだけかも知れないが)は有るものの、衒学的な、京極堂の言葉の乱舞にやはり圧倒されたことだ。今更ながら、恐るべき才人であることを認識する。 | ||||
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