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旅のラゴス
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旅のラゴスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全193件 121~140 7/10ページ
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おもしろかった。 しかし、一か所で7年とか8年とか、移動で二年とか、ひとことで片付けてるから、ものすごく濃い内容でもない。 読む人の想像力に依存する不思議な内容。 若い人は見向きもしない気がする。 | ||||
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レビューを参考にして購入しました。とても面白く読み始めてから一気に読んでしまいました。購入して良かったです。 | ||||
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仕事帰りに本屋で何かいいものはないかとブラブラしていて、 特に見つからなかったと失望しながら帰ろうとした時に入口近く でたまたま目に入ったのがこの小説。 『人生はひとりの旅、文明は人類の壮大な旅。』 帯に書かれていたこの言葉に興味を持ち、思い切って購入。 久々に心が躍る小説でした。 筒井康隆さんの小説はこれが初めてです。筒井さんの中でも 異例のSF調の作品だったということですが、存分に楽しめました。 突然高度な文明を失った世界を、ラゴスという学徒が旅をし、 旅先で様々な人間に出会い、様々な体験をしていくという話。 念ずることによる瞬間移動というファンタジーな要素から始まり、 人の心の中にいる人間を顔に浮かべることのできる画家、壁を 素通りできる人間など、SF要素を交えた不思議な人間たちとの 出会いが面白い。自分は特にこの前者の画家との出会いがとても 印象に残っており、もし自分がこの人に会ったらば、どんな顔が 見えてくるのだろう、と想像してしまいました。 またある時は奴隷にまで身を落としたり、ある時は一国の王子にまで 昇り詰めたりと、とにかく忙しいラゴス。しかし彼は生粋の学徒にして 生粋の旅人。旅をしている時は安住の地を求めながら、いざそこに たどり着くとまた旅をせずにはいられなくなるという旅人の性(さが) は解るような気がします。 また、ラゴスの旅を通して、文明の在り方についても考えさせられる 物語でもあります。そして旅先で出会う人々を通して、人間の愛しさ、 醜さも垣間見え、「旅は人間模様を映す」ことを改めて実感しました。 自分もどこかへ旅をしたくなるような、そんな小説です。 ラストは完結せぬまま終わりますが、それが逆に良い。 ラゴスが無事、目指すものにたどり着いてくれることを願います。 | ||||
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ラゴスという主人公が国を渡り歩き、その過程で様々な超能力者と関わり合う一話完結の物語。 999とかキノの旅のプロットに似ています。主人公のラゴスは常識人なので感情移入しやすく、文章も上手いので読みやすい。 また、高度な文明が消失した後人間が超能力を持つようになった世界という設定はよくありますが、この小説の世界観は独特です。 特有の不思議な空気がありとても常人に書ける小説ではないな、という印象。 | ||||
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筒井康隆の異色SF「旅のラゴス」が連載された初出誌はショートショートランドだったと記憶している。その挿絵は手塚治虫が担当していた。 そして発表時期を知らないのだけど、その前後に、手塚治虫は「シュマリ」を連載した。 後年「シュマリ」を読んだ私は、猛烈に感激したのだがその本質に気づいてはいなかった。しかし今思いかえせば、ラゴスとシュマリの作品イメージが重なっていたことが大きかった気がする。 手塚治虫がシュマリのストーリーに着想を得た時期は、もしかすると「旅のラゴス」の挿絵を描いていた頃ではないかと想像しているのだ。 | ||||
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情景を頭に自然に描き、その景色に魅了させられました。ラストの新たな旅への絶望感と希望感の入り混じった終わらせ方に魅力を感じました。ラゴスは恋の旅へ。 | ||||
