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ハゲタカ
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【この小説が収録されている参考書籍】
ハゲタカの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全185件 81~100 5/10ページ
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すぐに届き状態もよく大満足 内容もとても面白い 真山 仁 氏のこのシリーズはオモシロイです。 | ||||
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すぐに届き状態もよく大満足 内容もとても面白い 真山 仁 氏のこのシリーズはオモシロイです。 | ||||
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全くつながりが無いと思われる場面が、どんどんつながってきます。 予想はしていましたが、なるほどと思わせるストーリーで、どんどん読めました。 とかく、バブル後のハゲタカファンドは悪者扱いされていますが、そもそも、企業の放漫経営、銀行の無秩序な貸し出しが悪いのであり、そのことを改めて思い起こさせる話でした。 | ||||
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1985年のプラザ合意後の円高ドル安政策によるバブル景気が続いた後の1989年12月29日、東京証券取引所・大納会での日経平均株価・最高値38,915円を付けた翌年の1990年2月21日にバブル崩壊、1995年の1月17日の阪神淡路大震災と3月20日の地下鉄サリン事件の直後に円相場の当時最高値となる1ドル79円75銭を付け、同時にNYダウ工業平均株価が急上昇する現象が有りました。その翌年の1996年から2001年までの第一次金融規制緩和「金融ビッグバン」、2002年からの第二次金融規制緩和、2002年のITバブル崩壊が有りました。本書は、それら1989年末から2004年頃までの状況を背景にしています。 バブル崩壊後の地価・株価暴落、倒産、銀行の不良債権等の問題にユダヤ系等の外資系投資ファンドの参入によるバイアウト(株の買い占め)と企業買収によって古き良き老舗・企業の文化・伝統・歴史が壊され、金融規制緩和によって金利の低い日本から金利の高い海外の金融機関にお金が流れ続ける事が起きました。金融改革は国際化、デリバティブ(金融派生商品)等によって金融至上市場原理主義と言う間違った経済・考えをもたらし、モノづくり等の実体経済が翻弄されて壊されていきました。そして、極端な貧富の格差を生み出す事にもなりました。 バブル景気の頃は企業、個人皆が傲慢になり道徳・倫理観も堕落して、経済構造や人間の精神も腐敗していました。バブル崩壊後の長いデフレ経済の下、政界・官界・財界など構造改革等でまだまだ足りないながらも様々な膿を出して来て企業や人それぞれの考え方も謙虚になって良くなって来ているものと思います。景気の悪い事は不幸な事では無く、却って特に人間の内面を高めていけるもので良いものと思います。改革によってそれまでのものを全て破壊して無くしてしまう様な一方に偏るのでは無く、古き良き伝統・文化を守りつつ、それまでの不正・矛盾・偽善等を改めて行く「バランス」が大事である様に思います。 | ||||
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ドラマとはまた違うよさ! 読み応えありです。 一気に読めました。 | ||||
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ドラマとはまた違うよさ! 読み応えありです。 一気に読めました。 | ||||
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真山作品は今まで読まず嫌いでした!!堅そうで、なんか窮屈かな・・と・・。ためしに読んでみたら、ハマった!!!近しい業界にいることもあり、法人名を想像して(というか、ほぼ分かりますが)楽しんでます笑!もっと早く手にしておけばよかった・・。 | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算383作品目の読書完。2012/06/11 | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算383作品目の読書完。2012/06/12 | ||||
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かつて世界最強と謳われた経済大国日本とバブル崩壊によって多くの不正が暴かれていく腐敗国家日本。 日本人の多くはいまだに日本という国をかつての経済大国に見、腐敗は一部であると漠然ととらえていると思う。 しかし、腐敗国家であるということもまた事実であり、それを真に直視しなければならない。 だが、バブル崩壊から20年余り、いまだに日本という国は変わりきれていない。 政治もしかり、経済もしかり。 かつての繁栄を支えた技術大国という部分ばかりに重きを置き、国家としても企業としても明確な戦略を出せておらず、過去を引きずり、己の利権に食い下がるばかり。 本当に大事な日本のアイデンティティーはもう永久によみがえることはないのかと感じてならなかった。 | ||||
