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ラバー・ソウル
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ラバー・ソウルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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小説のおすすめサイトに出てたので読んでみた。 この内容でこのページ数は長い。三分の一でもいいと感じたのが読後の印象。 急に風向きが変わり、それなりに楽しめたが、エリを犯人と知るなら動機、殺意が 少々弱いかなと感じた。彼女を殺人鬼に仕立てるなら、もっと過去の掘り下げが必要だった 気がする。 唯一折り目をつけた箇所、 (それが犯罪だと、あなたは言われるが、子供を監視している親には違う判断基準を当てはめる。 子供の服装をチェックし、留守中に引き出しを開けて中のものを点検し、子供の携帯電話の 通話記録を調べる。親のしていることなら、あなた方もそれが犯罪だとは言わない。)p357 確かにそうだ。 | ||||
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岡嶋二人が面白かったので検索で拾い初読み。 長くて途中挫折。長すぎ。半ば飽きるなんて 書いている人がいますが、ほとんど会話だし 何かの布石と思わせる情景描写が長々と 続くわけでもないので、これが長いと言うのも 苦言ものです。もっと読む力をつけてもらいたいものです。 サクサク一気読みできますのでご安心を。 全体がサイドA・Bとなっていますので、 これが帯のトリハダなのかと期待しましたが ラストのある人物の、表裏には消化不良で 星が3つと相成った次第です。 | ||||
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序盤から終盤まで「気持ち悪い」という感情に支配されます。恵まれているが、ある点において恵まれなかった<主人公>の想いは、読んでいるだけでも重さを感じます。ですが、次第にその気持ち悪さと重さに慣れ、段々と<主人公>に感情移入する事が出来るのは、ページ数を割き描写をしているからこそでしょうか。 帯等でも煽られている通り、最終盤で読者を驚かせるポイントがありますが、多少ミステリーを読んでいる人にとっては、そこまでのインパクトは無いかも。一方でこの結末は、個人的には辛さや悔しさのような感情よりも、良かった、解放されたという爽やかな想いがほんの少し上回りました。これは救済です。ネタバレになるので書きませんが、この作者ではない、他のとある作品を思い出しました。 | ||||
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ミステリーとしてはややアンフェアな印象です。 他の方のレビューで、「ミステリーと純愛ものの中間くらいとして読むのが良い」みたいなものを見て腑に落ちました。最後の数行、動機の面が素晴らしかったです。 ただやっぱりミステリーとして読んでたのでちょっと物足りなかったです。700p近いですが、平易で読みやすいのでそんなに気負わず読めると思います。 | ||||
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化け物のように醜い顔を持つ30代の男が、若いモデルの女性を好きになり、その女性をストーカーするミステリーものです。 そのストーカー行為が非常に気持ち悪く、効果的にストーリーを盛り上げています。そして、その不快感を強く感じられた程、ラストで晒されるその男に、堪らなく虚しさが湧いてきます。一途で純粋な男。不幸で儚い一生。涙が出てきます。 ただ、700ページに及ぶ長編もので、読破するのには大変根気が要ります。同じ様なくだりが繰り返しでてきますので、もう少し割愛できたら、良いと思います。 | ||||
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推理小説を買う基準ってほとんどは、帯に書かれている文章なのではないでしょうか? 「衝撃の問題作!」とか「ミステリー史上最高傑作!」とか「大ドンデン返し!」とか… それが読書好きの芸能人が書いた文章なら、なおさら購買意欲がそそられますからね。 しかし帯に大袈裟な推薦文が書かれている作品は、大体が「そうでもない」のが多いのだ!もちろん井上夢人氏の作品は、大好きです。言うなれば岡嶋二人時代の作品はもっと大好きなのですが。 あんまり過剰に持ち上げられると、意外と拍子抜けしちゃった一例だと個人的に痛感させられました。しかし購入した一番の原因はやはりビートルズの傑作アルバムのタイトルに惹かれたからなんだよなー。 | ||||
