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暗いところで待ち合わせ



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【この小説が収録されている参考書籍】
暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)

暗いところで待ち合わせの評価: 4.42/5点 レビュー 185件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.42pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全185件 121~140 7/10ページ
No.65:
(4pt)

なんで表紙がこんなにグロいのか

乙一さんの書く物語には不思議な暖かさがありますね
あまり多くを持っていなくて、世間から少し外れたキャラクターの持つ
優しさが読む人の心を暖めます
この話もそんな人たち、視力を失い、一日中うずくまって
過ごしているミチルと、殺人の容疑で警察に追われるアキヒロの
普通ならありえない組あわせの物語
二人が、お互いに完全な知り合いとならないうちに始まる
細い糸でつながれてるような繊細なコミュニケーションが
とても愛おしく感じます
でも、乙一さんはミステリー出身ということで
この話にもちょっとしたトリックがあるんですよね
確かにちょっとびっくりしましたが、この話にとっては蛇足だったような・・・
そのトリックに引っ張られてミチルとアキヒロの物語が
うやむやのうちに終わってしまったような気がします
暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)より
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No.64:
(5pt)

静かで優しい物語

この作品評判良いですよね。僕、評判良い作品苦手なんですよね。
なぜだか分からないけどそういう作品避けちゃうんですよね。基本的にあまのじゃくですからね、僕。
みんなが右行ったら自分は左みたいな子ですよ、ええ。('-,_ω-`)プッ
だけどこの作品にはやられましたね。非の打ち所が無い良作だと思います。
同じ出版社から出版されてる「死にぞこないの青」ほど気が滅入る話でもないんで万人ウケすると思います。
全盲の女性と濡れ衣着せられて逃亡中の男性の奇妙な共同生活。もうこの設定の時点でツボに嵌りました。こんな設定なかなかないでしょう?
こうして登場人物だけ紹介すると、暗いイメージを抱かれちゃうと思うんですけど、実際はそんな事はなく、あ、いや、暗いんですけどね。暗いんですけど、完全な暗闇じゃなくて、片方を見れば優しい灯火がほのかに灯っているよって言う安堵感があるんです。
うまく感動を伝えられませんね。まぁ、読んでみてください。('-,_ω-`)プッ
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No.63:
(5pt)

予想不可能!

 乙一さんの作品には大きく分けて2種類あるのではないかと私は思っています。「怖い話」「感動する話」です。 そしてこの話は「感動する話」にはいると思います。読み始めて最初はこの表紙からも「怖い話なのでは」と思っていたけど読んでるうちのどんどん変化するのです。 アキヒロの事実や、ミチルの過去を知ると本当にいろんな想像をしてしまいます。 最後はいつもの乙一さんどおり、読み手の推理を裏返してしまうような結末です。 そしてこれと同時に、この本の最後に紹介してあるHP「眼の人」というのもぜひのぞいてみるといいですよ。ミチルのことをもっと深く知ることができるのではないかと思います。
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No.62:
(5pt)

よかった!!

前回読んだ暗黒童話がグロかったので、しばらく彼の作品を読むのをやめていましたが…これは読んでよかったです!!二人の距離が縮まっていく様子が暖かく描かれていると思いました。読み終わった後はきっと、優しい気持ちになると思います。
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No.61:
(5pt)

乙一の長編

 の中ではダントツに面白いと思う。 シチュエーション自体はよくあるものだと思うけど、その後の展開をひたすら感動的な展開に持っていく。魂の再生って言うか、癒されていく描写、勇気を奮い起こす描写なんて、この若さでは天才的に上手い。 
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No.60:
(5pt)

しみじみ良い。ミステリとは思わないで読むべし。

 謎解きとか犯人探しとかはこの際ドブにフルスイングで放り捨てて下さい。ムロフシばりに。 この作品は登場人物それぞれの心情にこそ真価があると思っています。盲目という、下手に扱ったら勉強不足と「適当にそんなん使ってんじゃねえ」的な恥を曝け出しかねないモノをきちんと料理する腕前。 そして、それ故にある、奇妙な共棲。同棲じゃないんです。 最初、タイトルと作者から「ホラーか?」と思って、ぜんぜん違ってビックリ。次に、読み進めてその心情にしんみり。読後の爽やかな感覚に思わず良いため息。 本棚に永遠に並べられる作品です、ハイ。
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No.59:
(5pt)

