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シャドー81
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シャドー81の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 21~40 2/3ページ
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75年に発表されたルシアン・ネイハムの結果として唯一の作品となった航空サスペンス小説の名作である。 1977年度の週刊文春ミステリーベスト10で1位になるなど本国のアメリカよりも日本で非常に評価の高い作品である。 壮大なハイジャック描写に比較して、落ちがイマイチな気がするのだが(もっと鮮やかな決め手で犯行が露呈するものだと思っていた)、航空サスペンス小説としては有名な作品なので、一度は読んでみても良いだろう。 | ||||
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ベトナム戦争の最中、米軍極秘開発のVTOL戦闘爆撃機を盗んだハイジャック犯が 旅客機を機外から掌握すると言うアイデアは77年当時、斬新な設定だっただろう。 だが、ハイジャック犯と旅客機、管制官との遣り取りが緊張感に欠ける上に最後までハイジャックで引っ張る物語では無い為 息をもつかせずと言った感じでは読めない。プロットが丁寧な為ミステリ小説としては面白いが、冒険小説となると緊迫感とスピード感に欠けるきらいがある。 映画「エグゼクティブ・デシジョン」の方が面白い。 | ||||
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出張帰りの東京駅の新幹線ホームの売店で購入、車内で一気に読みました。30年以上も前のことです。ジャンボ旅客機を戦闘機で追尾するかたちでの「ハイジャック」はあり得るのではないか。船舶や航空機についての著者の豊富な専門知識を窺わせる内容は、作り話としてもよくできていて、それなりに納得させられてしまう見事な冒険活劇です。戦艦ニュージャージーやクリントン州知事、インチキ上院議員、現職の大統領も登場するなど、まるで映画。いま読み返しても刊行当時を知る私には面白いが、あの時代であればこそ書けた小説なので、いまの若い人には少し違和感があるかも知れない。high-techが進みすぎた現在から見れば、古いお伽話か 。 ストーリーは略しますが、刊行当時、アメリカ社会にとっては、かなりアブナイもので、痛快ではあるが商業映画化は困難とは思いました。ベトナム戦争のさなか、撃墜されたと偽って南シナ海の西沙諸島に戦闘機を隠し、香港で調達した船でアメリカ東海岸まで運びそこから垂直離陸。ロスからハワイへ向かうジャンボ機を追尾してハイジャック通告。乗客乗員を人質に身代金を米政府に金塊とドルで要求する....。ベトナム戦争従軍中の戦闘機乗りと現場の将官が共謀してこれに成功し、しかも英雄として帰還するという物語ですからね。 しかし時代は移り、アメリカにベトナム・トラウマはあっても、そろそろ映画化できるのではないか。時代背景はそのままに「近過去」の物語として、主人公には今ならトム・クルーズ、将官にはブルース・ウィリス。ハリウッドで採りあげてくれないものか....。 | ||||
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出張帰りの東京駅の新幹線ホームの売店で購入、車内で一気に読みました。30年以上も前のことです。ジャンボ旅客機を戦闘機で追尾するかたちでの「ハイジャック」はあり得るのではないか。船舶や航空機についての著者の豊富な専門知識を窺わせる内容は、作り話としてもよくできていて、納得させられてしまう見事な冒険活劇です。戦艦ニュージャージーやクリントン州知事、インチキ上院議員、現職の大統領も登場するなど、まるで映画。いま読み返しても刊行当時を知る私には面白いが、あの時代であればこそ書けた小説なので、いまの若い人には少し違和感があるかも知れない。high-techが進みすぎた現在から見れば、古いお伽話か。 ストーリーは略しますが、刊行当時、アメリカ社会にとっては、かなりアブナイもので、痛快ではあるが商業映画化は困難とは思いました。ベトナム戦争のさなか、撃墜されたと偽って南シナ海の西沙諸島に戦闘機を隠し、香港で調達した船でアメリカ東海岸まで運びそこから垂直離陸。ロスからハワイへ向かうジャンボ機を追尾してハイジャック通告。乗客乗員を人質に身代金を米政府に金塊とドルで要求する....。ベトナム戦争従軍中の戦闘機乗りと現場の将官が共謀してこれに成功し、しかも英雄として帰還するという物語ですからね。 しかし時代は移り、アメリカにベトナム・トラウマはあっても、そろそろ映画化できるのではないか。時代背景はそのままに「近過去」の物語として、主人公には今ならトム・クルーズ、将官にはブルース・ウィリス。ハリウッドで採りあげてくれないものか....。 | ||||
