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ラバー・ソウル



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【この小説が収録されている参考書籍】
ラバー・ソウル
ラバー・ソウル (講談社文庫)

ラバー・ソウルの評価: 3.38/5点 レビュー 65件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全65件 41~60 3/4ページ
No.25:
(3pt)

複雑な感情が入り交じる最後

タイトルはザ・ビートルズの同名アルバム,全十六篇のタイトルもその収録曲からで,
聴いたことはないのですが,それらの中には内容にうまくハマっているものもいくつか.
700ページ近いボリュームも,細かい章立てのせいか,数字ほど長くは感じませんでした.

物語は,事件の後の事情聴取の様相で,それを補うように当時の場面が繰り返し入り,
犯人や手口,概要は序盤から見せられているため,読む側は落としどころを探りながら,
それらがどう露呈し,その時の様子はなど,不思議な緊張を抱えつつ進められていきます.

また,犯人の男の特有の妄言,奇行の数々には,嫌悪感を抱かずにはいられないものの,
男の境遇であったり,チラリと覗かせる心境には,どこか憎みきれない部分があるようで,
その裏側で徐々に真相へ,そして彼へと近づく被害者たちのやり取りにはゾクリとなります.

ただ,すべてがひっくり返される最後は明らかに賛否両論,評価が割れるのは確実で,
ミステリ作品ではありませんので,フェアどうこうを語るのは違うのかもしれませんが,
それでもほぼ『後出し』のため,驚きは確かにありますが,同じくらい残念な気分にも….

それでも,芽生えた希望と最後の笑顔だけは『本物』で,救いがあったものと信じたく,
カバーイラストを眺めていると,苦々しさと清々しさの入り交じる複雑な後味が残ります.
ラバー・ソウルAmazon書評・レビュー:ラバー・ソウルより
4062177137
No.24:
(5pt)

すごい

何を書いてもネタバレになりそうなんだけど、どうしても評価したかった。
傑作。
一読して驚嘆し、再読で納得し、その凄さを改めて実感し、三回目で泣いた。
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4062177137
No.23:
(5pt)

ラストが圧巻

最初から最後までグイグイ引き込まれて一気に読んでしまいました。最高のラブ・ストーリーかもしれません。
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4062177137
No.22:
(5pt)

ラバーソウル

少し回想がくどい様な感じを受けますが、慌てないで読んでください。ネタバレになってしまうので内容は話せませんが、読んだ後何とも言えない気持ちになります。私は是非お勧めです、買って損はしないでしょう。
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4062177137
No.21:
(3pt)

ある意味予定調和

※※※※軽いネタバレ含むのでご注意を※※※※

ストーリーの展開は、あるストーカーが起こした事件に対する周囲の証言が続く構成になってます。

あまりにストーカーの人間像が、テンプレ通りの「醜い容姿で心もねじまかった外道」でありすぎるがゆえに、なんかあるなぁ、と感じていたので最後の展開は想定の範囲内でした。

ミステリとしてはむしろ予定調和でもうひとひねりないと全然意外性がない、ということで☆三つです
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4062177137
No.20:
(4pt)

ビートルズ+ミステリー=?

ミステリーが好きである。ビートルズも好きである。だったらこの作品を読まないわけにはいくまい。
 タイトルはズバリ『ラバー・ソウル』。1965年に発表されたザ・ビートルズの6枚目のオリジナル・アルバムと同じである。そして各章もアルバム『ラバー・ソウル』に収められている楽曲と同じタイトルがつけられている。ただしオリジナルアルバムが全14曲で構成されているのに対し、こちらは「ボーナス・トラック」と称してA面とB面の最後にそれぞれ1曲ずつ追加され、全16章の構成になっている。
 登場人物や関係者への事情聴取、および主役である鈴木誠の独白めいた日記(?)によって、事件の全貌が次第に明らかになってゆく。財産には恵まれているが容貌にハンディを持つビートルズ評論家の鈴木誠が、ふとした偶然で自分の車に乗せたモデルの美縞絵里に夢中になり、ストーカー行為が次第にエスカレートしてゆくさまが赤裸々に語られる。彼は自分以外の男性が彼女に近寄ることに耐えられず、ついに……。
 正直に言って、本作品はビートルズとはあまり関係がない。本書のタイトルがビートルズのアルバム名と同じであることや、各章に楽曲と同じ名前がつけられていることに必然性はない。鈴木誠の独白の中にビートルズネタが全くないわけではないが、質的にも量的にもビートルズ・マニアを喜ばせるような内容ではない。なのでビートルズ・ファンがそれだけを期待して購入したら少々がっかりするかも知れない。
 だが単純にミステリーとして読んだ場合、この叙述トリックは成功していると思う。衝撃的というほどではないが、叙述トリックにありがちな失望感はなかった。主人公が当該モデルに執着した理由も、東野圭吾『容疑者xの献身』よりは説得力があった。全体的に少々間延びしているというか、引っ張り過ぎの感は否めないが、読んで損はしないミステリーだと思う。
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4062177137
No.19:
(2pt)

