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旅のラゴス



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【この小説が収録されている参考書籍】
旅のラゴス
旅のラゴス (徳間文庫)
旅のラゴス (新潮文庫)

旅のラゴスの評価: 3.95/5点 レビュー 264件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.95pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全193件 61~80 4/10ページ
No.133:
(4pt)

自分の中の「氷の女王」はなんだろうか。

本屋で目立つ所に置かれており手にとった。初の筒井康隆の作品。

不思議な雰囲気が全編に流れ、千夜一夜物語の様な感じを受けた。

広大な旅の物語で、訪れる都市での出来事が短編的な1話1話として繋がっており、

読書を楽しむことができた。

主人公ラゴスは、人格も知性も勇気も申し分なく、比類ない好男子の様だ。

ラストで命の危険を顧みず、氷の女王デーテに会いにいく、老いたラゴス。

いつまでも、人生前向きに生きていきたいものだ。
旅のラゴス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:旅のラゴス (新潮文庫)より
4101171319
No.132:
(5pt)

やりたいことをやる。

主人公が旅に出てそこで色々な人と出会い様々な経験をしていく物語です。その1つ1つに面白みやしんみりと来るところがあり良かった。後半のゼーラやドネルのような別れは別れを惜しむと同時に新たな道を進もうと応援してくれる感じで旅の最終に相応しいと思った。また主人公の残せるものはきちんと残していった点も良。次に向けて清々しい気持ちになりました。

本作の主題である旅について主人公は旅の目的はなんだっていいといい、旅する上でやりたいことがあり、それが終わればまたやりたいことをする。
自分の人生なんだからとかく考えず自由にやりたいことをやっていきたいなと思いました。
旅のラゴス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:旅のラゴス (新潮文庫)より
4101171319
No.131:
(5pt)

28年間読み続け

平成元年に文庫の初版が出て、それを買い、以降最低1年に1回は読み返しているから
28回以上読んでいるということになる。
飽きない。読むたびに静かに感動する。筒井さんの小説で読み返すのは
「美藝公」や「大いなる助走」をはじめ、たくさんあるが、中でも「旅のラゴス」は別格だ。
他のかたのレビューは厳しいものも多いが、筒井ファンとしては読んだ全員が絶賛なんてことになったら
あこがれの人を取られたようでなんだか悔しい。この小説の良さはわかる人だけでよいのだ。
旅のラゴス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:旅のラゴス (新潮文庫)より
4101171319
No.130:
(4pt)

好き嫌いはあるかもしれない

私にはハマった作品でした。
数年前、小説ネットレビューを回っていたところ惹かれる感想があったため購入しました。当時は最近ほど推されている本ではありませんでしたが、今では駅ナカの書店でも目立つ位置に置かれていますね。
深く考えすぎずに世界観を楽しめれば、この作品に魅力を感じられるのではないでしょうか。少なくとも私はこの本のおかげで辛かった時期を乗り越えられました。
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4101171319
No.129:
(5pt)

ラゴスの主観

いく先々で女性にもてるのが、イヤミに感じないのは、
作者の力量というか、人柄なのか。

それよりおもしろいのが、ラゴスの一人称が、
セリフでは「私」なのに地の文では「おれ」になっているところ。

それが、のちに「私」にかわっていくところが、
ラゴスの主観そのものが変化、成長していくと感じられて、
面白い。
旅のラゴス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:旅のラゴス (新潮文庫)より
4101171319
No.128:
(5pt)

手放しに面白かった!

まず,タイトルを『ラゴスの旅』とせず,『旅のラゴス』としているところにセンスを感じる。
ラゴスはあくまで読者と共に旅をする道先案内人というポジション。ラゴスの人生は旅とともにあるんだと思った。
そして,心理描写もうまく,感情移入がしやすい。
また次々とイベントが起こるので,飽きが来なくて常にわくわく感を伴いながら読み進められた。
特に,王国への道からはかなりのめりこんで読むことができた。
自分の知識を生かして未開の地に文明を伝え,王国にまで発展させる展開は鳥肌者だった。最後の終わり方もかっこいいし,言うことなし。
そんなに分量も多くない小説なのに,これでもかというほどの物語展開が詰め込まれている。
本当にいい本に出逢ったと思う。何度でも読み返す価値のある本だと思った。
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4101171319
No.127:
(5pt)

