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(短編集)

鍵のない夢を見る



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【この小説が収録されている参考書籍】
鍵のない夢を見る
鍵のない夢を見る (文春文庫)

鍵のない夢を見るの評価: 3.58/5点 レビュー 120件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.58pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全67件 21~40 2/4ページ
No.47:
(4pt)

純文学ですよねコレ?

とても面白かったけど、娯楽小説だと思って読み始めたので立ち直るのに少し時間がかかった。純文学作品だと思って購入することをお勧めします。
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No.46:
(4pt)

一気に読める、身近な短編ミステリー。

かがみの孤城で初めて手にした作家さん。その時の感動も新しくたまたま本屋さんで見掛けた作品。子ども目線が身近で、すごく読みやすい。ミステリー性もあり、ラストにドキッとさせられる。かがみの孤城があまりに良すぎて★4つだけれど面白い。
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No.45:
(4pt)

物語を作り上げる作者の才能が感じられる作品群

「君本家の誘拐」は結末に救われた。「美弥谷団地の逃亡者」は日常起きている事件を連想させ、世相を映していると
思った。
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No.44:
(5pt)

直木賞も納得

現代に生きる人々が抱える閉塞感やどうしようもなさがよく描かれている。理想の男性を追い求めて乗り遅れていく女性やダメンズの夢に飲み込まれる女性の心理描写が秀逸で、そこら辺は女流作家ならでは。とはいえバッドエンドの物語ばかりというわけではなく、そこにはちゃんと希望もある。核となるテーマを各作品がうまくラッピングした短編集で非常に面白かった。
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No.43:
(4pt)

直木賞につられて・・・

まだ一話だけしか読んでいませんが何故だろうと思っていた事に触れていてよかったです。
忙しくても後を読まずにいられない感じです。
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No.42:
(5pt)

希望の原理

作品としての構成上の欠陥や登場人物の掘り下げ不足等々、この作品の欠点を指摘しようと思ったら欠点はいくらでもある。しかし、それを補って余りある大きなパッションがこの作品にはあった。そもそもこう言う作品に文学的な完成度を求めて意味があるのだろうか。希望の原理が伝われば十分ではないのか。そう言うことも考えさせられた作品であった。
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No.41:
(4pt)

なにもない夢

微妙。いろんな意味で。はっきりしたなにかではなく、もやもやした感じを表現したかったのかも。こんな作品もよし。
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No.40:
(4pt)

人物像が最高

主人公の年齢性別で、面白さが変わるがほぼ面白い。少し田舎の人の特徴掴むのがうまい。感情移入しにくいが若い女の表現もうまいのに、おっさんはさらにうまい。直木賞受賞を読後に知った。一番長い「芹葉大学の夢と殺人」は心理描写が深く、やや難解で芥川賞っぽい雰囲気があった。
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No.39:
(5pt)

子どもたちに伝えたいこと。

この中の一つのお話を入試問題で知りました。
子どもたちに身につけてほしいこころのブレーキを
このお話を通して伝えることができました。
ありがとうございます。
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No.38:
(4pt)

あって欲しくない、日常

読んでて痛くて苦しい話ばかりです。幸せは求めたり誰かに映る姿に価値を置くものではないはずですが…誰しもが少し重なる、あり得る心理が描かれていてドキッとします。ただそれを誰かのせいにして生きていくのか、自らの非や恥を認められるか…
辻村さんの小説はどれも大好きですが、個人的には、初期の友達の為にがむしゃらになる作品がやっぱり好きです。
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No.37:
(4pt)

第147回直木賞受賞作

第147回直木賞受賞作です。ドラマを最初に見て原作にも興味が湧き読みました。5つのストーリーでできた短編集で、それぞれのストーリーが日常の何気ない一コマを切り取ったような作品で、居なさそうで居そうな5人の女性の有りそうで無さそうな(非)日常を描いた作品でした。産後直後に書いたという五編目の「君本家の誘拐」はとてもスリリングでまた幼い子のいる母親の気持ちや描写がとてもリアルでした。
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No.36:
(5pt)

これがラノベというものか?

5つの短編が1冊に記されている。こういう本をAudibleで聴くのはなかなか辛いと思った。次の話に移った瞬間を聴き逃すと、いつの間にか登場人物が入れ替わって話についていけなくなる。しかも5つの短編がどれもシュールな話で終わり方もザクっとしている。とはいえ話は面白かったし、どれも女性目線で描かれているのが新鮮だった。一番印象的だったのが資格浪人ユーダイの話。世間知らずのピュアな学生ユーダイがどこまでも恋人を振り回す。この話は個人的にも身に覚えがあって、やはり若いころ自分を慕ってくれる女性を酷く傷つけ迷惑をかけてしまったから、物語の中のユーダイが若いころの自分に重なってほろ苦い恥ずかしい思い出が蘇った。面白いのは、経済力も気遣いもできるようになった今の方が圧倒的に女性にモテないということ。物語の中のユーダイは犯罪者になってしまったけど、実際一歩間違うと犯罪という危なっかしい青春時代を送っている人は少なくないだろう。世間知らずで怖いもの知らずだからこそ、恋やドラマが生まれるのだとも思う。
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No.35:
(4pt)

短編集

短編集です。内容は、さまざまで小学生のお話や大学生のお話などさまざまな年代の主人公が登場するおはなしです。
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No.34:
(5pt)

自尊心と欲望を持つ人々の最期(ネタばれあり)

「石蕗南地区の放火」と「芹葉大学の夢と殺人」の2つが最高に面白いです。
この筆者のハケンアニメも読みましたが、圧倒的に人の自尊心や欲望を書くのがうまいですね。
それらがうまくストーリーと混ざり合っている点も良いですし、最後にはスッキリする点も良いです。