なんだかなー

うーん、予想とちがってしまった。ビートルズのオマージュなんだろうけど、、、、
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4062177137
No.18:
(3pt)

大部の割にはアイデアに乏しいという印象

ビートルズの「Rubber Soul」に載せて異常犯罪者の心理を綴ったものだが、大部の割にはアイデアに乏しいという印象を受けた。普通に読み進めば、半分も行かない地点で結末の大体の予想が付く程度のもので、もっと捻りが欲しかった。この叙述形式と記述量なら、もっと驚くべき真相を用意してしかるべきだったと思う。異常犯罪者の心理の扱いが軽率過ぎる。

本作の趣向が文学作品の多くの古典を想起させる点も弱いと感じた。作中の各章の題名に「Drive My Car」から始まる「Rubber Soul」中の全曲名を付け、章の内容をなるべくそれに近づけている努力は買える(ビートルズ・ファンにとっては嬉しい)が、単にそれだけで、他に見るべき点が見当たらない期待外れの作品だった。
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4062177137
No.17:
(3pt)

薄めすぎ。アンフェアな面も。

最終章の前までは、異形のストーカー男の独白と
この男を含む関係者の供述が延々と続きます。
それら相互に全く矛盾がないので、
読んでいて謎もサスペンスも感じられません。

同じことを複数の者が語るというパターンの繰り返しで、
次第に飽きてきます。
文章は巧みなので、何とか読み進められましたが。

ザ・ビートルズのアルバムを下敷きにした構成も、洒落てはいますが、
ビートルズ世代でもファンでもない身には、
特に興趣も呼びません。

不満を抱えながら最終章へ……「え?」。
ここで初めて、ミステリを読むカタルシスを感じることができました。

ただし、トリックとして見た場合には、非常にアンフェアな面があります。
この手を使うのなら「なんでもあり」になってしまいます。
手練れの作者のことですから、百も承知で書いたのでしょうが、
こうしたことにこだわる方にはお勧めできません。

面白いアイデアではあるのですが、これ1本でこの大冊というのは、
薄めすぎではないでしょうか。
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4062177137
No.16:
(3pt)

費用対効果に疑問

この作品の見所がドンデン返しにあることは大抵の読者は知っていることだろう。
井上作品の多くはそうした効果を狙ったものだ。
そのうえで書いてみる。

最初、読み終えた時、すごいドンデン返しと思った。
これまでの井上作品でも超ド級ではないかと思ったくらいだ。
それで評価は5点だろうと考えたが、ちょっと待てと思いとどまった。
この大部の作品の99%はそのドンデン返しに至るお膳立てでできている。最後の1%でそれをひっくり返すわけだ。その構造が悪いわけではない。山を高く見せるためには、谷を深く掘ればいいわけだから。
しかし、その1%のために費やされた99%の時間(けっこうな時間だ)が無駄とは言えないだろうか。その時間に見合ったコストパフォーマンスと言えるだろうか。
確かに結末には驚いた。しかし、これほど時間をかけて読んで驚いたところで何になるだろう。むしろ費やした時間のことを思ってしまう。

昔、星新一はもっと短い時間で効果的なドンデン返しを見せてくれていた。
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4062177137
No.15:
(3pt)

盛り上がらず

ストーカーの異常者の話だから仕方ないが、どうものらないし気分が悪い。
新聞の書評にあった「泣ける」云々は全くあてにはならず。
いや、泣こうと思って読んだわけではないのだが、微塵も感情移入ができない辛い内容だった。

ビートルズにかこつけるのもありがちな感じで、しかも何の効果もないように思う。
鬱々とした醜男の語りがこれでもかと言うほど続いて辟易している最後に、大どんでん返しがあってもまるで驚きがない。
最後に驚きがありますよと帯でうたってしまっているのだから、どうやっても驚きようがない。

こういううたい文句はいかがなもんだろう。
まあ、この作者と言えばどんでん返し、みたいな感じもあるのでいいのか。
星を1や2にするほど悪くはないが、何も残らない作品だった。
ラバー・ソウルAmazon書評・レビュー:ラバー・ソウルより
4062177137
No.14:
(5pt)

心に染みる作品

本書『ラバー・ソウル』は、The Beatlesのアルバム『Rubber Soul』をモチーフとしたミステリ。

章立てがアナログ盤の『Rubber Soul』の曲名順となっていて、それぞれの章の内容が、詩とリンクするようになっている。『Rubber Soul』の発売時(1965年)にシングルでリリースされた「Day Tripper」と「We Can Work It Out」(恋を抱きしめよう)を、ボーナストラックとして本書の章に組み入れているのがニクイ演出だったりする。

