本陣殺人事件

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評判

本陣殺人事件の評価:

4.30/5点 レビュー 73件。 B ランク

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平均点4.30pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全77件 21〜40 2/4ページ
No.57
(5pt)

血みどろの怨念の世界

金田一耕助モノ3中篇を収録(「本陣」は中篇でしょうね)。血みどろの怨念の世界を堪能できます。
このカバーの絵は「殺」の一文字ですが、旧版のカバーは杉本一文氏の角川文庫シリーズでは出色の一作。猫と少女のオーバーラップ。1970年代横溝正史リバイバル・ブームの雰囲気が甦ります。
本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.56
(4pt)

中編集の名作

噂に名高い作品だが、未読だったので。
「本陣殺人事件」はトリックは古風だというのに、絵になるというか何というか…現代のミステリとはまた違う味がある。
他の二作品も夢中になって一気読みだった。
本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.55
(5pt)

横溝正史作品なら絶対この人!

中古品だから仕方ないですが、美品ではなかったです。
でもどうしてもこの人の描く横溝正史シリーズはお気に入りです!
本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.54
(3pt)

初期の佳作集

『八つ墓村』を読んで以来,すっかり横溝正史ファンになってしまいました.全巻読破しようと思い,本書を手にしました.

表題の『本陣殺人事件』の他,2編が収められています.横溝氏はこの頃,読者をアッと驚かせるトリック作りに熱中していたのかな,と思いました.いずれの短編も,後の大作の原型を想起させてくれました.

正直,「ものすごく面白い作品」ではありませんが,私のように全巻読破を目指している方には,初期の佳作としてお薦めです.
本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.53
(5pt)

傑作ぞろいの一冊

『本陣殺人事件』…金田一耕助のデビュー作にして、戦後日本ミステリの黎明期を開いた名作。白雪におおわれた日本家屋に鳴りわたる、神秘な琴の音色とともに現出する、妖奇で美しい殺人風景。雪、琴、水車、日本刀、石灯籠…、物語を日本的な美景に装飾するさまざまなガジェットが、あたかもドミノ倒しのように次々に連動し、メカニカルな密室トリックを構築してゆくその華麗は比類がない。また、書き出しの何気ない叙述や、三本指の男が道をたずねる場面、飼い猫の墓など、密室トリックの周辺をかこむ外堀の仕様も、精妙をきわめ感嘆の他はない。

さらに、激しい我執の恐ろしさを感じさせる殺人動機にも、注目させられるものがある。自己の内面で身勝手に醸造されイメージ化された人間像を、一方的に相手に投影しながら、相手の実像がそれと違っていることに気づくや、激しい憎悪を投げかけるようになる。ストーカー事件や、アイドルへの暴言暴力など、利己的で稚拙な恋愛感情に起因する近年の実際の事件にも通じるものがあり、そうした意味では、非常に現代的な殺人動機ではないかと筆者は思っている。中尾彬が金田一耕助を演じた、高林陽一監督の映画『本陣殺人事件』は、そうした動機の部分を原作以上に掘りさげ、暗い情念の世界を耽美な映像美に昇華させた、映像化された橫溝作品のなかでも、屈指の名作になっていた。

『車井戸はなぜ軋る』…田舎の旧家を舞台に、交錯した近親憎悪を背景に起こる惨劇。戦前の『鬼火』や、後の『犬神家の一族』などにもみられる、区別のつかなくなった二人の人間の不気味な入れかわり疑惑を軸にした、ドス黒い情念のサスペンスが凄まじい。

『黒猫亭事件』…終戦直後の混乱と淫靡な夜の歓楽が闇をかさねる、都市郊外で発見された、腐爛した女性と黒猫の死骸。巧みなミスリードから鮮やかな結末へ。猟奇な事件の闇を、巧緻なトリックで解体する、作者の企みにひたすら唸らされる。

収録された三作とも、不吉な雰囲気たっぷりに、怨念や情欲がからみ合う物語と、斬新なトリックの妙を融合させた、橫溝ワールド全開の傑作ばかりである。角川文庫の橫溝作品のなかでも、読み逃すことの出来ない、贅沢な一冊になっていると思う。
本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304083
No.52
(5pt)

昔、読んだけど紙で読むのがいいですよね。

はっきり言ってケータイの電子書籍に入っているのですが、やっぱり紙で読みたくて買っちゃいました。近くの本屋では売ってない!中途半端な田舎の頼みの綱です。
昔、読んだのですがトリックを忘れてしまいました。ので購入。
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4041304083
No.51
(3pt)

作者の気概が感じられる

物語の背景や犯人の動機など、現代とは感覚が大きく異なることを痛感する。
ただ、海外作品にも負けない良質なミステリーを書いていこうとする当時の作者の気概が感じられる作品群である。
本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304083
No.50
(5pt)

good

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4041304083
No.49
(5pt)

金田一第一作!

