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暗いところで待ち合わせ
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暗いところで待ち合わせの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全185件 61~80 4/10ページ
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乙一らしい淡々に綴られた文章だが、相変わらず思い当たらない落ちで、読み応え満点です。 | ||||
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本間ミチルは、視力を失ってから世間とのつながりを避けるように、ひとり暮らしている。唯一ミチルが心を開くのは小学校からの友人カズエだけだ。そんなミチルの家へ、殺人事件の容疑者 大石アキヒロが逃げ込んでくる。息を殺して居間の片隅にうずくまるアキヒロ。目の見えないミチルにはアキヒロの存在がわからない。ミチルとアキヒロの奇妙な生活が始まる ・・・ 本作品のほとんどは、孤独な二人が同じ空間を共有しながら繰り広げる無言劇だ。ミチルと、アキヒロの視点が交互に切り替わってストーリーは展開する。多くのものを失なって、生きることに希望を持てないミチル。無実の罪で追われるアキヒロ。違和感を感じながらも助けを呼ばないミチル。ミチルの所作に不自然さがあることに気づきながら、居座り続けるアキヒロ。緊張感を保ちながら、ミチルとアキヒロの思いが描かれていく。 ありえない設定なのだが、読んでいると頭の中にすんなり情景が入ってくる。無音の世界でのミチルとアキヒロの心の動きが絶妙なのだ。 やがて、ミチルとアキヒロは、お互いの存在を認識し合うようになる。言葉や触れあいのないまま、心を通わせていくミチルとアキヒロ。いつミチルとアキヒロは、言葉を交わすのだろう というのがワクワク感をうんでいく。 アキヒロは疑いを晴らすことができるのか。そしてミチルは ・・・ とつづく。 事件は意外な真実が明らかになって幕を閉じるが、これから語りあうべきことがたくさんあるミチルとアキヒロを思うと、とても晴やかな気持ちになる。本作品は、白乙一派には感涙ものの逸品である。 乙一さんのあとがきを読むと、本作品はもともと『死にぞこないの青』のエピソードだったようだ。切り捨ててしまったものを心に残る作品として甦らせる乙一再生工場おそるべし。 | ||||
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盲目の女性と、警察に追われ逃亡している青年の 互いの傷を、互いの愛で癒していくという展開に感動した。 障害を持った人に同情することが愛ではないのだろう。 そういった感情を持たずに健常者と同様に接し、 相手の愛を見出すことが愛なのではないだろうか。 | ||||
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逃走犯の男が盲目の女の家に侵入し、彼女に気づかれぬまま潜伏するという話。読み始めてすぐ、面白い設定だと思った。あとがきによると、別作品に使おうと思っていたアイデアの流用だというが、アイデア一本槍に終わらず、そこから着想してちゃんと破綻のないエンタテイメントを完成させているのはさすが。 途中で小説よりも映像にした方がこの設定のシュールさがより際立つんじゃないかなとも思った。同じ居間に大の大人の男女がまったく交流することなく同居するというのは、ぜひとも映像で見てみたいところだ。そして、現に田中麗奈主演で映画にもなっている。しかし、女と男の視点を交互に行き来しながら物語が進むこの原作は、女が男の存在に気づきながら気づいていないふり(気づいたことがバレたら危険な可能性があるから)をするところなどの脳内の思弁でしかない「見えない駆け引き」を文字で表現することによって、このアイデアを小説なりの面白い方向へと膨らませているようにも思えた。 乙一作品は初体験だが、思っていた印象と少し違っていた。もっとエッヂの効いた人なのかなとも思ったが、あとがきを読むに優しそうな人だ。 | ||||
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これはお見事。 盲目の女性の家に見知らぬ男性が転がり込むという設定は、無理があるだろうと思ったが、 読み進めるうちに、そんな細かいことは忘れてこの世界に没頭していた。 表紙とあらすじでてっきりサスペンスやホラーの類かと勘違いしたが、 読んでみるとそんなことはない。とても優しい物語だった。 一見何の接点もなさそうだが、実は共通のトラウマを抱えて生きていた二人が 少しずつ、ほんの少しずつ距離を縮めてゆくシーンは必読である。 そして、心温まるラスト。 雪の降る日に、窓の外の景色を眺めながら読みたくなる、そんな一冊。 | ||||
