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ローカル線で行こう!



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【この小説が収録されている参考書籍】
ローカル線で行こう!
ローカル線で行こう! (講談社文庫)

ローカル線で行こう!の評価: 3.76/5点 レビュー 34件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.76pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全34件 21~34 2/2ページ
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No.14:
(5pt)

地方鉄道の奮闘物語

赤字の第三セクターを舞台にした小説です。
新幹線のアテンダントから抜擢された社長と県庁から出向してきた副社長が黒字化へ必死に頑張っています。
途中から事件も絡んできますが、全体的にはサクセスストーリーで楽しく読み進めました。
ローカル線で行こう!Amazon書評・レビュー:ローカル線で行こう!より
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No.13:
(3pt)

一気読み♪

もりはら鉄道は、JRから経営を引き継いだ第3セクターのローカル線だ。地域の足と
なっているが、赤字続きで国からの交付金も底をついてしまった。
「もりはら鉄道に未来はない。」
誰もがそう思っていたとき、ひとりの女性が登場する。篠宮亜佐美!彼女は新社長として
この赤字ローカル線の建て直しを試みるが・・・。

第3セクターのローカル線。それはどこも厳しい経営状況にあるのが現状だ。しかし、簡単に
廃線にはできない。地域の足を奪うことになるからだ。「赤字解消」その困難な目標に向って、
篠宮亜佐美は果敢に挑戦を続ける。次々に出される奇抜なアイディア。マスコミも上手に
利用して、彼女は売り上げを着実に伸ばしていく。だが、それを喜ぶ者ばかりがいるわけでは
ない。中には、自分の利益優先のために快く思わない者もいる。不可解なできごとが次々に
起こる。予想外の出費!イベントへの妨害工作!列車の進路妨害!もりはら鉄道を窮地に
追い込むため、敵はあらゆる方法を画策する。けれど、亜佐美はそのつど危機を乗り越える。
まだ赤字が解消されたわけではない。乗客数がこれからも伸び続けるのかも未知数だ。
だが、彼女は胸を張って己の信念を貫き通すだろう。歩くその先に、明るい未来が待っている
ことを信じたい。読み出したら最後まで止まらない、楽しい作品だと思う。
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No.12:
(4pt)

面白かった

破綻寸前の第3セクター鉄道を再生する話に、ユーモラスな人間模様が絡んで、楽しく読める1冊でした。
後半は、読む前に展開がわかってしまう部分が多かったのが残念でした。
それでも、読後感が良く、元気を出したいときに読むには最適だと思います。
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4062182173
No.11:
(4pt)

単純に読んで面白い

第三セクターの赤字ローカル線の再建に抜擢された若き美人社長と県庁から派遣された副社長。妨害工作的な不審な出来事。2時間番組になりそうな、読んでいて楽しいエンターテイメント小説。
会社再建話しとしてはあまりにも単純で御目出度い内容になってしまうが、気楽に楽しんで読むには、色んな展開があって楽しめる。
ローカル線で行こう!Amazon書評・レビュー:ローカル線で行こう!より
4062182173
No.10:
(5pt)

普通におもしろい!

おもしろかったです。

読みやすくてあっという間に読んでしまいました。

著者の別の本も読んでみたいなと思いました。
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4062182173
No.9:
(5pt)

最後のどんでんがえしまで通読しました

前半は、社長の手腕に期待しながら読んでいましたが、社員のがんばりに読み続け、最後のハッピーエンドで大満足でした。
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4062182173
No.8:
(1pt)