■ 石蕗南地区の放火
アラフォーの自尊心マックスの産業廃棄物の女が、大してかっこよくもない犯罪者の男に言い寄られたことで、有頂天になった話。
とにかく主人公の女は自分は過去にモテたことを変なプライドとして持っていて哀れです。

ハリの無い肌になった現在、大してかっこよくもない男が言い寄ってきたことを友人に話して、悦に入っています。
完全に馬鹿です。スイーツ脳と恋愛脳は肌にハリのある10代までにしてほしいものです。

最後には、結局言い寄ってきた男は主人公のことを大して好きでもなかったという落ちも、読んでいてスッキリです。

■ 芹葉大学の夢と殺人
「でかい夢を追いかけている俺ってかっけー」と勘違いしているイケメンだけが取り柄の男のことが好きな女性の話。

「サッカー選手になって、引退後は医者になる」とかとち狂ったことを考えている男が、初めから終わりまでその主張を貫き通します。
考えが馬鹿すぎてイタイ奴なのですが、モテます。まぁイケメンですし。女性はそことお金だけが重要ですよね。友達に自慢したいですし。

しかし、世の中そんなに甘くはなく、馬鹿男は何度も医学部入学に失敗して、休学しつづけた結果、最後には恩師の教授を殺します。

でかい夢を追いかけてかっこいいのは、道半ばで倒れることや、苦労して最後には夢を実現したなどがあって初めて感じることであって、
医学部の入学試験という"入口でさえ"到達できていない口先だけの奴は論外なのですが、そのことに本人は気づかず、
主人公の女性も気づいても指摘しません。

でも女性は馬鹿男のことが最後まで好きです。さすがイケメン様ですわ
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No.33:
(4pt)

おもしろかった

第一話の「仁志野町の泥棒」がよかったです。
あとは、いかにも直木賞的というか、考えさせられる深い作品というよりは、さくさく読めるドラマの台本みたいな。。

五話目がリアル。
妊活中はすんなり妊娠できた友人に嫉妬し、ようやく妊娠できたらマタニティハイでウカれ、いざ生まれたら子供の夜泣きに睡眠を奪われ、世の中で自分が一番しんどい思いをしているんだばかりに思いつめる。子供と自分だけの時間(夫もいるけど)に窒息しそうになり、完璧な母でいようと自分を追い込み、パニックに堕ちていく。そういう女性心理がねっとりと描かれていた。

もうずいぶん昔、姉が実家に生後4か月ほどの赤ん坊を連れて久々に里帰りしたときのことを思い出す。
母が洗濯機を回していたとき、「子供が眠ってるのに、目を覚ますじゃないのよっ!!!」とヒステリックに怒鳴りつける姉の声をきいた。母は、その子供(孫)のおむつを洗濯してやっていたのだが。。むろん、離れた部屋で眠っている赤ん坊は、洗濯機の音ごときでは目覚めもしなかった。
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No.32:
(4pt)

よくも悪くも林真理子さん的

辻村さんは文章が非常に達者な作家だと思います。情景、心理描写、目がすいつくようにぐんぐん引きこまれてゆく。
例えば、「芹葉大学の夢と殺人」のなかの。愚かな恋人に首を絞められる描写。
『首を絞められた瞬間、全てのことがやけにゆっくりと流れてみえた。階段の一段一段の輪郭、私を睨みつける雄大の顔、険しい目、むき出しにした歯、伸ばしている腕の痙攣するような震えの一つ一つが濃く、はっきりと目に飛び込んでくる。』  臨場感がすごい。
どこにでも見られる平凡な女性がふっと陥ってしまいそうな人生の、暗い落とし穴。そのやるせなさ、哀しさ。5編の小説に共通するテーマなのでは。
半端ない文章力は、林真理子さんをほうふつさせます。ただ、あまりにも達者なので、一話完結のテレビドラマのように右から左に流れ、余韻を残さない印象があります。これも、林真理子さんと共通するのでは。
巻末に、お二人の作家の対談が掲載されていました。同じ山梨のご出身なんですって。
彼女はきっと、林真理子さんのようにビッグな作家に成長すると思います。
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No.31:
(4pt)

人間のゆがんだ愛情表現

それぞれの主人公が1人称目線で物語が描かれている短編集。

この作品は人間の裏というか”普段目をそむけている部分”を描いた作品であると思う。
タブーというほどでは無いが、人間の薄暗い影というか黒い部分をそのまま小説に落とし込んだ作品。

何というか、読んだ後にモヤモヤしたものが残る。スッキリしない。
決して後味が悪いわけではないのだが、どこか人間の見てはいけない部分を指摘されている気分。

きっとこの作品に登場するキャラクターに悪意は存在しない。
あるのは人間だれしもが持っている「見えない何か」なのだと思う。

読んだ後に何かを考えさせられる作品であった。
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No.30:
(4pt)

よかった

出てくるそれぞれの女性の話がおもしろく一気に読んじゃいました。短編で読みやすく普段本をあまり読まない人でも楽しめるのでは。
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No.29:
(4pt)

切り口にセンスを感じる

何気ない心象風景を逃さず、さりげなく表現できるのは一貫した辻村氏の才能だろう。
辻村氏の作品には登場人物のキャラ設定や心の機微の変遷に
強烈ではないがゆえの確固としたリアリティがある。
文章も表現力が豊かで読みやすく、作家の自己満足に浸っていない。
あとがきにあるように本作品で青春小説から見事に飛躍したといってもよい。
しかし、まだまだ作品のテーマが狭く、今後の新境地に期待したい。
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No.28:
(4pt)

イタイ女たち…

イタイ女たちの話…。
でも、意外と身近にいる女性たちなのかもしれない。面白かった。
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