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紙の月
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紙の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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※ネタバレあり! 紙の月読んだけど、不正がわかったときの銀行側、顧客たち、旦那、こうた、それらの状況描写がない。 そこを期待して読んでいただけに残念すぎ。 旦那の海外転勤とたまえのことは特に重要ではなかったのが裏切られた気分(あとから伏線回収されるかと思ったらされなかった)。(自分の読解力の問題?) 八日目の蝉もそうだったが、長い時間かけて読んでいるのに『その後』がなさすぎて読んだ甲斐がなくなる。(八日目の蝉に関しては誘拐犯のその後) 物語自体はおもしろいのに残念です。 | ||||
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去年、10年来ママ友やってきた人が会社のお金横領して逮捕起訴された事件があったので、すごくドキドキしながら読んでしまった。りかのセリフが所々にその人のことを思い出させて苦しかった。だからかな、個人的にはリアリティがあって小説としては面白かったけど、やっぱり実際にそんなことが身近に起こると周りはエラい迷惑です。りかには全く共感できません。 | ||||
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「女性銀行員が一億円を横領した。正義感の強い彼女がなぜ?そして、最後に見つけたものは?あまりにもスリリングで、狂おしいまでに切実で、各紙誌でも大絶賛され、ドラマ化もされた長篇小説。」と装丁では賞賛されています。 女性銀行員の横領を題材にした小説はよく見掛けます。地味で真面目で正義感の強い彼女が・・・なぜ銀行の金に手を着けてしまったのか?いまいち理解できません。本当に彼女の本心から発した行為なのかな?疑問にも感じます。よって、彼女への感情移入がうまい具合にいかず、気持ちの高ぶりが中途半端な感じでした。彼女の生い立ちや性格の描写、不倫相手の設定、横領金の使い道等に問題があるのかも知れません。あんな安易で稚拙な方法で銀行の金を横領し続ける事もできる訳ありません。もっと読者にしっくりくる形で描いて欲しかったです。 また、横領事件のマスコミ報道、事件を知った時の不倫相手やご主人の心情も触れられていなく、この事件の客観性が把握できない点も不満です。 同級生、料理教室で知り合った女友だち、元カレとの綴りはちょっと混同してしまうので、その点も分かりやすく描いて欲しかったです。 次は『八日目の蟬』に挑戦します。 | ||||
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落ちがわかりきってるから話の流れも読めてしまう退屈さが付きまといました。 登場人物へもなかなか感情移入はできません。 読んでいて心が動かされることはなく、たまたま付いてるTVのドキュメンタリーを淡々と眺めているかのような気持ちがしました。 かなりガッカリしました。 | ||||
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読んでいません(^^;)もうちょっと分かりやすい表現で書いていただけるとスイスイ読めるのになぁ・・・ | ||||
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公金横領って、ばっかじゃないの!?って思いながらも、あま~い考え、あま~い予測でヤミ金にまでお世話になる方が、少なからずあることを考えると、あながちないとは言えないか? 「闇金ウシジマくん」を読んだ方が・・・。 とまぁ~、御託を並べたところで、約半分で飽きてしまったわけで、如何なるラストかも知らないんだけども。 ドラマ化され、映画化もされたということで、期待していたんですが・・・。 | ||||
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一気に読めるが、登場人物全員にイラついた。 上手く行かないことがあれば 違和感を募らせるだけ。 解決しようとか、できなくても 折り合いをつけようとか全くしない。 独りよがりな思いにいじけるだけ。 読んでるこっちが悶々とする(笑)。 また、横領に至る心理が解らない。 他の女たちが金に翻弄されたのも解らない。 そこを想像したいと、私は思えなかった。 私にとっては対岸の彼女。 意味不明。 | ||||
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「夫の言葉に違和感」と言った話がグルグルと出てきます。 吉村昭の「熊嵐」を読んだ直後に読み始めたせいか,情報量の少なさ,吸引力のなさにがっかりしました。 最初の旅行シーンは実体験かな~なんて楽しく読んでいましたが,夫婦の会話のシーンに入って徐々に「どうでもいいわー」と思ってしまいました。 そういう冷めた夫婦の話が好きな方には良いかもしれませんが。 この長編を読むなら,別の本を読んだほうがいいかもですね。 | ||||