本職や経済左派は絶対読んではいけない、壮絶な勘違い本

実に不愉快。阿川大樹のを読んだ方がいいわ。
決め台詞が「ローカル線にしてはダイヤをきっちり守ってる」。こんなナメきった態度の鉄道会社がどこにあるのか。社長自ら、他社含めたローカル線を頭から馬鹿にしてかかっているではないか。「町工場にしては納期を守ります」って言うか?職業意識の話としてはもちろんのこと、原理的にも、単線のローカル線こそダイヤをきっちり守らないとスレ違えない筈。この一点を取っても鉄道を全く理解していない杜撰さが分かる。
また、主人公が社長として参戦する前の、鉄道の設立経緯の説明が、放漫経営のリゾート三セクと同列扱い。県民の命や生活を守るための事業は採算度外視でいいが鉄道は違うとまで地の文で言う。地方がどんな思いで鉄道を残したと思っているのか。いや、ローカル鉄道は不要で税金の無駄だという観点・設定の作品ならいい。しかし、通学ラッシュと老人の通院で混む、つまり必要な鉄道だと描写しながら、「展望なしのどんぶり勘定」「破綻の道をひた走る」と続ける。作中の直前直後の記述と記述が論理的に繋がらず、設定崩壊している。展望なんてあるわけねえだろクソが。展望があろうがなかろうが維持しないといけないのが公共サービスなんだよクソが。
経営再建ストーリーゆえ、改革前の体質をDISってSAGEてから俺TUEEEEする物語になるのは必然。だから、接客しないお飾り駅長といった分かりやすい造形は別にいい。でも、公共の利益に十分資する鉄道を赤字とばっさり否定した所から始めるのでは、公共の意味を理解していない。登場人物の口からは地域にとって大事だからと語られるが、地の文(=客観的真実とされるもの)の無知無理解な冷笑的視点は敵側の立場に一致し、これが作品のトーンを決めてしまう。日経連載でもないのに、とにかく儲かるかが全て、利用されている公共サービスでも赤字なら悪、という感性を前提にして、その立場に寄り添っていくのだ。新自由主義信奉がここまでナチュラルに蔓延している事実に愕然とせざるを得ない。マネタイズで黒字化できるから価値があるという勝利条件に共感できないのだ。日本から公共は失われたのだろう。情けなくて涙が出て来る。

取材に時間や費用をかけられないその辺の三文作家ならともかく、徹底取材で知られる真保裕一がこんな初歩的な無知をざくざく晒すのは変だ、と疑問に思って参考文献を見て納得。TVでも人気の鉄道お笑い芸人である川島令三の名が挙がっていた。これは、鉄道会社ではなく鉄道マニアの方に取材した本なのだろう。だから、電気で走らない汽車は電車と呼ばないと説明して鉄道マニアに媚を売る接待記述は盛り込む一方で、鉄道の社会的役割はスルッと見落とした本が出来上がるわけだ。鉄道マニアの本を参考に鉄道の本を書くと鉄道の社会性への視点が抜け落ちてしまう…となると、これはもう、鉄道マニアの非社会性(反とは言わない)が批判されるべきかもしれない。

職業ものが本職やマニアにとっては不満の塊ということはよくあるが、これもご多分に漏れない。本職や経済左翼、国鉄時代にいた社会派鉄道マニアの生き残りは、読んではいけない。脳の血管が切れます。安易な経済俺TUEEEEのビジネスサクセスストーリーが読みたい日経読者はどうぞどうぞ。どうせローカル線や公共なんてものは見下しているだろうから、ぴったり合うだろう。
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4062182173
No.7:
(2pt)

地方をナチュラルに見下す都会人にはアリ

ローカル(線)に対するナチュラルな蔑視が実に不愉快である。なので、そこに同調できる都会人にはアリ、だろうか。

決め台詞が「ローカル線にしてはダイヤをきっちり守ってる」。こんなナメきった態度の鉄道会社はないだろう。社長自ら、他社含めたローカル線を頭から馬鹿にしてかかっている。例えば「町工場にしては納期を守ります」って言わないだろう。職業意識のみならず、原理的にも、単線のローカル線こそダイヤをきっちり守らないとスレ違えない筈。杜撰だ。
その辺の三文作家ならともかく、徹底取材で知られる真保裕一が初歩的な無知を晒すのは変だが、参考文献で納得。TVでも人気の鉄道芸人である川島令三の名が挙がっていた。鉄道会社ではなく鉄道マニアに取材した本なのだろう。だから、鉄道マニアのこだわりに媚を売る趣味的な記述は盛り込める一方、技術面や社会性はスルッと見落としている。鉄道マニアの本を参考に鉄道の本を書くと鉄道の社会性への視点が抜け落ちてしまう…となると、これはもう、鉄道マニアの非社会性が批判されるべきか。

