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虚の王
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虚の王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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まさに、タイトル通り『虚の王だった!』というのが、素直な感想。 さて、その虚の王は、作品のキャラクター達なのか、読み手自身のことなのか・・・・ | ||||
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破滅していく男の姿を描いた暗黒小説。 過去に名を馳せた暴走族上がりの主人公は、ヤクザに頭を押させつけられてクスリを売るうだつの上がらない日々。少女売春組の略奪を指示を受け、それを束ねる男子高校生に接近する。 不良たちを圧倒的な恐怖で支配するこの少年のキャラクターが秀逸だ。物語は、少年に魅入られた主人公、少年のカノジョ、その娘に好意を抱く女教師(!)を交えて、スピーディに展開していく。読み進めながら、それぞれの抱えた闇にどんより…。 少年の囁きに操られるごとく、ヤクザを裏切り、殺人に手を染めていく主人公。不快な描写が随所に見られるが、それだけに抜き差しならない底辺感は迫力がある。 クライマックスにかけて、登場人物たちそれぞれに破壊的ともいえる運命が待っている。えげつなさに読後感は最悪だが、力のある作品とは言えるだろう。 | ||||
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粗野な暴力の人と常識でははかれない高校生のコンビの話なのですけど、描写がちょっと極端すぎて「いや、いいたいことはわかるけどこれはいくらなんでも」といった心持となり少々ついていけない箇所多し。この作家の他の作品を読んだことがないのでよくわかりませんけども。 Kindle Unlimitedで無料だったので読んでみたのですが、正直お金を払ってまで読むかと問われれば、私は読まないとは感じました。無論個人の好みの問題です。バイオレンス描写がお好きで、細かい話はどうでもいい。といった方にとっては面白く読めると思います。 | ||||
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やっぱ、面白いね。この作者さん特有のの世界観がよく出ています。 | ||||
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おもったより凄く早く到着し商品も綺麗で良い商品です ありがとうございます | ||||
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けれど、なんかどん臭かった。田舎者の臭いがした。文字を追うごとに「読む」という作業が億劫になってきていた。 | ||||
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馳 星周さんの作品を始めて読みました。作家としては知名度もありタイトルに惹かれて読んでみましたが、正直がっかりな内容でした。 途中まではその後の内容を期待させるものでしたが、結局、話は何も展開せず、ストーリー展開に何のひねりもなく、ただ終わりました。読後の感想は”え、これで終わり・・・・”です。 ここからは個人的な好みですが、主人公含めて全ての登場人物に魅力がありません。暗黒小説と謳っているなら、もう少し魅力のある悪党が出てくるとよかったのですが、ただわけの分からない人達だらけで途中から読むのが辛かったです。馳 星周さんの作風が好きな方以外は読むべきではないでしょう。 | ||||
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不夜城シリーズが大好きで馳星周の作品は結構読んでいるのですが、、、 今回の虚ろの王は、正直内容が薄く、面白い!とはお世辞にも言えなかった。 まず、暴力で人を支配してきた主人公よりも恐ろしい17歳の少年、エイジ、、、 読む前からどんなヤツかと、ドキドキしていたが、途中からがっかり、、、 なんてことはない、なんでこんなガキに周りは恐れているのかさっぱりわからないまま 最後を迎えました。 今回は他の作品の中でも特に登場人物の相関が薄いです。 その為、生き残る人間、死ぬ人間が途中からわかってしまうのが残念。 名前だけは結構作品中に出てくるものの、結局登場せずに終わるのが今作では目立った為 結末が、あぁ〜こんなもんかで終わってしまいました。 不夜城、鎮魂歌のような読んでて先が気になる、先が読めない、誰が生き残るか分からない そんなハラハラ感が皆無な為、不夜城シリーズが好きな人にはオススメできません。 | ||||
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覚醒剤の売人となっている新田隆弘が、高校生の作った売春組織を 探る過程で、売春組織を取り仕切る栄司、栄司の恋人の希生、希生 の通う学校の教師である潤子と知り合う。 もちろん隆弘の目的は正義のためなんかでは無く、売春組織の上がり を掠めるためである。 この作者の作品に、まともな人間なんて出てくる訳が無い。 隆弘、栄司、希生、潤子のクソミソパーティーを軸に物語りは展開する。 躍動感、力感あふれる隆弘の描写が見事。ただ、この作品のもう一人 の主役である栄司には現実感が欠けていると感じた。 隆弘が栄司、希生、潤子と関わる内に、例によってドツボに嵌まって行く。 登場人物の過去の記憶に起因する小道具も当然使われている。 既読感バリバリ、でも読んでる間はとっても幸せ。理屈なんかいらない。 まだ未読の馳星周作品がある人は幸せである。 | ||||
