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暗いところで待ち合わせ
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暗いところで待ち合わせの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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表紙が有名漫画家のものになっています。 以前に購入した初期の表紙の雰囲気が好きで 改めて手元に置きたいと購入したので、がっかりしました。 内容に違いはありませんが 少し軽薄な雰囲気になっており児童小説感があります。 漫画家先生には申し訳ないですが 雰囲気ぶち壊しな気持ちになったのでカバー必須です。 | ||||
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中学生時代に読んで面白かったので、15年ぶりに読み返してみました。 視覚障害者の生活に触れており、当時はまったく知らなかった世界や知識に触れたことにより印象に残っていました。 私は中学生時代にこれを読んだことで視覚障害者の方がいれば目配りをしたり危ない場面では手をさしのべようという考えが生まれました。 まず知るきっかけとして中高生におすすめしたいです。 ただ、大人になってから再読したことによって物足りなさは感じました。 人物たちの内向きな性格や対人関係の不器用さは過剰に感じられ、当時のように共感することができませんでした。 視覚障害者の暮らしに関する描写も他書で見たものが多く、深く知るには情報不足です。 | ||||
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思ってたよりもラノベ寄りだった。あまり悪い評判を聞かないから、もっと読ませる文章を書くのかと思ってたのに…。悪くないけど良くもない。 | ||||
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可もなく不可もなく。 普通に読めます。 でも、作者の他の作品を読んでみたいという欲求までは湧いてこない。 | ||||
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一つの物語として、とても綺麗にまとまっています。 ただ、2人の主人公の心の内が語られすぎているためか、 本来であればハラハラするはずの逃避行に、全体的に緊張感がないと感じました。 もう少し物事を引っ掻き回すような道化師がいて、 二人が互いの変化を感じあえるような作品であれば良かったなと思いました。 自分は成長した!という自己満足で終わっている気がします。 | ||||
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乙一は設定が本当に上手い。この作品も例に漏れず。 盲目の女性が一人でひっそりと暮らす家に、殺人の容疑者である男性が忍び込み隠れ住む。一つ屋根の下、奇妙な同棲生活が始まる…というのが本作のあらすじ。 癖のない文体で淡々と進み、ページ数的にも中編くらいのボリュームなので一気読みできます。ミステリー要素も少し入っているのでちょっとしたどんでん返しも楽しめる。 ジャンル的には恋愛小説に分類されるのかな?言葉をほとんど交わさず交流を深める二人にほんのり心が温まりますが、物事がうまく運びすぎ&淡々と進みすぎて物語にあまり起伏がないのが残念。良くも悪くも設定勝ちという印象。もう一捻り山場を作ってくれていたら☆4相当でした。 タイトル&表紙だけ見るとホラー小説かと思いがちですが、まったく怖いお話ではないです。胸糞悪い余韻もなく綺麗に終わるラストが魅力的。個人的には土鍋からシチューまでの流れがお気に入り。 | ||||
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著者は、1978年静岡生まれ、エアンターテイメント小説界の将来を担う乙一。 (H14/4/25 ' H17/7/15 17冊発行) 視力をなくし、独り暮らすミチルと職場の人間関係に悩むアキヒロ。 駅で起きた殺人事件の犯人として追われるアキヒロが逃げ込んだのはミチルの居間の端…アキヒロの気配に気付くも、知らない振りをしながら生活を続けるが、そこに転機が訪れる。 定義ははっきり分からないけれど、これはライトノベルなのかな。 ページ数も比較的少なく、文章も平易でスルスルと読み進められた。 ミチルがアキヒロの気配に気付きつつ、アキヒロの行動に期待したり、アキヒロも気付かれていないと思いつつ生活を続けたりする。 その二人の心理描写が交互に語られる文体はテンポが良い。 いくつかご都合主義な部分もあって、ライトノベルっぽさに気がついたところで現実に戻ったりしたけれど、アキヒロが職場で感じる人間関係の祖語とかは(中高)学校生活でも共感する部分も多く、乙一がその年代に支持される理由も分かった気がした。 視力を失った人の心理描写が(当事者でないと分からないけれど)詳細で、普段意識しなかったけれど、改めてそれを考えさせられた。 | ||||
