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ボビーZの気怠く優雅な人生



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【この小説が収録されている参考書籍】
ボビーZの気怠く優雅な人生 (角川文庫)

ボビーZの気怠く優雅な人生の評価: 3.94/5点 レビュー 18件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.94pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

九死に一生どころか、百死に一生もムリでは

ボビーZに扮したティムは、①北メキシコの麻薬王に追われ、②カリフォルニアのメキシカン・マフィアに追われ、ティムとして③ヘルズ・エンジェルに追われ、④麻薬取締局のグルーザにまで追われる羽目になる。まさに絶体絶命。
 300頁余りの長さしかないのに、豪快な詰め込み具合である。
 これに対するティムは、掛け値なしに学のないコソ泥にすぎない。
 一時期海兵隊員としてクウェートに派遣され、一度は英雄的行為で勲章を貰ったことがあるというのが、この絶対的窮地から抜け出すのに役立つかもしれないスキルである。
 兵隊経験とは言っても一般兵で、特殊部隊でもないのにそんな戦術を考えたりトラップをしかけたりする技能なんて、身につかないでしょと思わないでもないが、デッドウェイトを抱えながらなかなか頑張って逃走する。
 しかしそれだけでは生き残るにまったくの不十分。

 あとは結局、敵同士の潰しあい。
 つまり著者のプロットの妙である。
 ここは『用心棒』を思い起こすところだが、ティムは三船敏郎と違って、計画して敵同士を克ち合わせるわけではない。
 ずるがしこい奴等ゆえに疑心暗鬼に襲われ、必要以上の手を打った挙句、タイミングが悪くて自ら破滅するといった感じか。
 まぁ特に隠す必要はないだろうから書いてしまうが、最終的にティムが生き残るのは、彼の能力というわけではなく、著者たる神の贔屓の賜物ということ。
 しかしそこが徹底されているわけではなくて、ティムはそこそこの、いやかなりの戦闘能力があるし、人を殺すのは好かないとしながらもそこそこ殺しもしている。そこが若干の中途半端に感じた。
 そんな感覚があるので、②が雇ったスナイパーとティムに過去にの縁があるというせっかくの設定が何の触媒にもならないという事まで、すれ違いの妙とは思わずに中途半端に感じた。もう要らんやん。そんな設定。

 グルーザの隠し玉については、プロットの根幹からして、そらそー来るでしょと驚きはしなかったし。
 まぁ頁を繰らせる力は十分で、あっという間に読み終わったのだが、今ひとつ夢中になれなかった所以である。

 夢中になれなかったのは、別の要因かもしれない。
 本作も軽快な語り口である。ニール・ケアリーシリーズの終盤のようなおふざけではないので、それはもちろん売りにもなるのだが、登場人物のほとんどが人殺しOKな奴等の抗争なので、ユーモラスな活劇と楽しむには、血なまぐさく死体が多い。
 個人的に、ユーモアミステリでの殺人さえ、若干感覚のズレを感じてしまうのでなおさら。

 時代劇やファンタジーなら、ばっさばっさ敵が屠られてもおそらく流せるので、自分との距離感が近くなる現代劇において大量殺人+軽快な語り口の組み合わせが肌が合わないのだろう。
 決して本作はふざけているわけではないのだが。
ボビーZの気怠く優雅な人生 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ボビーZの気怠く優雅な人生 (角川文庫)より
4042823017
No.4:
(3pt)

ベタでオサレな小説

冴えない人生をおくってきたがやるときはやる主人公。男ならふるいつきたくなる高級娼婦。子犬のようにいじらしい少年。その三者をめぐるベタでオサレな話。ドン・ウィンズロウがセンスだけで書いたよう。気持ちが動かない。そんな小説が好きな方は、どうぞ。自分はもっと気骨のあるミステリを読みたい。
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4042823017
No.3:
(3pt)

基本的な筋立てからして、

あり得ない偶然のつるべ打ちなのは作品自体がギャグだからなのか?思いのほか暴力的で映像化はしやすそう。
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4042823017
No.2:
(3pt)

すごく映画的な小説

ドン・ウィンズロウの作品は、ストリート・キッズ以来、出版されたら片っ端から読んでいます。

内容については実際に読んで判断してもらいたいので、そこに関しては書き込みしませんが、個人的に思う他の作品との違いは、良くも悪くも「より映像的」な点。

余計なものを省いた読みやすい文体からは、各シーンがまるで映画のように容易く浮かんできます。

しかし、プロットというかシナリオ(というと言い過ぎですが…)を読んでいるような素っ気なさで、余韻に乏しい感じがしました。

変に格好を付けた文体(訳者のセンス?)も少し気になりますが、二転三転するストーリーは面白いです。

映画化されたら絶対見に行きます。
ボビーZの気怠く優雅な人生 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ボビーZの気怠く優雅な人生 (角川文庫)より
4042823017
No.1:
(3pt)

実力ある作家の筆休めみたいな

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4042823017

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