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あの不夜城の馳馳星周です。 今回は、渋谷が舞台です。 兄貴分の命令で、高校生が作った売春組織を探り、自分たちのものにしようとしているやくざの下っ端、但し少し昔には、渋谷を暴力で牛耳るところまでいったグループの一員だった、隆弘。 重要な役割を果たすのは、この高校生買収組織のリーダの栄司。一見虫も殺さぬ優男にみえる彼の心に潜む、暴力と虚無がこの作者らしい恐ろしさを出す。 例のごとく、馳の話には、いい人間は一人も出てきません。感情移入できる人間は全くいない。 何と言うか、いやな、ほんとうに心の中からいやな人間ばかりで、かすかに人間らしさを持っているものは、確実に心が弱く、どこかでバランスを崩しつつ、ヒト殺しになって行く。でもって、絶対に生き残らない。 そう、馳の話の特徴は、ほとんど全部の登場人物が、死ぬか、殺されるか、廃人になってしまいます。全滅。全滅の意味では、高橋和巳の一連の作品もそうなんだけど、何と言うか、(純文学の高橋と一緒にするとどちらのフアンにも、なにをゆうてんのや、と怒られそうだけど)、高橋の作品の全滅ぶりには絶望感が、馳の作品の全滅ぶりにはやり切れなさが、あると思う。 いずれにしても、読後感は良くないな。実際。 ただ、大沢在昌の作品のように、「いいヒト」が非情に殺される、って事はありません。何せ、いいい人は一人も出てこないんですからね、馳の作品には。 ただし、一連の馳の作品では、この作品は、わたしの評価では星三つです。 それはなぜか。ま、生き残りの出るところですかね。あと、渋谷の街が好きではない、からか。 ま、そんなところです。 | ||||
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話自体は特筆すべき点はないですが、「虚の王」エイジ君に 多々シンパシーを感じる事が出来ました。 彼が主役の話を読んでみたいですが一般受けしなかった みたいなのでなさそうですね。残念 | ||||
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根本(設定)から間違えています。 当時の渋谷は高校生を恐れるなんて事はありません。 高校まで殴りこみ一発退場、進学を考えている優等生は 進学費用まで根こそぎ悪いやつらに搾り取られます。 この程度のお茶を濁した内容でノワールと奉られる現況が 馳氏の能力向上を妨げていると思います。 読者はもっと厳しい評価をし作者により良い作品を書いてもらうよう 甘やかすことなきようお願いします。 | ||||
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いくら読んでも栄司がおそれられる理由が感じられない。作中人物に「本当に怖いんだから」と言わせても、読者にその怖さや心の闇は通じない。これでは感情移入できまぜん。 ところでこの作者はこの作品で何を訴えたかったのだろうか? | ||||
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果てしないノワ-ル、限りないノワ-ル。一言で表現するならばそんな作品であった。どこまでいっても空虚な主人公「新田隆弘」その姿はあまりにも醜く悲しいものだった。「新田隆弘」そしてもう一人の主人公「渡辺栄司」この二人のお互いの影を踏むような三日間がこの「虚の王」という小説の舞台になる。暴力でしか存在を誇示できない主人公の心中を推し量ることはできないがそのむなしい生き様に同情はできた。この小説暗黒の世界にどっぷり埋もれ気が滅入るのだが基本的には読みやすく半日で読み終えてしまった。深層心理でどこかこういう世界に魅入られているせいもあるのだろうが馳星周の作品はいとも簡単になじみのない暗黒の世界へ引きずり込んでくれる。文章は確実に登場人物たちの心模様をとらえその登場人物たちは他の作家が作り出すそれとはまるで異色のものである。よって近寄りがたく現実的ではなかったりするのだがどこか魅力的なものを感じてしまったりもする。ただ、暴力的であまりにも救いようのないこの世界、見る人によっては嫌悪感を覚えてしまうと思うのでお勧めはしない。俺も三ツ星をつけさせてもらった。 | ||||
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作品の出来、不出来ではなく、テーマ、そして話自体が虚構とは言いきれないからなのか、読後感は文字通り「虚しい」。暴力も、全ての登場人物に嫌悪感を感じるところも、そして一気に読ませてくれるところも、他の作者の作品とは変わらない。それでも、今までに感じなかった「虚しさ」を感じる。 | ||||
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この作品を読んでいる最中に池田の児童殺傷事件がありました。もはや、この小説に書いてあることはフィクションではなくなりつつある、という思いを強くしました。この小説のどんな過激な描写より、目の前の現実の方が悲惨で悲痛です。今回のような事件が発生する社会で生活しながら読むには、陳腐ですらある作品のような気がしました。平和で平穏な世の中で読むからこそ、馳氏の描くような暗黒小説が魅力的なのであって、こんなふうに鬱屈した現代においてはすでに小説を現実が越えているように思えてなりません。暴力、セックスの描写も“馳流”でパターン化しているようで残念。同世代で大好きな作家だけに、新境地への挑戦を期待します。 | ||||
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