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ハゲタカ
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【この小説が収録されている参考書籍】
ハゲタカの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全185件 101~120 6/10ページ
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映画化、ドラマ化されていたので興味を持ち購入しました。 場面展開のタイミングの良さ、ストーリーのテンポの良さで、 非常に読みやすくなっています。 鷲津が一見すると嫌なタイプなのですが、 次々と仕掛ける頭の良さに魅了されてしまいます。 経済小説ではありますが、難しい知識はいらず、 上下巻で1000ページですが読む価値ありです。 | ||||
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私は就職活動の一環として「金融」というものを身近に感じたいと思い、先輩にすすめられこの本を読みました。金融初心者の私にとって難しい単語がよく出てきますがそれらは深い金融知識がなくても、その場の流れやニュアンスで理解できました。多分、金融知識豊富な人は私よりも深くこの本を読めていると思います。私も金融知識を身に着けそのように読んでみたいと思えるような作品でした。 | ||||
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下巻は、東ハトをモデルとしたと思しき太陽製菓の買収を中心としながら、芝野の活躍や上巻冒頭で割腹自殺した男の謎にも迫る。 本書は基本的に企業再生というよりは、企業買収での生き馬の目を抜くような駆け引きを楽しめる。 ファンドの世界がやや美化されているような気もするが、小説として面白く読める点では十分な内容である。 | ||||
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上巻では、銀行のバルクセールの売買についてを中心に日本の金融の世界が描かれている。 バルクセールとは不良債権をまとめてファンドに売ることで、ファンドはそこから債権回収し、利益を得るらしい。 それだけを聞くとまさに「ハゲタカ」という印象を持つが、実際のところは、銀行が無理やり融資した破綻懸念先や 反社会勢力関連の債権なども多く含まれているのだという。 外資金融がハゲタカだとすれば、公的資金で税金を投入される金融機関やそれに巣食う多くの権力者たちは寄生虫 といった感じでどっちもどっちというより、まだ外資金融の方が・・・という印象をすら持つ。 また、拓銀、長銀、日債銀、山一証券などバブル崩壊後の大手金融機関の破綻をモデルとしたエピソードも多く 書かれており、現実感があり面白い。 | ||||
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NHKでドラマ化したことと、私自身も株や外国為替取引をしており、広義な意味で金融の世界と言うことで、興味深く、且つ、あっという間に読めた。 私のようにドラマから入った方には「あれ?ドラマと全然違うじゃないか?」と思われるかもしれないが、余程、原作の方が当時の日本の現実に近しいものがあると思われる。 バブルと言う’見えないモノ’に塗れた中で、それが弾けたと同時に、自分たちが夢の世界に浸っていたにも拘わらず「この夢が覚めるわけがない」と言わんばかりに足掻く姿は、井の中の蛙だ。 銀行と言う閉ざされた世界の中で生きてきた飯島、迫田、大判は、典型的な大阪の銀行マンと言った雰囲気が良く出ていた。同じ銀行マンでも芝野は、俯瞰的で真っ直ぐなモノの見方が出来る銀行マンで、私の知る限りの銀行マンには居ないタイプだったのが印象的だ。結局、彼は銀行を出た訳だが、結局は…彼のようなタイプの人は、銀行と言う井戸には納まらないのだろうと言った印象を持った。早く下巻を読まなくては… | ||||
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資本主義社会では、企業にどれほど優れた経営者、社員、優秀な製品、崇高な理念があろうと 結局はお金の量で勝負が決まってしまいます。 バブル崩壊後に日本に訪れ、会社の歴史も社員の思いも無視して日本企業を買いあさる欧米投資ファンドを ハゲタカと読んで情緒的に日本人は忌み嫌いましたが、この本の中ではそうした情緒、人の思いの中で 様々な葛藤を抱えながらディールに挑んでいく人々の人間ドラマが骨太に描かれています。 ドラマ、映画も秀逸ですので、是非あわせて楽しんでいただきたい作品です。 | ||||
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正直に言って、なぜここまでヒット作となったのか不思議だ。恐らく時の話題にうまく触れた:バブル後に不良債権がなぜ出てきたのか、それをなぜ外資ファンドが買い取っていったのか、その疑問に答える本だったのだろう。金融生態系における投資ファンドビジネスの中で再生ファンドについては一つの戦略にすぎず、更に総括的、かつ冷静な考察があればより面白くなったと思う。キーマンたちの意見として示される日本経済についての憤りは賛成できるものが多い。 | ||||