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盲目の女性の視点から主にかかれています。 暗く質素に地味に暮らしてた…これからもそうしていくと思いきや…。。。 地味で暗い印象の本ですがその中でもとても惹きつけられる内容になっていて どんどん読み進められました。 少し心が温まる感じがほっこりしてて好きです。 あっという間に読んでしまいました。 | ||||
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私もみなさんと一緒で表紙に裏切られました。 どう考えてもホラーですよね^^; でも中身は若い男女の温かい物語です。 この本は主人公のミチル、アキヒロそして読者までも変えてくれる なにか力をもった本です。 どうこう言わずとりあえず読んでみてください。 | ||||
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小説の基本である、ボーイ・ミーツ・ア・ガールから始まるが、その出会いが非常に特殊。よくこんな設定を思いついたものだ。一方的な出会いと奇妙な同居、静かに通じ合う心。そしていつかは必ずしなければならない別れ。これらが交差して実に切ない気持ちになる。 誰もが少なからず主人公のメンタリティに共感できるはず。絶望にしか向かわないストーリーであるが、最後に救いがあるのが実にいい。とても幸せな気分になれる傑作。 | ||||
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容疑者にされてしまった男と、盲目の少女のとても心温まるお話です。 こんなにも優しい物語なのにこの表紙はいかがなものか。 おそらく、この表紙を見て敬遠している方もいる方もおられるでしょう。 心温まる優しいお話が好きな方なら、表紙に惑わされずに、一度読んでみていただきたい。 大好きな一冊です。 | ||||
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盲目の女性との奇妙な生活 最後、ちょっと上手くいきすぎだろと思った(-1点)けど 面白かった。読みやすいしすぐ読めた。 面白いって人に勧められる本だと思う。 | ||||
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アイデアはちょっとおもしろい。 最後まで読もうとする推進力にはなっていると思う。 でも、それだけ。アイデア一発の勢いだけで書き上げた感じ。 文章力、構成力が弱い。ちゃんと推敲する時間がなかった? 単に好みの問題で片付けるレベルじゃないんじゃないか? 特にひっかかる所。重複してる描写多くないですか? それだけでもう残念な気持ちになってしまう。 見直してないんだろうし、校正する人もいないんだろう。 ブラッシュアップがなされてない作品が高い評価を得るのが現状。 しょうがないのかもしれないけど、寂しい気持ちになりました。 | ||||
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私にとってはまだ、2冊目の乙一。 どうしても、グロテスクな描写が多いイメージでなかなか次の手が出ないでいた。 これも、表紙の絵がこえーなぁと思いながらも、ある程度内容がわかってたため何とか手にとって見た。 一気に読んだ。久しぶりに、活字で世界に入れた漢字。 それぞれの感覚が交差していく事の快感。 この人独特の描写のうまさで、自分と登場人物の五感をシンクロしやすい。 最後は、作りこんだ感が出すぎか??と、少しだけ感じたけど、その分話としても面白い。 短い小説なので、普段本を読みなれてい人でも、割と一気に読み切れると思う。 もっと、手を出してみようと思えるきっかけになる一冊。 | ||||
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うまい。 いや、文章表現とかがすごくうまいなというわけではないのに こんなに引き込まれるというのはどういうことなんでしょう。 人間の機微みたいなのが感じられます。 そして、登場人物の有機的なつながりもなかなか。 | ||||
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友人に薦められたので読んでみた。 アマゾンの星の数や友人の薦め具合から期待していたが、期待ほどの作品ではなかった。 目の見えない女性の部屋に男が忍び込むという設定が面白かったが、それがどうも生かし切れていないような気がした。もう一捻り欲しいというか・・ 細かい点でいくつか話が雑というかちょっと違和感を感じるところがあった。 たとえば、後半ミチルが駅員に話を聞きに行くところは唐突で?という感じがした。 このシーンの必要性を感じなかった。削った方がよいように思った。 ただ全体的に面白いとは思う。読んで損はない。 出来ればもう少し最後に驚きの展開が欲しかった。 | ||||
