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シャドー81
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シャドー81の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 21~39 2/2ページ
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こういう手があったんだ。 「言うこと聞かないと、撃ち落としますからね。 」 最新鋭の戦闘機に追撃されて、こんな脅しを掛けられたら 誰だっていうことを聞かざるを得ませんね。 序章から盛り上りのピーク、結末までの緊張感は息をつかせません。 もっともっと多くの人に読んでほしい傑作です。 | ||||
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この本を読んだのは1978年ころだったと記憶しています。ハイジャックの手法が斬新、shadow81のコードネームの由来、当時学生の私はわくわくして読んでいました。どのような方にも受け入れらるストーリーではありませんが、古い言い方をすれば痛快?なものだと思います。近年、本屋でこの小説が売られているのを見て、まだあったんだと思いました。私は茶色なった当時の本を持っています。1978年当時、映画雑誌でみたのだと思います。むろんインターネットはないので、、この作品の映画化になる?という記事でした。今、googleってもそんな情報はないです。主演はスティーブ・マックイーン氏とのことでした。しかし、1980年に他界され、この映画化もなくなったのでしょうか?私はこの本を読み直すたびにステーブ・マックイーン氏を思い浮かべながら読みます。この作品の良さは、犯罪にきれいも汚いもありませんが、ハイジャックという犯罪を除外しするときれいな、スマートな手法だと思います。81便のクルーにはいい迷惑でしょうが!ルシアン・ネイハム氏もご存命であれば、新たなる作品が読めたのではないかと思います。40年くらい前の作品ですが、今でも心に残っている一冊です。shadow81、このコードネームが忘れられません。 | ||||
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結末が面白かった★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ | ||||
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空と星と飛行艇に関する収集書籍の一冊です。言わずと知れた珠玉の一冊。 | ||||
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前半はスローペースだ。いったいどのような物語が展開していくのか予想がつかない。しかし後半は快調なテンポでハラハラドキドキ。しかし緊迫している場面で妙にまったりしたユーモラスなエピソードがそこここに挿入されており、それもまた楽しめる。犯人の意外性にあっと驚くが、クライマックスに向けて絶妙な段取りになっている。 惜しむらくは訳が古臭くもっさりしており、オリジナルのスピード感を減殺していること。新訳での復刊が望まれる。 | ||||
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これから読もうという方は、当欄の書評をみないほうがいいかも知れない。ネタバレの まずい小説ではないが、事前知識がないほうが楽しめると思う。いったい何が起こる のか見当がつかないところがこの作品の特色だからだ。したがってここで私が言って おきたいことをあくまで簡略に述べたい。それは本作品が冒険小説史に残る傑作だと いうこと。十本の指には入るだろう。数々のメディアによる賞賛が出版当時になされた ものだ。以上のことを理解したら、すぐに読んでみてほしい。後悔はしないはずである。 本書をいかなる小説に分類すればいいかもなかなか難しい。スリラーでもあり、犯罪 小説あるいは戦争小説かも知れず、推理小説の要素も見出せる。奇想天外な構想に 基づきながらリアリティを確保していて、当時(1975年)のアメリカ社会を皮肉っている とも思われる。作者は通信社(AFP)の出身だけあって、簡潔で歯切れのいい文体で 書かれている。処女作でこれだけのものを生み出したのだから、二作目にも期待が 集まるのも当然といえるが、次回作をなすことなく本書出版の八年後に他界している。 | ||||
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とにかく冒頭から引き込まれます。 各々のキャラクターも、細かく描かれ 小説の世界を膨らませます。 冒頭から、「いったい何の話だ?」的に思ってると…次への伏線だったり。 映画のような といってはアレですが、とにもかくにも見事なストーリー展開。 一読の価値あり | ||||
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まぎれもない傑作。「ジャッカルの日」の興奮に十分匹敵する、無駄のない、完璧な読書体験。素材を生かしきった、贅肉ゼロの職人の仕事。 早川書房さん、本当にありがとう! | ||||