鉄道描写にとどまらない。こういった地方舞台のサクセスストーリーの宿命として、「勝ち組に入れるから滅びなくていいよ」というエールは、実はアプリオリに「負け組は滅べ」を前提にしている。これはもう、どんな小説にも新書にも記事にも思うことで、ここを問うのは酷ではあるけど。
主人公が社長として参戦する前の、鉄道の設立経緯の説明が、放漫経営のリゾート三セクと同列扱い。バスで十分なら鉄道は税金の無駄遣いだが、通勤ラッシュと老人の通院で混む、つまり鉄道が必要と描写しながら「展望なしのどんぶり勘定」「破綻の道をひた走る」と叩き斬る。県民の命や生活を守るための事業は採算度外視でいいが鉄道は違うとまで地の文で説明するのだ(ただしこれは伏線)。しょっちゅう事故を起こすと通勤客が車通勤に変えるかもしれないと悩むローカル線って、ちゃんと住民に利用されてて、恵まれすぎだろう。これを展望がないと切り捨てるのは地方の存在自体を許さない考え方だ。地方がどんな思いで公共サービスを維持していることか。要求する「展望」の閾値が都市基準で、高すぎるのだ。
経営再建ストーリーゆえ、改革前の体質をDISってSAGEてから俺TUEEEEする物語になるのは必然。でも、公共の利益に十分資する鉄道を赤字とばっさり否定する所から始めるのでは…。登場人物は地域にとって大事と語るものの、地の文(=客観的真実とされるもの)は無知無理解な冷笑的視点を貫き、これがトーンを決めてしまう。まあエンタメでいちいち地方を覆う構造的問題に処方箋出せとは言わないが、黒字化目処で大勝利ってハッピーエンドへの道は、赤字の地方の公共サービスは切れというテーゼを完全に肯定しちゃってる。住民に活用される限り維持しないといけないのが公共サービスではないのか。日本から公共は失われたのだろう。情けなくて涙が出て来る。

なお、半ばからはもう勝利条件すら吹っ飛び、イリーガルな手法(主人公側も!)と政治的駆け引きでせめぎ合うクライムサスペンスに遷移していく。そこからは真保裕一作品を堪能できる。ま、実のところそれが物語の本体で、最初からくだらないローカル鉄道一社ごときの活性化を描く話ではないのだろう。ただ、方向性を転換しつつの400P以上は、お得ではあるものの疲れる。鉄道目当てなら阿川大樹ので、後半のネタ目当てならカジシンのなり何なりで用が足りる気は、個人的にはした。
宮城県内陸地震を思い起こすとオチのネタには到底納得できない。震源地にそれはない。配慮ではなく、純然たる合理的判断として、ない。だからこの物語は宮城県内陸地震以前、平成の大合併真っ盛りの時代に、今の世相がいくばくか(鉄道アテンダントやB級グルメ)混じった世界で展開しているのかと思う。あえて合併前の状態で、吸収されれば衰える弱い自治体に肩入れするところには、地方への愛を感じる。ただそれも、ローカル線の見下しっぷりから、劣った弱いものを可愛がる視線とも思える。同じ目線の高さでがっぷり組むのではなく、都会からの上から目線でマネタイズの成功例を取り出して持て囃す愛玩の臭いが拭えない。

職業ものが本職やマニアにとっては不満の塊ということはよくある。これもご多分に漏れず、本職や経済左派だと不満が出るだろう。極端に経済右傾化する日本を目の当たりにした思いがする。経済俺TUEEEEのビジネスサクセスストーリーが読みたい日経読者や、クライムサスペンスを読みたいファンなら、それぞれの求めていない部分で多少寄り道感はあるかもしれないが、楽しめるのでは。
ローカル線で行こう!Amazon書評・レビュー:ローカル線で行こう!より
4062182173
No.6:
(4pt)

