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時をかける少女
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時をかける少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全111件 81~100 5/6ページ
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ラベンダーの香りでタイムトラベラーとしての超能力が目覚めてしまった少女の話。人気漫画「べるぜバブ」の小説版でもみんなが知ってる話として触れられている。しかしながら当然にして今の小学生は知らない。意味がわからないと質問してきた娘に「時をかける少女」というSF名作があったことを教えてやった翌日、偶々立ち寄った書店で売られていたので思わず買ってしまいました。 帰りに居酒屋に立ち寄って一気に読んじゃったけど、やっぱ凄い名作だね。古いと思うのは先生が生徒の前でタバコを吸うあたりだけで、その他は全部今でも新鮮なストーリーです。SF小説を読む楽しみを子供達に伝えたいと思う人は是非買ってプレゼントしてあげて下さい。結構喜んでくれますよ。 | ||||
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よく聞く題名なので読んでみました。 内容は簡単で文章の量も多くないので、すぐに読めます。 大人の方は期待しすぎると肩透かしをくらうかもしれません。 子どもにお勧めです。 | ||||
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その昔NHKTVでドラマ化された「タイム・トラベラー」を見てすっかり魅了され、原作本を読んだのが40年前。その面白さにまたびっくり。短編ともいうべき短い小説なのですが、その中に予測のつかない、起承転結の奇想天外なストーリーが展開され、最後にはしっかり心に残る中学生にふさわしいロマンスまで盛り込んだ傑作でした。読んだあとは心に暖かいものが残ります。一緒に盛り込まれた「悪夢の真相」「果てしなき多元宇宙」も本編に負けず劣らずの傑作ぞろい。こんな短いショートショートの中に読み始めたら引き込まれずにはいられないエッセンスを盛り込むことができるのでしょう。心理学をテーマにした前者とパラレル・ワールドの不思議さ、面白さをテーマにした後者、いずれも忘れがたい傑作ぞろい。映画で興味をもった人もそうでない人も読み始めたら最後まで一気に読み込まずにはいられない、そんな密かな楽しみをお約束します。しかしまあ筒井康隆さんって天才ですねぇ。 | ||||
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日本SF界の鬼才、筒井康隆が少年少女のために書いたジュブナイル短編集。 子供が読むからという理由なのか、筒井節は抑え気味だし、 話も非常にまっとうなSFっぽくまとめていて、正直言ってあまり面白くない。 筒井康隆ならではのジュブナイル作品として、もう少しやりようがあったのではないだろうか。 ちなみに、表題作(時をかける少女ですね)は何度も映像化されているので内容には触れません。 さらにちなみに、僕は誰が何と言おうと、絶対に、間違いなく、たとえ世界が滅んでも無論、否応無しに、 原田知世主演 大林宣彦監督 の 「時をかける少女」が最高作品だと思っています。 小説はこの点でしたが、映画は満点です。 | ||||
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映画やドラマになっていることは知っていましたが、今まで一度も見たことがありません。 今回初めて本で読みました。 展開がテンポよく、読み始めたら止まりませんでした。 最後の時を越えてのプラトニックな恋がせつないです。 他2編 「悪夢の真相」は自分の苦手なものトラウマになっている理由を探すお話。 「果てしなき多元宇宙」は時をかける少女とちょっと内容がかぶってる気がします。 中学生、高校生はもちろん大人も楽しめる1冊です。 | ||||