結論から言ってしまうと大傑作である。

音楽雑誌に評論を寄稿するビートルズマニアの鈴木誠は、雑誌の撮影中に発生した事故で呆然自失のモデル 美縞絵里を自宅まで送り届けることになった。容貌にハンディキャップを背負っている誠は、初めて自分の車に乗った女性 絵里に好意を寄せてしまう。絵里のことが頭から離れられない誠。誠は絵里に気づかれないよう、彼女を監視しはじめる。除々にエスカレートしていく誠の行動。ついに、誠は絵里の男友達を殺害してしまうのだった。 ・・・

ストーリーは、警察の取り調べと思しき関係者の供述に、誠の視点の描写が挿入されるかたちで展開していく。病気のため怪異な容貌となった誠が、それを逆手に取りながらストーカー行為を正当化していく様は、背筋が寒くなってしまう。こういう理屈で、人は人を追い込んでいくのかという恐ろしさだ。苛立ちに似た怒りさえ感じてしまう。

本書は、ソシオパスものか ・・・

いやいや、全く違う。

ソシオパスものとしても面白くはあるのだが、それだけでは傑作とはいかない。秀逸なのはウルトラ級のどんでん返し。ラストに近くなって、実に悲しいものがたりに変わっていく。中盤までとの落差が大きいだけに、強烈な衝撃を感じるだろう。あざとくもありながら、ホロリとさせてくれる。全16曲を奏でて『Rubber Soul』の意味が、ようやく明らかになるのだ。実に心に染み入る作品である。

「Norwegian Wood」(ノルウェーの森)の詩の内容を、放火男の解釈で本書とリンクさせたり、絵里の高校時代のストーカー事件を、ボーナストラック「Day Tripper」として挿入しているのも面白い。私の見落としている仕掛けも相当ありそうだ。
ラバー・ソウルAmazon書評・レビュー:ラバー・ソウルより
4062177137
No.13:
(4pt)

Rubber Soulのアルバム借りに行かなきゃ(笑)

Rubber Soulのアルバム蔦谷に有るかな?借りに行かなきゃ(笑)

閑話休題。
なかなか読み応えありました。どんでん返しと謳われてしまっていたので、そのままストレートに読み進みながら、時折ハテ如何にどんでん返るのだろうと。。。
途中の文章の変化で、あれ?と思いつつははんと。
話は、事件を取り巻く人間と鈴木の尋問に答えるような章と、鈴木単独の章の組み合わせです。
これには、ストーカーの恐ろしさがまざまざと出ていて、読んでいて気持ち悪くなります。まさに思う壺。
気持ち悪くても、決して途中で読むのをやめること無かれです。
ラバー・ソウルAmazon書評・レビュー:ラバー・ソウルより
4062177137
No.12:
(3pt)

微妙でした

読売新聞に「男泣きしそうになった」と書評にあったので楽しみにしてましたが、最後の落ちには感動もカタルシスもありませんでした。

息子が殺して井戸に投げ込んだ死体処理を実は母親がやっていたという恐怖話に似てましたね
ラバー・ソウルAmazon書評・レビュー:ラバー・ソウルより
4062177137
No.11:
(3pt)

次いこ

全部、インタビュー(警察の尋問)に答える側の台詞で出来ていて、文章は読みやすいけど、勘違いも甚だしいストーカーの話なので、楽しくは無い。ただ、最後のどんでん返しにビックリ、というのに興味があって読んだ。確かにどんでん返しはあった。でも、どんでん返しを予想してたからビックリはしなかった。全く予想もしてなかったらビックリするだろうけど、この本の場合は、「最後のどんでん返し」というのがキャッチだから、残念ながら皆ビックリしないよなあ。つまんない。忙しかったし、1週間かかった。次行こ!
ラバー・ソウルAmazon書評・レビュー:ラバー・ソウルより
4062177137
No.10:
(4pt)

これから読む人は一切のレビューを読まないこと

この小説のことをレビューしようとすればネタバレ必至なので、これから読もうという読者は一切のレビューを読まないことだ。
先入観まったく無しで読めた私は大いに楽しむことが出来たが、少しでも内容を示唆するような文言が目に触れれば楽しさもかなりトーンダウンしてしまうのではないか?