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週刊文春ミステリーベスト第一回で 見事1位となった冒険ミステリー小説。 1977年と一昔前の作品でありながらも その設定やアイディアに古さは感じません。 ベトナム戦争への批判的姿勢を全編に匂わせていますが、 思想や倫理観の重たい押しつけはなく、 純粋なエンターテイメント作として楽しめました。 | ||||
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ロサンゼルスからホノルルへ向かうジャンボ旅客機を、 ベトナム戦争で行方不明になった最新鋭の戦闘機がハイジャックするという奇想天外な冒険小説。 本書に登場した最新鋭戦闘機TX75Eは、垂直離着陸が可能なため滑走路を必要とせず、 翼が折り畳めるので狭い場所にも収納が可能。 さらに普通の戦闘機の倍の航続時間を誇るという、夢のような戦闘機なのだが 残念ながらTX75Eは架空の戦闘機で、あの当時垂直離着陸が可能な戦闘機としては イギリスのハリヤーが知られているが、離陸時に燃料を食いすぎる等、色々問題が多かったらしい。 このハイジャックはTX75Eがなければ実現不可能な設定であり、 日本で支持されている割には米国では評価されていないのはその辺の非現実的な設定のせいかもしれない。 またハイジャック犯の様々な(時には無理な)要求に当局が従順に従い過ぎではないかという疑問もないではないが、 ベトナム戦争や政治家に対する風刺も含めて非常によく出来た娯楽小説だと思う。 | ||||
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6ヶ国語を操るエジプト人が アメリカ人を主人公にして書いた冒険小説の傑作。 ただし、アメリカの偽善も暴いているので、 アメリカではほとんどヒットしなかったらしいw 表紙からは航空冒険小説に思えるが、 海や陸での作戦も描かれます。 これよりスケールをでかくするとSFになるしかない 最大スケールの冒険小説。 本格推理としてもなかなかのもの。 本書がやらなかったネタは、 山田正紀 の『謀殺の翼747』 でやってますので、 本書のアイデアに物足りないと思った人は、読め! | ||||
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ファン待望の新装版、早川書房はよくぞこの名作を復刊してくれた。この傑作の初版は1977年、新潮文庫から刊行されている。あれから30年以上の歳月が流れ、この本に驚愕した若者は今や中高年世代となった。本書の面白さは各レビューにある通りだが、「良い本」「力のある本」は読者それぞれに当時の時代背景までも鮮やかに蘇らせてくれる。 ベトナム戦争や米国社会・同国防体制への強烈な風刺、航空機や船舶に対する博識と、それをわかりやすく散りばめた筆力、時間軸と地理的な相関関係の正確さ、プロットの巧みさや全編を貫く緊張感、訳者・中野圭二氏の見事な翻訳と相まって、どこをとってもページをめくるのが惜しいほどである。 この名作を今日の若い世代はどう読むのであろう。今、読み返してみてもまったく違和感がなく、長い年月を超えて逆に新鮮ささえ感じるのは評者ばかりではあるまい。「冒険推理小説の面白さ」という点では群を抜く傑作である。作者ルシアン・ネイハム氏はこの一作のみを残して他界しているのがなんとも悼みきれない。今回の復刊によって「シャドー81」は永く読み継がれ、読む者の心に残り続けることであろう。 | ||||
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’77年、第1回の「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位になった作品。当時は国内・海外の区分けがなかったので本書が正真正銘の年間ベストワンだったことになる。また同誌が企画した「20世紀ミステリーベスト30」でも海外部門で堂々第3位にランクインしている。(ちなみに第1位は『羊たちの沈黙』、第2位は『薔薇の名前』、そして第4位は『推定無罪』である。)本書はそれほどインパクトのある傑作である。 時代はベトナム戦争末期。乗客・乗員201名を乗せ、ロサンゼルスからホノルルに向かうジャンボジェット機が太平洋上でハイジャックされる。しかし、犯人は機内にいるのではなかった。ジャンボ機の後方からいつでも撃ち落とせるべくつけ狙う最新鋭の戦闘爆撃機に乗っていたのだ。犯人は2千万ドルの金塊を身代金として要求し、ジャンボ機の機長、地上の管制官、果てはアメリカ政府や軍を相手どって手に汗握る迫真の攻防を展開する。 その着想からして奇抜であり、実現不可能な犯罪と思われるが、本書では、犯行に先立つ第1部で、ベトナムに投入された戦闘爆撃機を、ハイジャックに使用するため盗み出そうとする計画と行動の一部始終が、詳細かつ正確な記述でなされ、物語のリアリティを生み出している。 本書は、全編にわたって、常識をはるかに上回るスケール、スリル、サスペンスで読者を魅了する、単なるハイジャックものの犯罪小説を超えた、冒険活劇小説の白眉である。そして、その面白さは発表から30余年経った今でも決して色あせることはない。 | ||||
