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消える上海レディ



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消える上海レディの評価: 2.57/5点 レビュー 7件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.57pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

出版社がらみの制約の中、この作品は生み出された

『島田荘司全集 V』のあとがきを読むと、この作品は、御茶ノ水の山の上ホテルで缶詰になって書いた、と書かれている。

その中で、当時、講談社→ミタライ、光文社→吉敷、というふうに張り付いていて、この角川では、別のキャラクタで書かなくてはならなかった(出版社を超えて主人公を持ち出せなかった)当時の島田荘司の苦労が感じられる。

そういった出版社がらみの制約の中、この作品は生み出されたのだ。

『消える上海レディ』は船の上で事件が起こる。これは、今も運行されている『鑑真号』(今は『新鑑真』だが)のことなのだが、アガサ・クリスティの『ナイルに死す』をイメージしてるのかな、と思ったら、そうでもない感じだ。

でも、様々な舞台で作品を書いてみたいという当時の気概が感じられる。むしろ作品の背景に感じ入ってしまう。
消える上海レディ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:消える上海レディ (角川文庫)より
4041682029

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