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誰にでも安心して勧められる、良質の児童文学です。 発想が突飛だったり科学的な裏付けがなかったりしますが、そんなこと一切関係なし。 なぜに何度も映画化されているのか、その原点を確かめる意味でも一読の価値ありです。 細田守監督のアニメ作品のイメージが強い方にはちょっとあっけなく感じるかもしれません。 あれはあれでとても無垢で清々しいものだったのですが、小説版は さらにさらに、清潔感を追い求めたような、まさしく風に漂うラベンダーの香りのような美しい物語です。 末永く読み続けてほしい作品ですが、大人が読むにはちょっと退屈なので★3つです。 (押田アニメは大人も楽しめますよ。仲里依紗実写版は見てないのでよくわかりません) | ||||
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昔読んだんですけど、また読みたくなったので。 筒井ワールドの「こっち側」は、七瀬ふたたびの映画化があったり 嬉しい次第です。 | ||||
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時間と記憶を巡る事件に巻き込まれる主人公。時間を遡り過去に戻るといった設定における草分け的存在です。 内容も重くなくあっさりと読めます。 | ||||
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1冊まるまる『時をかける少女』だと思っていたのですが、 短編3作品のうちの1作でした。 『時をかける少女』は 原田知世さんが主演の実写映画と、 アニメ映画版を観たことがあったので、 大体のストーリーは知っていましたが、 原作には原作の良さがありますね。 (原作を読んでから、 アニメ映画版を観るとより楽しめると思います。) ただ想像していたよりも文章が軽く、 あっさりとした印象です。 (中高生向けだったらしいので当然と言えば当然ですかね) 収録されている短編は、 1.『時をかける少女』…あることがキッカケでタイムリープ(時間跳躍)とテレポーテーション(身体移動)ができるようになってしまった少女の話。 2.『悪夢の真相』・・・理由のわからない恐怖心の原因を探そうとする少女の話。 3.『果てしなき多元宇宙』・・・自分のいた世界と微妙に違う世界(パラレルワールド)へ移動させられた少女の話。 の3作品です。 『時をかける少女』の評価は星4つ、 『悪夢の真相』は星3つ、 『果てしなき多元宇宙』は星2つといったところです。 文章は3作品とも軽めです。 本全体の評価としては星3つとさせていただきました。 | ||||
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七瀬再び、家族八景などのSFの大御所である筒井康隆のSFの原点のような本 この本は、時をかける少女の他に、悪夢の真相、そして果てしなき多元宇宙の3本立ての本です。 時を賭ける少女は、大昔に読んで、久しぶりに読んでみたのですが、さすがにすばらしいです。 なんといっても、最後の2〜3ページの「余韻」が強烈な印象として残っているのですが 小説ならではのこの感覚を思い出させてくれる、すばらしい作品です。 それに反して、自分たちのトラウマの原因を探る「悪夢の真相」そして タイムスリップが他の「自分」まで影響してしまう「多元宇宙」のギャップが 大きいのを感じます。 また、解説が、単に「時をかける少女」ファンレベルの文書になってしまっており 他の2作品については一文字も触れていないのが残念を通り越して怒りすら覚えます。 小説でしか味わえないこのみずみずしい感覚を思い出させてくれたこの作品は 全く古さを感じさせない作品で、私にとって傑作ですし、多くの人にとっても 同じではないかと思います。抱き合わせの解説などが残念なレベルですが 時をかける少女のすばらしさをぜひ味わって欲しいです。 | ||||
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「いとうのいぢが挿絵をやってるなら・・・」ってクリックしようとしたそこのあなた!本文挿絵はのいぢさんじゃありませんよ!のいぢさんはあくまで表紙だけ。本文の挿絵を担当されているのは別の方(清野紘さんです)なのでお気をつけて。それを承知で買うのであれば素晴らしい読書体験ができるでしょう。何たって「時をかける少女」ですから。 | ||||
