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月に歪む夜
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月に歪む夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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1972年、大学生の私(ケイト)と恋人のダニー、その友人のサイモンは、親元を離れサイモンの叔父の屋敷で三人だけで、ひと夏をすごすことになっていた。暮らしは最高だったが、海で出会ったトゥルーディーという家出少女を仲間にしたことで、何かが狂い始めていく・・・謎の美少女トゥルーディーに3人は振り回され、すべての歯車が少しずつ、だが確実に狂いはじめる・・・。そんな夏休みの描写のなかに、ケイトの現在の話が挿入される・・・彼女は50代。教師を早々に引退して一人暮らしをしている、そこへある日ダニーの母親から手紙が届く、そして、現在の話から、ダニーもトゥルーディーもすでに死んでいることがわかる。そして、それらの死にはなんらかの謎が・・・。 35年後の今、当事者の女性の独白という形でゆっくりと語られていく・・・ダニーとトゥルーディーはなぜ死んだのか、楽しかったはずの夏休みに何が起きたのか、謎が徐々に明らかになっていく・・・この語り口が怖い。 過去に何が、そして今、何が起ころうとしているのか・・・過去と現在の双方からひたひたと迫られる感覚は凄い、作者の豊かな筆致が窺える。 | ||||
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