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イデアの洞窟
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イデアの洞窟の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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これは期待ハズレでした。本書の体裁は充分魅力的なのですが、どうも作者のたくらみが成功しているとはいえません。注釈小説といえば、本書の解説でも言及されているとおり、やはりナボコフ「青白い炎」、ダニエレブスキー「紙葉の家」が有名なワケで、前者は敵前逃亡したのでなんともいえないんですが、後者については作者のたくらみにまんまとハメられたぼくとしては、どうしても比べてしまうワケで、そうすると本書はまったく見劣りするんですよね。本書の注釈はほんと腹立つくらい無意味で、わざわざ解説してもらわなくてもいいよっていいたくなるほどうるさいんです。テキストに埋め込まれた無数の謎?そんなもんどこにもないんです。テキストの隠喩はどれをとっても一目瞭然なんですから。エピローグまで読んで、全貌が明らかになって頭の中が整理ついて、ああそういうことだったのかともう一度パラパラ読み返してもやはりこの注釈はゆるせない。もうちょっと遊んで欲しかった。 というわけで、まだミステリも、ポストモダンもあんまり読んでないっていう方には、おもしろいかもしれません。 | ||||
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