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(上)のあと、 一気に読み終えてしまいました。 猛スピードでまとめにかかった ラストの展開に、強引さは否めませんでしたが。 ただ、そんなことは小さなことで、 私のような素人には耳慣れない 経済用語も気にならないほど、スリリングな 展開に、ハラハラさせられっぱなしでした。 さぁ、今度は続編を読み始めます!! | ||||
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ドラマ、映画きっかけで原作に興味が湧き手にとりました。 ・鷲津がファンドを立ち上げた真の理由 ・芝野が己の人生(運命)と戦い始めた序章 このふたつが話の軸になっています。 芝野の生き様には 『沈まぬ太陽』の恩地と 似た部分も感じさせられました。 鷲津が、芝野が、 これからどうなっていくのか、 先の読めぬ展開に胸躍らされる〈上〉編でした。 さぁ、これから〈下〉編を読むぞ!! | ||||
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主人公の設定が上手いですね 本格的なジャズピアノの弾き手を目指していた彼が投資の世界に身を置くことになった背景と”謎” バブル崩壊後に日本が置かれていた悲惨な経済的状況を背景に、 ゴールデンイーグルとの異名をとる鷲津がいやチーム鷲津が日本の企業を買収します 鷲津の公私共にパートナーである、米国投資銀行の凄腕、リン 鷲津の部下で鷲津が鍛え可愛がっている日本通のアラン 鷲津に正確な様々な情報を届ける元米国情報員の民間調査会社員サム 鷲津と否応なく関わりあっていくことになっていく銀行員、芝野 かつての芝野の上司であり日本の銀行の暗部まで知り抜いている男、鷲津と深く深く関わっていく飯島 傾いた地方老舗ホテルの再建を託された美しい松平貴子 各々の人物が生き生きとしておりそれぞれの出来事が巧みに交わっていきます 本来の業務を忘れたがゆえに銀行が抱えた莫大な不良債権の処理 バブル期に多くの企業に見られた経営多角化の失敗と放漫経営 銀行、菓子製造メーカー、地方スーパー、地方老舗ホテル、各々を舞台に 日本中が傷んでいたバブル崩壊後に、巨大な外資資本が彼らを飲み込んでいく様を描きます この小説が不快でないのは、鷲津に”侍”を投影させた作者の意図が伝わってくるからです (願わくば、村上ファンドの村上世彰氏がこうあって欲しかった) そして巻頭の割腹自殺事件の謎が解き明かされる巻末 うん、見事です あえてけちをつけるなら、松平貴子のエピソードがいろんな意味で蛇足かなと、それぐらいです | ||||
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企業小説好きの私には、深い取材を元に書かれた久しぶりに面白い1冊でした。 感情移入もしやすかったですし、登場人物もキャラクターが立ってて惹かれます。 私は、 TVのハゲタカをつまみ見て、 映画のハゲタカを観て、 ハゲタカ'Uを読んで、 ハゲタカを読みました。 読んだ順序が違うのですが、ハゲタカが一番面白かったと思います。 TVや映画が原作とこんなに違うとは・・・ でも、重ねても違和感はそんなになく読めたので、良かったと思います。 | ||||
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自らの問題に真剣に向き合おうとしない。 先送りして、逃げてばかりの日本企業。 「逃げる」という選択肢はあると思うが、 逃げ方が納得できない。 甘えを前提にしている。 後ろを向いているだけじゃ、刺されるだけ。 勝ちを追求する者からは逃げられない。 | ||||
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私自身ターンアラウンドマネージャーに近い仕事をしている。 主に中小企業専門だが。 この不況下、当然、つぶしたほうがよいのか、もう少し延命させるのかという問題が多い。 私は極力つぶさない方法をとってきた。 「企業をつぶさない」ことが私の職業上の信条だった。 企業の後ろには、経営者とその家族、従業員とその家族がいる。 それを思うと、つぶすことは極力避けてきた。 ハゲタカを読んで、それが果たして企業のために、人のためになったのか 迷っている。 今つぶせば、経営者は自己破産ですむ。 延命してチャンスを与えたつもりが、地獄の苦しみを伸ばし、 結局は死に追いやることにならないか。 この本に出てくる太陽製菓のように、 オーナー一族の放漫経営が私のところに来る原因であることが多いのだが、 だからといって・・・。 本当に迷っている。 何が正しくて、何が正義なのか。 この本は本当に面白い。 面白いという表現は不適切かもしれない。 一読に値する本である。 上巻の最初は、やや文章に癖があるというか、硬さがあったのだが、 下巻では、そういう違和感もまったくなくなっている。 人の人生と向き合う仕事をしている方にぜひ読んでいただきたい。 | ||||
