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煽動者



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【この小説が収録されている参考書籍】
煽動者
煽動者 (実業之日本社文庫)

煽動者の評価: 3.67/5点 レビュー 3件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

面白い特殊設定

クローズド・サークル物の設定は、過去に多くの作者が様々なパターンを考えて、かなり出尽くした感があるだろうから、これから書く方はさぞかし苦労が多いだろうなと思う。

しかし、そんな中で考え出した石持浅海の設定は実に面白い。
反政府テロ組織のメンバーがある拠点に集められ中でメンバーの一人が殺された。
メンバー以外は認証無しでは建物内に入れない仕組みなので、集められたメンバーの中に確実に犯人がいる。そして警察が調べれば誰の犯行であるかは分かるはずだが、テロ組織という性格上、警察を呼ぶことは不可能。自分たちで犯人を捜すほかはない・・・。

特殊設定ではあるものの、荒唐無稽ないやらしい感じもないので、興味を持って一気に読むことが出来た。巧く出来ているなと感心。
登場人物のコードネームにも何か意味があるなと思って読んでいたが、終盤に「なるほどね」という回答もあり、そこもまた感心。
煽動者Amazon書評・レビュー:煽動者より
4408536113
No.1:
(5pt)

『攪乱者』と同じ組織のお話

あれ?この設定。そうですあの『攪乱者』と同じ組織、通常一般人の仮面をかぶりながら、政府転覆をめざすテロ組織の一員達が主人公の話。
攪乱者達はミッションの目的(大儀は現政府転覆で、暴力や流血によらない方法で現政府への不信感を国民に抱かせようですが)が分からないまま行動していましたが、この扇動者たちのミッションは兵器製造とハッキリしています。
同じ組織の話でありながら、今回は全く趣向が違い短編の連作ではなく長編のclosed circleものです。
組織に関しても、前作より少しわかります。ラストもウィットに富んでいます。
同シリーズの次作が出ることを期待しています。
煽動者Amazon書評・レビュー:煽動者より
4408536113

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