金田一さんが第一作目から冴えた推理を見せてくれて、夢中になって読破しました!
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4041304083
No.48
(3pt)

そんなでもない

自選でも3本の指に入る名作と誉れ高いが、トリックが複雑すぎて、実現性低いと思う。動機も疑問。

金田一耕助がアメリカ帰りで、向こうで○○○だったという設定に驚いた。
本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304083
No.47
(4pt)

密室殺人に挑戦!名探偵金田一耕助衝撃のデビュー作!

密室殺人に挑戦!!名探偵・金田一耕助衝撃のデュー作!!

「……農村に入って見給え、都会では殆ど死滅語となっている『家柄』という言葉が、如何に今なお生き生きと生きているか、そしてそれが如何に万事を支配しているか、諸君は知られるだろう。

 今度の敗戦以来の社会の混乱から、さすがに農民諸君も地位や身分や財産などには、以前ほど叩頭(こうとう)しなくなった。
それらは今、大きな音を立てて崩壊しつつあるからである。
 しかし家柄は崩壊しない。よい家柄に対する憧憬、敬慕、自負は今なお農民を支配している。
 しかも彼らの言うよい家柄とは、優生学や遺伝学的見地から見た、よい血統を意味するのではないらしい・・・」

岡山県岡―村字山ノ谷―…旧幕自体の参勤交代の折には大名が宿泊したという、地元では由緒ある家系・一柳(いちやなぎ)家で起こった奇怪な殺人事件!!

 昭和十二年、一柳家の当主である賢蔵は、小作人出身で財をなした久保銀造の姪・克子と婚礼の日を迎えていた。
 人々に祝福され、離れで初夜をすごすことになった新婚夫婦……その深夜、人々は恐ろしい悲鳴と琴の音を聞いた!!

 離れの座敷の新床の上には、賢蔵夫婦が血塗れになって倒れていたのである!!

 そして、犯行現場は、内側から施錠され、雪が降り積もった離れの外側には、犯人の足跡が発見されなかったのである・・・・・

    《解 説》

 戦前の探偵小説界では、

「日本家屋は、石造り中心の欧米の建築物と比較すると、隙間が多く開放的だから、密室殺人には向いていない」

というのが、通説とされてきました。

戦争で岡山県に疎開していた横溝正史は、あえてそれに挑戦し、きわめて純日本的な家屋である、「地方の旧家」を舞台にして、密室殺人事件を、鮮やかに描いたのが本作です。

また、後々の映画化ドラマ化などで、日本を代表する名探偵となった、金田一耕助のデビュー作となったのも本作であります。

「密室殺人という不可能犯罪」、

「トリック重視の本格探偵小説」、

或いは、

「あの名探偵の若き姿」

に興味を抱く方に、本作を強く推薦いたします。
本陣殺人事件 日本推理作家協会賞受賞作全集 (1) Amazon書評・レビュー: 本陣殺人事件 日本推理作家協会賞受賞作全集 (1)より
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No.46
(4pt)

名探偵・金田一耕助衝撃のデビュー作!!

密室殺人に挑戦!!名探偵・金田一耕助衝撃のデュー作!!

「……農村に入って見給え、都会では殆ど死滅語となっている『家柄』という言葉が、如何に今なお生き生きと生きているか、そしてそれが如何に万事を支配しているか、諸君は知られるだろう。

 今度の敗戦以来の社会の混乱から、さすがに農民諸君も地位や身分や財産などには、以前ほど叩頭(こうとう)しなくなった。
それらは今、大きな音を立てて崩壊しつつあるからである。
 しかし家柄は崩壊しない。よい家柄に対する憧憬、敬慕、自負は今なお農民を支配している。
 しかも彼らの言うよい家柄とは、優生学や遺伝学的見地から見た、よい血統を意味するのではないらしい………」

岡山県岡―村字山ノ谷―…旧幕自体の参勤交代の折には大名が宿泊したという、地元では由緒ある家系・一柳(いちやなぎ)家で起こった奇怪な殺人事件!!

 昭和十二年、一柳家の当主である賢蔵は、小作人出身で財をなした久保銀造の姪・克子と婚礼の日を迎えていた。
 人々に祝福され、離れで初夜をすごすことになった新婚夫婦……その深夜、人々は恐ろしい悲鳴と琴の音を聞いた!!