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私はドラマを見て、原作を読み出したクチだが、どちらもいい。 ただ、ドラマを先に見たせいで、キャラを想像できず、ドラマの配役で読んでしまっている。 でも、十分楽しめる。 これを読むと、日本は経済も政治も大きな転換点にいると考えずにはおれない。 例えば、402ページに、 「日本には、経営のプロも再生のプロもいない。いるのは、ひとつの企業の中でしか通用しないルールの中で生き抜いて、たまたまトップになったという井の中の蛙だけだ。」というせりふが出てくる。 まさにこの通り。 私の所属している組織でもそうだ。 本店勤務が長く、現場がまったくわからないまま支店の長としてやってくるお偉いさんがいるが、そのお偉いさん方と現場勤務との間には大きな意識の差がある。 外から見たら同じ会社の一員だが、考え方はまったく違う。 現場では当たり前のことが、本店ではまかり通らない、あるいはその逆。 また、わが社では常識だが、世間的に見たらそれはとんでもない非常識だということがわかっていない(本店勤務者に特に多い)。 政治にしてもそうだ。 「私は裕福な家に育ったから」と平気でのたまう首相。 「検察と戦う」と宣戦布告する与党幹事長、それを応援する首相。 いったい日本はどこへ行くのか? 読んでいてそう思わずにはおれない。 ドラマを見ていてもどんどん引き込まれていくので、 まったく別物で楽しめます。 | ||||
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書籍を読んだ後にドラマを実際に見たが、ドラマよりは圧倒的に内容は深い。 しかし、ドラマはドラマで大森南朋の演技力に魅せられる。 大森氏は龍馬伝にも現在出演しているが、人間臭くシリアスな部分もあり見ていて引き込まれる。 とドラマや関係のない話題もしてしまったが、本書は経済小説の中では非常に読み易く、企業の買収の背景や 実務レベルまで捉えており、良書だと思う。 経済小説を初めて読む方には特にお薦めしたい本である。 | ||||
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社会派サスペンスでもなく、ノンフィクションでもなく、ビジネス書でもない「小説」だけれども、全ての要素を含んでいる。 ・ドキドキ感を味わいたい時 ・隠された日本の過去を知りたい時(あくまでフィクションだが) ・金融・経済・経営の知識を得たい時 ・プロジェクトの進め方やプレゼンテーションスキルを向上したい時 いずれの場合でも得るものがある。 私はは、この本を読んで「真の武士」「サラリーマンとビジネスパーソンの違い」「決断力と想像力の重要性」を感じるとともに、このまま日本で日本語だけでビジネスをしていて大丈夫なんだろうか・・・とムダに不安になった。 | ||||
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外資系企業による日本企業のM&Aや企業再生を描いた本。 久々に小説を読んだが、もともと金融に強い興味があったため一気に引き込まれ読みきってしまった。 金融の勉強としても、一見の価値がある。 | ||||
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ドラマを見てから読んだのですが、内容にかなり違いはあるものの、原作も面白い!ドラマは6回ということもあってか、コンパクトにまとまっている感じだったけど、原作では、じっくりと「ハゲタカ」の世界が楽しめます。 個人的には鷲津VS飯島の駆け引きが、猛禽と妖怪の闘いみたいでわくわくしました。 | ||||
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内容、設定は、ドラマとは、かなり異なっていますが、展開はスピーディーで、ドラマとは別の作品として楽しめます。M&Aの知識も身に付くし、登場人物のキャラクターが立っているので、エンターテインメントとしても楽しめます。主人公の鷲津はもちろん、アランが、ドラマ以上にかなり良い味出してます☆ これを読んで、ハゲタカ外資のイメージがちょっと変わりました。 | ||||
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テレビドラマと映画を観てから「ハゲタカ」上下、「ハゲタカ'U」上下を購入して読みました。すんなりと読めます。「ハゲタカ」の方は、個人的にはプロットが単純すぎて、結末が途中で想定できます。どちらかというと私は「ハゲタカ'U」の方が面白かった。でも「ハゲタカ」を読んでいないと繋がりが読めないところもありますから、「ハゲタカ」は必読ですね。 あとテレビドラマを観てから読みましたから、ドラマと全然違うのでガッカリしました。テレビドラマとは全く別物ですねので、違う物語と考えて読んで行かないと駄目ですね。 内容はテレビドラマの方が一枚も二枚も上だと思います。 | ||||
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