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水滸伝
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水滸伝の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全72件 41~60 3/4ページ
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とにかく登場人物すべてが峻烈で、登場する全ての好漢がそれぞれの生き様を見せていきます。 熱いです。 | ||||
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三国志も水滸伝も、複数の作家のものを読んでいます。 北方水滸伝は、原典からかけ離れたぶっ飛び設定満載なので、原典に思い入れがあると厳しいかもしれない。でも私は大変面白く読みました。何年振りかで「ページをめくる手が止まらない〜〜」状態になりました。こんな歳になってからでも本をむさぼるように読めて、楽しかった。 108人の好漢たちは、原典よりそれぞれ個性的で人間味溢れています。妖怪や妖術などファンタジー部分は全部カットされてます。 水滸伝は完全フィクションなので、三国志よりはキャラクターの設定変更も受け入れやすかったです。北方三国志は「ええ!?この人こんな性格にされちゃったの?」と思う部分もありましたが、水滸伝はストーリー上の必然性もあってか、あまり違和感なかったです。 梁山泊メンバーが食べてるご飯が、やたらとおいしそうなのもイイです(*^_^*)。 | ||||
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水滸伝研究会で、12年掛け金聖嘆評点本『水滸伝』(通称七十回本)を原書で精読したものとして、北方謙三著『水滸伝』全十九巻(集英社)に触れておかない訳にはいかないだろう。 単行本は我慢して文庫化を待ち、発売毎に買い揃えて一気に読もうと準備をしていた頃、久し振りに中大赤ヘル(中央大学のブントです)の先輩と飲んだ。文化連盟の写真会に属していて、渾名は金太郎、赤ヘル軍団の軍曹的人物だった。ぺンクラブの北方氏とは文化連盟の同期で、みなオイラと同じ昭和48年に、学費闘争、ロックアウト、レポート試験で卒業している。今はTV番組の制作会社勤務である。この先輩、昔からの「水滸伝」フリーク。七十回本、百回本、百二十回本の翻訳違いから、日本の作家の翻案小説や漫画化作品まで全て読み、日本や中国でTV化されたものまで全て見ていた。当然酒の話題は「水滸伝」。各回本の異同から、金聖嘆の登場人物評に至り、竹中労・平岡正明著『水滸伝・窮民革命論序説』(三一書房)にまで及んだ。そして先輩が最も熱く語ったのが、北方版『水滸伝』であった。 曰く、この小説は「水滸伝」に題材を借りた全共闘小説であり革命運動論である。「替天行道」というスローガンは、天子(帝)に替わって道(政事)を行うという事であり、これは国家権力奪取の方針である。梁山泊の盟主となる宗江が語った事を書き留めた冊子『替天行道』とは、革命綱領であり、心情的に赤軍派に共感を示す北方ではあるが、赤軍派の建党‐建軍路線ではなく、建国‐建軍の方向で物語を展開しているという。オイラまだ北方版『水滸伝』は読んでなかったが、中国思想で「替天行道」とは、天(神)に替わって道(道理)を行うという事であって、対抗権力、二重権力とはなり得るが、直接権力奪取の思想とはなり得ないと反論した。その後、錦糸町の河内音頭でまた飲もうと別れたのだ。 半年後、八月末の錦糸町の河内音頭で毎年踊りに来る中大赤ヘルの後輩から、一週間前「金ちゃん」が肺癌で亡くなったと聞かされた。全共闘運動を現場で支えていた活動家が、また一人いなくなってしまった。 北方版『水滸伝』を、中国版との違和感と長大なため二の足を踏んでいたが、一気呵成に読了してしまった。大学の先輩という事もあり、デビュー作から読んでいたが、これまでの北方作品の集大成ともいうべきものだった。北方氏自身、これは中国のことを書いたわけではなく、日本人が、日本の読者に向けて、日本の感性で書いたものだと言っている。中国版とは異なり、続編の『楊令伝』として全く新たな物語が書き進められている。楽しみだ。 | ||||
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三国志に続いて、水滸伝を読み始めた。 三国志ほど登場人物に馴染みはないのがつらいが、それでもはじめからグイグイ引きこまれる。 北方謙三ってこんなに面白かったんだと、20年ぶりに再認識。 | ||||
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とにかくページをめくって! 私の世代の作者イメージや、女性向きではないのでは?、忙しくて読破できるかどうか不安だから・・・などで見送らなくて良かったと思える瞬間は、早々に来ました。 確かに最初は、誰が誰だか分らなくなって、巻頭の人物紹介を何度も見直したりしたけれど、 それを越えれば進む進む。 まだ途中なので、これから中だるむのかもしれませんが、今はノンストップで萌えてます。 働く女子、いろいろある男子、ぜひぜひ。 | ||||