独りでいること、誰かといること

時々ボクたちは、傷つくくらいなら独りでいる方がイイ。
そんなことを思ったりする。
そんな時は、心の扉を閉じて誰も入れないように息をひそめる。
それから、時々ボクたちは、誰かといたいと思う。
誰かと関わり、温もりに触りたいと思う。自分を確認したくなる。
「誰かといるということは、強くなれるのと同時に弱くもなること。」
強い、とか、弱い、とか。
などというのは ボクにはもはや解らない。
でも「諦め」でなく「希望」を考えた時、ボクはやっぱり誰かといたくなる。
誰かと関わって、それと同じだけ自分のココロと関わりたくなる。
雨上がり、雲の切れ間から顔を出す晴れた秋の青空を見上げて、
ふいと出かけたくなるみたいに。
読み終わった時、
誰かといる時の開いたココロの心地よさを、思い出した。
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No.58:
(5pt)

これはステキなドラマです。

母を失い父を亡くしそして視力さえ失い,社会との接触を断ち一人生きるミチル。子供のころから周囲の環境に溶け込む事が苦手で社会に絶望し生きてきて,今は殺人犯として追われているアキヒロ。そんな設定から始まるドラマがこんなにステキな結末にたどり着くとは予想もしなかった。乙一さんはすごい!サスペンスから始まった二人は闇の中で少しずつ信頼を育み,やがてそれは確かな想いとなり,やがて日溜まりのようなエンディング。偶然が引き起こした出会いと思えた二人だけど,実は出会うべくして出会った。まるでここで待ち合わせていたかのように。生きる意味さえも見失っていた二人がやがてお互いの手を取り確かな一歩を踏み出そうとする姿に拍手を送りたい。これはステキなドラマです。
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No.57:
(4pt)

不思議な乙一の不思議だけどやさしい小説

カバーによると日本ホラー小説界の将来を担う、とか、また帯の裏には、エンターテイメント小説界の俊英とか書いてあるが、この作品「暗いところで待ち合わせ」についてはどちらにもあてはまらないと思う。一応骨組みは簡単な犯罪推理の体をなしているが、本作の味わいはまったく別のところにある。物語の簡単な紹介であるが、主人公ミチルは視力障害者で外に出ることが怖く、引きこもりの生活を送っている。幸いなことに親友カズエが時々買い物等に付き合ってくれるが、それ以外は若くして人生を半ばあきらめたような心境。そんなミチルの生活に、スルッとはいりこんだ少年大石アキヒロは、印刷会社で働く工員で、内向的で人と合わす事のできない自分をからかう先輩の松永トシオに対して「殺してしまいたい」ほどの憎しみをいだき、そして、実際に殺された松永の犯人として警察から追われる身であった...ミチルもアキヒロも内向的な性格で、ミチルに気づかれまいとするアキヒロと、アキヒロの存在を徐々に感じ取るミチル。その二人が少しずつ触れ合い始める部分に、ここちよい、そしてやさしい人間愛がかいまみえる。題名の「待ち合わせ」ということばであるが、この二人はあたかも、最初から出会う運命であったような印象をあたえる。決してはでな展開や、巧妙なトリックなどはないが、なぜかすっと一気に読めてしまう。著者の乙一っていったいどんな人なんだろう。あとがきなんて特に、わざとはずしているのか、それとも天然なのかと悩んでしまう。
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No.56:
(5pt)

やさしく、切なく、暖かく・・・

作者の感性が存分に発揮された渾身の一作と思います。外界に怯える盲目の女性と社会に疲れた男性、透明感と寂しさを持つ二人の主人公は、ひとつの殺人事件がきっかけで、一見偶然であるかのように奇妙な同棲生活に入ります。一見して、サスペンス色の強い暗く悲しい話なのかと思いましたが、それはただの先入観に過ぎませんでした。なんでこの話はこれほどまでにやさしく、切なく、暖かいのでしょう。読み進めていくにつれ、二人の距離感にもどかしさを覚え、それを遠巻きに見守り、静かに応援する観客のような気持ちにさせてくれました。良作です。星5つでオススメします。
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No.55:
(5pt)

