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水滸伝
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水滸伝の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 21~40 2/4ページ
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腐敗した国に対し集結し立ち上がる漢たち。 テーマはシンプルだが一人一人の主役達がそれぞれ別の魅力を持っており 自然と物語に引き込まれる。 個人的に好きなところは登場人物たちが決して自己を律した善人ばかりでないところ。 ある者は過去単なる乱暴者であったり、別のある者は恵まれた境遇の金持ち、 またある者は自分のために殺人を犯した過去があったりと英雄とは程遠い者もいる。 これらをとりまとめ、どのようにして巨大な国家組織と戦っていくのか続きが気になる。 1巻ではまだ仲間も少なく拠るべき場所もない。 曙光(しょこう)・・・前途に見え始めた明るいきざし まさしくサブタイトル通りの第一巻。今後の展開に期待。 | ||||
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いつかはこの時が来るとは思っていたが、北方謙三版の水滸伝は私にとって避けては通れない男の物語である。 むかし、吉川英治や横山光輝の漫画で読んでいたが、終わりまでよんだ記憶がない。 今度は最後まで読み上げてみせるぞ。 | ||||
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水滸伝といえば、定番であり、いまでは古典ともいえる、吉川英治版で慣れ親しんだ方が多いのは、三国志と同じかもしれません。しかしながら、もともと水滸伝は、明代に羅貫中がまとめてから、600年間の間に数えきれないバージョンが作られてきた伝奇歴史小説。正史がもとである三国志よりも、新たな作品として入りやすいのではないでしょうか。多彩な梁山泊の登場人物たちに独自のエピソードと深い心情描写で奥行きを与え、魅力的な敵役を育て上げ、単純な勧善懲悪には終わらない葛藤と、息をのむ戦いを描く。北方謙三氏の真骨頂ではないかと思います。全19巻の大作です。個人的には、前半の宋江や魯智深の旅中での多くの人との出会いや、宋と梁山泊の情報機関同士の暗闘など、オリジナルエピソードが、むしろ楽しかったです。途中からは、続編である「揚令伝」を読みたくもなり、どんどん読み進みました。最後の10ページは、いい意味で期待通り。他の方のレビューでは、戦闘シーンのリアリティなどは好みが分かれるようですが、通読して、損はないと思います。 | ||||
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最高です。生き方が変わります。じっくりじっくり人生を考えましょう。 | ||||
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物語は宋の時代です。 普通の水滸伝とは大きくストーリーが異なるのですが、私は北方氏の水滸伝の方が好きです。 なぜなら、登場人物それぞれの視点で物語が書かれてるからです。 本家ではあまり活躍しなかった人物は、本書では死にざままでかっこいいこともあります。 ただ、北方氏の時代小説に言えることですが、途中から同じパターンの繰り返しで読むのが辛くなりました。(特に戦闘シーン) | ||||
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吉川英治氏の三国志・水滸伝を愛読していましたので 今まで手を出さずにいました。 某ビジネス雑誌に筆者の楊家将・血涙が紹介されており 試しに楊家将を読み始めたところ、北方ワールドにはまってしまいました。 その後、水滸伝は飛ばしていきなり楊令伝に進んだのですが…。 ついに本編に手を出してしまいました。 それぞれが抱えた思い、戦闘シーンのスピード感 は筆者ならではのリアリィティがあるように 思います。 全19巻なのでkindle版があることは大変助かります。 岳飛伝も早くkinndle化お願いします。 | ||||
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戦いの場を求める者、役人に恨みのある者、働く場所を求める者。 替天行道の旗の元に集まった人々には、様々な背景があります。 全ての人間が、志を持っているわけではない。 けれど、一人ひとり辿っていくと、宋江と晁蓋という二人の人物に辿り着きます。 全ては、政治の腐敗を憂えた宋江が、世直しの檄文を記した事から始まります。 村の保正(名主)でありながら義賊のような事を行っていた晁蓋がそこに加わり、世直しの志は各地へ拡がっていきます。 少しずつ同志が集まり、梁山泊という組織が出来上がっていく過程には、老若男女問わず心が躍らされるのではないでしょうか。 槍の達人、弓の名手という武術に優れた軍人だけでなく 公文書偽装の為に、他人の文字を真似るのが上手い者や印鑑職人がいたり ただ人を治療するのが生きがいの変わり者の医者がいたり・・・・・ 登場人物の一人ひとりがこの物語の中に息づき、色を添えています。 志や夢を追い求めた男達の生き様に、胸が熱くなること間違いなしです。 | ||||