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9巻で挫折しました。 戦いのシーンに現実味がなく、石を落とせば1000人死ぬとか、 2000人で何万人の大軍を蹴散らすとか。 それはないだろう・・・、と何回も思いました。 小説だから・・・ ということですかね。 | ||||
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最初は面白く読んでたが、10巻あたりで挫折した。 精神論やら、政治論やら、お説教やら、志(こころざし)志(こころざし)ってウザイんだよ 最後の方になると、テロリストは政府軍に殺されちまえワハハみたいな読み方しか出来なくなったよ。 | ||||
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すごい!北方さんの水滸伝がこれほどとは! 現在、水滸伝全完読、続編の楊令伝も現在発売分8巻まで読みました!! 個人的には世代交替がおこなわれる楊令伝の方が好きですね。 こんなとこで恐縮ではありますが、北方ファンに紹介したい本があります! 北方ファンの皆様へご紹介------------------- 「黄金の王白銀の王」沢村凛を是非! だまされたと思って読んで見ていただけると幸いです。 沢村凛の希有な才能に必ず震えます。 | ||||
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書き始めると止まらなくなりそうなので… 原典の『水滸伝』を凌駕した最高峰の中国史小説でした。 そして、読んだ全ての人それぞれに違った想いを抱かせる、枠に嵌らない作品だと思います。 一読の価値は間違い無しだと思います。 | ||||
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もともと筆者がハードボイルド作家なので、やはりハードボイルド色の強い水滸伝に仕上がっています。内容も北方流に編纂してあるようです。忠実なものを読みたい方よりは、エンターテイメントを楽しみたい方に向いているかもしれません。 第一巻は禁軍の武術師範代の林冲に不幸が襲います。発端は叛徒として疑いをもたれるのですが(事実そうですが)、自白させるためではなく、ただ楽しんでいるだけかのような高きゅうの卑劣な行為に、否応にも憤怒がこみ上げます。執拗に心も体も傷つけられても、志のためにしたたかに生きる林冲の姿に、自然に心が熱くなります。 | ||||
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吉川英治の三国志を一気に読み切り、その勢いで本書を手にとりました。 今まで水滸伝は名前だけでその中身を一切しりませんでしたが、この水滸伝 はしっかりと男の読み物に仕上がっていると思います。 期待した以上のおもしろさで読みだすと止まりません。 | ||||
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北方謙三の著作はいくつか読んだが、内容に乏しい。この水滸伝も歴史観、人物観ともに貧弱で薄っぺらい。日本の大衆小説がこの一冊に集約するようなキャッチコピーは誇大宣伝にもほどがある。出版社の売らんかなの根性がみえみえで情けない。このような本を読むのは大切な時間をどぶに捨てるようなものだと思い三巻まで読んで続けて読むのはやめました。物語としてもおもしろくありません。 | ||||
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【三国志】に続いて北方謙三が手がけた中国歴史小説です。 原作は三国志に比べるとやや知名度に欠ける感じですが、簡単に言うと宋の時代の中国を舞台にした活劇です。「梁山泊」という名に聞き覚えがある方も多いと思いますが、それは実はこの水滸伝に出てくる好漢たちが集まってくる砦の事だったりします。すごく平たく言うと、政府の腐敗を憂いた有志が梁山湖畔に集い、そんで軍を結成し、戦うと。そんな感じです。 三国志もそうだったんですが北方先生の乾いた文体と中国奇書特有の諸行無常な雰囲気が見事に融合して、登場人物たちの姿からこの上ない「その時代を懸命に生きてる感」が立ち上ってます。 本当に楽しい読書をお求めの方に、迷わずオススメ。 素晴らしい本です。 | ||||
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女性には比較的敬遠されがちな作家さんでしたが、水滸伝には興味があり読み始めました。 現在5巻まで読み、もうすっかり北方ファンになっています。 それほど詳細な表現をしていないにも係らず、ありありと情景が浮かんでくるのは 絶対なる文章の力なんでしょうね。すごい! キャラクターも魅かれる漢さんばかりで引き込まれてしまいます。 是非とも女性の方にも読んでみて欲しいです。 | ||||