 離れの座敷の新床の上には、賢蔵夫婦が血塗れになって倒れていたのである!!

 そして、犯行現場は、内側から施錠され、雪が降り積もった離れの外側には、犯人の足跡が発見されなかったのである……………

    《解 説》

 戦前の探偵小説界では、

「日本家屋は、石造り中心の欧米の建築物と比較すると、隙間が多く開放的だから、密室殺人には向いていない」

というのが、通説とされてきました。

戦争で岡山県に疎開していた横溝正史は、あえてそれに挑戦し、きわめて純日本的な家屋である、「地方の旧家」を舞台にして、密室殺人事件を、鮮やかに描いたのが本作です。

また、後々の映画化ドラマ化などで、日本を代表する名探偵となった、金田一耕助のデビュー作となったのも本作であります。

「密室殺人という不可能犯罪」、

「トリック重視の本格探偵小説」、

或いは、

「あの名探偵の若き姿」

に興味を抱く方に、本作を強く推薦いたします。
本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304083
No.45
(4pt)

金田一耕助のデビュー作です

密室の謎解きも面白いが、田舎の因習のドロドロした雰囲気も良いです。
本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304083
No.44
(4pt)

短編3つ

先に犬神家や八つ墓村などの有名な長編をいくつか読んでしまっていたので、短編になるとちょっと物足りない気分になりました。なので、最初のほうに読むと良いかもしれません。探偵小説に興味がない方でも、戦前戦後の世界観や、地方の村の中での人間模様など、そういったものが自分の好みとピタリとハマる方にはオススメです。
本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304083
No.43
(5pt)

考えられない犯行動機も含めて横溝正史の味

雪が降る日本家屋の離れで起きた密室殺人。何と新婚初夜の新郎新婦を斬り殺した凶器の日本刀は庭の石灯籠? に突き刺さっており、犯人は庭に出て逃亡したと思われるのに出口のない完全密室状態で、庭の雪についている筈の足跡も残されていない。果たして真相は? と言う本格ミステリで、作中に欧米の密室殺人を扱った先行作品について書かれており、作者がそれを戦前の日本を舞台に置き換えて書いてみた事がよくわかる。おまけに被害者の弟であるミステリマニアがそれらの本を完璧にコレクションして持っており、それが実際のこの事件と深く関わって来ると言うのがミステリファンの心をくすぐる。密室のトリックとして物理的なものはつまらない、と言う言及があるが、本作でのトリックは相当手の込んだ物理的なもの。さすがに無理を感じるトリックではあるが、伝統的な日本家屋で密室を構成しこのトリックを編み出した作者の力業には敬服である。
 しかしながら本作の真骨頂は密室殺人のトリックでなく、意外な犯人とその動機を巧みにミスリードする面白さにある。謎解きの場面で、作者はクリスティの「アクロイド殺し」を参考にしたなどとミスリードそのものを告白しているが、それはさすがにあざといと思うものの、日本の本格ミステリを書くぞと言う横溝正史の気概が感じられた。それにしてもこの犯人といい、その動機といい、凄い。いかに戦前日本の因習が強く残る旧家での話とは言え、ね。
 だが荒唐無稽とも思われるこんな動機での殺人、現代ではあり得ないかと言えばそうでもないと思うのだ。異常に潔癖症な中年男で、処女を崇拝しているので結婚にも消極的。ようやくこれはと言う清純な女性と巡り会って結婚を決意。ところが絶対処女だと信じていた相手がレイプされていた過去を知り、思いあまって・・・理解不能な動機での殺人なんて現代でも沢山起こっているではないか。盛大なネタばらしですみません。
「車井戸はなぜ軋る」では金田一耕助が出てくるのは名前だけで、ほぼ何も活躍していない。外見がソックリの異母兄弟、違うのは目だけ。が、一人は資産家の御曹司であるのに対して、もう一人は没落した家で貧窮している。二人は同じ戦地に赴き、一人は戦死するがもう一人の資産家の御曹司は両目を失う大怪我を負いながら復員して戻って来る。だが戻って来た彼はまるで別人のように妻さえ遠ざけてふさぎ込んでおり、病弱な妹は二人が入れ替わっているのではないかと疑うのだが・・・と言うストーリーで、妻を初め次々に家族が死んで行き、やはりこの男が入れ替わって復讐しているのかとミスリードされる。果たして真相は? と言うストーリーも面白いが、「本陣殺人事件」と同様に妻の貞操を疑っての殺人と言うのが時代を感じさせるところだ。
 「黒猫亭事件」は密室殺人などトリッキーな犯罪を知りたがっている探偵小説家(横溝正史?)に、「顔のない殺人」だとして金田一耕助がよこした手紙を小説として構成したと言う趣向。徴兵された金田一が戦地で麻薬をやっていたなどと言うエピソードも出て来て、とても興味深い。で、復員した金田一が「獄門島」(次に読む予定)の事件を解決して一躍有名となり警察も一目置く存在となっている設定。考えてみれば当たり前だが名探偵のシリーズものはそれぞれの事件がつながっているのを再認識。それと金田一の捜査法や存在感は誰かに似てるなと思ったら、この間読んだエルキュール・ポアロだった。これは当然横溝正史の方が西欧ミステリーの影響を受けているわけだが。さて作中に「顔のない殺人」について言及されており、ほとんどが被害者と容疑者が逆になるトリックで、それが途中でバレたら探偵小説としてはまずいのだとか。そんな余計な情報まで与えられて展開する「顔のない殺人」劇、作者の思うツボとは思っても疑心暗鬼になってしまい、意外な真相まで一気に読ませてくれた。
 2作とも名作とされている金田一耕助初登場の「本陣殺人事件」に劣らないレベルの作品だった。現代の目からは考えられない犯行動機だったりするが、それをも含めて横溝正史の味である。そしてコナン君を生み出した金田一耕助は実に魅力的で、やはり今でも日本が誇るナンバーワンの名探偵だな。