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有名な本作のあらすじなどは知っていたもののずっと読んでいなかった為に上下巻を3日で一気見しました。著者の作品マグマ (角川文庫)を過去に読んだ事があり、どんなに力がある作家は理解していた為に楽しみにしていました。まだDVDは見れてません。あらすじ、詳細は既に充分にレビューされてるかと思いますので他に譲るとします。 本作はハゲタカと呼ばれた外資系金融機関が狩場にしていた金融機関の不良債権ビジネス、M&A、企業再生の現場を丹念な取材により生々しく、リアルに描いた秀作。個人的にはかつて星野リゾートやGALA湯沢スキー場、各所ゴルフ場の再生がキッカケでこのような世界の話を良く耳にしていましたが、その現場については知らなかった為非常に楽しめました。上記経済的な描写のみならず、人物の心理描写や背景・歴史描写にも細かな配慮が見て取れて著者の作品のファンになった口です。 なお、評価についてですが、素晴らしい作品であることは間違い無いですが、経済小説であることからも誰にでも勧められる作品ではないことから星は4つとしました。 | ||||
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鷲津のファンドによる太陽製菓の買収、ミカドホテルのMBO、三葉銀行の隠されたプライベートバンク・・・などなどかなり盛りだくさんなのですが、それらがバラバラになったり間延びしたりせず、おもしろい小説でした。ただ、MBOなどの基本的な金融用語くらいはわかっていないと話の流れがわかりづらいかも。 ミカドホテルのように伝統がありながら、経営陣のバブル期の失政により経営悪化しているときには、経営陣が失敗をオープンにして職を辞するというのが理想・・・なのですがそうできる企業はほとんどなくて、通常はメインバンクが経営刷新を条件に債務放棄や追加融資で救済する・・・というパターンが多いらしい。 鷲津のホライズン・キャピタルと春紅(=丸紅)の連合が、太陽製菓買収に再して条件とされた太陽製菓への追加融資(=実質は、春紅に対する太陽製菓の債務返済のための融資)を行うとき、直接、太陽製菓に注入したり、ホライズン傘下の相愛銀行経由で太陽製菓に融資したりするのではなく、相愛銀行から春紅に融資し(これで春紅の債権を解消)、外面的には春紅が太陽製菓への融資リスクを背負っているような構図にして、春紅が買収に真剣であることをアピールする、という鷲津の策、などとてもおもしろい。 ・ハゲタカファンドには、年金基金や大学共済のお金も入っており、彼らのポートフォリオのハイリスク・ハイリターン部分を担っている。そして、こういった堅い投資家は、敵対的買収はしない、などの条件をつけてくる。かれらもハゲタカに資金を入れるのはややうしろめたい(でも高い利回りが必要)なので、そのエクスキューズとして「きれいなビジネス」を要求してくる。 ・アメリカの金融機関は、図体ばかり大きくて不良債権を抱えたメガバンクよりも地方の優良企業を抱えている地銀の方が欲しい ・企業買収をする場合、いったん倒産させて債務カットし株を無価値化してから買収する方が安上がりだし、買い手の思惑通りの再生が可能だが、倒産によるブランドイメージの失墜によるマイナスが大きすぎる場合はいい解ではない などためになることも多い。 基本的にはハゲタカとよばれる外資系ファンドに対しては好意的な内容です。ミカドホテルを再生する松平貴子は、日本にはリスクをとって資金を貸してくれるところはほとんどない、ハゲタカのお金をつかって自分たちの危機を救えばいい、お金に色はない、きっちり結果を出せばいい、外資はシビアだが投資家の大事なお金をあずかっているのだからシビアなのは当たり前、といいます。 日本の腐りっぷりというか無責任体質・事なかれ主義と、アメリカと日本の金融文化の隔絶さ、みたいなものを糾弾する・・・ような小説です。 | ||||
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・・・上巻しか読んでいない段階で以下のレビューを書いています・・・ プライベート・エクイティを経営する鷲津政彦と、邦銀である三葉銀行(≒旧三和銀行)の不良債権問題との関わりを軸にして展開する物語です。 バブルのときにイケイケで貸し出した債権は、バブル崩壊で回収の見込みが立たなくなり邦銀は大量の不良債権を抱え込みます。中には、取締役クラスの口利きによる不正融資もあり、いっこくも早く「なかったことにしたい」恥部もあります。鷲津のファンドは、そんな不良債権を買い叩き、処分することで利ざやを稼ぎます。銀行の「なるべく高値で処分したい」というよりも「一刻も早く処分したい」という弱みがポイントです。銀行は、不良債権の売却により簿価からの大幅損失は確定するけれども不良債権を処理できるし、鷲津のファンドはバーゲンセールで買った債権であるためうまく処分することにより利益が出せます。一見、みんなハッピーになったのだけれども、そもそも銀行の含み損のしわ寄せはどこにいったのかというと預金の低金利です。つまりは、公的資金の注入云々というよりは銀行の乱脈融資を国民全員で尻拭いしたようなものです。そう考えるとハゲタカ・ファンドと一方的に非難するのは的外れというか安易なところがあります。自然界では、コンドル(ハゲワシ)が動物の死骸が腐食する前に食べるので、病原菌の発生が抑制されるそうです。金融界のハゲタカ・ファンドもそういう一面があることはあるのだろうと思います。 銀行は過去のつきあいのある融資先(でも実質破綻ぎみ)に強いことはいいにくい。そんな不良債権をファンドに売れば身軽になれる。一方、ファンドなら容赦なく取立てできるし、もともと安く買い取った債権なのでちょっとがんばれば利益を出せます。「ナニワ金融道」で帝国金融が小口債権者の債権を安く買い集めるシーンがありますが、基本的なスキームは同じです。 三葉銀行は、それでも不良債権をなるべく高値で売却したいので、オークション方式にしようとしますが、外資は大蔵省などにも働きかけ、それを阻止します。というのが、本当ならもうなにがなんだかというか、とことん無責任な話です。しかも、三葉銀行のディールでは、アドバイザリーのゴールドバーグ(≒ゴールドマン・サックス)と買い手の鷲津はグルですが、それが可能なのは日本の法律に不備があるから、という指摘がされています。しかも、大蔵省にせっつかれて、「高値売却」よりも「早期売却」のプレッシャーがかかる。 鷲津は、不良債権処理よりも本当は企業買収・企業再生をしたい。三葉銀行の飯島には「あながたが持っている限り、その石(=融資先)は、ただの瓦礫に過ぎない」といいはなち、自分たちなら再生できる(バリューアップできる)といいます。だとすれば、銀行が抱え込んでいるよりはPEに売却した方が社会厚生上ははるかに望ましいことになります。 全体的にバブルとその後始末の時代の日本の、特に金融界の無責任体質と、それに群がる外資系金融機関の構図を描いたちょっとやるせない小説です。 | ||||
