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フライ・バイ・ワイヤ
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フライ・バイ・ワイヤの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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フーの要素はありますが,ホワイダニットが軸となるエリート学級が舞台のミステリ. ただ,そのホワイである,エリート学級だからこそ起きた事件,そして動機については, 確かに筋は通っているのでしょうが,そうではない自分の僻みなのか腑に落ちないものが. また,そういった彼らだからなのか,会話や考え方が大人びていて同じく好きにはなれず, ヒロインにしても,感情を爆発させる姿を見せたかと思えば,あっという間のハッピエンド. 彼女の変わり身の早さもそうですが,ラストはもう少しじっくり畳んでほしかったところです. このほか,近未来であるはずなのに,今ひとつ時代の様子が伝わってこないことが気になり, その割には,冗長とまでは言いませんが,文章に余計な情報が多すぎのように感じられました. ただ,終盤の一場面を切り取ったカバーイラストは良く,『実際と異なる部分』はあるものの, あそこに座っているのは確かに彼女で,幕引きの後までを意識させる素敵なものとなっています. | ||||
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いや、これはたまげた。石持浅海はこれからどこに行ってしまうのであろうかと思わざるを得ない。 とにかくまずありえない話なのである。一言で言うとクラスにロボットが転校してくるという未来設定の学園ものであるが、 ありえないのはその点ではない。 この小説は基本的にイイ話であって、こういうイイ話を無理やり「石持風ミステリー」にもって行ってしまう、 作者の感性が異常としか思えないのである。 というか、ストーリーの流れ自体はかなり良い。 だからせめてせっかくのストーリーを生かして、今風の「日常の謎」的な話にしようという発想はなかったのだろうか? そうしていれば、極めてまっとうでハートウォーミングなストーリーになったと思う。 (そもそもいい話や、日常の謎が書けない作家ではないし、現にすでに作例もある) 要するにミステリー部分だけが完全に浮いてしまっているので、全体として破綻した印象しか残らない。 それでも「これこそ石持浅海」として支持する信者はいるだろうし、こっちも半分そっちに足がかかっているwが、 まあ、作者としても破格の怪作であることは間違いない。 読んで後悔する話ではないが、相当石持に慣れた読者以外にはちょっとお勧めはできかねる。 | ||||
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