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アルカトラズ幻想
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アルカトラズ幻想の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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アノ動機だと死体をわざわざ途中で外に放置する意味ないし、そこに目撃者がいなかった理由も最後まで説明ないし 後半犯人目線だけど、どう考えてもこんな事件起こすバイタリティがある人物としても描けてない | ||||
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島田 荘司は昔よく読んで好きな作家だったので買ってみたのだが、これのどこが「超本格ミステリー」なのか、まったく理解できない。冒頭の事件はあまりにもグロテスクで気持ちが悪すぎる。最近は帯に猟奇的なことを書かないと売れないので、そのためにあえてこのようなホラー的な描写をわざわざ入れたのかと勘ぐりたくなってしまうようなひどさである。そのようなものでもストーリ展開上の伏線など、必要があって書いているなら百歩譲るところだが、そういうわけでもまったくない。監獄に入れる理由が何か必要であるにしても、あまりにも悪趣味すぎる。こんなことをしなくても、監獄行きの理由はいくらでもつけられるだろう。途中の「重力論文」はいちおうもっともらしいことが書いてあり、それなりにおもしろかったが、これもストーリーには直接関係ない。この論文が冒頭の事件の動機というのも強引すぎる。脱走の場面も冗長だし、最悪なのは「パンプキン王国」の部分であろう。ファンタジーのような、恋愛もののような、とにかく「本格ミステリー」とはほど遠い内容であり、ただただ退屈で読むのが苦痛であった。結局は最後のエピローグの内容を、ひたすら長々と伸ばして書いたようなものであり、内容的にはとても薄いものと感じる。エピローグの内容自体も特に目新しいものではなく、「驚愕の結末」とはほど遠い。正直言って、これが本当にあの「島田 荘司」が書いたものなのか、と信じられない思いだった。ホラー、ファンタジーが好きな人にはいいのかどうか、自分にはわからないが、「本格ミステリー」を求めている人にはまったく薦められないものである。 | ||||
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呆れる程の低レベルの物語。短編で済む程度の内容を無理やり薄く引き伸ばして長編に仕立て上げた挙句、その内容には見るべき所がカケラもないと言ったお粗末な作品。ミステリでもなければ、思想性がある訳でもない。舞台を1940年前後のアメリカに設定しており、ドイツによる原爆開発を盛んに話題に出して事から着地点もミエミエで、作者の意匠が全く理解出来なかった。 作者の創造力・想像力の貧困さも目を覆いたくなる程。切り裂きジャック、今では常識となっている進化論(特に恐竜絶滅の理由)、宇宙物理学(太陽系生成の過程)、ヴェルヌのSF小説、ウェグナーの大陸移動説、マザーグース、「パピヨン」にヒントを得たと思われる「アルカトラズ」牢獄脱走劇と既存のピースを単に組み合わせているだけで、作者のオリジナリティが全く感じられない。特に、この時代に、恐竜絶滅の理由、冥王星が惑星ではなく彗星である事、ウェグナーの大陸移動説(正しくはプレートテクトニクス理論)を科学的に論じられた人間が居た筈もなく、作者は現代の知識で、これら諸々を書いているのである。そして、これらのピースの繋ぎ方がデタラメ(例えば、冒頭で切り裂きジャックもどきの事件を出す必要があったのだろうか、あるいは「重力論文」なる章を設ける必要があったのだろうか)で、物語の求心性が非常に乏しい。 社会的正義を訴えれば、そこにミステリ的アイデアが皆無であっても、作品として成立すると作者が勘違いしている節がある。デビュー当時の独創性を想うと非常に寂しい物を感じた。 | ||||
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ものすごく苦手なタイプ。とうとう、最後は斜め読みをしてしまった。一番苦手なのは、人の感情や内面にほとんど触れていないこと。翻訳もののような文体でサクサク。中身も跳びまくっているし、二度と読みたくない作家。 | ||||
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