■スポンサードリンク
孤高の人
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
孤高の人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全144件 61~80 4/8ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
実在した男のドキュメントかと思いきや脚色は強い。 がその男の人生の物語は、長編ですが半ばからぐいぐいと引き込まれました。 半ドキュメント、完全フィクションでないところがリアルに想像をかき立てます。 主人公は知性と理性と運動能力に長けていながら、 人に対して不器用という欠点が読み手に好感を与える。 純朴で欲が少ないところもヒーロー像につながっています。 山行に対する独自の創意工夫にも孤高のほどが伺える。 社会においては男女のもつれや社内でのしがらみがまた面白い。 山と社会のこのギャップも良い。 人間社会の様々なドラマやしがらみが強調されるほど、 社会と隔絶する山行に深く結び付けられていくのかと期待したのですが、 そこは外れました。 不器用な男が複数の女性とのコンタクトで欲望に流されなかったり、 クライマックスへの前置きがくどく現実的ではない描写がちょっと残念でしたが、 戦前の人々の習慣や雰囲気がとても伝わってきて、 そして全てハッピーとはならない現実的な流れもあって、 切なさが胸に残る良いストーリーでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
6時間ほどで読めた。 大正から昭和初期にかけての加藤文太郎という登山家の話。 当時の時代風景から山の厳しさ、 そして登場人物たちのドラマが緻密に描かれていて面白かったです。 小説としての感動する作品です。 キャラクターで感動を与えるキャラクター小説が多い現在の小説と比べて、 こんないい作品があったなんてと思うほど面白く、よくできた小説です。 話のオチとしては物語の冒頭で描かれてしまうので、 ラストに向けて、 ここからどうなってしまうのだろうかと気になって一気に読んでしまいました。 登山とはどんなものか一読の価値ある作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
6時間ほどで読めました。 上巻を読んだ後、 気になってしまい一気に読みきりました。 下巻のほうが上巻より流れがあり読みやすいよ思います。 おそらく少年から大人時代を隔てた上巻より、 登山家として名を馳せた加藤文太郎の物語が下巻に描かれているからだと思います。 ヒマラヤという大きな目標を掲げ、 それに向けて10年以上、 毎日山のためだけに青春を捧げた人の人生は胸を熱くさせます。 娯楽や友人関係を断ち切り、 孤独に耐えて山に挑み続ける生き方は本当の山の男でしかできないことなのでしょう。 そのように打ち込む男の生き方を是非この本で。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
若いころ加藤文太郎の単独行に傾倒してきたアルプスを歩いたのを思い起して読みました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
若いころ加藤文太郎の単独行に傾倒してきたアルプスを歩いたのを思い起して読みました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み直してガッカリだった。 所詮、文芸誌に載って読者の批判に晒され…というシロモノではない。 やっぱヤマケイ掲載の小説。 奥が浅い。 (登山好きな人にはお薦めですよ) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ふと山に登りたいと思い立ち、近場の低山を独りで幾つか登った後、あれこれ検索していて「単独行の加藤文太郎」なる人を知り、もっと知りたいと思い入手した。 だから本書の創作部分や結末についても分かっていたが、人間味ある、しかし人離れした主人公に感情移入し過ぎたせいか、下巻後半を読むのが辛く、読後には暫し放心した。 頑強な彼でさえ苦戦する雪山の厳しさ、そして魅力。 これから自分がこの小説をどう吸収し、山行にどう影響するのか、今はよく分からない。 ただ誰が読んでも納得の行く結末ではないだろうが、それでも読んで良かったと思える程に、(小説ではあっても)実在の人間に迫った内容であるように思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こんなに退屈だったかな? 初読の時は結構楽しく読みましたが…。 もしかしたら強力伝が新田さんの最高傑作なのかな? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
山に登ることのある人が読むと面白いと感じる本であるのは間違いないと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
山に登ったことのある人が読めば、きっと面白いと感じると思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昭和の初期、登山はガイドを連れて金持ちがしていた頃の話です そのような時、新聞にも載るような、単独冬山走破を行った加藤さんの小説です 通常の会社員としての生活をしながら、神戸でのビバークの訓練、 毎日の通勤での足腰の鍛錬、冬山の装備品の独自の工夫のことなど 色々自分で試され、実力を高めていたようです それまで、小説の中で、加藤さんは、不死身の加藤と書かれ、冬山のビバークでも なんてこと無く何回も生還しているように書かれています 結婚、子供が生まれ、人生の最高点を迎えた後、 余り乗り気で無かった最後の冬山で、始めて行ったパーティー登山で、 相手に振り回され、自分の考え通りに事が進まず、悲劇が起きます それまでの不死身の加藤が、目頭を熱くしている余裕も無く、余りにあっけなく終わりとなります 子供のこと、嫁のこと、会社のこと、戦争に突入していく日本のこと、 あと 100ページは後ろに話の続きがあっても良いんでは無いかと思う終わり方です | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この夏、加藤文太郎の愛した山に挨拶に行ってきます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どうして死ぬと分かってて行ってしまったのか。 