特異家出人 警視庁捜査一課特殊犯捜査係・堂園晶彦
- 失踪 (242)
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好きな作家の作品であり、読むのが楽しみな作家での作品です。今後も読み続ける予定である。 | ||||
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東京、亀有署管内の青戸で、一人の資産家の老人が失踪する。老人と仲の良かった利発な少女の必死の訴え、そして主人公の刑事・堂園の上司である高平と亀有署の警察官の縁によって、堂園はこの事件を担当する事になる………。 浮かび上がる拉致事件。そして老人が若き日を過ごした鹿児島での事件。やがて堂園の亡くなった祖父とその老人の知られざる関係が、焙り出されてゆく……。 一言でいってしまえば、二時間ドラマになりそうな刑事モノだなあとは思いましたが、この物語の特徴は堂園が老人を「生きて返す」事に情熱を傾けている事です。堂園が所属するのは警視庁捜査一課ではありますが、「特殊班」という聞き慣れない部署です。なんでも立てこもり事件や誘拐事件を担当する部署だそうで、「人を死なせない。人を殺させない」事を目的としているそうです。 刑事小説・ドラマの良作は「ストロベリーナイト」や「相棒」などなど数え上げればきりがないのですが、それらの多くは殺人班、すでに人が殺されてしまった事件の解決を捜査しているわけで(勿論それもとても大事ですが)、老人の救出を最大の目的とする部分が、この物語がそれらと一線を画している部分なのです。 堂園は、かつて高平と共に仕事をした(そして少女とのパイプ役となる)浜中と共に、青戸から、自らの祖父の故郷でもある鹿児島・志布志へ。そこで今起こっている、堂園の親戚の苦境、そして祖父と老人・有村らの遠い様な近い様な過去の物語。更にそこでかつて起こった幾つかの事件が長い因縁を経て現在の事件と繋がり、堂園が老人の救出を目指す上でのヒントとなってゆくのです。 そんな物語を、地方経済の疲弊、警察機構の腐敗、そして戦中戦後の激動の物語を交え、500ページ近くを費やして、じっくりと書かれています。 ジェットコースターの様な物語というよりは、登場人物一人一人の過去や、物語の背景、設定を細やかに描いた物語が好き、という方に特にオススメしたいお話です。私はこれを読んで、鹿児島に行きたくなりました。 | ||||
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本筋は近所の資産家おじいちゃんが誘拐に遭って, ある江戸趣味が解決の糸口になって大団円。 しかし,しかし。 回想 回顧 憶測 伝聞 又聞き 時代背景説明にページ半分が割かれている。 しかも,「知っていますよ」という筆者の思い入れが随所に現れて 鼻白むことしばしば。 私の時間を返してほしいと思った本の1冊が増えた。 ただし,時代考証などにかなり労力を傾けただろう筆者の努力を評価して,★2つ。 | ||||
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「特異家出人」という珍しい分野の事件だったのだが、結局は人質の救出といった展開となり、誘拐事件とあまり変わらないように感じた。特異家出人とするからには、家出人自らが行動を起こすような動機や展開を少なからず期待していたので残念だった。また、現在発生している事件と、主人公の祖父の話を強引に結びつけようとした結果、話がご都合主義になってしまったような気がした。犯人とのやりとりも緊張感がなく、全体的に物足りなかった。 | ||||
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