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流星ワゴン
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流星ワゴンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全387件 161~180 9/20ページ
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「死んじゃってもいいかなあ、もう」 主人公の永田一雄は、不幸のどん底だ。妻の美代子から不倫のあげく離婚を切り出され、息子の広樹の家庭内暴力に悩まされていた。おまけに一雄自身がリストラで退職を余儀なくされているのだ。 ある夜、一雄のもとにワゴンがとまり、ドライブに誘われる。運転手は橋本義明さん。そして助手席には健太くん。彼らは5年前の交通事故で亡くなった親子だった。 一雄は、ワゴンに乗せられ、過去を反芻する旅に出る。未来は決して変えることができないのが旅のルール。不幸な過去を繰り返すことにいたたまれない一雄。そこに、余命いくばくもない絶縁状態の父 忠雄が姿をあらわす。忠雄は、一雄と少しも変わらない歳格好だった。 ・・・ 年とともに、夫婦の関係だったり、親子の関係だったり、しっくりいかないことも多くなってくるわけだが、打開策がなかなか見つからない。一雄のように極端ではないけれど、不幸の萌芽はどこにでもあるような気がするのだ。あの時のあの一言さえなければとか。 一雄は、過去を繰り返す中で、別の選択肢を選ぶのだけど、スッキリと改善されていくわけではない。これまで気づかなかった多くのことが、一雄の前に明らかになっていく。一雄自身には、決定的な落ち度が見当たらない。だから、余計辛くなる。私は読んでいて、苦い顔をしていたに違いない。 本作品では、一雄と広樹、一雄と忠雄=チュウさん、橋本親子、三つの親子関係にスポットがあたっている。最後まで、彼らの関係に明るい未来が開けるわけではないが、かすかな予兆は見出すことができる。一雄と美代子の夫婦関係も同様だが、ハッピーエンドじゃないがゆえに胸を抉るようなリアルがある。 関係の再構築は、一朝一夕にできるものではない。目を背けたくなるような嫌なことにも、正面から向き合わなければならない。本作品は、私の今にとても大切な示唆を与えてくれる。だから、泣けてしまったのだな。 | ||||
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父親とはなんだろう。 息子とは。 もし私が父親と同い年になれたら、きっと大親友になれるだろう。 | ||||
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なんだか、軽い読み心地。。。 まぁ、あくまで相性なんでしょうね。。。 | ||||
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失業して 息子が家庭内暴力をふるい 妻が不倫しまくるようになった、、、、、、、、、 死にたいというより、死んでもいいなと思ったときに、そのワゴンはやってきた、、、、、、、、、 ま、猫バスがやってきて、親父と息子に、言いたかったこと、云うべきだったことを伝えるって話。 感動した。 | ||||
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最近仕事がうまくいかず落ち込んでいる毎日だったのですが、 この本を読んで、自分がすーっとした気持ちになっていくのが分かりました。 まるで主人公と同じような心境の変化が私にも起こったようでした。 毎日の生活に疲れたなー、とため息が出てしまう人に読んでほしい一冊です。 | ||||
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重松さんのものは間違いない。 小説ベタな自分でも、送った相手に好評であった。 | ||||
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非現実な出来事ではあるが、心の中では起こりうる事と肯定している。自分に重ね合わせ興味深く読めた。 | ||||
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人生に疲れ気味の主人公が、ひょんなことから幽霊家族の乗るワゴン車と遭遇。 幾つかの過去の「分かれ道」にタイムスリップして、気づかなかった事実を認識することで、 これからうまくやっていけるかも知れなくなる、という、 映画「Back to the Future」をスケールダウンして日本サラリーマン風にしたような作品。 全体的に暗く、親子2組、夫婦1組の小話を絡みあわせたストーリー展開で、 焦点がぼやけている印象が否めず。よって感動得られず。 ただしチュウさんのハッキリした男気には「そうでないとな」と感銘を受ける箇所多数。 | ||||
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三組の親子が織りなす、後悔とやり直しの物語。 もう死んでもいいかなと思っていた主人公の前に現れたオデッセイ。それに乗る橋本さん親子と過去にもどりやり直しの人生を過ごす。途中で出てくる、自分と同い年の父とのやりとり。 色々と納得させられる物語です。 | ||||
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38歳の主人公「僕」は現在サイテイ、サイアクの人生。 もう死んでもいいのかなとふと思う。 そんな「僕」の前に止まったワゴンが僕を連れて行ってくれるのは、サイアクの人生になる前の過去の自分の中。 その当時には気づかなかったものの、実はそこが人生の分かれ道であり、そこでの選択の仕方によっては違った運命になっていたことに気づかされる。 人生をもう一度やり直せるのか。 そこで違った選択をして現在に戻れば幸福な現在に変わっているのか。 しかし本作品はそんなに甘くありません。 なにも知らなかった僕が選んでしまった道を、もう一度たどり直すしかないのです。 じゃあ、いったいなぜワゴンは僕を過去に連れて行くのか。 なぜ何度も苦しく辛い後悔を味あわなければならないのでしょうか。 何度か過去に戻るうち徐々にその理由に気づく「僕」。 本作品には三つの父と子が登場します。 主人公「僕」とその父、「僕」とその息子、そしてワゴンを運転する橋本さんとその息子。 それぞれにそれぞれの父と子の物語があり、それが物語のなかで交差する。 子を持つ責任ある父親にとっては必読の書といえるかもしれません。 そして、理由に気づいた主人公が自らの責任を果たす覚悟を決めた後半、涙なしでは読めなくなります。 傑作。 | ||||