とても面白かったです。

不思議な世界観でした、現実を忘れ物語の中に身を置いているような気分でした。
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4101171319
No.126:
(5pt)

学生時代に読んどけば良かった。

その一言で救われるという事が本当にあるんだなと思いました。人生において何が一番重要か
という事をさらっと書いてました。
きちんとしたストーリーで構成されているがちゃんとSF要素もありそれが実に見事。
その発想があったか、と。小ネタもあり相変わらずの文章力でした。
とにかく読みやすく情景が目に浮かび、4、5ページ読んだら一気読みできます。
旅のラゴス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:旅のラゴス (新潮文庫)より
4101171319
No.125:
(5pt)

旅したくなる

ネットで評価が高かったので読んでみました。
SF小説であり現代に比べて年代は未来だけど、文明が退化して人々が少し特殊な能力を持っている。
そんな世界を主人公のラゴスがある目的を持って旅をする。
ラゴスは、他人にも自分にも一歩引いてみてる様なとこがある。でもめっちゃいいやつであり、頭が良く、モテる。基本的に旅は馬を連れてしてて、道中に出会う人とのやり取りや出来事が面白い。大笑いする様な感じではないが、くすくすと沢山笑ったり、ほっこりする場面が多い。と思えば、現代に対しての問題提起をしてる様なとこもあって、ページの割にすごく考えさせらたし、ストーリーも淡々と進んでいく。SFだからなのか、想像力を掻き立てられることが多かった。登場人物が多く、聞きなれない名前が多くて少しこんがらがったけどご愛嬌。
そして、何より旅っていいなって、旅したいなぁ
名前の件で、取っ掛かりづらい点をクリアできれば絶対お勧め
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4101171319
No.124:
(5pt)

想像力が掻き立てられる。

この旅のラゴスのいる世界観にはじめは戸惑いがあると思いますが、すぐに慣れることができます。
様々な場所で様々な体験をするラゴスと一緒に旅をしているかのような気持ちになれ、不思議な世界観に魅了されること間違いなしです!
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4101171319
No.123:
(5pt)

なろうに似ている

だが文章力は圧倒的で、ラゴスの最初の移転だけでも想像力が掻き立てられる
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4101171319
No.122:
(5pt)

生きる目的を見失った人に

最近、「将来やりたいことが分からない」といった学生や、「なぜ働いているのか分からなくなった」という社会人、「人生が何だったのか分からない」という中年の人と会う。
「やりたいことをやる」という甘美で曖昧な言葉が叫ばれる現代で、「やりたいこと」という、まるで人が持っているべきであるようなものの存在に気づいてしまい、そしてその答えが分からない人が多いようだ。そんな人にラゴスは生きるヒントを与えてくれるかもしれない。

結局人生に満足する方法というのは、自分の中である事に価値を見出し、向き合い、その行為と時間に充足感を得るということだとラゴスは教えてくれる。そして自分の中である事に価値を見出すということは非常に難しい。
考えれば考える程、客観的に見ればその事が無価値であるというように見えるし、自分という存在が曖昧になって不安になる。だから初めは心を動かしたものに向かって、深く考えず、しかし芯を持って動き出してみればいい。その中で私たちはラゴスのように様々な人に出会い、経験を積むだろう。それは旅だ。旅の本質は何も遠くへ行くことではないのだ。自宅でインターネットの波に流されたり、画面越しの会話では感じなかったものを見つけられるのではないだろうか。

ラゴスが人生の最後に見つけたやりたいことは、客観的にはくだらなく、不可能で価値の無いことかも知れない。そして彼はそのやりたいことを達成できないだろう。しかしラゴスは心底満足して死ぬはずだ。それは自分の中でその行為に価値を見出せたからだ。本著は我々に人生という旅に出る魅力と勇気を与えてくれる。
最後にラゴスのこの言葉について考えてみて欲しい。

"旅の目的はなんであってもよかったのかもしれない。たとえ死であってもだ。人生と同じようにね"
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4101171319
No.121:
(4pt)

30年前の小説とはビックリ

筒井康隆の小説を初めて読んだし、SFというジャンルも初めてだった。最初は世界観について行けず戸惑ったがとても新鮮で楽しく読めた。

どんなに辛い状況でも全くネガティブにならず、受け入れて生きているラゴスに「精神力ハンパねぇ」と感じた。
ハッピーエンド好きなおれとしてはデーデと会えたことを願いたい。
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4101171319
No.120:
(5pt)