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印象的な冒頭の一行。 これは、北方謙三氏の挑戦宣言なのです。すなわち、原典や凡百の翻案を凌駕して屹立するような水滸伝を現代の読者に提供しようという。この頭は魯智深のもの。原典に登場する花和尚(入れ墨坊主)という陽気な乱暴者と違って、実は密命を帯びたオルガナイザー。このあたりから読者は北方流の構成力の冴えに感嘆せざるを得ません。 孤高の教育者である王進も、伏線っぽくデビュー。水滸伝、楊令伝、岳飛伝という大水滸伝構想の中で特異な役を果たす運命の星のもとに生まれています。何が偉いのか全く説得力にかけていた宋江は、共産党宣言にあたる「替天行道」という小冊子を書き、頭が悪いはずの盧俊義は、密かに資金調達のための闇ルートをコントロール。充分な経済的ロジスティックスはできています。 面白いのは公孫勝で、原典のような妖術使いの道士ではなく、きわめてリアルに心身を極限までトレーニングして、暗闘/諜報/調略の道を切り開きます。いっぽう梁山泊戦士の中でもっとも人気の高い男も公孫勝とウマが合わないという人物配置で登場。 ビジョン、オルグ、兵站、戦略・戦術、闘争力、闇の活動、通信といった重要分野を担う中核メンバーがパズルを組み合わせるようにつながってゆく様子は痛快。最後のページはまさしく曙光であり、この時点ですでにカタルシスをおぼえるという趣向になっています。 | ||||
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読後思うこと。男に生まれて良かったと思った。 戦のシーンでは、状況イメージが上手くできない箇所もあり 残念なところもったが、好漢たちの人間模様や心理描写は心 の琴線に触れまくる。 男なら読んじゃいなよって、薦められる本だ。 | ||||
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タイトルの通りです。 水滸伝の物語を知らない人は決して後書きを見てはいけません、 随所にネタばれがあります、ある巻のあとがきには物語の結末が書かれています。 | ||||
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某ゲームをやる前の前知識として、水滸伝をとりあえず読んでみました。 が……予想以上に凄く面白い!! 地の文が大目なのに、何故か状況がスルスルっと頭の中に入ってきます。 登場人物たちが様々な難関にぶち当たり、それを乗り越えて行く……その過程もとても丁寧に描かれています。 「志」を語る人々の目(この場合、台詞?)の熱いこと熱いこと!「燃える」とはこの事か!? 最初に登場人物一覧を見ると、主要人物の余りの多さに眩暈がすると思います。 が、そこで挫けないで欲しい。 1人1人のキャラクターが個性豊に描かれ、彼らの思う「志」を語ってくれるので、読み進めるうちに自然と登場人物を覚えています。 この先の展開が楽しみ!早速二巻を購入せねば←ゲーム代が消えそうだwww | ||||
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「水滸伝」の骨格や設定を借りて新たに肉付けした、まったく別の「水滸伝」。 古くから、兪万春:蕩寇志(結水滸伝)、馬琴:傾城水滸伝 などの亜流本の多いことを 鑑みれば、現代的な改編本が書かれることは大いに歓迎したいです。 人物の思考や言動などは現代人に近く、支那独特の文化や生活習慣を感じさせる 場面もほとんどないので、リアリティや異国浪漫を求めてはダメです。 ただでさえ強い梁山泊の漢達。1人で100人からの敵を倒すのは当たり前。 "死域"とよばれる、生死を越えた状態で更に超人的な力を発揮したりと、娯楽要素満載。 しかし"本家"の妖術描写は隠密戦闘に設定を換えてあったり、妙な処でリアル志向。 とはいえ、ラノベとは次元を異にする硬派で骨太な構成と、圧倒的な筆力が最大の魅力。 無茶な描写は多々あれど、細かいことはどうでもよいくらい無類におもしろいです。 | ||||
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腐敗政治と戦う、中国の漢たちの革命物語です。 有名な物語ですが、水滸伝は一人一人の個別の物語で、 時系列もよくわからず、ひとつの物語としてまとまってはいなかったのですが、 北方さんが全部ばらばらに分解し、時系列など調べ、再構築した最高傑作です。 小説に出てくる漢も漢ですが、気の遠くなる、前人未踏の仕事(革命)をした北方さんも漢でしょう。 世の中には読むに耐えない、三流本が星の数ほどありますが、これは本物です。 読まないと後悔しますよ。 自分も戦場にたった気になり、体感できます。 活字きらいの私は、これで小説が好きになりました。 でも本物しか読みたくありません。 日本の革命児よ! 漢の生き様、心の有り様を学べ! そして君も漢になれ! | ||||
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「頭ひとつ出ていた。」 これから始まる壮大なストーリーを期待させるのに十分な書き出しで始まります。 登場人物が多く、最初は名前を覚えるのが大変でしたが、 読んでいるうちに引き込まれました。 登場人物が痛快に強く、それでいて人間味をうまく表現しています。 これで19巻も続くのかと心配になるくらいの濃度の濃い内容が詰まっています。 他の人のレビューを読むと9、10巻あたりで挫折される方もいるみたいなので、 その辺りが峠なんでしょうかね。 私は今4巻の途中ですが、面白いです。 | ||||