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趣味の問題なのかもしれないが、正直、読んで時間を無駄にした。女性が読むといいのかもしれないが、生活の虚しさを紛らわせるために横領した金を使いまくる主人公とその類似した人々の事がダラダラと書いてあって、少しもサスペンスではない。だから、何言いたいの?って、聞きたくなる小説。読んだ時間を返して欲しい。 | ||||
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つまらない。読破するのに四ヶ月もかかってしまった。それぐらいの吸引力の無さ。 やっぱり、ページをめくる手が止まるのは致命的。どうでもいい連中のどうでもいい話が大半だもの。 小説は読ませてなんぼだと気づいた。 | ||||
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和久峻三 『 裁かれた銀行 滋賀銀行九億円横領事件 』 廃版になって久しいですが、図書館ではまだ入手できるでしょう。 あまりにも似ているので… 片や現実の事件のドキュメンタリー小説。 片や創作といっている小説ですが… 実際はどうなんでしょうか? | ||||
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映画化されたので、期待したのですが、パズル仕立ての展開はよみにくかった。 | ||||
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新聞におすすめと 書いてあったので つい買ってしまいましたが、あまりにも絶賛されていたので、 逆に期待はずれでした。 | ||||
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角田さんの作品は初めて読んだのですが、読後感が微妙です。 一億円横領して東南アジアに海外逃亡中、との出だしでひきつけられるように読み始めたのですが、中盤になってだるい感じがありました。 主人公の結婚生活の問題(セックスレス、仕事への無理解)やごくフツーの若い男との不倫などもからめて横領に至った経緯も、なんだか 強引すぎる気もします。主人公に絡めて買い物依存症が原因で離婚した友人、亜紀やキチガイなほどの節約家の木綿子、元彼で一回り 年下の女性社員と不倫、家庭が破たんしている山田などが登場しますが、誰一人共感できる人がいない。 彼、彼女らとの会話や更に主人公の生い立ちがつらつらと明かされるが、この主人公がなんだか中身の無いチョコボール?というのか 外面はいいけど、全く主張がない人としか思えなくて、えらく気持ちが悪く思います。クラスメートのイジメを止めた?中学時代以外、人との 衝突を避けていい人を演じているような。。。。高校時代の寄付は、企画に乗っかり親のお金を寄付しただけ。裕福な親の金を右から左へ 流しただけ。中途半端な正義感を押し付けていただけ。初めて入社した会社では真面目に仕事に取り組むが、自身の名刺を見て「自身が侵食される」気がして違和感、確固たる自分の意志があれば、そんな気にならないはずだ。初めてのお給料で両親に恩返しをしようとしたら「そんなに金は不自由してない」と父親に言われ、ただ落ち込む。こんな事を言う親もどうかだけど、その場で「初めてもらったお給料でせめて恩返しがしたかった」と本音を言えばいいのに、しない。親のご機嫌を伺うだけ。結婚しても、子供が欲しくても協力してくれない夫に意見することも無い。そもそも銀行勤めも友人の亜紀が勧めたから。全てにおいて受動的。 人の顔色をうかがっているくせに裏で老人夫婦から金を騙し取り、さらに借金を重ねていくさまも、本当に本人が欲してやっているのかわからない。 コアが無く、魅力にも欠ける主人公で作者が異様に持ち上げている感が気持ち悪い。 横領のきっかけや各登場人物の家庭はリアリティありました。 長野の厚生年金組織の横領事件のおじさんも、初めは数千円の切手の横領から、最終的に何十億になりましたし。 唯一、本音をズバズバ言いそうな亜紀だけ少し共感できました。同窓会の残り物を貰って帰る木綿子はあり得ないと笑っちゃいました。 角田さんの作品は初で、映画「八日目の蝉」は観ましたが、正直面白くなかったのですがこちらも映画化される模様ですね。 これだけだと評価はつけられないので、評価の高い「対岸の彼女」も読んでみようと思います。 | ||||
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わたしも(わたしは男性ですが)ファインさんの意見に全面的に賛成です。 社会悪はどこまでいったも社会悪なのであって、それを承知で描きたいならばそれを乗り越えるような説得力のある執筆動機がなければならないと思います。この小説では男性は家のことなどロクに顧みない見栄っ張りの出世亡者で、女性は人生に空しさを感じて買い物や意味のない節約で自分の存在意義を示そうとする。梨花の彼氏として登場する光太が平凡なのがよいというひともいますが、こいつはだだの馬鹿でしょう。全体的にとても陳腐な印象を受けます。この作者にそれでもなお犯罪を犯罪として描ききろうというだけの強い動機があるようには思えません。 ところで、木綿子がタッパウェアにパーティの残り物を詰めて持って帰るシーンがありますが、ビュッフェスタイルでバーティ食を提供するホテル、宴会場はほとんどの場合食中毒予防の観点から残り物の持ち帰りを厳しく制限しています。こういったところ、この作者は意外に世間知らずなんじゃないんですか? それともう一つ。わたしは作家ではありませんが、文章を書くことを職業の一部にしているものです。そうしたものの目からみると、この作者の文章はあちこちに手を入れたくなってしまします。現代文は時制の表し方が本質的に各1種類しかありませんから、全部を過去形で積み重ねていくと大変に平板的になるため、文章を一捻りしたり、ときに現在形を混入させたりといろいろと工夫するものなのですが、この作者はまずそういうところから文章の勉強不足ですね。この本とは直接関係はありませんが、宮部みゆきや浅田次郎の文章がいかに練りに練って書かれたものか、ためしに(小説の内容とは関係なく)検討してご覧になると面白いですよ。 とにかくこのような小説が映画化までされる理由が全く理解できません。 | ||||