発想が面白かったです

主人公の立場や、それに準ずる人たちの立場、そういう設定がしっかり組み込まれていながらも、それを上手にバランスを取っているというような感覚がした作品でした。推理しながら先を読むんじゃなくて、スラスラっと楽に読めるタイプの読みやすい本だと思います。主人公たちの心情の変化をとても上手に表現していて、読む人を本の中に引き込んでしまうようなすばらしい作品でした。
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No.54:
(5pt)

びっくりした

乙一さんの作品って、皆怖い系なのかと思っていた。それはこの本を読む前に「暗黒童話」を読んだからかな?少し、グロテスクな描写があったため私は勝手に乙一さんの本は皆こんな感じだ。なんて決め付けていた。でも私はそういう本が好きなので、その決め付けは自分的には良かった。しかし次に読んだこの「暗いところで待ち合わせ」…。ビックリした。最初は、アキヒロが殺人を犯したという事でまたグロテスクなのか、と思っていたが…最後には心が温まっていた。お互い、暗闇の中で生きるような二人が偶然?現実ではありえない形で出会う。同じ心を持っていたからこそ、二人は出会ったんじゃないだろうか。自分が、アキヒロやミチルに似ている所為か…親近感がわいた。カズエがミチルにいった言葉が、自分に言われているような気がした。ポジティブ思考の人には「暗い」イメージの本かもしれない。でもその暗闇の中には温かさがある。人間は決して一人では生きて行けない、そのことを再度確認させてくれた。同じ、暗闇で生きる人に読んで欲しい。そしてこの本に温かさと勇気を貰って欲しい。
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No.53:
(4pt)

おもしろいです

よくこんな設定を思いつくなぁと感心しました。初めは、家に潜んでいることをミチルにいつ気付かれるかという緊迫感をだらだらと引っ張るつもりかと思いましたが、アキヒロの優しさから二人は接触し不思議な関係へ、そして物語りも思いがけない方向へ展開していきます。車酔いしやすい私ですが、おもしろくてバスの中でも読んでしまいました。
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No.52:
(5pt)

孤独な二人

視力を失い独り静かに暮らすミチルの家へ、殺人犯として警察に追われるアキヒロが逃げ込む。発見されぬよう、息を殺して身を潜めるアキヒロと、気配は感じながらも身を守るために気づかぬ振りをするミチルの奇妙な同棲生活。設定そのものがかなりトリッキーなわけで、文庫の裏表紙を読んだだけだとどういう話なのだろうか、と思ったわけだけれども、こう来ますか…。人間関係の構築が下手で会社でも人間トラブルを抱えてしまったアキヒロと、視力を失ったことで外界との関わりを殆ど遮断してしまったミチル。どちらも、簡単に言ってしまえば、孤独であり、同時に外との関わりに極端に怯えている存在。そんな二人が出会って、互いの存在を見ることで、自分についても考えさせられて行く…。後半では、ミステリ作品てきなどんでん返しも用意されてはいるのだけれども、それよりもアキヒロとミチル、二人の心情の描かれ方が見事。変な言い方だけれども、どんでん返しが無く終ったとしても、十分に成立していた。いや、面白かった。
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4344402146
No.51:
(5pt)

静かな緊張感

設定は映画「暗くなるまで待って」と同じ?と思ったけど 嬉しい勘違いでした。いつふたりは接触するのだろう?と ドキドキしながら あっという間に読めました。エンディングも 思ってたのとは違い・・・興味持たれたら 一読をオススメの一冊です
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No.50:
(5pt)

