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ラバー・ソウル



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【この小説が収録されている参考書籍】
ラバー・ソウル
ラバー・ソウル (講談社文庫)

ラバー・ソウルの評価: 3.38/5点 レビュー 65件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全65件 61~65 4/4ページ
No.5:
(4pt)

醜くも美しい

作者の事もこの本の内容も全く知らずにタイトルのみに惹かれて手に取った。

「愛とは?幸福とは?」

最後の最後に驚愕と共に突きつけられる人生の根源とも言える問い。
それぞれの理由はどうあれ、手に取る価値のある圧倒的な傑作。

・・とりあえず読み終えた方は、
ビートルズ『Rubber Soul』の日本盤が欲しくなると思います(笑)
ラバー・ソウルAmazon書評・レビュー:ラバー・ソウルより
4062177137
No.4:
(5pt)

井上夢人の最高傑作!!

これは正直文句なしです。
井上夢人単独の作品としても、これまでで最高ではないでしょうか。

話としてはかなりストレートな嫌ミスです。
おそらく好き嫌いもあるんだと思いますが、他のレビュアーの方が100%共感出来ないと思ったようなところが、
個人的には非常にスムーズに受け入れられたのが高評価の要因ではないかと思います。
決して短い小説ではありませんが、一気読みでした。

また、正直ビートルズはそれほど良く聞いていたわけではないのですが、最後の解説を読んでこれは聞かずばなるまいと思いました。

とにかくまず読んで!
ラバー・ソウルAmazon書評・レビュー:ラバー・ソウルより
4062177137
No.3:
(4pt)

狂気の愛に引き込まれた

警察の事情聴取を受ける男女の対話と、主人公の男性の心情のみで描かれたミステリ小説。

鈴木誠の絵里への「狂気の愛」が事細かに描かれていて引き込まれた。自分の外見の醜さを誰よりも分かっている男が、それでも一人の女性のために何かをしたいという気持ちがくどいほど丁寧に描かれていた。よくここまで一方通行の愛を描けたと思う。ネタばれになるので触れないが、最後の終わり方も、納得できるものだった。

個人的には、鈴木誠に尽くす金山という男の、鈴木誠に対する純粋な気持ちが好きだった。

表紙も、全部読み終わってから見返すとちょっと恐くなるくらいよく描かれていると思う。
ラバー・ソウルAmazon書評・レビュー:ラバー・ソウルより
4062177137
No.2:
(3pt)

愛なのか。

ビートルズは最高ですね。個人的に『マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー』が大好きな曲なので、終盤を読んでいて思わず喝采をあげました。

この作品、絶対、○○○○があるはずだ、と思いながら読み進めるが、小さな○○○は感じるものの、○○○が○○○なくて、早く○○を知りたくて、ページを繰る手が止まらない。ストーカーって怖いなー、というだけのミステリではないと確信していましたが…○○○、そうきたか!それは○○○○○!と感心しました。

○(伏せ文字)を多用しすぎたか…。仕方ないかな。

ただ、これは愛なのでしょうか?
愛なのかなあ…。

帯に、堂々とある言葉が書かれていて、それはかなりネタバレのような…。予備知識無しで読んでほしいです。

面白い本格ミステリでした。ビートルズを聴きたくなりますよ。
ラバー・ソウルAmazon書評・レビュー:ラバー・ソウルより
4062177137
No.1:
(4pt)

読解力不足なのかなあ…。

この著者の小説がもともと好きなのもありますが、面白いと思います。
10数年前に、井上さんの「プラスティック」を読んだときの驚きを思い出しました。
(今作と語りの形式も少し似ています。)

メインのトリックも、何か仕掛けがあると分かっていながら読み進めていく中での、いい意味でのもどかしさ
ときれいな落としどころがあり流石の仕上げ方という感じです。

ただ、今作には一つだけ疑問が残っていて、それがなければ迷いなく満点を付ける作品でした。
未読の方には、意味は分からないと思いますが、一応。

・なぜ鈴木がクライマックスのところで、想定外であったはずのその成り行きを受け入れたのか。
 そのまま受け入れてしまうと、それまでの行動を無に帰してしまう可能性がある状況なのに。
 (最終的に似たような結末を想定していた気もしますが、まだ仕上げができていない段階であったと明記されている。)
 想定外であっても、鈴木にとっての最高の「幸福」を目の前にして、ただそれに手を伸ばした、ということなのでしょうか。

最後に、作品の良し悪しとは無関係ですが、帯に「空前の純愛小説」というコピーがあります。
しかし、個人的には全く、「純愛小説」であるとは感じられませんでした。
「容貌の美醜」というのは世の現実としてキレイごとで済まないものであり、この設定で、かつこの内容で純愛と言ってしまうのは
キレイごと過ぎるというか、言葉が軽すぎる気がして、そぐわないと思います。

ミステリーとして優れた作品であることは間違いありませんので、素直にミステリーとして読まれることをおすすめします。
ラバー・ソウルAmazon書評・レビュー:ラバー・ソウルより
4062177137

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