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妻の浮気、一人息子の家庭内暴力。リストラにあってお金に困っている。実父が死に直面している。 人生に投げやりになり、駅のロータリーで寝込んでいた主人公の前に、一台のオデッセイが止まります。 オデッセイのハンドルを握るのは、不覚にも命を落としてしまった父と子。 時空を滑るように走り、主人公がもう一度人生をやりなおすための、大切な場所へとドライブが始まる。 ファンタジーであり、夢物語であり、厳しい現実もまざまざと突きつけられるのだけれども、悲壮感は漂わない。 足が地に着いていないという感覚が、ストーリー全体にあり、読み終わった後も解決せず今ひとつすっきりしない。 ただ、仲違いした父と息子が、お互いを見つめ直すという少しの感動は味わえたかな。 | ||||
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もう死んじゃってもいいかな…。そんなときにやってくる一台のオデッセイ。 そのオデッセイに乗り込み、過去へと振り返ります。(未来は変えられないのに。) しかし未来は変えられなくても未来を生きるヒントを与えてくれるのがこのオデッセイだと思います。 物語に出てくる問題を抱えた三組の父子に関わることによって考え方もわかってきます。 物語終盤は何も変わらない問題だらけの現在にもどるけどなにかとても前向きな終わり方で勇気をもらいました。 ハッピーエンドな終わり方ではありませんが。 | ||||
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物語に登場している誰にも感情移入出来なかったので 最後まで傍観者のままでした。 「ああ、そうか」という感じで読み終わっておしまい。 奥さんの行動に「?」と思うところがあり それをみている主人公にも「?」なところがあり 他のストーリーに集中出来ませんでした。 1度読めばもういいです。 | ||||
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親子の関係や絆を描いた、心が何だか温まる作品。少々長いが、文体は平易でさらりとしており読みやすい。 ほんの些細なすれ違いが、大切な人との溝を広げていった経験は誰しもある。主人公は、そういう後悔をひとつひとつ拾う旅に出る。しかしそれは過去を変える旅ではなく、過去を見つめ直して未来に繋げる旅だった。 年末は帰省しない予定だったが、帰省することにした。今ある関係ひとつひとつを大切にしたいと思う。 | ||||
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評価がすごくいいですね。 なんでかな?? 知り合いに、めちゃヨカッタと言われて読みました。 なので、期待も大きかった。 以前に「とんび」で大泣きしたんで、またあの感動が・・・と思ったんですが。 がっかりです!!! 主人公と奥さん!!! 浮気しまくりの奥さんに対して、あんな対応ってアリ?? アリエナイ設定にイライラしました。 他の作品をオススメします。 ただ、チュウさん・・・『トンビ』のヤスとキャラがかぶってました(笑) チュウさんがいたから★一つオマケです。 | ||||
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素晴らしい小説だった。 大人の『自立』を描いたファンタジーものというかんじ 橋本さんの言葉『変わらないけど変わったんです』 って言葉はきっと 環境は変わらないけど あなたの心は変化してますよ って意味かなって思った。 被害者ヅラしてる場合じゃないよなって思えた。 | ||||
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最初に読んだのは「ステップ」でこの「流星ワゴン」が二冊め。 どちらも昭和のオヤジがいい味出してて、作品の骨格をなし、 子供たちがその周りを彩る。 重松清は子供の自然な会話の流れや普段埋もれてしまう人の機微を掬い上げるのが本当にうまい。 6歳の息子をもつ親として一番泣かされたのは健太が砂場でなくのと 車を降りるシーン。 本当に、もう、涙がとまらず、何度も指で拭った。 ページが少なくなってきて、ああ、もうこのワゴンの親子には合えないのか、、 と思うと無性に寂しかった。 弘樹からは成長に伴う親子の葛藤シーン満載で読んでてとにかく苦しい。 ああ、オレ、息子にこういうこと言っちゃいそうだな。。。とか。 同じ年齢の息子をもつ父親は同じ感情を抱くのではないだろうか。 最後のほうは気持ちが完全シンクロしていたように思う。 ファンタジーだ。読後感は爽やかだ。という意見には賛成しない。 オレの家族はそうならない!と言い切れるんだろうか? そのとき、お前はどうするのだ? そういう問いをもらった気がする。重くて心に残る作品。 | ||||
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重松さんのファンではあるけれど、これは酷い本だと 思います。なんでこんなに評価がいいのだろう? 奥さんの描写など、あれは「躁病」の典型的な症状 なんだろうけど、それにしても・・・。それに対する 主人公の対応も・・・・。 私にとっては・・・・だけの作品でした。 図書館に寄付しました。最後まで読むのが辛かった。 | ||||
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今まで、40冊近く重松さんの本は読みましたが、入り口が今までとは違った印象でした。読むのをやめようかなあとも思いましたが途中から引き込まれて後半はあっという間でした。このような難しい内容のストーリーを筆一本で語る、というのは、やはり重松さんの腕のすごさだと思いました。 | ||||
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私は、この本の主人公のように、妻や子どもがいるわけではありません。 しかし、ストーリーを読み進めていくうちに、主人公の感情がどんどん自分の中に入ってきて、なぜか涙してしまいます。 この本を読み始めた時は、仕事やプライベートのストレスが溜まっていましたが、本を読み終えると心がすっきりしていました。優しい気持ちになれて、心がすっきりする本です。ストレス解消にもおすすめです。 | ||||
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