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(短編集)

江神二郎の洞察



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江神二郎の洞察の評価: 4.29/5点 レビュー 28件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 21~28 2/2ページ
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No.8:
(3pt)

ファン向け小話集

有栖川氏の火村シリーズと並ぶ江神二郎シリーズの短編集。個人的にはデビュー直後に作品が集中していることもあり、江神二郎シリーズの長編はイマイチの出来のものばかりという気がするが、この短編集もあまりガチガチの本格推理短編を期待すると肩すかしだろう。
何より不可能的興味沸く殺人事件が殆ど起こらず、日常の謎を扱ったものが多いので、ちょっと長い小話集といった感じの短編集になっている。長編のネタを織り込んであり、ファンならちょっと嬉しいファンサービス本といった感じだが、初心者にはあまりお勧めできない。
江神二郎の洞察 (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:江神二郎の洞察 (創元クライム・クラブ)より
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No.7:
(4pt)

ミステリとしては甘い

やはり短編は長編とは異なる、ということが如実に分かる作品集である。
著者の場合は、長編ミステリ、特に学生アリスシリーズにその傾向が顕著である。
まあ、社会人アリスものでもその傾向はあるのだが。

つまり、それだけ著者の長編ミステリは構成がしっかりとしている、ということである。
だからその分、どうしても短編は見劣りがしてしまう。
しかし、本作品集の眼目は、本格ミステリとしてのそれではない、と思う。

この学生アリスシリーズは、著者がまさに現役の学生時代から書き綴られてきたものであろう。
したがってそこには、学生時代特有の甘酸っぱい雰囲気が漂っている。
それは著者が゜作家専業となってからの作品でも同様である。

だから本書は、かつて現役の学生時代を過ごした経験を持つシニア世代にこそ、その本質というか著者が本シリーズで述べたいことが分かるのではないだろうか。
作品の時代背景がまたバブル崩壊直前というか、昭和と平成の狭間という絶妙なところもまた、何ともいえない懐かしさを感じさせるものである。
ミステリとして甘いところがあるし、どうしても満点とはいかないのだが、学生アリスシリーズ好きには必読の一冊であろう。

しかし、本シリーズがあと長編一作と短編集一冊で終わりというのは、少々寂しいものがある。
それだけ著者も年をとったということだろうか。
どうしてもノスタルジーがミステリに先行するようになってしまうのかもしれない。
それは本書唯一の書き下ろしである「除夜を歩く」で顕著である。
江神二郎の洞察 (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:江神二郎の洞察 (創元クライム・クラブ)より
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No.6:
(4pt)

読みたい話が入ってなかった…

単行本未収録の話で、読みたいものがあったのでずっと待ってました。

で、ついに出た!!と喜んでいたら、読みたい話は含まれておらず…。
次の本に入るのかな。

内容はとてもよかったです。
ちょっと有栖川先生にチュウニビョウの気が出てきたんじゃないかと思ってしまいますが。
江神二郎の洞察 (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:江神二郎の洞察 (創元クライム・クラブ)より
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No.5:
(5pt)

推理研がこういうところなら、もう一度学生に戻りたい

Reader Store版を読みました。英都大推理研部員としての有栖川有栖君の一年を追った青春小説ですが、推理研が中心になっているだけに、推理ネタには困りません。ある作品では「点と線」の真相の一部を割って、いくつかの方面からの論評を加えつつ、有栖川流「九マイルは遠過ぎる」をやっています。もちろん予告付ですが、できれば「点と線」を先に読んでおいた方が楽しめるでしょう。また、「月光ゲーム」を読んでおくと、有栖君ががっくり力を落としている理由が判ります(同作のネタは割っていませんのでご安心の程を)。

これを含め、学生アリスシリーズはなんども読み返せる良質な作品群ですね。次作も綺麗な作品を期待していますよ。
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No.4:
(5pt)

今年最高

今年最高のミステリでした。短編なので、実はあまり期待してなかったのですが、極上のミステリでした。
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No.3:
(5pt)

おもしろいです

意外に先が読めない話が多いです。

既刊の長編の前後のエピソードもあり、有栖川ファンには嬉しい。未読でも問題はありません。
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No.2:
(4pt)

この“甘さ”が気に入っています

著者の代表的なシリーズのひとつ、いわゆる「学生アリス」シリーズの初短編集。「あとがき」によると、このシリーズの長編は5作で完結(4作が刊行済)、短編集は本書ともう1冊を予定しているとのこと。収録作品は、著者のデビュー作を含め、計9作。既発表作品8作と本書のための書き下ろしが1作。
本書では、有栖川有栖(アリス)が英都大学に入学し、推理小説研究会(EMC)に入るところから、本シリーズのヒロイン・有馬麻里亜(マリア)がEMCに入るまでの約1年間が描かれる。収録された作品は、時系列に沿っている。そのことも含め、シリーズ全体との整合性のため、既発表作品8作には加筆訂正が施されているので、順番通りに読むことをおすすめする。

大半は、いわゆる“日常の謎”的なもの。ただ、著者のデビュー作でもある「やけた線路の上の死体」は殺人が絡む鉄道ミステリー。これまでに、鉄道ミステリーのアンソロジー『無人踏切』には収録されていたものの、著者自身の著書への収録は初めてである。

大学の推理小説研究会が舞台なだけに、「学生アリス」シリーズは全体に青春小説的な要素が強い。殺人事件が描かれる長編作品や「やけた〜」でも、同様である。それだけが要因ではないだろうが、ガチガチのミステリーファンにしてみると、少々“弱さ”を感じるかもしれない。ただ、「作家アリス」シリーズにない、ある種の“甘さ”に魅力を感じている人も少なくないだろう。
また、マリアが本格的に登場する「蕩尽に関する一考察」での、『ナイン・テイラーズ』(1998年に新訳が刊行されるまで長らく入手困難だった)のくだりなど、ある種のマニアックさと同時に時代を感じさせてくれ、何とも言えない。

書き下ろしの「除夜を歩く」の中で、江神がアリスに「お前はなんでそんなにミステリが好きなんや?」と問いかける。極めて本質的であると同時に、かなり難しい「問いかけ」である。私の場合、ミステリ全体について一言で回答するのは難しいが、本シリーズに関しては「作品に感じられる“甘さ”が好きだ」と答えるだろう。
江神二郎の洞察 (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:江神二郎の洞察 (創元クライム・クラブ)より
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No.1:
(5pt)

ファン待望の短編集

ファン待望の江神二郎が活躍する有栖川有栖の学生シリーズ初の短編集の登場である。個人的に好きなのは書き下ろしの「除夜を歩く」。カーの「夜歩く」に引っ掛けたようなタイトルで怪奇的な話かと思いきやアリスと江神が本格ミステリ論を語り合う話で法月綸太郎が提唱した後期クイーン問題に対する批判的な意見も垣間見える。江神曰く「本格ミステリの論理は幻なのだからそれでいいじゃないか」と。学生シリーズも残すところ長編一冊と短編集一冊になった。残り少ない学生生活を惜しむような気持ちで次回作を待ちたい。
江神二郎の洞察 (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:江神二郎の洞察 (創元クライム・クラブ)より
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