この話は書き出しの時点で、既に事件自体は終わっている。警察での取り調べに対する証言であったり、主人公のモノローグのような形で過去を振り返る形式で進んでいく。そしてそれにより事件の全貌が徐々に分かっていくという流れである。だから読んでる途中は「大体こういう話だよな」と大きな興奮もないまま進んでいくわけである。だからまあ途中では「特に面白いというほどではないな。普通だな。」などと思ってしまう。(なんの予備知識も無ければという前提で)
この小説を一番楽しむには私みたいに予備知識もなく、井上夢人の何たるかを知らないという読み方がベストなんだと思う。ミステリーマニアと呼ばれる方はおそらくこういったパターンなんかは分かってしまうだろうから面白くないだろうな。いや、読みが当たっていて「それ見たことか!」という楽しみ方をしているのかもしれないな。
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No.9:
(4pt)

久しぶりにやられた

本が自分を呼んでいた。

「読んでくれ!」と。

そうでなければ、この本と出会っていない。
まさに、プールアンカのあの歌のように。

圧倒的に美しい装丁と、ビートルズという構成に、強く、強く、惹かれた。

ところが、読み始めると嫌になった。
暗すぎる。おもしろくない。気分が悪い。

それは、そうだ。
異常犯罪者をはじめとする登場人物達の心情が、
ぽつぽつぽつぽつと、そして淡々と描かれているのだから。

しかし、最後にすべてがひっくり返った。
途中までは、なぜビートルズの「ラバーソウル」かよくわからなかったし、
ミステリとして構造的な致命的な欠陥があると思っていた。

しかし、違ったのだ。
すべては計算ずくだったのだ。

久しぶりにやられた。
そんな小説だ。
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4062177137
No.8:
(4pt)

純愛といえるのか?

井上夢人氏は好きな作家さんで全作品を追いかけています。久々の作品。わくわくして読みました。

単純な私は、東野圭吾の「容疑者Xの献身」をイメージして最初読んでいました。

ですが、最後のどんでん返し、という意味が本当に最後になってわかったのです。良い意味で裏切られたのですが、これは、さすが井上夢人と言うべきでしょう。ただ、あまりに技巧に走り過ぎているというか、そこまでやるのかという気持ちになったのも事実ですが。

ですから、もう一回読みました。読まずにはいられなかったのです、全てを分かった上で。結末が分かっているのに、二度読める作品なんてなかなかありません。お得かも。

そのどんでん返しに至るまでに、ちょっとおかしいなと思う点がないことはなかったのです。
例えば、彼が告白している体を取っている文章があることとか、主人公が自分の車をぶつけて、車を埠頭から落とし、殺人を犯したと告白しているのに、車に指紋がたくさんついていたということなど。

ところで、「空前の純愛小説」というキャッチコピーには違和感を覚えるなあ。ちょっと違うのではないか。強いて言うなら、一途な、いやこの言葉も美しすぎるな、一方的な愛とでも言うべきか。また、見ただけで人を愛せるのだろうか、しかもその人の欠点(ネタばれになるので、この表現でとどめておく)をまるごと含めて。とても想像できない。

そう言ったことすべてを含めて、井上夢人の次の作品また読みたいです。
ラバー・ソウルAmazon書評・レビュー:ラバー・ソウルより
4062177137
No.7:
(4pt)

ネタバレです

私はしばしば、結末を先に見るという読み方をするので、この作品を、東野圭吾の「容疑者Xの献身」に似ているなあ、と残念な気持ちで読んでいました

井上夢人さんの作品は、結構好きで「オルファクトグラム」を読んだときは、すごい発想の作家だとびっくりしました(こっちの方は逆に漫画「もやしもん」が二番煎じでは?)

単行本には、帯に結末を予想できるような感想が書いてあったし、ちょっと鼻につく納得できない感想があり、そんなものを載せるくらいなら、ビートルズの「ラバーソウル」の日本語訳を巻末に付けて欲しかったなあと切実に思いました(家にはビートルズのレコードはあるのですが、面倒くさくて歌詞カードまで出してくる気になれない…)

そしたら、二回目読めて、一回目より、さらに感動できるはず

扉絵は、最初手に取った時は、漫画チックというか、乙女チックというか、なんか好きになれなったのですが、読んでいる途中で、何回も見直しました

そして読んだ後、花をまとったような髪が、少しだけ見える目が、とても美しく感じられ、主人公の救い、そして読んだ私の救いになった気がして、ビートルズのラバーソウルと同じくらいこの絵がこの作品に不可欠のものだと思いました

すごい絵です!クールな絵なのに温かさを感じる(涙)
ラバー・ソウルAmazon書評・レビュー:ラバー・ソウルより
4062177137
No.6:
(5pt)

面白い!

571ページもある本ですが、引き込まれてしまい、一日で読みきりました。
登場人物がそれぞれ平易な語り口で物語を進めていく形式ですが、
大変読みやすい本です。
井上さんの小説が元々好きなのですが、
一言で言えば、傑作です。
最初はネチネチしたストーカーの話だと思って読んでいくうちに、
どんでん返しが。。
実は純愛小説だったのですね〜
装丁も凝っていますし、お勧めの一冊です。
ラバー・ソウルAmazon書評・レビュー:ラバー・ソウルより
4062177137

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