こどもより大切なものがそこにあったのだろうか? 私にはわからない。 上巻に感動していただけに、下巻の後半ではがっかりしてしまった。 最期まで孤高の人であってほしかったという期待があったからかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
素晴らしい。すぐに山に行きたくなります! 加藤文太郎の生きざまに感動しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
加藤文太郎の何気無い生活から始まり、どんどん山にのめり込んでゆく描写が、とても自然で、山岳小説なんだけど会社の人間関係など織り交ぜながらストーリーは進展していき、下巻の最終の大クライマックスは言語を失いました。山岳行を淡々と記す小説とは違って、壮大なスケールでラストにもっていく作者の技巧に感服しました。栄光、銀嶺も続いて読みます。山岳小説に興味が無かったのに一変で好きになってしまいました。読むべき小説です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昔一度読んだことがあったけれど、その後、新田次郎(本名 藤原 寛人)の妻、藤原ていの著書に出会ったのがきっかけで再度新田次郎の代表作である本書を読もうという気になった。 藤原ていは、夫とともに満州へ行き、気象台で働く夫が敗戦でソ連に拘束されている間、女一人で小さな子供3人を連れて死に物狂いで北朝鮮から日本へ帰国(流れる星は生きている)、そしてその本が爆発的ヒットとなり、それをやっかんだ(?)夫が「おまえにできるんだからおれにも出来る」とペンをとり始めたという話がもう一つの著書「旅路」に書かれている。新田次郎こと藤原寛人は、その後小説に傾倒し、全身全霊で執筆に打ち込み、心労のせいか50歳手前で心筋梗塞で亡くなってしまった。 藤原ていが北朝鮮から脱出するときに彼女は必死に夫にも一緒に脱出するように頼んだのだが、彼はいま自分の仕事を放棄することはできないと、愛する妻と3人の子供よりも自分のなすべき仕事を選んでいる。藤原寛人は戦中の頃の話は一切しなかったらしいが、「孤高の人」を読んで、寡黙で家族を愛しながらも自分の道をひたすら歩み続ける加藤文太郎の性格が藤原寛人によく似ているような気がしてならない。 加藤文太郎は実在の人物で、新田次郎は富士山の観測所時代に実際に会ったことがあるという。その後、妻の花子さんと上司(外山三郎のモデル)と会って加藤の話を肉付けしていってできたのが本書ということです。 その加藤は、作業着と地下足袋で六甲山を西から東まで歩いて宝塚まで行き、そこから神戸の和田岬まで歩いて帰る(合計100km)ということを普通にやったというから、もう超人の部類に入るような人物。その後真冬の日本アルプスを単独で次々と制覇していったのだが、最後に初めて後輩とパーティを組んだことが悲劇の発端となる... 冬の山岳の話は、その絶対的に人をよせつけない自然の厳しさと俗世間から隔絶された天上界の荘厳な美しさを味わえるとともに、吹雪によって奪われる視界、空腹、凍傷、幻聴幻視など生と死の狭間の三途の川を垣間見るような描写が息詰まるような気持ちにさせます。同じく新田次郎のノンフィクション「八甲田山死の彷徨」も是非おすすめしたいです。 新田次郎は本書の前にもいくつかの作品をだしているけれど、小説家としての力量も十分で、文学作品としてとても格調高いものだと思う。この辺は妻の藤原ていの著書の素人っぽさは全くなく、作家としても新田次郎はコツコツと一人で作家として完成すべく打ち込む「孤高の人」なんだな、と思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小学生の時に買った単行本がボロボロになったので電子版を購入。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
遥か昔、ひょんなことから山岳小説 『孤高の人』 (新潮社刊・新田次郎著) ( 内容は登山家・加藤文太郎氏の遺稿集「単独行」を基に氏の生涯が書かれています。)を無我夢中で読んだものです。 それ以前に、山本周五郎の伊達騒動に題材をとった小説 『樅ノ木は残った』 (新潮社刊・山本周五郎著) (内容は原田甲斐を主人公とし、幕府による取り潰しから、仙台藩伊達家を守るために尽力した忠臣として描かれている) を読み終えたとき、 原田甲斐という人物は、あえて全ての罪を被り、何も語らず耐えて散った。究極の己の唯一の望み・願いは、仙台藩を己の命に変えてでも、無事に存続させてみせるという事だった。 原田甲斐の生き様は、「孤高の人」だったのではないだろうかと感じたのが、 新田次郎著の小説タイトル『孤高の人』とダブり重なり、読み始めたのかもしれません。 そして、その事がきっかけになり、後年にかけて新田次郎氏の本はほとんど読まさせていただいたような気がします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
迅速、な対応で 受け取った商品にも 満足しています、また機会があればよろしくお願いします | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
非常に迅速、丁寧な対応で 受け取った商品にも 満足しています、また機会があればよろしくお願いします。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!