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逃走犯の男が盲目の女の家に侵入し、彼女に気づかれぬまま潜伏するという話。読み始めてすぐ、面白い設定だと思った。あとがきによると、別作品に使おうと思っていたアイデアの流用だというが、アイデア一本槍に終わらず、そこから着想してちゃんと破綻のないエンタテイメントを完成させているのはさすが。 途中で小説よりも映像にした方がこの設定のシュールさがより際立つんじゃないかなとも思った。同じ居間に大の大人の男女がまったく交流することなく同居するというのは、ぜひとも映像で見てみたいところだ。そして、現に田中麗奈主演で映画にもなっている。しかし、女と男の視点を交互に行き来しながら物語が進むこの原作は、女が男の存在に気づきながら気づいていないふり(気づいたことがバレたら危険な可能性があるから)をするところなどの脳内の思弁でしかない「見えない駆け引き」を文字で表現することによって、このアイデアを小説なりの面白い方向へと膨らませているようにも思えた。 乙一作品は初体験だが、思っていた印象と少し違っていた。もっとエッヂの効いた人なのかなとも思ったが、あとがきを読むに優しそうな人だ。 | ||||
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友人に薦められたので読んでみた。 アマゾンの星の数や友人の薦め具合から期待していたが、期待ほどの作品ではなかった。 目の見えない女性の部屋に男が忍び込むという設定が面白かったが、それがどうも生かし切れていないような気がした。もう一捻り欲しいというか・・ 細かい点でいくつか話が雑というかちょっと違和感を感じるところがあった。 たとえば、後半ミチルが駅員に話を聞きに行くところは唐突で?という感じがした。 このシーンの必要性を感じなかった。削った方がよいように思った。 ただ全体的に面白いとは思う。読んで損はない。 出来ればもう少し最後に驚きの展開が欲しかった。 | ||||
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表紙がホラーチックですがほろりとくる良い話でした。まあ状況的にはそれなりに気持ち悪いんですが。視覚障害の人が、家のなかにひそむ誰かの存在に気付く話。ひそんでいたのは逃げている男です。職場で先輩に嫌われてしまって、漠然としたいじめを受けてしまう。彼はひそりと憎しみを育てて行き、ある朝電車を待つ彼の背中を押したくなる。通り魔的な、一瞬の殺意。視覚障害の女性は、家の中にいる男が殺人犯として追われていることに気付くのですが、それでもいつしか彼が家のなかにいることを受け入れる。他人とうまく付き合えなくて、ささいなことで傷ついて臆病になり自分のなかに閉じこもってしまう。覚えのあることで、だからゆっくりと戸が開いていく感触が大変やさしい作品でした。お互いに少しずつ許してゆく感じが良いのです。記述的にはミステリですが、それは期待しないほうがいいです。変にひねらないほうがすらっと読めてよかったような。まあ、それなりに意外で面白いです。 | ||||
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登場人物の設定だけみればとても暗く小説の結構もかなり悲観的な材料なのにとても爽やかな読後感は、乙一の筆力に他ならない他人をまともに受け入れてこなかった二人が時間をかけて相手を受け入れていく様子を両者を交互に主人公にしてゆくことで縮まってゆく心の過程が伝わり易い後半のミステリーの仕掛けは安直だがこの仕掛けが重要と思わせるラストに結びつけている人との接触を避け一人で生きてゆこうとしてた二人孤独は他人と縁を切ることではなく・・・・・・・結末まですぐ読めます乙一は筆力があるとは思うんですが作品と一定の距離を保つ人に感じてしまう乙一の本性をまだ見せてもらえてない気がしてこのペースでまだまだ書いてくれる安心感を基にまだまだ今後に期待したい作家です | ||||
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