さよならダイノサウルス
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さよならダイノサウルスの総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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恐竜は何故絶滅したか?の話をSFアドベンチャーの面白い読み物とした作品。 | ||||
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タイムマシンを使って過去へ、しかも6470万年前の世界へ旅する物語。と、そのように言うと単純に聞こえるが、この物語が目論んでいるのは「恐竜がなぜ絶滅したのか」に対してSF的な回答を与えることであるのはもちろん、「火星と木星の間に小惑星帯がなぜ存在しているのか」という謎への答えを提供することでもある。当然ながらそれらの答えはSF的なものなので、現実の仮説として有効なわけではないのだが、しかし一方で、それらの回答をでっち上げるために持ち込まれた「ゼリー状の生物」の「その後の顛末」は、一体「****」がどこからやってきたのかということに関する「実際にある仮説」そのままだったりする。邦題のタイトルに引き摺られて「心温まるアドベンチャーSF」だと思ったら大間違い。むしろソウヤー版「ジュラシック・パーク」。 | ||||
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恐竜絶滅の謎を解くためにタイムマシンで白亜紀にトラベルした科学者二人は、そこで言葉を発する恐竜と出会う。恐竜がしゃべる謎とは?絶滅の理由とは?という冒険SF。 まず恐竜が言葉を話すというファーストインパクトがユニーク。ここでぐっとつかまれた。その後、しゃべる恐竜との交流をまじえながら、その正体と白亜紀の環境に迫っていく過程は冒険小説としても心躍るものだった。ばらまかれた伏線が回収され、描き出される身近なテーマもずばっと決まってお見事。緻密さにこだわる読者には向かないかもしれないけれど、大上段に構えられた奇抜な設定と、ばらまかれた伏線を豪腕でもって回収していく展開でSFの楽しさを存分に味わわせてくれる傑作。 | ||||
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何ら汚れや破損もなく良い状態で到着し、とても満足しています。 時間旅行を起点としたこの物語は、日進月歩のSF界では既に古典でしょうが、未だ面白いテーマです。 また、白亜紀末の恐竜絶滅の推論と絡めている点も興味深く、楽しんで読みました。 。 | ||||
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作品の骨子となるアイデアは評価したい。 が、ストーリーとしては私は評価しない。 登場人物も少なく、比較的狭い範囲での事象が並んでいて ストーリーが進んでいくのだが そこには ドキドキ感が不足している。 謎解きのような趣をみせてくれた『星を継ぐもの』(J.P.ホーガン)は 何度読んでもおもしろかったが たぶん本作は 二度以上読もうとは思わないんじゃないかな。 ちょっと期待はずれでした。 | ||||
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タイムマシンを扱ったSF小説や映画は多々ありますが,タイムマシンがなぜ存在しなければならないのかというところまで踏み込んだ作品を読んだのは本書が初めてでした。 本書は「秒読み」と題される章の間に「境界層」と題される章がはさまれるかたちで進行します。 「秒読み」の章は,古生物学者である「わたし」と同僚「クリックス」が恐竜絶滅の謎を解くためタイムマシンで過去へと遡る物語。 クリックスは私の古くからの友人であったが,現在私の元妻とつきあっており,わたしとは性格が正反対だ。当然いろんな場面で意見が対立する。恐竜が跋扈する世界でのとんでもない発見。恐竜絶滅の原因どころか,巨大な恐竜が存在する理由までが明らかにされるのだ。 「境界層」の章では,妻と離婚をしていない時のわたしが自分のPC内に自ら記載した覚えのない日記を発見する。この日記の内容がなんと「秒読み」の章の物語なのである。記載された内容から自分が記載したに違いないが,これは一体どういうことなのか。わたしは妻をクリックスに奪われる運命なのか。その謎を解くためタイムマシンの開発者を訪れるという物語。 ソウヤーのSF小説は見事なエンターテイメントですが「ターミナルエクスペリメント」同様,妻との不仲や父との関係など妙に人間くさいところがあり,これらが物語と密接に関係しているのです。 一つの作品を読み終わると他の作品も読んでみたい,そう思わせるのがソウヤーの魅力です。 | ||||
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