「らしくない」上手さを感じる作品

個人的な意見を述べれば、乙一という作家は評価されているほどの作家ではない。割とありきたりで、どこかで読んだような、拍子抜けな作品が多い。それでも表現が上手ければまだいいのだが、乙一の文章はよく言えば端的で、悪く言えば味気ない。あんまりだと思う程に。その中でこの作品に限っては、異常といえば異常なほど丁寧に作られているように思える。どこにこれだけの引き出しが合ったのかと驚くほどの人間性が散りばめられていて、特に終盤のミチルのカズエへの言葉には不覚にも涙が出た程だ。乙一が好きでないのならばこれさえ読めば他は要らない。確かに最高傑作であり、素人目にも明らかなほどに質に差があるのだから、この本から入った人間が乙一の他の作品を読んでも、それは恐らく落胆しか生まないからだ。
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No.49:
(5pt)

この装丁は確かに疑問…

ミチルの目が見えないという設定は、この物語の主題を上手く象徴しているように思う。家の中という自分だけの世界にだけ安息を感じ、外の世界を過剰に恐れる。彼女の何も映さない目はその心そのものを表しているように感じた。アキヒロという他者に手探りで近付いてゆく過程を経て、終盤の鍵となる人物に共感する場面で彼女の心の目は開かれる。一部の人には、設定や展開を取り上げて現実味に欠けるという意見がある。だけど、私にはとてもリアルに感じられた。それは登場人物達の心の描写についてだ。これは作者の経験に基づくものだろうと強く感じる。比喩ではなく現実の痛みとして胸が苦しい(「苦しいような」ではなく)孤独感を味わった者だけが知る心の震えが描かれている。終盤の幾頁かのサスペンス的な部分は添え物に過ぎない。映画化されるという話だが、こういった要素をクライマックスと捉えると駄作になると思う(「~そして意外な結末!」などというキャッチは絶対やめて欲しい)。ミチルの家の冷たい闇と、彼女がアキヒロと共にゆくだろう外の世界の眩さの対比を静かに、美しく描いた作品になればいい。
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No.48:
(5pt)

乙一最高傑作

と銘打ってあるようにめちゃくちゃ面白いです。ある殺人事件に巻き込まれた盲目の女性と青年の物語ですが、一気に読んでしまいました。伏線が幾重にも張り巡らされ、プロットも緻密に練られた第一級のミステリーで、読者の意表を突くような展開の連続です。また、主人公二人の視点から交互に語られる重厚な人間ドラマでもあります。アキヒロとかミチルみたいに人間関係が苦手な人は結構いると思いますが(私もそうですが)、この本を読むと少しは勇気づけられるんじゃないでしょうか。対人恐怖症と言ってもいいくらい人見知りなミチルと、いつも独りを選んでしまうアキヒロの成長を読んでいけば何か感じるところがあると思います。一番印象に残ったのが「一人で生きていけるなんて考えるのは傲慢だ」みたいな意味の一節。傲慢という言い方で人見知りを断罪するのはちょっと極端な気はしますが新鮮でした。
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No.47:
(5pt)

なんともう15版のベストセラー

 「死にぞこないの青」に続いて読んだので、そこからこぼれたエピソードで誕生した物語だという作者あとがきが興味深かったです。本作の乙一は、読者を明確に想定しています。これは他者とのコミュニケーション不全で苦しむ(苦しむ自覚のない人もふくめて)人への応援メッセージになっています。そんなことを作者自身はひとことも漏らさないけど…。それがこの物語の温かさになっています。 冷たい場所でふるえている魂の、誰にでもいいからすがりたい寂しさと、自立と解決へのみずみずしい決意とを描いています。サスペンス・ホラーの形を取りながら、ただコケおどしに人を怖がらせるのでなく、説教くさくもならず、こんな物語を提示できる作者に、心からの賛辞を送ります。 作者あとがきのユーモアも素晴らしい。
暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)より
4344402146
No.46:
(5pt)

泣けました。。。

お互い今まで、他人との関わりを避けるようにして生きてきた二人でしたが、奇妙な同居生活が次第に二人の心を共鳴させていきます。その心のひだが実によく描かれていて、印象的でした。一人でいることが気楽なことではなく、どんなに孤独で寂しいものか、それを知った時、ミチルとアキヒロは新たな人生を歩み始めることになるのです。「二人の前途に拍手を送りたい。」読み終わったあと、そう思わずにはいられませんでした。
暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)より
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