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主人公の梨花は、結婚生活の違和感から、おかしな方向に進んでいってしまいます。しかし、なぜそうなるのか理解できない。夫ともっと話し合う。もしくは、子供がいないのだから離婚する。もしくは、いいところもあるのだから、割りきって今の生活を良い方に考えるなど、できることはあるはず。なのに、不倫をして、犯罪に手を染める。ところまでいく心理状態に無理がある。梨花に対して感情移入ができなかった。角田光代さんの文章なので、読みやすかったのですが、その他の登場人物でも、まだ理解できる部類の人物、木綿子の行動で、同窓会にタッパーを持って行って、残り物を詰めて持ち帰るとか、そんな人いるかー?!とつっこみをいれたくなるシーンもあります。亜紀の買い物依存症も理解できないし、和貴と牧子の夫婦にいたっても理解できない。ハーピーエンドでもないし、スラスラ読めた割りには、後味が悪かったです。 | ||||
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主人公・梨花は、判断力がなく愚かであるが、それだけでなく、平気で信頼してくれている顧客を騙し、隠ぺい工作をし、逃亡する、犯罪者である。現実にこのような事件は起こり得るので、ドキュメンタリーなのであれば、興味深いかもしれない。しかし、フィクションでこのような人物をつくって掘り下げる必要があるのだろうか?また、私は、女性であるが、買い物をすればストレス発散できるとは感じない。登場する男性は普通なのに、女性はことごとく金銭感覚がおかしいのも設定が変だと思う。この作者の本は、初めて読んだが、期待外れだった。 | ||||
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角田ファンで、かなりの作品を読んでいます。 前回読んだ「曽根崎心中」の圧倒的な情念と構成のうまさで、 一気に読まされてしまったのに、対して、今回の「紙の月」は......。 残念ながら、心に何も引っかかりません。 梨花が、何故、光太にそこまで入れあげてゆくのか? 伝わりません。 愛情のみとは、思えませんし、、、、、. その心情の背景に、合点がゆくものがないため、 物語だけが、カラカラ空回りしている感じです。 買い物依存や、カード問題、離婚女性の労働とか、子育て問題 とか、現代社会の問題テーマは、散りばめられておりますが、 表面を触れただけのように思えます。 いつもの、角田流の深き心模様の投影がなされていないのです。 | ||||
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「紙の月],Paper Moon。村上春樹の「1Q84」の冒頭に、ジャズの名曲It's Only a Paper Moonの歌詞の後半が引用されている。 こんなに最近の作品に引用された言葉と余りに類似したタイトルを選んだセンスがまず解らない。 内容的にも連載小説にありがちな散漫さを感じる。 主人公以外の女性に話が飛びすぎて、それが本筋にあまりかかわってこない。現代の女性たちの物欲や精神的な飢餓感のようなものを描きたかったのだと思うけれど描けていない。もっと主人公に的を絞って、タイへ逃げた後のことを書いた方が面白かったんじゃないかと思う。 面白い小説が少ない昨今、角田光代は新作を出すたびに期待する作家のひとりなだけに、この作品は残念です。 | ||||
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買い物依存症、ホスト依存症の女が公金に手をつけるという、言っちゃえばそんだけの話です。 特に後半読むのがきつくて、超速読になってしまった。 買い物依存の女が3人くらい出てきますが、中村うさぎで語りつくされちゃったことばっか。今更感がある。 主人公が何したいのかがわかんない。 で、もう一つの大きな問題は若い恋人が魅力的じゃないことに尽きる。典型的なだめんず。 しかも、女が男を更に駄目にしていく。見ててひたすらイタイ。イタ女です。 で、こういうイタ女は自分がイタイと思われたくないのでもっといたくなっていくという、でも、小説としてそこに滑稽感がないのは、男のキャラが立ってないから。こんなつまんない男に入れあげるか?意味が分からない。 新聞小説だけに、書いてるうちに迷走してわけわかんなくなった感がありあり。 角田作品、好きなものが多いのに、これに限ってはなんの真理もない寄せ集め。 辻村深月、中村うさぎ、宮部みゆき(火車)の寄せ集め。 まあ、文章は上手いのでそこそこは読めますが、結末もやっつけ。 | ||||
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