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「PGA81便、貴機はハイジャックされた事を通告する」を表紙でやっちゃうのは如何なものかとは以前から思ってたけど、復刻されても変わらなかった 以前の版では飛行機雲が描かれていた 発行当時ラジオドラマが流行っていて、そちらを聞いたのが先でした もちろんすぐに原作小説の方も買いました | ||||
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生涯ベストに上げる方も多い文句なしの大傑作です。 歴戦ジャーナリストがたった一作だけ残した小説というのも痺れるポイントですな。 | ||||
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こういう手があったんだ。 「言うこと聞かないと、撃ち落としますからね。 」 最新鋭の戦闘機に追撃されて、こんな脅しを掛けられたら 誰だっていうことを聞かざるを得ませんね。 序章から盛り上りのピーク、結末までの緊張感は息をつかせません。 もっともっと多くの人に読んでほしい傑作です。 | ||||
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この本を読んだのは1978年ころだったと記憶しています。ハイジャックの手法が斬新、shadow81のコードネームの由来、当時学生の私はわくわくして読んでいました。どのような方にも受け入れらるストーリーではありませんが、古い言い方をすれば痛快?なものだと思います。近年、本屋でこの小説が売られているのを見て、まだあったんだと思いました。私は茶色なった当時の本を持っています。1978年当時、映画雑誌でみたのだと思います。むろんインターネットはないので、、この作品の映画化になる?という記事でした。今、googleってもそんな情報はないです。主演はスティーブ・マックイーン氏とのことでした。しかし、1980年に他界され、この映画化もなくなったのでしょうか?私はこの本を読み直すたびにステーブ・マックイーン氏を思い浮かべながら読みます。この作品の良さは、犯罪にきれいも汚いもありませんが、ハイジャックという犯罪を除外しするときれいな、スマートな手法だと思います。81便のクルーにはいい迷惑でしょうが!ルシアン・ネイハム氏もご存命であれば、新たなる作品が読めたのではないかと思います。40年くらい前の作品ですが、今でも心に残っている一冊です。shadow81、このコードネームが忘れられません。 | ||||
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結末が面白かった★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ | ||||
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空と星と飛行艇に関する収集書籍の一冊です。言わずと知れた珠玉の一冊。 | ||||
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レビューなどでとても評価が高いので期待してましたが、よく考えられていますが、ストーリーとしては今ひとつで退屈してしまいましたね。 | ||||
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前半はスローペースだ。いったいどのような物語が展開していくのか予想がつかない。しかし後半は快調なテンポでハラハラドキドキ。しかし緊迫している場面で妙にまったりしたユーモラスなエピソードがそこここに挿入されており、それもまた楽しめる。犯人の意外性にあっと驚くが、クライマックスに向けて絶妙な段取りになっている。 惜しむらくは訳が古臭くもっさりしており、オリジナルのスピード感を減殺していること。新訳での復刊が望まれる。 | ||||
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この小説を冒険小説というべきか、サスペンス小説というべきか、その決断に非常に迷いがあります。しかしその区別というのを大した問題とせず、単純に面白いか否かを述べるなら、面白いと言い切れます。 第一部での、造船を何故依頼したのかという疑問が後になって解けたとき、作者の仕組む巧みな伏線に感嘆しました。また、戦争やアメリカの政治への風刺も細部に見受けられ、それが物語の軸となっているわけではありませんが、面白さを増すスパイスとなっているのは確かです。まぁ、読み始めは飛行機の専門的な知識が散りばめられているため、少し気が参るところもありますが…。 | ||||