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この小説は、バブル崩壊後の日本が舞台で、 金融業界、企業の買収の話です。 私は1993年入行で7年間銀行に勤めていたので、 まさにその頃! 「同情するなら金をくれ」 というドラマの名台詞をもじって、 「同情するなら金返せ」 と酔っぱらって叫んでいた債権回収担当の人を思い出しました。 「本書はフィクションである」 という前書きが陳腐なほど、まんまで企業名が出てきます。 相当ダーティな部分が語られるので、 作家も命懸けですね・・・。 小説ですから、全てが真実ではないでしょうが、 この本を読んで、そういうことだったのか! と分かる部分も多く、とても面白かったです。 | ||||
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企業買収の内側を垣間見ることができた。 鷲津がかっこよすぎる気がするが、主人公だから仕方がないか。 | ||||
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【お客様は、2012/2/14にこの商品を注文しました。】 例えば、某NHKで 元ドラマを観ていた。 例えば、ファンドが 今一つ判っていない。 例えば、映画版は ちと消化不良である。 例えば、周りの呑気さが ちと不安である。 例えば、今日ひとつもチョコレートを 《食べなかった》・・・。 とお嘆きのあなたに、 もしかしたら、本書が(ある種の)展望を(ある程度?!)もたらすかも知れません・・・。 (以下、出典【wikipedia】。m(_,_)m) 『ファンド』 ファンド(英: fund) 英語で資金、基金などの意味。 またイギリス英語: the fundsは、国債をはじめとする公債のことを指す。 投資ファンド(Investment fund) - 資金を集めて投資を 行う組織。 | ||||
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【お客様は、2012/1/25にこの商品を注文しました。】 コンドル科 (こんどるか、学名 Cathartidae) は、鳥類タカ 目の科である。 コンドル (英語: condors) と総称されるが、狭義にはその1種 をコンドルと呼ぶ。ただし英語では New World vultures と 総称され、condors はその一部である。 両米の広い範囲に生息する。 腐肉食の昼行性猛禽類である。通常捕食はしない。旧大 陸のハゲワシ類 (Old World vultures) に相当するニッチを占 める。 以上、出典【wikipedia】・・・。m(_._)m BGMは『空と海の輝きに向けて』(荒井由実)。 4. 空と海の輝きに向けて(album version) デビューシングルのB面。本作のものは シング ルとは別テイク。 以上《も》、出典【wikipedia】・・・。m(_._)m と、書いている今のBGMは『ベルベット・イースター』(荒井 由実)。。 と、書いている今のBGMは『ひこうき雲』(荒井 由実)。。。 (拝?!) (?o?);;; 【注記】 上記本文部分は、(多分、恐らく、きっと)男性を想定しています・・・。 と、書いている今のBGMは『紙ヒコーキ』(荒井 由実)。。。。。 | ||||
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久しぶりに興奮して最後まで一気に読み通してしまいました。小説の枠組みから細かな人物設定に至るまで非常によく練られていて、充実感がありました。主人公:鷲津が実にクールで魅力的に描かれているため、ついハゲタカファンドを美化しているように見えますが、結果的には、対象とされた企業が悲劇的な結末を迎えていることを他の登場人物に淡々と語らせており、その辺りに時代の観察者的な視点が感じられます。鷲津と登場人物の隠された関係の部分はちょっと違和感がありましたが、それも大したことはないです。登場する金融機関名が実在名称をもじっている所などはユーモアがあっておもしろいですね。 | ||||
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金融系ビジネスに関わる人の話だけれども、読むのが楽しみになる一冊。 私情に感情、そして欲の混ざる世界。 それが人間くささをかもし出す。 元新聞記者の人が書いたという「らしさ」のある本。 一気に読める。 | ||||
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映画化、ドラマ化されていたので興味を持ち購入しました。 場面展開のタイミングの良さ、ストーリーのテンポの良さで、 非常に読みやすくなっています。 鷲津が一見すると嫌なタイプなのですが、 次々と仕掛ける頭の良さに魅了されてしまいます。 経済小説ではありますが、難しい知識はいらず、 上下巻で1000ページですが読む価値ありです。 | ||||
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