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巨匠 筒井康隆の、古典と呼んでもいいくらい超有名なタイムトラベルもののSF小説。何度も映像化、アニメ化されているので、見たこと読んだことはないけれども、そのタイトルだけは知っているという人も多いことでしょう。 発表が1965年、学生向けの科学雑誌ということもあり、古臭く子供っぽく感じてしまうところも多々ありますが、それでもとてもおもしろい。何度も読み返していて、意外とあっけなく感じる結末もわかってはいるのですが、読み返すたびに、初めて読んだときの感動とちょっぴりの切なさ、こんなにおもしろい小説があったんだという新鮮な驚きが蘇ってきます。 映像作品も見てはいますが、小説にはかなわない。映画・アニメ版の『時をかける少女』しか知らないという人は、ぜひ一度読んでみてください。 いっしょに収録されている二編『悪夢の真相』と『果てしなき多元宇宙』も、なかなかおもしろい作品です。 | ||||
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映画やテレビで観た後、ようやく原作にたどり着きました。 やはり本には本のよさがあって・・・ 想像力をかきたてられる本ですね。 観た後で読んでも、すばらしい作品です。 思春期のなんともいえないほろ苦さがいいです。 | ||||
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つい先日放送されたアニメを見て、懐かし〜〜〜と、原作を 読み返してみたくなりました。 子供の頃読んだ本で、大人になった今でも楽しめる本は、 さすがに少ないけれど、今読んでも懐かしさもあり、 楽しめました。 この筒井康隆さん、先見の目がありますよね。(そうでないと、 SFなんて書けないかもしれませんが)未来人のケン・ソゴルの 説明した未来の出来事の一部は、現在すでに実現化されているし。 これが、今現在、この内容で発売されていたら、ブーイングさえ あったのではないでしょうか。読んでいて、さすがにこのまま 全部はありえないとしても、いくつかの内容はそれほど遠い 将来でもない時期に実現してもおかしくないと感じ、背筋が ゾクっとしてしまいました。 同時収録の「悪夢の真相」 すっかり忘れていましたが、読み始めてから「あ、これも 読んだことある!」とうれしくなりました。 これはSFではなく、主人公の少女が自分や弟の得体の知れない 恐怖の理由をつきとめ、克服していくお話。 なぜそんなものが怖いのか、どうしてそうなってしまったのか、 その原因がどこから来るのか・・・人間の心にしくみを 探っています。 トラウマについて知りたいなら、ヘタな心理学の内容の堅い 本より、よほどわかりやすいかも。特に小さなお子さんの いらっしゃる親御さんにお勧め♪ | ||||
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「時をかける少女」が角川映画から、原田知世主演で公開されたとき、私は大学生であった。大変な宣伝ぶりであったが、私にはあまり関係のない話だと思っていた。しかし、2006年にアニメ化された映画のテレビ放映を見て、興味を持った。原田知世版に比べるとアニメの方の評判は今ひとつだったけれど、私には十分に面白かった。精細な背景の見事さ、登場人物の清々しい若さに、私は十分感心した。原作を読まねば、と思ったが、それから数ヶ月が経った。なぜか入手に手間取ったのである。 正直なところ、この原作は爽やかではあるが、とくに優れているとは思われない。構成は単純で、しかもジュヴナイル小説だから、表現の制約が大きいと思われる。ブラックで乾いた作風を得意とする作者であるから、ジュヴナイルは大変難しい分野である。私は筒井康隆の真骨頂である作品群を好まない(生理的に合わない)けれど、これでは作者の資質が発揮できない。映画化に際して大幅な肉付けがなされたわけであり、この肉付けされた部分が、映画の価値を高めているのだと思う。もちろん、原案としての本作の意義が大きいことは認めるけれども。 かつてのキャッチコピー「読んでから見るか、見てから読むか」などというおおげさなものではなく、これは見るだけで十分であった。あとの2作も、同様の単純な小説である。 | ||||
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もはやコメントする意味もないほど同感です。 僕が読んだ最初のSFであり、最高のSFであります。 なんという清廉な透明感。恋に未体験な少年少女であってすら共感出来るであろう切なさ。 そして「ケン・ソゴル」という,21世紀になって尚 未来を感じる響きのネーミング。 マンガ化され、映画化されても、原作本から醸し出て来る 胸キュン的香りは絶対に表現できましぇーん。。。 このような路線の学園SFドラマは数多くあれど、唯一無比の孤高の存在。それが元祖「時をかける少女」なのです。 | ||||