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中学生の頃にファンで、あるサイトの小説ランキングの上位にあったので、久しぶりに筒井さんの小説を読んでみましたが、なかなか面白かったです。休日の暇な時間にお勧めです。 | ||||
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著者の名前はもちろんよく知っていたが、作品を読むのはこれが初めてである。 話は突然始まる。遊牧民の話かと思っているといきなり集団で転移(いわゆるワープ、瞬間空間移動)をするという話が出てきて驚いた。また、他人や動物の意思を察知できる能力や浮遊能力を持つ者も登場する。こういうところからSF小説に分類されるのだろうか。 主人公はラゴスという若者だが、何者でなぜ旅を続けているのかは、なかなか明らかにされない。行く先々でいろんな困難に会うが、人柄や能力を認められ、(特に女性に)好感を持たれ、それを乗り越えていく。南の国で旅の目的地と思われるところにたどり着くのだが、そこでやっとラゴスのいる世界がどういうものかが分かってくる。 おそらく、現在の地球人が滅びて、生き残った者が他の惑星に移住して、文明を持ち始めた時期の世界だ。その南の国には、かつて栄えた地球人が残した宇宙船、多くの書物が残されていて、ラゴスはそれを求めて旅をしていたのだ。数年をかけて多くの知識を吸収して生まれ故郷の北方都市に帰り、一気に高度な文明や技術が普及するのを懸念しつつも文明の伝達に努める。 しかしやがて、若い頃旅の途中で会ったデーデという女性(当時は少女)のことが忘れられず北へと旅立っていく。すでに70歳に近くなってからの旅なので死出の旅とも言える。 決してわくわくどきどきするような話ではないが、人生=旅ということ、男はロマンを追いかけるものだなどということを考えさせられた。 | ||||
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生涯をかけて旅をする意味とは【旅のラゴス 筒井康隆】 http://on-the-road.co/?p=2693 | ||||
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この本は一体どういうジャンルに属するのだろうか。 普通の旅行記のような体で幕を開けた物語に、僕は最初「ああ、異世界を舞台にした旅人の物語なんだな」と思った。 だが開始後間もなく「転移」と呼ばれるテレポート能力が登場し、これは超能力ものなのだと知る。 しかし一般の超能力もののようにバトルが繰り広げられるわけでもなければ、SF的な展開が待ち構えているわけでもない。 物語は主人公ラゴスの旅路を追って淡々と進む。 一章ごとに短く区切られた話はスラスラ読める。その時々で事件が起き、主人公が関わり、解決したりしなかったり。場合によっては驚くほど唐突な終わりを迎えたりする。 ラゴスはあくまでも旅を目的とする旅人であり、人助けが趣味の勇者ではない。かといって薄情な冷血漢と言うわけではなく、善意を持って行動することもある。 そのさじ加減が良い。 このラゴス氏は何故か行く先々で様々な人に好意を抱かれ、当人の思惑とは外れた目に巻き込まれる。 次第に舞台となる惑星の成り立ちや人類の歴史が紐解かれ、人々が超能力を手に入れるに至った理由も明かされる。 ラゴスは様々な土地を渡り歩き、時には王様になり、時には奴隷に身を落とす。栄光を掴みながらも全てを捨て、死ぬまで旅を続ける姿には己を貫く力強さを感じた。 この本は一体どういうジャンルに属するのだろうか。 ジャンル分けなど必要ない。 そんな壮大な物語だ。 | ||||
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ここ何年かで読んだ中で最も面白い小説でした。想像力を刺激し、読んでいる時はその世界に没入し、読後も後を引く素晴らしい小説です。 | ||||
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読み終わって なんだこりゃ って感じなんだけど 他のどの本よりも 人の人生というものを感じてしまう。 人間 産まれて 生きて 死んでゆく のだけれど・・ 人の悩みとか 苦しみとか 楽しみとか・・全てひっくるめて清々しいというか 読み終わって こんな感じになった本は初めてです。 人生 旅だよね 自分の人生も ラゴスと違うけどなかなか良いのじゃないのか なんて思えてしまう 何かに 行き詰った人 必読です。 | ||||
