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(短編集)
増加博士の事件簿
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増加博士の事件簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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2005-2011年にパズル雑誌『ニコリ』に連載された27篇が収められている。 小説というよりは、推理ゲームといった感じの掌編ばかり。トリックもたわいなく、本格的なミステリを求める読者には物足りないだろう。 だじゃれ、ダイイング・メッセージ、嘘のあばきかたといったもの。 増加博士のキャラクター性が楽しい。ヌーディスト・ビーチや宇宙空間にまで出かけて事件を解決してしまう。 | ||||
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二階堂氏の短編というより、パズル雑誌に掲載されたショートショートミステリーを一堂に集めた作品である。そういった特性上、小説としての読み応えは全くなく、いわゆるパズル企画である。 二階堂氏のことなのでパズルショートショートと言っても全て本格ミステリー趣向になっており、アリバイネタや密室ネタなど不可能犯罪トリック系のネタはそこそこ健闘しているが、一番ネタとして多いダイイングメッセージものはミステリーというより殆どとんち話である。増加博士が「おお!バッカスよ」と大袈裟に真相を突き止める度に、読む者は脱力してしまう。犯人の名前に入っている漢字を分解すると…系のダイイングメッセージネタが多いが、これだけ続くと次はどんだけ強引にやるんだ。と逆に意味で期待できてしまう。これはギャグだと思って読むしかないだろう。著者もおそらく確信犯だと思うが・・・・。増加博士の決め台詞の「おお!バッカスよ」のバッカスとはワインの神様のことではなく、バカミスの意味ではないかと思えるような作品集だ。わざわざ買ってまで読むこともないが、図書館でよっぽど借りる本がない時などに期待せずに読めばそれなりには楽しめるだろう。 | ||||
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