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何故か時をかける少女は好きです。 映画がよかったためかもしれません。 アニメは今一の感じもしますが、買って損をしたとは思いませんでした。(レビューで星5つにしました。) 映画を見てから本を読んだので、内容もよくわかりました。 作家は個人ではなく、作品で評価すべきなのであれば、私は筒井康隆が好きなのかもしれません。 | ||||
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もはやSFジュブナイルの古典です。 眉村卓、江戸川乱歩、星新一、小松左京、横溝正史、石川英輔、芥川龍之介にはそれぞれジュブナイル版はあり、(星新一でさえ長編ものあり)で、それぞれ傑作ですが、これに匹敵するものはないでしょう。(永井豪の『デビルマン』が神がかり的な作品ですが・・・あれは漫画) これ以上のジュブナイルの傑作は筒井自身も書いていません。 とにかく、中学2年から高校1年ぐらいでに読むべきです。 でないと、なかなか感性がついていけなくなります。あまり年をとると、ドフトエフスキーの『罪と罰』やハイデッカーの『存在と時間』も青いと感してしまうぐらいですから。 アニメよりも、映画よりもいいです。文学の香がしますので是非読んでください。 角川春樹はこの作品にぞっこんだったのでしょう。いろいろ新人作家を発掘します。有望な人はいます。すばらしい作品は多々あります。しかし春樹の感性に合う内容には距離があった。つまり、これ以上の作品はまだみつからなかった。それで、今時代に合う映画ができなかった。だから、あらためてリメイクの映画を自ら作ってみた。 おそらくそのようなところでしょう。 日本文学史上の傑作の一つだと思います。 | ||||
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時かけ2代目が活躍するアニメ映画に感動し、コミック版を購入。 コミック版で語られた初代:時をかける少女の芳山和子の後日談を読んで、疑問に思った点を解消するため、ここまでタイムリープして参りました(笑) 遡ってきたかいがありました。 2代目映画でもコミック版でもわからなかった伏線がすっきり解消しました。 ここが原点で、ずっと未来に続いているんだなーと思うと、なんだか温かいような、切ないような、不思議な気持ちになります。 物語自体はあっさりと書かれているので、恋愛小説として読むには心理描写があまいかなと感じましたが、 1代目から2代目に通ずる時かけの雰囲気は健在でした(そもそもこちらが本家本元なのだから当たり前かもしれませんが)。 時代を感じさせるくだりも所々ありますが、青春という言葉がもつキラキラしたイメージは変わらないんだなぁと再感動。 2代目のアニメ映画を観た方で初代を知らない方。ぜひここまでリープしてみてください。時かけを両方の視点から楽しめますよ。 | ||||
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本書を読んだのは30年以上前。本書の発表後、すぐNHKでドラマ化されたので元々ドラマの原作用として書かれたのかもしれない。当時の筒井としては珍しくブラック・ユーモアや風刺性はなく、ヒロイン(女子高校生)の冒険と淡い恋物語として纏められている。 未来からやって来たタイムトラベラーの青年。その青年のちょっとしたミスで束の間のタイムトラベラーとなったヒロイン。このヒロインのタイムトラベラーとしての能力を「時をかける少女」と名付ける辺りが筒井の言語感覚の素晴らしさを表している。そして、理科室でのキッカケとなる事件でヒロインが感じる「ラベンダーの香り」。私は当時、ラベンダーなる花を知らなかったのだが、何となく不思議な魅力を感じたものだ。ヒロインは急に自分に身に付いたタイムトラベラーとしての能力に戸惑いを感じ、その謎を解こうとするのだが、同時に謎の鍵を握る青年に恋してしまう。この辺は、青春小説として巧みである。SF的設定はあくまで背景で、小説の狙いはヒロインの瑞々しい感性を描き出す事にあるのであろう。そして、これが本作が発表後、長い間人気を保っている理由だと思う。 「ラベンダーの香り」に彩られたヒロインの心の揺れと淡い恋心を巧みな構成で描いた普遍的青春小説の傑作。 | ||||
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