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とにかく登場人物すべてが峻烈で、登場する全ての好漢がそれぞれの生き様を見せていきます。 熱いです。 | ||||
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三国志も水滸伝も、複数の作家のものを読んでいます。 北方水滸伝は、原典からかけ離れたぶっ飛び設定満載なので、原典に思い入れがあると厳しいかもしれない。でも私は大変面白く読みました。何年振りかで「ページをめくる手が止まらない〜〜」状態になりました。こんな歳になってからでも本をむさぼるように読めて、楽しかった。 108人の好漢たちは、原典よりそれぞれ個性的で人間味溢れています。妖怪や妖術などファンタジー部分は全部カットされてます。 水滸伝は完全フィクションなので、三国志よりはキャラクターの設定変更も受け入れやすかったです。北方三国志は「ええ!?この人こんな性格にされちゃったの?」と思う部分もありましたが、水滸伝はストーリー上の必然性もあってか、あまり違和感なかったです。 梁山泊メンバーが食べてるご飯が、やたらとおいしそうなのもイイです(*^_^*)。 | ||||
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水滸伝研究会で、12年掛け金聖嘆評点本『水滸伝』(通称七十回本)を原書で精読したものとして、北方謙三著『水滸伝』全十九巻(集英社)に触れておかない訳にはいかないだろう。 単行本は我慢して文庫化を待ち、発売毎に買い揃えて一気に読もうと準備をしていた頃、久し振りに中大赤ヘル(中央大学のブントです)の先輩と飲んだ。文化連盟の写真会に属していて、渾名は金太郎、赤ヘル軍団の軍曹的人物だった。ぺンクラブの北方氏とは文化連盟の同期で、みなオイラと同じ昭和48年に、学費闘争、ロックアウト、レポート試験で卒業している。今はTV番組の制作会社勤務である。この先輩、昔からの「水滸伝」フリーク。七十回本、百回本、百二十回本の翻訳違いから、日本の作家の翻案小説や漫画化作品まで全て読み、日本や中国でTV化されたものまで全て見ていた。当然酒の話題は「水滸伝」。各回本の異同から、金聖嘆の登場人物評に至り、竹中労・平岡正明著『水滸伝・窮民革命論序説』(三一書房)にまで及んだ。そして先輩が最も熱く語ったのが、北方版『水滸伝』であった。 曰く、この小説は「水滸伝」に題材を借りた全共闘小説であり革命運動論である。「替天行道」というスローガンは、天子(帝)に替わって道(政事)を行うという事であり、これは国家権力奪取の方針である。梁山泊の盟主となる宗江が語った事を書き留めた冊子『替天行道』とは、革命綱領であり、心情的に赤軍派に共感を示す北方ではあるが、赤軍派の建党‐建軍路線ではなく、建国‐建軍の方向で物語を展開しているという。オイラまだ北方版『水滸伝』は読んでなかったが、中国思想で「替天行道」とは、天(神)に替わって道(道理)を行うという事であって、対抗権力、二重権力とはなり得るが、直接権力奪取の思想とはなり得ないと反論した。その後、錦糸町の河内音頭でまた飲もうと別れたのだ。 半年後、八月末の錦糸町の河内音頭で毎年踊りに来る中大赤ヘルの後輩から、一週間前「金ちゃん」が肺癌で亡くなったと聞かされた。全共闘運動を現場で支えていた活動家が、また一人いなくなってしまった。 北方版『水滸伝』を、中国版との違和感と長大なため二の足を踏んでいたが、一気呵成に読了してしまった。大学の先輩という事もあり、デビュー作から読んでいたが、これまでの北方作品の集大成ともいうべきものだった。北方氏自身、これは中国のことを書いたわけではなく、日本人が、日本の読者に向けて、日本の感性で書いたものだと言っている。中国版とは異なり、続編の『楊令伝』として全く新たな物語が書き進められている。楽しみだ。 | ||||
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三国志に続いて、水滸伝を読み始めた。 三国志ほど登場人物に馴染みはないのがつらいが、それでもはじめからグイグイ引きこまれる。 北方謙三ってこんなに面白かったんだと、20年ぶりに再認識。 | ||||
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とにかくページをめくって! 私の世代の作者イメージや、女性向きではないのでは?、忙しくて読破できるかどうか不安だから・・・などで見送らなくて良かったと思える瞬間は、早々に来ました。 確かに最初は、誰が誰だか分らなくなって、巻頭の人物紹介を何度も見直したりしたけれど、 それを越えれば進む進む。 まだ途中なので、これから中だるむのかもしれませんが、今はノンストップで萌えてます。 働く女子、いろいろある男子、ぜひぜひ。 | ||||
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すごい!北方さんの水滸伝がこれほどとは! 現在、水滸伝全完読、続編の楊令伝も現在発売分8巻まで読みました!! 個人的には世代交替がおこなわれる楊令伝の方が好きですね。 こんなとこで恐縮ではありますが、北方ファンに紹介したい本があります! 北方ファンの皆様へご紹介------------------- 「黄金の王白銀の王」沢村凛を是非! だまされたと思って読んで見ていただけると幸いです。 沢村凛の希有な才能に必ず震えます。 | ||||
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