ローカル線。盛り上げたくなります

地方は過疎化、過疎化。その言葉ばかり。
都会に負けて いずれは限界集落のようになって
いく。

私も単線のJRの場所に住んでいますが
人が来ないっていうのは言い訳であって
創意工夫で なにかを帰れるんだろうと実感できる
小説です。

誰を見てサービスするのか、そういう部分を色々
考えることができる一冊。

地方の行政に携わる人には読んで欲しいよな〜と
思ったりします。そして 諦めかけている僕ら
地方の人も。

トラブルの部分がラストにつながるので、そういう展開
になったのでしょうが ちょっとそこが違和感を
感じてしまい(言葉では上手く言えないのですが)★1つマイナス。
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4062182173
No.5:
(5pt)

思いがけない仕事のヒントに!!

なかなか・・・題名からは連想しにくい内容です。
部下にも勧めています。
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4062182173
No.4:
(3pt)

期待しすぎて

ラジオの書評で面白そうと思って買ったからか、期待しすぎたのかな。
面白くないわけではないけど、それほどでも、という感じ。
新幹線のアテンダントから赤字ローカル線の社長になった主人公の頑張りには好感がもてた。
社長の頑張りに社員が前向きになっていく様子は、読んでいて元気がもらえる気がした。
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4062182173
No.3:
(2pt)

何だか安っぽい気がする

ローカル鉄道の再生物語としては、うまく行き過ぎているせいか、何だか軽い感じがした。その話を掘り下げれば、もっと楽しかったのだが…。

その上に、途中から結論が分かりそうな安っぽいミステリーがまぶされて、そのままラストへ。

こんなに話を盛らなくても、1つ1つの物語は掘り下げれば十分楽しめる作品と思うだけに残念。
ローカル線で行こう!Amazon書評・レビュー:ローカル線で行こう!より
4062182173
No.2:
(3pt)

地方の創意工夫は重要だ

舞台は三セクの廃線瀬戸際のローカル線だけど、シチュエーションは県庁の星とほぼ同じ。そこにミステリーの要素をまぶしている。

ヨミモノとしては楽しいし、国や県の横暴に対峙していく件はエモーショナルな感情さえ覚える。地方の創意工夫は重要だ。

しかしながら、実態としては、地方の疲弊は国全体の経済の低迷と都市への人口集中によるところが大きく、「何かを勝ち取った」ようなエンディングに多くの共感を得ることができるとは思い難い。

加えて、東北を舞台に放射能の話をするのにはもう少し気配りがあっていい。ヨミモノで軽く扱うことに反感を覚える人も少なくないだろう。
ローカル線で行こう!Amazon書評・レビュー:ローカル線で行こう!より
4062182173
No.1:
(3pt)

地方に対する著者の思いが込められた小説

破綻寸前の赤字ローカル戦を、鉄道経営の素人が立て直すという話を軸に、ちょっとしたミステリーを絡めた物語。主人公は二人。社長にスカウトされた元新幹線のカリスマ販売員と県から鉄道会社に副社長として出向してきた若手の職員。後者がけっこう活躍するので、著者の初期作品、小役人シリーズを思い出した。新社長が打ち出すアイデアは次々に成功する。そんなにうまくいくのかという感想もあるだろうけれど、まぁそれは小説だから。著者も、そう簡単にいかないことは承知しているだろう。それでも、ローカル線、いやさびれていく地方都市に、工夫しだいでまだまだがんばれるんじゃないかと言いたかったのだろう。実際、破綻の危機を回避したローカル戦もあるのだし。できすぎたお話だからこそ、いいってこともあるのだと思う。
ローカル線で行こう!Amazon書評・レビュー:ローカル線で行こう!より
4062182173

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