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人とは思えないような、醜い顔を持つ男。人前で顔をさらすことができず、学校へも行かず、社会へも出ず、家に引きこもり続ける男。そんな男が、ある美しい女性と出会ったことで始まる物語です。 各章ごとにサブタイトルがつけられていて、大まかに分けて、前半部と後半部に分かれています。正直、前半部は退屈でした。後半に入ると読む手も止まらなくなるのですが。 前半部を導入部として少し短くし、そのまま一気に加速させてしまったほうが、より良い作品になったのではと思います。 ですが、1人称語りでとても読みやすい文体なので、退屈と感じる部分もサっと読み進めることができたのが助かりました。 肝心のどんでん返しについてですが、これを普通の小説、というか恋愛を絡めたサスペンスとして読んでいれば驚きはあると思いますが、本格ミステリなどを読み込んでいる方には、そこまで大きな衝撃ではないかと思います。 私はこの本をミステリーとして読んでいたのですが、どんでん返しも含めて最後まで読んだ感想としては、ミステリーとか恋愛ものとか、なにかのジャンルにとらわれない1つの、ある物語として、読後感を味わう作品だと感じました。 あと、私はこの文庫の表紙のイラストが、哀愁をよく描いていて好きです。 | ||||
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最後のどんでん返しがあるので、なるほどとは思うけれど、そこに至るまでの内容は ただひたすらにキモいストーカーの描写を読み続けなければならないので、そこに 面白さを見出せるかどうかでも結構評価は分かれるかと。 個人的にはちょっときつかった。 | ||||
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決して駄作ではないけど、かといって大傑作というわけでもない。 井上氏が岡嶋二人であった頃からの大ファンで、岡嶋二人著の作品は全部持ってるのだが、個人になられてちょっと力量は落ちたように思う。 本作も、まず長い。終盤は一気に読めるが、道中はダレる。もうちょっと短くできたと思う。 ネタバレになるので詳しく書けないけど、そのやり方・騙し方はちょっとアンフェアに感じた。 本作が気に入った方は岡嶋二人さんの作品をお勧めします。 「そして扉が閉ざされた」や「クラインの壺」などが良作です。 | ||||
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タイトルはザ・ビートルズの同名アルバム,全十六篇のタイトルもその収録曲からで, 聴いたことはないのですが,それらの中には内容にうまくハマっているものもいくつか. 700ページ近いボリュームも,細かい章立てのせいか,数字ほど長くは感じませんでした. 物語は,事件の後の事情聴取の様相で,それを補うように当時の場面が繰り返し入り, 犯人や手口,概要は序盤から見せられているため,読む側は落としどころを探りながら, それらがどう露呈し,その時の様子はなど,不思議な緊張を抱えつつ進められていきます. また,犯人の男の特有の妄言,奇行の数々には,嫌悪感を抱かずにはいられないものの, 男の境遇であったり,チラリと覗かせる心境には,どこか憎みきれない部分があるようで, その裏側で徐々に真相へ,そして彼へと近づく被害者たちのやり取りにはゾクリとなります. ただ,すべてがひっくり返される最後は明らかに賛否両論,評価が割れるのは確実で, ミステリ作品ではありませんので,フェアどうこうを語るのは違うのかもしれませんが, それでもほぼ『後出し』のため,驚きは確かにありますが,同じくらい残念な気分にも…. それでも,芽生えた希望と最後の笑顔だけは『本物』で,救いがあったものと信じたく, カバーイラストを眺めていると,苦々しさと清々しさの入り交じる複雑な後味が残ります. | ||||
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※※※※軽いネタバレ含むのでご注意を※※※※ ストーリーの展開は、あるストーカーが起こした事件に対する周囲の証言が続く構成になってます。 あまりにストーカーの人間像が、テンプレ通りの「醜い容姿で心もねじまかった外道」でありすぎるがゆえに、なんかあるなぁ、と感じていたので最後の展開は想定の範囲内でした。 ミステリとしてはむしろ予定調和でもうひとひねりないと全然意外性がない、ということで☆三つです | ||||
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ビートルズの「Rubber Soul」に載せて異常犯罪者の心理を綴ったものだが、大部の割にはアイデアに乏しいという印象を受けた。普通に読み進めば、半分も行かない地点で結末の大体の予想が付く程度のもので、もっと捻りが欲しかった。この叙述形式と記述量なら、もっと驚くべき真相を用意してしかるべきだったと思う。異常犯罪者の心理の扱いが軽率過ぎる。 本作の趣向が文学作品の多くの古典を想起させる点も弱いと感じた。作中の各章の題名に「Drive My Car」から始まる「Rubber Soul」中の全曲名を付け、章の内容をなるべくそれに近づけている努力は買える(ビートルズ・ファンにとっては嬉しい)が、単にそれだけで、他に見るべき点が見当たらない期待外れの作品だった。 | ||||