ふと読み返したくなる

傑作!!!という感じではないのですが、なんとなく何度も読み返したくなる作品です。
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4101171319
No.119:
(5pt)

旅行けば

「一旦旅支度を足を踏み出した瞬間から、自分を取り巻く世界は新しくなる。」解説の村上陽一郎さんのこの言葉は秀逸である。
バス停まで向かう道、バスの車窓、見慣れた駅すら、それが終点ではなく、旅の出発点に変わると普段と変わって見えてくるのが「旅」の不思議な一面だ。

筒井康隆の「旅のラゴス」は250ページの短い小説だが、ここのところ味わったことのないほどのロマンティシズに溢れた作品だ。
そこにはそれほど奇想天外なストーリーやあっと驚くプロットの展開があるわけではない。人々がそれぞれの土地でそれぞれの生活を暮らす世界を、ある男が旅で訪れるというなんのことはないストーリーだ。
しかし、巧みに織り込まれたSF的な小話が読者自身を不思議な旅に連れ出してくれ、ラゴスへの感情移入を進めてくれる。
筒井さんの卓越した語り口とキャラクターの創作能力が確かに、人がそこに生きているという実感を生み出している。

この少ないページ数で壮大な旅と一人の男の反省を描き出す。
これは、時代時代に鮮烈な一冊を提供し続けて来た筒井康隆のストーリーテリングのある到達点といってもいい一冊だと思う。
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4101171319
No.118:
(4pt)

人生という時間が許す限り

この作品の最大の特徴は『時間』でしょう。
人生という時間が許す限りラゴスは旅をし、出会い、別れ、帰還し、また旅に出る。
気が付くと物語の中盤辺りからページを進める手が止まらなくなっていました。
だからと言って意図的に緩急を無くしてあるような作りをしているので、どんでん返しや二転三転に期待してはいけません。
裏を返せば、ラゴスの人生という旅を淡々と記した旅記のような作品であるにも関わらず十二分に楽しめます。

近年、ネット上でのおすすめ小説紹介や見ないと損する小説紹介などで必ずと言っていいほど挙げられる『旅のラゴス』ですが……
そのような作品ではなく、ふと「あ、久々に読もうかなぁ」と思える様なフラットな物語でした。
旅のラゴス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:旅のラゴス (新潮文庫)より
4101171319
No.117:
(5pt)

読み終わった後、旅をしたくなります。

旅をする主人公ラゴスの旅行記です。
ジャンルとしてはSFで現代から遥か未来の世界が舞台です。未来SFだと現代から作品世界の時代までの経緯が説明されるのが定番ですが、この作品ではそのような説明はありません。
しかし、読んでみてそれを不満に思う事はありません。ラゴスの旅を見守るにあたって世界観を深く追求する必要はないのです。この作品は読者に教訓や警鐘を投げかけようとしているのではなく、ただ純粋に楽しむためのエンターテイメント小説です。
読むと旅をしている気分になれますが、読んだ後も実際に旅をしたくなる。そんな一冊です。
旅のラゴス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:旅のラゴス (新潮文庫)より
4101171319
No.116:
(5pt)

再び購入

昔購入して無くしてしまい再度購入しました。
いつ読んでも良い本です。
物語に人の人生を感じると感動します。
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4101171319
No.115:
(5pt)

永遠の旅

筒井作品に多いドタバタやギャグもなく、主人公もアクのない設定で
ストーリーも淡々と流れてゆく。
読み始めは少々退屈だったが、中盤以降(王様になるころ)には
物語にひき込まれ、最後にラゴスとともに極北の旅へと連れてゆかれる。
平板な流れは筒井作品の中では特殊な構築と感じるが、
読後も 己の精神が旅に出て帰らないままだ。
困った名作。
旅のラゴス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:旅のラゴス (新潮文庫)より
4101171319
No.114:
(5pt)

ずっと読みます

15歳の時に読みました。20歳になったいまでも、海外にバックパックで旅する前や長期休みになると毎回読みます。たぶん一生読み続けそう、本当に大好きな本です。
旅のラゴス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:旅のラゴス (新潮文庫)より
4101171319

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