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届け物はまだ手の中に
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届け物はまだ手の中にの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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"「おまえは、復讐を捨てたのか?」 「復讐なんて、先生は望んでないよ」" 衝動的な殺人で恩師を失った楡井はその殺人者江藤を殺害した。 裏切り者のかつての親友・設楽にその事実を突きつける目的で、設楽邸に向かった楡井は、設楽の妻、妹、秘書の3人の美女に迎えられる。 しかし肝心の楡井に会えないまま、時間が過ぎていく。 相変わらず社会倫理的には問題のある石持さんらしいミステリ。 楡井の殺人そのものではなく、設楽家で起こっている異常な事態はなんなのかということを、3人の女性とのやりとりで進めていきます。 相変わらず、「そのオチはなんなの!?」と言ってしまいそうなオチなので、合わない人には合わないミステリですが、石持さんの作品では久々に、ええやんと思ってしまいました。 設楽と会えない、なんとかして会おうとするというやり取りが、しつこいくらいに丹念に描かれているので、最後のオチも十分納得できる作品だと思います。 | ||||
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先ず、内容の前に。装丁の所為で本が非常に読みにくいです。 先ずサイズがハードカバー並なのにノベルスより少し厚手のソフトカバー。しかも結構薄いので、しっかりと持つことも出来ない代わりに、女性の手と握力ではちょうど良い角度に曲げて読むのも一苦労。 もしも、自宅で机で読書と言うのであれば関係は無いのでしょうけれど、通勤途中の電車でしかも立ってということだともうこれがどうにも疲れるのです。 閑話休題。 探偵役などの感じは『扉は閉ざされたまま』の二人の男女逆転な感じで、しかも主人公=探偵役が犯罪も犯していて一人称です。 主人公がが、旧友を訪ね、旧友が書斎で仕事を済ます間、子供の誕生日会に参加することになり、家人たちの様子の微妙な行動の矛盾から謎解きをしてゆく展開です。 登場人物が魅力的な割には、ストーリーが短いために生き生きと描かれること無く終わってしまう、小規模にまとまりすぎているのが残念です。 やはり、こういった石持作品はもう少しプロットの大きい長編でじっくり味わう方が良いなと個人的には思いました。 | ||||
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