http://blog.livedoor.jp/nattolove-002/archives/12620143.html
本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304083
No.42
(5pt)

表紙絵が可愛い(笑)怖いのは抵抗あるのでこういうのが助かります

本陣…は別の全集で読んでたので、何故本陣…がこの表紙絵なのかとわからなかったのですが、金田一年代順に読み進めてたら黒猫亭…の短編がこれに収録されてると言う事で全ての謎が解けました。
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4041304083
No.41
(3pt)

本陣殺人事件を読んで

比較的初期の横溝先生の王道ものですが、短く、死人も少ないせいか、私的にはぱっとしません。
トリックは非常に有名ですが、複雑すぎて、本当にうまく行くのかと思います。
本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304083
No.40
(5pt)

本陣殺人事件と黒猫亭事件

本陣殺人事件と黒猫亭事件ともう1つが収録された作品。金田一シリーズは、旧家で兄弟姉妹の誰かが犯人で残忍な死体のイメージが強いです。本陣殺人事件のほうはそんな感じですが、動機やトリックは良く精巧に出来ていますよね。

黒猫亭事件も、トリックの裏にトリックがあるという凄いものでした。これも動機に対して犯行するというストーリーにモヤモヤが解消されました。
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4041304083
No.39
(5pt)

名前は聞いたことはあるが読んだ事のないシリーズ

推理物を読んでいると何度もこの作品の名前を目にしますが今まで読んだ事はありませんでした
昔の作品ながら読みやすい文章でした。探偵役も魅力的なので推理小説を好む私にはドストライクでした
本作は解決に至る為の要素はほぼ読者に与えられる作品で推理が好きな人にお勧めです
読んでいて雨戸の「こざる」という部位はなんなのか?や琴の構造や部品についてわざわざ調べなくてはいけなくてはいけなく大変でした
トリックも文章だけでは想像しにくく何度も読み直して理解できました。トリックを絵にしていただけたら直観的に理解でき衝撃もより一層強かったでしょう
本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304083
No.38
(4pt)

重厚でいて王道ミステリー

古典といっていいほど古い作品だし、作中の時代もかなり昔の設定なので世界観に馴染むまで苦労したが、その辺りを差し引いても本作は面白い。
表題作の「本陣殺人事件」は動機やトリックに驚かされたもののそれが少々力業で拍子抜けしたのですが残りの二作がすごかった。というか本作は表題作の長編一本だと思ってたのですが勘違いでした。短編三本で構成されていますがいずれも濃い。
特に良かったのが「黒猫亭殺人事件」。短いページ数の中で物語が二転三転し予測のつかなさではこれがピカ一。次点で車井戸ですがこれはトリックそのものより交錯する人間関係が光る一作。ドロドロしてます。しかしこれがいい。
三作とも物語に合わせて文体を変えているのも好印象。小説形式であったり手紙を朗読する形であったり著者の技巧が効いています。
ミステリーとしては王道。読者に真正面から勝負している感じが最近のミステリーになかなか見られないものだったのでかえって新鮮でした。シリーズ物ということで他の作品も気になります。☆4。
本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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