■スポンサードリンク


時砂の王



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)

時砂の王の評価: 4.23/5点 レビュー 77件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.23pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全63件 61~63 4/4ページ
No.3:
(4pt)

時間もののSFとしても、歴史IFとしても

自ら増殖する機械軍の侵攻を受けた地球。増殖前の機械軍を叩くため、過去に送り込まれた人型の人口知性体が主人公です。
 21世紀、第二次世界大戦中・・・時代を遡りながら戦う主人公。
そして邪馬台国の時代へ。可憐な女王、卑弥呼と協力しながら、機械軍との戦いを繰り広げます。
 地球を救うことはできるのか、敵の正体は、そして主人公と卑弥呼の関係は・・・。

読みどころは、邪馬台国時代の戦闘の模様でしょうか。。圧倒的な技術差に、どう立ち向かうか?そして、機械軍の動き、戦略との対決は、読み応えがありました。

歴史IFとしても、時間もののSFとしても楽しめる本でした。
時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)より
4150309043
No.2:
(5pt)

10万年の想い。

26世紀の地球は、謎の侵略存在:ET(エネミー・オブ・テラ)に壊滅させられていた。
残った人類は、反撃に転じ勝利を勝ち取るかにみえたが、敵は「現在」の劣勢を挽回すべく
「過去」に遡り歴史を改変しようとするのであった・・・。
人類の先兵、戦闘知性体:メッセンジャー・オーヴィルは、ある想いを胸に果てしない
時間の中で戦い続けていた。

うーん。いいんじゃない。久しぶりに「時間もの」の国内SF(わー恥ずかし!)をじっくり
読んだって感じ。
よーく分析すると、「タイムバラドックス」が起きているような気もするんだが・・・
まぁその辺はどなたかにお任せします。
「たった一つでも人類が勝利する時間枝が存在できれば、どんな手を使っても良い」と考える
人類側の人工知性体:カティ・サーク(裾破れの娘)と二度と戻れない時間の先に愛する女性
(ヒト)を残してきたオーヴィルの対立が面白い。「卑弥呼(!)」も強くて、カワイイ。
「4ヶ月の愛」と「10万年の想い」と言ったところですかねぇ。
秀作です。ハイ。
時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)より
4150309043
No.1:
(5pt)

すごい・・・!

いやあ、おもしろかった。個人的には今年読んだ小説の中でベストワンです。

西暦2598年、人類は謎の戦闘機械群の攻撃によって絶滅の危機にあった。
窮余の策として造られた多数の戦闘用人造人間たちは、過去に遡って敵と戦う!

なんとも燃える設定です。しかも、敵がめちゃめちゃ強いので、戦いは絶望的。
主人公を含む人造人間たちは何度も負けては、またほかの時間軸へ逃げ…、
といった感じ。読み出したら、止まりません。

著者の過去の作品は、中盤まではすごく盛り上がるのに、ラストで失速して
しまうものが見受けられましたが、今作は最後まで盛り上がりっぱなしでした。

いやーそれにしても、卑弥呼ちゃんかっこいいですねぇ…。
時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)より
4150309043

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!