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水滸伝は読んでみたい!でも、あまり堅苦しい本は苦手・・・。 そんな人にオススメです。 北方さんの水滸伝はわかりやすい・・・と聞いたので買ってみたのですが、 確かに読みやすく親しみやすかった。 登場人物があまりに多いので、ちょっと混乱するけれど、 そのへんは、冒頭の登場人物一覧でカバーできますから。 | ||||
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正直に言うと文庫本になるのを待ってました。ハードカバーの時から、読みたいのを我慢してました。読み出したら、止まらないのをわかっていたからです。三国志の時は、我慢できずにハードカバーを買い続けてしまいました。しかも水滸伝は、19巻ですからね。困ったもんです。それで、書店でハードカバーを見ると見ない事にしていました。 ですから、毎月読み続けます。 「これは、水滸伝じゃない」「現実味がない」等のつまらない意見の人は、読まなければいいでしょう。それは、ハードボイルド小説に対して、もっとも凡庸ないつもの批判だという気がします。大体、水滸伝自体が、中国の大衆小説なのです。しかも、時代によってすこしずつ内容も変化しているはずです。だから、「原作と違う」という考え方自体の発想が変なのですよ。大衆小説の王道は、その時代と場所によって変化していくことです。 読みたい人だけが、読み続ければいいのです。 | ||||
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本を読んで、まずい、と思った。この本は全19巻、関連本を含めると、20数巻になる。また長い付き合いを始めなくてはならない。 負けることが分かっている物語。一人ひとりのキャラがあまりにも立っている。著者北方謙三は既存の水滸伝の話をいったん解体し、キャラの性格も変え、新たなキャラも増やし、(108の玉の欠片など最初から登場もせず)、事態考証もしっかりとして、見事な漢(おとこ)たちの物語を作っている気がした。 例えば、豹子頭林冲である。 もと禁軍(皇帝軍)の武術師範代。謀反の疑いで獄中に入れられている間に高きゅうに慰み者にされた妻は自害する。地獄のような獄の中で林冲は思う。 「いまになって、はっきり分かる。自分は、張藍を愛していたのだ。それを張藍に伝えることが、もうできなかった。志がなんだ。そういう時は思う。志などというものがあったために、張藍への愛をついに自覚することがなかった。張藍が死んでからの自覚など、自覚ではないのた。」(p161) 将来の梁山泊のリーダー宋江と密同盟を結んでいた林冲は、妻とのラブラブは仮の姿なのだと思い込んでいた。槍の腕は天下一だが、精神的な切なさと弱さを併せ持つ。このときの経験が林冲を陰のある、しかし魅力的な漢にする。 彼らの負けざまを楽しもう。 | ||||
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確かに面白い。世間で評判なだけあります。ぐいぐいと引っ張られて、 ついつい時間を忘れて読みふけってしまいます。 ただ、どうにも拭い去れない違和感が。 まだ5巻までしか読んでいませんが、これは”水滸伝”ではありません。 いえ、微妙な筋立ての改変は構いません。登場人物が全て真面目過ぎるのです。 ここまでまともな官軍が、裏であろうと組織できるなら、腐敗は起こらなかったでしょう。 一般民衆も、晁蓋などの優秀な指導者に指揮されたからといって ここまでまともに組織化されるとは思いません。 水滸伝の雰囲気を味わうという点では、駒田信二の訳本、絵巻水滸伝、 メディアや方向性は違いますが、パソコンゲーム”水滸伝・天命の誓い”や蓋星水滸伝など をお薦めしたいところです。 | ||||
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読むほどに熱くなる。登場人物の心に触れた瞬間に、涙が込み上げてくる。 多分、自分には出来そうにない生き様を見せつけられて、魂が揺さぶられているのだと思う。しかし、読んでいる間は登場人物以上に熱くなっている。 日々の鬱屈とした気持ちを一瞬で吹き飛ばし、生きる意味をストレートに感じさせてくれるのは、私にとって北方謙三の本だけだ。 | ||||
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とても人気があるようなので読んでみたが、正直おもしろくなかった。よくある話の展開でマンガ的。人物、内容共に深みがない。 単純でも読者に想像させるような文ならよいが、それもなし。 | ||||
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