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たぶん地球からの移住後、その子孫たちが取得したワープや動物との同化などの異能力が当たり前の世界を旅する主人公の物語。 生涯を旅と学びに費やした主人公の語り口にはハードボイルドなタフさがあり、その信念が垣間見られる言動からは、人生の哲学的な示唆も感じられる。 舞台はSFだが背景や構成がちゃんと描かれており、読み進んで行くうちに、この世界観に惹きつけられる。 | ||||
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ラゴスが旅をする。とてつもない旅をする。そこで表現されているのは小説ジャンル全てを含んだ一冊でした。純愛、推理、政治、権力、歴史、旅、SF。この小説は、私の未熟な感性では表現する事は出来ない。素晴らしい一冊。この小説を理解出来ないとのコメントは本の読み不足だと思う。ある程度小説を読み漁った人には最高の傑作と感じられると思う。 | ||||
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内容最高!!! さすが筒井さん ただ表紙の薄い汚れ気になったな。 | ||||
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無条件で好き。昔読んだ。再読したくて購入。やっぱり、すき・・・ | ||||
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筒井作品といえば,10代の頃を思い出します。 「アフリカの爆弾」「農協月に行く」「メタモルフォセス群島」「宇宙衛星博覧会」などなど,とにかく畳の上を七転八倒するような笑いの発作にとらわれるナンセンスでスラップスティックな作品群,またその一方でじわりと迫るなんとも言えないブラックなユーモアなど,学校での嫌なことなど笑い飛ばしてしまうそのパワーに圧倒され,当時文庫で読むことができた筒井作品はたぶんすべて読破したように思います。 しかし,大人になるにつれ次第に筒井作品から離れるようになり,気がつけば数十年の月日がたっており,本書の存在も最近まで知りませんでした。 そしてふとしたきっかけで手にした本書を読んで,ああ,こんないい作品も書いていたのかと驚くとともに,それでいてやはり筒井康隆らしい雰囲気も持っており,懐かしい気持ちにもなりました。 たとえば, 「育ちは良さそうだが目になんともいえぬ嫌な光があり,並大抵ではない過去を経てきている様子だった」 などは,筒井康隆らしい「なんとみいえぬ嫌な」描写のしかたで私は好きです。 久しぶりに他の作品も読んでみようかと思わせる,良い作品でした。 | ||||
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この本を読み終えると、何処か遠い世界を旅したかの様な感動を得られます。ラストシーンはとても哀しく、涙が止まりませんでした。 | ||||
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この作品は間違いなく世紀の大傑作だ。読了後すぐに「これは筒井康隆名義で発表してはならない」と直感した。 この作品のことを「大御所、人気作家の小説であるために過大評価されている」と評している人がいるが、全くの見当はずれだ。実際は真逆で筒井康隆名義であるがために正当に評価されていないのである。 なぜなら、この本格SF小説「旅のラゴス」は筒井康隆らしくないどころではなく、筒井康隆のかけらも無い。文体はもちろん、言い回しからスピード感まで作品の持つ情緒が、それまでの筒井作品とは完全に異なる。著者を知らずに読めば熱烈な筒井党員であっても筒井氏の作品と判るはずはない。 筒井康隆の名前は良きにつけ悪しきにつけ非常にインパクトが強く、先入観無く読むことは不可能だ。筒井ファンなら読み進むうちに驚愕から感動に変わり、読み終えたら狂喜するに違いない。しかしアンチ筒井派は元々読まないか、ハナからいちゃもんを付けるためだけに読むだろう。そのような読み方は実にもったいないことだ。 我々筒井信者もこの小説に限っては筒井作品だと思わずに読んだほうが良いのかも知れない。 この「旅のラゴス」は何者かが筒井氏に取り憑いて書かせたに違いないのだ。 | ||||
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旅人の話でなかなか面白かった。 世界には色んな行き方をしてる人がいるんだろうなぁ | ||||
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