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’77年、第1回の「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位になった作品。当時は国内・海外の区分けがなかったので本書が正真正銘の年間ベストワンだったことになる。また同誌が企画した「20世紀ミステリーベスト30」でも海外部門で堂々第3位にランクインしている。(ちなみに第1位は『羊たちの沈黙』、第2位は『薔薇の名前』、そして第4位は『推定無罪』である。)本書はそれほどインパクトのある傑作である。 時代はベトナム戦争末期。乗客・乗員201名を乗せ、ロサンゼルスからホノルルに向かうジャンボジェット機が太平洋上でハイジャックされる。しかし、犯人は機内にいるのではなかった。ジャンボ機の後方からいつでも撃ち落とせるべくつけ狙う最新鋭の戦闘爆撃機に乗っていたのだ。犯人は2千万ドルの金塊を身代金として要求し、ジャンボ機の機長、地上の管制官、果てはアメリカ政府や軍を相手どって手に汗握る迫真の攻防を展開する。 その着想からして奇抜であり、実現不可能な犯罪と思われるが、本書では、犯行に先立つ第1部で、ベトナムに投入された戦闘爆撃機を、ハイジャックに使用するため盗み出そうとする計画と行動の一部始終が、詳細かつ正確な記述でなされ、物語のリアリティを生み出している。 本書は、全編にわたって、常識をはるかに上回るスケール、スリル、サスペンスで読者を魅了する、単なるハイジャックものの犯罪小説を超えた、冒険活劇小説の白眉である。そして、その面白さは発表から30余年経った今でも決して色あせることはない。 | ||||
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二十数年前、中学生の時に読みました。今回、あらためて再読しました。 当時、冒険小説を読むのも初めてで、内藤陳さんが日本冒険小説協会を立ち上げる前、 週刊プレイボーイ?の書評で絶賛されていたのが動機でした。 今読んでも、確かに面白い。多少都合のよい場面もありますが…。 しかし、この『シャドー81』は、私に冒険小説というジャンルを教えてくれた記念碑的作品です。 絶版のため古本で購入しましたが、奥付は昭和62年の時点で19刷です。いったい、何冊売れたのでしょう? | ||||
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時はベトナム戦争時代。戦闘機一機が行方不明になるが、そのことがジャンボ 旅客機乗っ取り事件の幕開けだった・・・。周到に準備され、実行に移された 計画。それは、驚くべき緻密さと精巧さで進められていく。かなり長い作品だが、 構成力がよく最後まで読み手を引きつけて離さない。登場人物の性格や心理描写も 丹念に描かれていて、物語全体に味わいと深みを持たせている。飛行機が飛行機を 乗っ取る。その大胆な発想には感心させられた。犯人が要求した金塊の受け渡し 方法は?また、犯人はどうやって逃げるつもりなのか?まさに手に汗握る展開 だった。ラストにも衝撃の事実が待っている。最初から最後まで本当に楽しめる 作品だった。現在絶版なので、手に入らないのがとても残念だ。 | ||||
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初読から30年くらいたつんだろうが いまだにその驚きは忘れていない。 それくらい強烈な傑作。 ひょっとしたら、生涯ベストかも… ジェット機って、灯油で飛ばせるんだって この本で初めて知って いまだに話のタネに出来るミニ知識です。 | ||||
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小林信彦氏は、作品を読み進めても一体作者がどういう方向に向かおうとしているのか読者に予測できない小説を名著「地獄の読書録」の中で、「何が起こるか分からない小説」と呼んだ。フォーサイスの「ジャッカルの日」、マクリーンの「恐怖の関門」等がこれに当たる。本書はその、「何が起こるか分からない小説」の代表作である。 アメリカの南太平洋のある基地からパイロットが戦闘機を盗み出す。彼はボートを使って、海路その戦闘機を東へと運ぶ。アメリカへ向かって。彼の目的は何なのか ? 彼の企て(作者の構想と言って良い)のスケールの大きさと、最後に明かされるもう一つの仕掛けの妙により、本作は「何が起こるか分からない小説」の代表作となった。ネイハムの作品で読んだのは本作だけだが、ミステリ・ファンには絶対お勧めの一作である。 | ||||
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この人は、なにをしようとしているのだろう。このエピソードはどこへつながいくのだろう。わけのわからないまま、ずるずるとストーリーにひきこまれ、ようやくわかった!と思ったら、どんでん返しが待っている。最高なだけに、現在のところこの作家にほかの著書がないのが残念。 | ||||
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