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イリーガル・エイリアン
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イリーガル・エイリアンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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レビューでの評価が高く、かつて同じ作者のGolden Fleeceを楽しく読んだこともあって期待したが、そこまでの作品とは思えなかった。 宇宙人が犯罪の容疑者として逮捕され、地球の制度で裁かれるというアイデアは奇抜で、ユーモラスな場面もあり、SF的要素に謎解きをからめて緊張を高めた末のハッピーエンドまで、確かにおもしろく読むことができる。 しかし、設定こそスケールが大きいものの、起きている出来事はなぜかこじんまりした感じを受ける。クライマックスも、それまでの流れから乖離した唐突感があって無理やりまとめたという印象が拭えず、「どんでん返し」としてもあまりフェアなものとは思えなかった。 アメリカ以外の国や人物が出てくるシーンが非常に少なく、登場人物も皆クセがある(まあ、アメリカはこうした個性がないとやっていけない社会なのだろう)。こじんまりした印象を受けたのは、「法廷もの」に加えてこの「国際的広がりのなさ」のせいもあるだろう。なのに(多少ネタバレになるが)「地球人は技術的には遅れているが、他の宇宙人にない長所がある」というありがちなトーンでまとめられ、何とも違和感を抱いてしまう。 アーサー・C・クラークのファーストコンタクトものの名作「幼年期の終わり」や「太陽系最後の日」、さらに法廷ミステリなどの要素をソウヤ−風に料理したということなのだろうが、あまりうまく行ったようには思えなかった。理屈をつけて読むべき小説ではないといえばそれまでだが。 陪審制度やアメリカの文化を知らないとよく理解できないところもあるが(実在の人物やエンタメ作品などの名前も次々に出てくる)、筋書きがわからなくなってしまうほどではなかった。ただこうした背景を理解してストーリーを読み込めれば、カナダ人であるソウヤーのアメリカ社会や制度に対する(批判的と思われる)見方やメッセージが伝わり、感想も変わってくるのかもしれない。 ただ、陪審裁判が描かれているとはいえ、当時話題だったO.J.シンプソン事件にここまでよりかかる必要があったのかという気はする。時代と地域にここまで枠がはめられるのは、北米あるいは英語圏以外の読者にとってはありがたくないことだ。日本人読者である自分にはそうした点が気になり、「地球人は遅れているが見どころがある」というクライマックスのメッセージが、よけいに白々しく響いたのかもしれない。 | ||||
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高評価ですね。うなずけます。着眼点といい話しの展開といい見事な一級品で一気に読ませる力があります。 しかし通奏低音のように決して消えない違和感。あまりにエイリアン臭がなくあまりにアメリカ臭が。 きっとアメリカにとって正義は相対的ではなく絶対値なんだろうな。そうでなきゃ世界の警察を臆面も無く自負することもできないし、きっとこの小説のような事態になったら、本気で宇宙の警察をかってでるんだろうな。 プロットに納得できなくてもストーリーで読ませてしまう、そんな本だと感じました。 ファーストコンタクトの話ですがエイリアン風のアメリカ人しか出てきません。あ、ちなみに作者はカナダ人です、念のため。 | ||||
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地球を訪れるエイリアン。 その目的は・・・と最後まで読んで気づいたが、核融合技術がありながらその理由はないじゃん!! と思ってしまいました。でもまあ、ただひたすら娯楽を求めるのなら良いかもしれません。 読みやすいですし。 | ||||
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