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これはミステリーなのか…?と思いました。とてもロマンチックだったので。 目の見えない若い女性の部屋に、警察から追われた男性が逃げ込み、 彼女に自分の気配を感じられないよう居間に身をひそめる。 でもやがて彼女は彼の存在に気付き、彼に食事を作る… そんなふうに二人の生活は始まっていきます。 人との関係を上手に築けない2人が、無言のコミュニケーションのうちにお互いを信頼し始める様子は、 静かで、心暖まります。 人との関係に、言葉や、外見は一体どれほど必要なのだろう、という疑問さえ湧きました。 私は、目に見えているものに惑わされすぎてるな〜…と。 物語として面白く、惹きつける力がある、人に勧められる本です。 | ||||
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アキヒロの考えに共感できる自分がいる。 勿論、会社員なので表面上はそう見せないし、彼ほど極端じゃないけれど。 でも共感できるし、自分に近い人間だと思って読んでいた だからこそ二人の心の変化というか 行方が気になってしまい、夢中で読んだ ふたりで始めて外へ行く時は とても嬉しくなったし、 自分ももっと人に近づきたいと思った ミチルとアキヒロは出会えて お互いにとって本当に良かったのだと思う なんだか二人が羨ましくなった 正直な気持ちを書いてみました。 照れくさいけれど(笑)、そうしたくなる本でした | ||||
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目の不自由な女性のアパートを、若い男が隠れ家にする。 ばれない様にと若い男は、細心の注意を続けるが、 御想像通り、女性が気付いちゃうんだな。 だからって、大騒ぎしては、話も終わってしまう。 非常に繊細な部分で、非常に繊細な関係になっちゃう。 そこは、読んでみてのお楽しみだね。 こんな繊細な小説が書ける乙一氏は、すごいと思う。 50歳になるオジサンが、つい先日読んだわけだが、 いやー感動したよ。 こういう小説も、たまには良いね。 乙一氏の他の作品も好きですよ。 今回は、なかなか出合えない素敵な小説だった。 | ||||
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はかなげな美少女の妖精さんになりたい! 世の男性の夢が乙一作品で実現しました。 あなたは妖精となる事に成功し美少女と生活を共にします。彼女に触れてはいけません。心のハンドで触れるのみ。声をかける事も出来ません。ただ暖かくドジなあの子を見守って生活するのです。内容と違う?いいえ認識の上ではこれで正しいのです。 乙一作品にリアルさを求めてはいけません。ドラゴンボールの読者に悟空はあれだけ強いのだからくしゃみをしただけで町が吹き飛ばなければウソだとか思う人は居ませんし、悟空はご立派な筋肉をしてるのだから括約筋もご立派なはずで、そうなればウンコすればウンコが光速で出て地球が粉砕されなければウソだとか思う人は居ないのです。いやよく考えるとマナーを守れば大丈夫ですね。悟空はくしゃみをする時にそっと手を口に当てるのでしょう。ウンコする時も勿論、光速のウンコを手でそっと受け止めているのです。 もし目撃者が居ない点や登場人物がヒロインが一人暮らしである事前提の行動をしている事等に気をとられた場合、あなたのイライラは頂点に達してしまいます。早く軌道修正しないと大変ですよ。そうそれらは全て、天狗のしわざなのじゃ。 | ||||
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ちょっぴり不気味!でも、泣ける!! と言う、乙一に興味を抱かずにはいられない作品。 オイラは最近になって、小説の面白さがわかってきた童貞君なので、これは衝撃的! 深みにハマる! 面白い小説は時間を忘れて文を追いかけてしまうのですね・・・。 | ||||
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なんでこんなに表紙が恐いのか?読んだ後ならネタバレ防止のためかと解釈できるが手に取るのに一瞬ためらってしまった。中身は◎。非常にゆっくで優しいラブストーリー。性的描写がないのに読者を飽きさせないのは主人公2人の心情がすごく丁寧に書かれてるからだと思う。最後のあとがきはなんだんだ。表紙 中身 あとがき の3つともにギャップがあって面白かった。 | ||||
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