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これから読もうという方は、当欄の書評をみないほうがいいかも知れない。ネタバレの まずい小説ではないが、事前知識がないほうが楽しめると思う。いったい何が起こる のか見当がつかないところがこの作品の特色だからだ。したがってここで私が言って おきたいことをあくまで簡略に述べたい。それは本作品が冒険小説史に残る傑作だと いうこと。十本の指には入るだろう。数々のメディアによる賞賛が出版当時になされた ものだ。以上のことを理解したら、すぐに読んでみてほしい。後悔はしないはずである。 本書をいかなる小説に分類すればいいかもなかなか難しい。スリラーでもあり、犯罪 小説あるいは戦争小説かも知れず、推理小説の要素も見出せる。奇想天外な構想に 基づきながらリアリティを確保していて、当時(1975年)のアメリカ社会を皮肉っている とも思われる。作者は通信社(AFP)の出身だけあって、簡潔で歯切れのいい文体で 書かれている。処女作でこれだけのものを生み出したのだから、二作目にも期待が 集まるのも当然といえるが、次回作をなすことなく本書出版の八年後に他界している。 | ||||
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とにかく冒頭から引き込まれます。 各々のキャラクターも、細かく描かれ 小説の世界を膨らませます。 冒頭から、「いったい何の話だ?」的に思ってると…次への伏線だったり。 映画のような といってはアレですが、とにもかくにも見事なストーリー展開。 一読の価値あり | ||||
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まぎれもない傑作。「ジャッカルの日」の興奮に十分匹敵する、無駄のない、完璧な読書体験。素材を生かしきった、贅肉ゼロの職人の仕事。 早川書房さん、本当にありがとう! | ||||
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週刊文春ミステリーベスト第一回で 見事1位となった冒険ミステリー小説。 1977年と一昔前の作品でありながらも その設定やアイディアに古さは感じません。 ベトナム戦争への批判的姿勢を全編に匂わせていますが、 思想や倫理観の重たい押しつけはなく、 純粋なエンターテイメント作として楽しめました。 | ||||
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ロサンゼルスからホノルルへ向かうジャンボ旅客機を、 ベトナム戦争で行方不明になった最新鋭の戦闘機がハイジャックするという奇想天外な冒険小説。 本書に登場した最新鋭戦闘機TX75Eは、垂直離着陸が可能なため滑走路を必要とせず、 翼が折り畳めるので狭い場所にも収納が可能。 さらに普通の戦闘機の倍の航続時間を誇るという、夢のような戦闘機なのだが 残念ながらTX75Eは架空の戦闘機で、あの当時垂直離着陸が可能な戦闘機としては イギリスのハリヤーが知られているが、離陸時に燃料を食いすぎる等、色々問題が多かったらしい。 このハイジャックはTX75Eがなければ実現不可能な設定であり、 日本で支持されている割には米国では評価されていないのはその辺の非現実的な設定のせいかもしれない。 またハイジャック犯の様々な(時には無理な)要求に当局が従順に従い過ぎではないかという疑問もないではないが、 ベトナム戦争や政治家に対する風刺も含めて非常によく出来た娯楽小説だと思う。 | ||||
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6ヶ国語を操るエジプト人が アメリカ人を主人公にして書いた冒険小説の傑作。 ただし、アメリカの偽善も暴いているので、 アメリカではほとんどヒットしなかったらしいw 表紙からは航空冒険小説に思えるが、 海や陸での作戦も描かれます。 これよりスケールをでかくするとSFになるしかない 最大スケールの冒険小説。 本格推理としてもなかなかのもの。 本書がやらなかったネタは、 山田正紀 の『謀殺の翼747』 でやってますので、 本書のアイデアに物足りないと思った人は、読め! | ||||
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ファン待望の新装版、早川書房はよくぞこの名作を復刊してくれた。この傑作の初版は1977年、新潮文庫から刊行されている。あれから30年以上の歳月が流れ、この本に驚愕した若者は今や中高年世代となった。本書の面白さは各レビューにある通りだが、「良い本」「力のある本」は読者それぞれに当時の時代背景までも鮮やかに蘇らせてくれる。 ベトナム戦争や米国社会・同国防体制への強烈な風刺、航空機や船舶に対する博識と、それをわかりやすく散りばめた筆力、時間軸と地理的な相関関係の正確さ、プロットの巧みさや全編を貫く緊張感、訳者・中野圭二氏の見事な翻訳と相まって、どこをとってもページをめくるのが惜しいほどである。 この名作を今日の若い世代はどう読むのであろう。今、読み返してみてもまったく違和感がなく、長い年月を超えて逆に新鮮ささえ感じるのは評者ばかりではあるまい。「冒険推理小説の面白さ」という点では群を抜く傑作である。作者ルシアン・ネイハム氏はこの一作のみを残して他界しているのがなんとも悼みきれない。今回の復刊によって「シャドー81」は永く読み継がれ、読む者の心に残り続けることであろう。 | ||||
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