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最終章の前までは、異形のストーカー男の独白と この男を含む関係者の供述が延々と続きます。 それら相互に全く矛盾がないので、 読んでいて謎もサスペンスも感じられません。 同じことを複数の者が語るというパターンの繰り返しで、 次第に飽きてきます。 文章は巧みなので、何とか読み進められましたが。 ザ・ビートルズのアルバムを下敷きにした構成も、洒落てはいますが、 ビートルズ世代でもファンでもない身には、 特に興趣も呼びません。 不満を抱えながら最終章へ……「え?」。 ここで初めて、ミステリを読むカタルシスを感じることができました。 ただし、トリックとして見た場合には、非常にアンフェアな面があります。 この手を使うのなら「なんでもあり」になってしまいます。 手練れの作者のことですから、百も承知で書いたのでしょうが、 こうしたことにこだわる方にはお勧めできません。 面白いアイデアではあるのですが、これ1本でこの大冊というのは、 薄めすぎではないでしょうか。 | ||||
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この作品の見所がドンデン返しにあることは大抵の読者は知っていることだろう。 井上作品の多くはそうした効果を狙ったものだ。 そのうえで書いてみる。 最初、読み終えた時、すごいドンデン返しと思った。 これまでの井上作品でも超ド級ではないかと思ったくらいだ。 それで評価は5点だろうと考えたが、ちょっと待てと思いとどまった。 この大部の作品の99%はそのドンデン返しに至るお膳立てでできている。最後の1%でそれをひっくり返すわけだ。その構造が悪いわけではない。山を高く見せるためには、谷を深く掘ればいいわけだから。 しかし、その1%のために費やされた99%の時間(けっこうな時間だ)が無駄とは言えないだろうか。その時間に見合ったコストパフォーマンスと言えるだろうか。 確かに結末には驚いた。しかし、これほど時間をかけて読んで驚いたところで何になるだろう。むしろ費やした時間のことを思ってしまう。 昔、星新一はもっと短い時間で効果的なドンデン返しを見せてくれていた。 | ||||
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ストーカーの異常者の話だから仕方ないが、どうものらないし気分が悪い。 新聞の書評にあった「泣ける」云々は全くあてにはならず。 いや、泣こうと思って読んだわけではないのだが、微塵も感情移入ができない辛い内容だった。 ビートルズにかこつけるのもありがちな感じで、しかも何の効果もないように思う。 鬱々とした醜男の語りがこれでもかと言うほど続いて辟易している最後に、大どんでん返しがあってもまるで驚きがない。 最後に驚きがありますよと帯でうたってしまっているのだから、どうやっても驚きようがない。 こういううたい文句はいかがなもんだろう。 まあ、この作者と言えばどんでん返し、みたいな感じもあるのでいいのか。 星を1や2にするほど悪くはないが、何も残らない作品だった。 | ||||
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読売新聞に「男泣きしそうになった」と書評にあったので楽しみにしてましたが、最後の落ちには感動もカタルシスもありませんでした。 息子が殺して井戸に投げ込んだ死体処理を実は母親がやっていたという恐怖話に似てましたね | ||||
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全部、インタビュー(警察の尋問)に答える側の台詞で出来ていて、文章は読みやすいけど、勘違いも甚だしいストーカーの話なので、楽しくは無い。ただ、最後のどんでん返しにビックリ、というのに興味があって読んだ。確かにどんでん返しはあった。でも、どんでん返しを予想してたからビックリはしなかった。全く予想もしてなかったらビックリするだろうけど、この本の場合は、「最後のどんでん返し」というのがキャッチだから、残念ながら皆ビックリしないよなあ。つまんない。忙しかったし、1週間かかった。次行こ! | ||||
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ビートルズは最高ですね。個人的に『マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー』が大好きな曲なので、終盤を読んでいて思わず喝采をあげました。 この作品、絶対、○○○○があるはずだ、と思いながら読み進めるが、小さな○○○は感じるものの、○○○が○○○なくて、早く○○を知りたくて、ページを繰る手が止まらない。ストーカーって怖いなー、というだけのミステリではないと確信していましたが…○○○、そうきたか!それは○○○○○!と感心しました。 ○(伏せ文字)を多用しすぎたか…。仕方ないかな。 ただ、これは愛なのでしょうか? 愛なのかなあ…。 帯に、堂々とある言葉が書かれていて、それはかなりネタバレのような…。予備知識無しで読んでほしいです。 面白い本格ミステリでした。ビートルズを聴きたくなりますよ。 | ||||
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